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小雪丸ドッグフードのモデルになる

 

(撮影準備は、まず室内に2本の支柱を立てるところから始まった)


今週明け月曜日深夜のこと、ネットを閉じて寝ようとしていたとき、突然1通のメールが舞い込んだ。Twitterのフォロワーさん、動物写真家の「ιさん」と仰る方からのE-mailで、ペットフードメーカー「ε社」の新製品パッケージに使う白い日本犬の写真を撮りたいのだという。


その当日、Twitterに張ったリンク経由で「紀州・小雪丸日記」を見て下さったらしい。ブログの写真などから、小雪丸の写真を見て、撮影の可否を問い合わせる内容だった。小雪丸もすでに8歳だから、仔犬当時ならまだしも、この時期に至って、このような依頼が舞い込むとは思わなかった。


とは言うものの、やはり自分の愛犬に目を止めて頂いたことは嬉しい。それで折り返し承諾の返信をして寝たところ、2時間後の起床時点で再度の返信があり、お話をお受けすることが決まった。日程も多少詰まっていることもあり、また週の後半は天候も崩れそうなので、急遽その翌日(水曜日)に、撮影を済ませてしまうことになった。




(反射照明用の傘や、スポットライトなどの機材をセッティングしていく)


週末にお願いできれば一番助かったが、天気予報を見る限り土日は確実に雨。。。当初は屋外での撮影も考慮されていたこともあって、親ばかな私も仕事の都合をつけて、水曜日には休暇を取り、自宅まで来ていただくことにした。つまり、この原稿執筆時点で言うならば「今日の昼間」のことなのである。


依頼メールには具体的なペットフードメーカー名も、写真を使用する新商品の名称も書かれていたが、いずれも今後に予定されている内容なので、支障なきように、ここでは仮称としておく。一言でいえば、ドッグフードのパッケージには普通、嬉しそうな食欲をそそるワンちゃんの写真が掲載されているであろう。そのための写真を撮影することになる。

写真家「ιさん」の目からは、ブログ掲載の写真などから、小ユキの方が今回の目的には適した顔だと判断されているようで、第一候補は小ユキだと言われた。以前のブログにも書いていることだが、小雪丸の顔の違いは「目の形」にある。ユキ丸は元来、正統派の紀州の顔をしており、その目も「三角形」で多少きつい。一方の小ユキはむしろ亜流で、紀州標準からすれば、その目が「丸い」のである。表情の違いも実はそのあたりから生じて来る。よく違いを観察してくれたものだと思った。




(暗くてピンボケになってしまったが、待機中のモデルさんたち!)
(実はピンボケがひどく、再編集で以前の似た写真と差し替えた)


かようなわけで、私も会社を休み、朝の散歩を終えた後には、小雪丸のシャンプーなどして、昼過ぎの到着を待つことになった。朝から結構慌しい一日となったのである(笑)。やがて約束の時刻、撮影機材を満載した「ιさん」の車が到着した。小ユキなどは当然、初対面の方には吠えることになるので、まずは内庭に機材を運び込みながら、室内からその様子を観察させることにする。


しばらく準備など進めながら、小ユキの慣れるのを待つ。小ユキも馬鹿ではないから、私がしばらく相手の方と会話などを続けていれば、不審者とは思わなくなって静かになる。一方のユキ丸が終始穏やかで静かな点から見れば、やや面倒ではあるが日本犬気質から見れば、小ユキの反応の方がむしろ普通だろう。


しばらく待つと静かになったので、今度はいったん小雪丸を室内のサークルに隔離して、室内の一角に撮影用のセッティングを始める。被写体を照らすライトや、背景を単一色にする(こうすれば後に編集で被写体を切り抜くことが出来る)ための壁紙・床紙の設置、撮影場所を確保するなど、室内がちょっとした「簡易スタジオ」となる。。。結構大変な作業だ。私はもう少し今回の撮影を軽く考えていた(笑)。




(位置を調整中、動物写真家の「ιさん」>お疲れ様でした)


こうして簡易スタジオが準備され、ようやく撮影に入ることになった。そこで問題だが、第一候補となる小ユキは、果たして大人しく背景の紙の上に乗ってくれるだろうか。しかもその上で、目的にかなう「姿勢と表情」をさせなければならない。写真家の「ιさん」曰く、クライアント要求は「嬉しそうで、やや舌も見える表情?」なのだと言う。準備を進めながら聞いていた話ではあったが、なかなか警戒心の強い小ユキに対し、いきなりそこまでさせるには難しいかもしれない。


プロのモデル犬、「おとうさん犬のカイ君」ならばイザ知らず、果たしてどうだろうか?しかもこの日は「この秋一番の冷え込み」。。。とても夏のような「ヘラ顔」を自然にするような気候でもない。そこで小ユキでうまく行かなかったときの保険として、まずカメラテストも兼ね、先にユキ丸で試してみることになった。我が家では何でも小ユキが先で、ユキ丸が後というのが定石なのだが、今回は初めてそのルールを破ることになる。


当初の様子から見て、ユキ丸ならば大人しく撮影も進められそうだと思っていたし、ユキ丸の方で、そこそこの写真が撮れれば、それをそのまま採用しても良いだろうという話などしながら、同時に、隔離したサークルの中から小ユキに、予めユキ丸の様子を見せておくことで、事前情報を与えておこうという狙いもあったのである。いやはや、モデルさんって大変です。。。人間のモデルさんにも気難しい方はおられるのだと思いますが(笑)。




(大きなスクリーンを張って、ようやく撮影準備ができました!)


