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享年15歳の紀州犬フジ



(たくさんの献花に囲まれて眠る1/10夕刻のフジ)
(写真はブログ「犬の幸せって??」からお借りしました)



昨日、2010/1/10未明、ワンダーランドさんのお店で、フジと名付けられた紀州犬♀が天に召された。享年15歳。
聞く限りでは、複数のブリーダ間をたらいまわしにされ、生涯において10回以上もの過酷な繁殖に使われ、無許可の不法ブリーダから、ようやく保護されたとき、すでに身体もボロボロの状態だったという。

このフジが現在のお店に、ようやく安住の地を見つけたのは、ちょうど2年半ほど前の初夏の頃のことだ。当初はそれでもまだ「里親募集中」という立場で、ポスターやHomePageにおいても、他の保護犬と一緒に引き取り手を待つ日々を送っていた。

けれども当時、すでに高齢犬の域に達していたフジにとっては、それだけでも里親探しは至難の状況だった。次々と保護される後輩犬たちが、傍らに来ては、やがて引き取られてゆくのを見送る日々が続いたことだろう。

人間の感覚で言うならば、いたたまれない結果だと思うが、それでも逆に、そのことがフジにとっては幸せだったのかもしれない。そして、フジも常に若い保護犬たち(特に仔犬に対しては)には寛大に接し、嫉妬するようなこともなかったと言う。



(フジの遺体にはずっとケンが寄り添う:写真ワンダーランド)

ワンダーランドさんのお店のウィンドウ近くに、いつもその白い身体を横たえ、道行く人々にも愛され、スタッフの方々にも、支えられて、そのまま残された余生を2年半余り、終世保護犬として過ごした。

このフジの様態が悪化したのは、昨年、2009年12月のクリスマスも過ぎた暮れの押し迫った頃、寝込んだフジは、ちょうどお店が年末年始休みとなり、スタッフさんの不在や、店長さんの止むにやまれぬ帰省も相まって、いったん近隣の保護親さんの所に、居場所を移していたという。




(同じ保護犬のケンも心配そうに寄り添う:写真ワンダーランド)



(どうしてよいかわからない、でも傍にいたい:写真ワンダーランド)

もしかしたら、その休み中に息を引き取ってしまうかもしれない、一部にはそう思われながらも、その後フジはじっと10日ほどの期間を待ち、そして休み明けとなった開店の日(1/8)に、再びお店に戻った。(ここ数日のことは以下の二つのブログに書かれている)

ワンダーランド
http://wanwanderland.blog22.fc2.com/
犬の幸せって??
http://itabasinoinutati.blog47.fc2.com/


そして再び、いつも周囲を囲まれた人々に会い、馴染みのお客さんや近隣の人々にも声をかけてもらい、最後にフジを大好きだったという幼い女の子との再開も果たすことができたのが、ちょうど一昨日(1/9)のこと。



(ももちゃんと呼ばれる女の子とフジは仲良しだった:写真ワンダーランド)

こうして、同じ保護犬のケンやハナにも囲まれ、ようやくまた普段の日常を取り戻したわずか二日後の1月10日未明、フジはその15年にわたる(それこそ波乱の)の生涯を終えた。様々な逸話が聞かされる中にあって、その詳しいことはフジのみが知るところだっただろう。

「虹の橋」という言葉は、しばしば好んで使われるが、私にはどうしても少し抵抗がある。犬たちの死という現実にあって、あまりにも美化しすぎているような描写と受け止めてしまうからだ。けれどもフジに対してだけは、この「虹の橋」を渡ってもらってもいいような気がする。


このフジのお別れは今日(1/11)も続く。数字の「ワン」だけが並ぶ印象深い最後の日だ。そして今日もフジの上に花を手向ける人々が訪れるのだと思う。そう思えばフジの生涯も、決して不幸なものではなかったのかもしれない。そして明日(1/12)、フジは「白い風」となって天に昇る。フジよ、きっとまたいつかどこかで。
 



一期一会 | 06:33 | comments(2) | trackbacks(0)
コメント
いつもお世話になってます。
先日は、フジに会いに来て下り、お花を有り難うございます。フジも喜んでいる事と思います。
今日、フジは小さくなって帰ってきました。
沢山の方々に見送られ、沢山のお花に囲まれたフジは、先に逝った中間達と走り回っている事と思います。フジの事なので、遊び疲れたらワンダ-ランドの様子を見に降りてきているのでしょう。

また是非、ケンとハナ(モモ)に会いにいらしてくださいね。
本当に有り難うございます。
from: itabasihnoinutati | 2010/01/15 11:55 PM
お知らせありがとうごさいました。
そして、フジと出逢ってから、今までの歳月につきましても、本当にお疲れ様でした。
保護された沢山の犬たちの命が救われたことも、花束に埋もれたフジの姿が、すべて代弁しているような気がしました。

今、きっとフジは、不遇だった沢山の、自分の子供たちにも囲まれているのでしょうね。賑やかなその姿が目に見えるようです。もう痛みも恐れもなく。
改めて冥福を祈ります。

モモとケンちゃんは、まだまだこれからの長い犬生。今度こそ本当の幸せをつかんで欲しいですね。
むろん、ワンダーランドさんに保護されているかぎりは、下手な里親さんがつくよりは、よほど幸せだと、いつも思うのですが(笑)、一生、そのままというわけにも、いかないでしょう。良いご縁のあることを祈っております。

フジとのお別れに際して、改めて、今のモモケンに触れる機会をいただきましたが、すっかりファンになりましたよ(笑)。

揃ってワンダーランドさんにいる間に、近々、是非もう一度、会っておきたいものです。

どうぞこれからも、モモケンたちのこと、よろしくお願い致します。また寒さ厳しき折り、どうかご自愛のほど。

from: snowy | 2010/01/16 1:45 AM
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