
(田柄川緑道、ここにも小さな人生時計が(笑))
このところ、小雪丸とは直接関係のない記事がたまたま続いてしまったが、今朝は久しぶりの散歩日記である。今朝はよんどころない事情もあって、早朝散歩の始動が大幅に遅れた。そこで、簡単に近場を周って済ませてしまおうと出掛けたのだったが。。。
小雪丸もばかではないから「今日は休日」だということぐらいは、ちゃんと承知している。特に散歩大好きのユキ丸は、ゆっくりやらないことには納得してくれない。できるだけ小さな周回コースで済ませようとする飼い主の気持ちを、まるであざ笑うかのように、西へ西へと突き進んでゆく。
そして分岐点に来るたびに「いやぁ〜ん」っとやって、地べたに張り付く。そんなことを繰り返しながら、結局、今朝も2時間コースの領域に踏み込んでしまった(笑)。
今朝のコースは公園とは逆に、西に向かったので「田柄川の緑道コース」であるが、今までも幾度か、このブログにも書いているから、このコースの説明は省略する。
幸い今朝の冷え込みは、それほど厳しくないからいいようなものの、短く済ますつもりで、さほど厚着はして出掛けなかったから、それでも2時間となると多少冷え込む。
緑道も春や秋は、それなりに美しい風情のある道だが、真冬ともなると枯れ木ばかりで見劣りがする。それでもところどころの木々の枝には「春を待つ蕾」も見られて、あと少しで訪れるだろう春の気配も感じながら歩いた。

(冒頭写真の反対側から撮影、冬枯れの道が続いている)
小ユキはここ三日ほどの様子で、ようやく偽妊娠による母乳の出も止まったようだ。それに比してホルモンのバランスが変化しているせいか、昨日今日は、やたらにテンションが高くなるときもある。そうなると私やユキ丸は、マウントの標的とされるので、たまらない。。。
時を同じくして、昨朝あたりから(小ユキの)食欲も減退ぎみだ。全てがセットとなった現象であることがわかる。こうなると、たいてい逆にユキ丸のテンションは下がる傾向にあるが、どうしたことか今回はまだ活発に動いている(笑)。ということで、ここしばらくは2頭とも揃って元気が良いので、リードを引くこちらは結構大変なのである。
ともかく今朝は、2頭でたくさんの他犬が残した痕跡を嗅ぎ、猫の臭いを確認し、道端のハトを襲おうとする(笑)。私の肩が腱鞘炎?のような状態になるのも、こんなときが多い。いきなり急発進するときの紀州たちの瞬発力は相当なもので、ぼんやりしていようものなら「鞭打ち」にだってなりかねない。特にユキ丸の発進力は強い。
しかも飼い主の様子など、お構いなしの行動であるから、ウンチを拾っているときなどにそれをやられてはたまらない。「いったい、誰のウンチを拾っているんだっ!」と、私が何度叫ばされたことか(笑)。
道の向こうを、それも遥か彼方を横切る猫などがいれば、とたんに2頭引きの橇のようになる。個々に20キロずつの紀州でも、2頭が同方向を目指して突進しようとする力は、まことに侮りがたいものがあるのだ。やむなく引きずられるようにしながら、私も朝の緑道を走る。健康というものは、これほどまでに有難いことかと感謝しながら。

(休憩する小雪丸、しかしこの直後に猫を発見して。。。)
やっと緑道を半分ほど行ったところで、しばしの休憩をとり、今朝唯一の写真を撮る。ところが、そこにも伏兵が潜んでいた。小ユキが執拗に茂みを嗅いでいるので、ふっと生垣の向こうを見ると、発砲スチロールの空き箱を寝床にした2匹の猫が寝そべっていた。
せっかくの休憩もわずか2分で、ジエンドである。そして不幸なことに猫たちも金網のフェンスがあるのをいいことに、頑としてその場を立ち去ろうとはしてくれない。

(写真下の白い三角形は小ユキの両耳、奥の暗がりに2匹の猫が見える)
小雪丸を半ば首吊り状態にしながら、その場を離れるのに、ずいぶんエネルギーを使った。特にこういうときの小ユキは執念深い。30m離れても、まだ後方を執拗に振り返っている。その点、ユキ丸は潔くてあきらめも早い。切り替えの速いところだけは私にも似ている(笑)。
正月休み明けから20日ほどたって、そろそろ通勤疲労も累積してくるころだ。今回の週末だけは、少しゆっくり、ダラダラと過ごしたいと考えている。