ということで、まずは「ユキ丸くん登場」となった。彼の場合は降ろされた位置から殆ど動かずに、まずまず無難に「立て座れ」も出来る。嬉しそうな表情という部分には多少苦労もしながら「チーズ鱈」をエサに注意を引こうと躍起になる。「マル!マルちゃん!」と言う連呼と共に、私もカメラの脇に立ち、「チーズ鱈」を振り回す(笑)。そうした努力の甲斐あって、どうにかそこそこの表情も撮れたようだ。小ユキの方が落ち着いて撮れなかったときは、ユキ丸でも行けそうだと言ってもらえたので、少しホッとする。


さて、最後に「真打登場」となった。機材が場所を塞いでいるが、ユキ丸なら、もう出しておいたままでも大丈夫と判断し、彼はそのまま脇に待機させ、今度は小ユキを抱きかかえて撮影スポットの上に降ろしてみる。。。結果は意外にも、ユキ丸と同じで大人しくしている。事前に何をしているかも、およそ学んでいたからだろう。この点でも今回、ユキ丸の果たした役割は(たとえ採用が小ユキであっても)大きい。小雪丸はいつも互いを見ながら学ぶのであるから。>ありがとうユキ丸(笑)!


ともかく、小ユキもまた「チーズ鱈」で釣る。。。小ユキの食欲はいま、ユキ丸よりもあるから、その点では反応も顕著で、繰り返すことによって次第に「ヘラ顔」も出るようになった。それだけではなく、床紙の上に無数の「ヨダレ」の跡も広がる(笑)。。。しかし、そうしながらも、なかなか思い通りの表情と「正面を向いたお座り」の姿勢が撮れない。「小ユキ、こっち!」を連呼しながら幾度もストロボを焚く。。。モデル稼業は誠に難しいものだ。1枚の写真を得るために、その時点ですでに合わせて100枚は撮っただろうか?




(昼間の撮影で、夜はお疲れぎみの採用モデル、小ユキ)


しかし、やがて「ヨダレの散乱する中」どうにか目的とする写真が撮れたようだ。その後もしばらく、今度は「ことのついでに」ということで、小雪丸の2ショットも撮影して頂く。この頃になると小雪丸も疲れてしまったのか、ちょっと油断すると、どちらかが寝そべってしまい、なかなか揃ってお座りをした写真や、立ち姿が撮れない(笑)。。。結局「疲れましたね」ということで、当初予定していた「城北公園に出向いてスナップを撮る」というお話の方は棚上げとすることになった。


いずれにせよ、こうして約2時間におよぶ撮影は終わった。機材を片付けながら「ブログに書いても大丈夫?云々」の話などを「ιさん」ともする。。。クライアント(フードメーカーのデザイナーさん)のOKが出れば大丈夫ですが、それまでは採用結果がわからないので、決まったら連絡します、とのこと。当然のことながらボツになったときのご配慮である。そして私もむろん、急いで記事にしなければならない理由は何もなかった(笑)。


であるから、このブログ記事も、今週末ぐらいの結果を聞いてアップするつもりだった。顛末次第では「不採用にて残念」という記事になったかもしれなかったのだが。。。結局は当日の夜にこうして撮影の記事を書くことになった。それは夜になってTwitter経由で「小ユキちゃんでクライアントOK」の知らせを受けたからである。ともかく2時間の「にわかモデル稼業」が報われて本当によかった。小ユキお疲れ様、ユキ丸もサポートをありがとう!




(こちらも、お疲れぎみのアシスタント・モデル、ユキ丸)


さて、これでどうにか年明け頃?には、小ユキがパッケージになった新商品が「ε社」から発売されるらしい。1頭のみのデザインと決まっているので、ユキ丸が並んでいないのは少し残念だが、2ショットの方は「ιさん」が多数撮影して下さったので、後ほど何枚かはお送り頂けるとのこと。今回の記念に、是非その2ショットは、どこかでブログ掲載しておきたいと思う(>ιさん、全く急ぎませんから、よろしくお願いします・・・笑)。


どのようなパッケージのドッグフードが発売されるのだろうか?新商品サンプルは、モデル犬となった先には、発売時点でお送り頂けるそうだ。格好のブログネタとなりそうで、今から楽しみな「親ばか=モデルの父」である。小雪丸は以前にも1度、雑誌社の取材を受けて、5ページほどのカラー記事にして頂いたことがあるが(「愛犬の記事が雑誌に載るとき」http://dog.kishu.us/?eid=130)、そのときとはまた違った面白さが、今回の顛末に待っていそうだ。


商品が正式に発売となったら、そのときはメーカのHPにもリンクを張らせて頂き、「小雪丸ドッグフード!」の記事を書かせてもらおう(笑)。なお、末筆となりますが、動物写真家の「ιさん」今回は遠路わざわざお疲れ様でした。愉快なお話を、お声掛け頂き、誠にありがとうございました。貴重な体験でしたが、撮影の大変さも改めてよくわかりました。今後はTwitterなどでもよろしくお願い致します。

追記:今回、唯一心残りなのは、撮影協力に夢中のあまり、自分の携帯カメラでも撮影することを、全く忘れていた点です。一生の不覚でした(笑)。


 



小雪丸稿 | 03:15 | comments(1) | trackbacks(0)
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from: - | 2010/11/01 6:12 PM
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