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発情期到来/去勢避妊に思うこと


(2011.06.19 早朝散歩の小公園にて休憩中)

このところ2日間にわたって、小雪丸の発情期のことを発端に「去勢・避妊」に関する一連のツイートをTwitter上で流した。そのまま消滅させるのもどうかと…そして、このところブログ更新も滞っていたので、安易な転用で、そのまま記事として残すことにしてしまった。所謂「手抜き記事」なのだが、これまでも幾度か書いたことのあるテーマの再確認という意味合いも含めてアップしておきたい。以下は2011.07.05〜06における履歴を時系列に沿って並べたものだ。写真は半月以内のものから抜粋した。


▼7/5午前(早朝のTweet)▼

ユキ丸が先週末から小ユキの尻を追うようになった。そろそろヒート本格化の兆し。前回から9ヶ月以上経過しているので、むしろこれでも少し遅い。この後半月ほどでMAXに向かう。これからが大変だ。また暑くて熱い夏になりそう。
posted at 04:50:54

我が家は未去勢・未避妊の紀州2頭の雌雄室内飼育だ。たぶん珍しいタイプのケースだと思う。「あるがままに飼いたい」…それが私の強い意思だが、やってみればわかるが、それはとても大変だ。特に8〜9ヶ月おきにやってくる発情期にあっては(笑)
posted at 04:56:57



(2011.06.24 城北公園にて休憩中のユキ丸)

小ユキの兆候は、たとえごく僅かの出血で見落とすようなことがあっても、その微妙な変化は全てユキ丸の行動が教える。今朝はユキ丸が、2階で寝ている小ユキを探しに、わざわざ階段を昇った。最近はなかった行動だ。ヒートアップが頂点に近くなったことがわかる。
posted at 05:02:57

今後10日〜14日ほどは、おそらく2頭を室内に隣接した1m×2mずつのサークルに隔離する必要がある。互いに鼻を付き合わせることの出来る2m×2mの空間だが、互いを見えない所で隔離するよりも、むしろその方が騒がれずに済む。それでもクライマックスの数日だけは大変だ。
posted at 05:07:56

我が家では発情期であっても、散歩だけは2頭を普段どおりに一緒に連れて歩く。間もなくユキ丸は散歩中であっても小ユキの背後に回ろうとするはずだが、おそらく静かに制しながら散歩を続けられるのも、あと1週間あるかどうか…そしてその後の数日は非常に過酷な2頭引き散歩となる。
posted at 05:11:57

ヒートアップのクライマックスは(我が家の場合だと)ほぼ正確に6日前後だ。その間はユキ丸の興奮が尋常ではなくなるので、散歩の殆どの行程を彼を小脇に抱えて歩くことになる。一方の小ユキはそれでもまともに歩くが、やはりユキ丸を挑発するような振る舞いも見せるのでリードが絡まってそれは大変。
posted at 05:16:44



(2011.06.24 城北公園にて休憩中の小ユキ)

この時期の2頭を見ていると自然本来の犬がどのような行動をとるものか…その生態が手に取るようにわかる。まるでスイッチが入ったかのように雌雄2頭の行動パターンが変化し、やがて発情期を抜け出すとスイッチが切れたかのように静かになる。その後も微妙な変化が続くが簡単には記せない違いがある。
posted at 05:22:04

未去勢・未避妊に関しては否定的な方も多かろう。そうした方々は多くのデメリットを主張してその必要性を説く。だがそれは私に言わせれば、いずれも人間側から見た論理だ。発病のリスクも、万一高齢になって負わねばならぬリスクも承知の上で運命に委ねる。そして何よりも飼い主は楽をしてはならない。
posted at 05:27:52

発情期の周期は個体差もあるはずだが、我が家の場合(小ユキの場合)は最初8ヶ月周期から始まり次第に少しずつその間隔が開いてきた。現在では9.5ヶ月ぐらいだろうか…その間に9年間の歳月がある。そして発情期間そのものの変化も次第に不規則になっている気もする。老化とも無関係ではあるまい。
posted at 05:35:30

さ、そろそろ散歩の準備をする。少しずつ大変な散歩になるはずだし、今回のヒートは真夏にかかっているため、よけい思いやられるものだが…まだここ数日ほどはノーマルに歩かせられるだろう。時折ユキ丸が小ユキの背後に回りこむことを除けば(笑)。それでは皆さん、今日も良い一日を。
posted at 05:39:05



(2011.06.24 城北公園の置石広場にて休憩中)


▼7/6午前(通勤中のTweet)▼

去勢・避妊を支持する意見は、およそ以下の3パターンだろう。1.望まれない命を産ませない(動物愛護団体・里親会)2.癌など病気の予防(前項に加え獣医師会)3.その方が飼いやすくなる(前項に加え一般飼育書)…そして多分、世間一般の飼い主による認識は3⇒2⇒1の順番で受け入れられ易い。
posted at 08:37:13

1については反論する理由もない。これだけ痛ましい殺処分が行われている実情を知れば当然のことだ。しかしそれでも「望まれない命」と言う表現には違和感を感ずる。いったい「誰に望まれない」のか?省略されているのは「人間社会」という文言だろう。動物本来の繁殖からすれば望まれない命などない。
posted at 08:37:41

2については早期手術のメリットばかりが強調され、健全な身体にメスを入れることへの躊躇いはない。だが本当に不要か?必要だから携えているものではないのか?ホルモンバランスや心身への影響については半ば無視されている。何より、自分の子供の将来のリスクのために「とること」を選ぶ親がいるか?
posted at 08:39:43



(2011.06.25 早朝散歩途中の小公園にて休憩中)

3については最も現実的で安易な選択なのだろう。去勢・避妊をすれば犬は温和になり面倒な手間隙もなくなる…そう考えている飼い主は多い。発情期に床を汚すと言う理由だけで手術に同意する者すらいる。特に多頭飼育者の大半が、雌雄いずれかへの処置をしているのは管理上の自己都合と言えなくもない。
posted at 08:46:15

ともあれ我が家は去勢・避妊をせず、雌雄2頭を9年間、健康に育てて来た。共に純血種で赤の他人同士だから、仮に仔犬を産ませても、引き取り手は見つかるだろう。仔犬の姿を見たいと思うこともあったが、私はそれをさせなかった。詳しい理由については文字数が足りない。いずれにせよ自己責任の世界。
posted at 08:49:12



(2011.06.26 早朝散歩の高稲荷公園にて休憩中)


▼7/6午後(昼休みのTweet)▼

一度、書き始めると「書き足りない思い」が沸々と湧き上がって来る(笑)だからもうしばらくこの去勢・避妊の問題について、思いつくままに書き足しておこう。冒頭に…この世で「動物虐待」に関する話題は尽きぬのに…なぜ「健康な犬に対する去勢・避妊」は動物虐待にはならないのだろう…とかね(笑)
posted at 11:56:00

NPO法人も私的団体も、愛護団体や里親会の譲渡契約には例外なく、去勢・避妊に関する記載がある。術後に譲渡される場合が多いが、諸般の事情で譲渡後の処置を義務付けられるケースも。私が直接愛護団体とは関わらぬ理由の一つでもある。むろん彼らには彼らの主張がありそれを否定するつもりもない。
posted at 11:56:03

私も本来はブリーダや畜犬商を肯定する側ではなかった。それなのに私の愛犬はそのルートから我が家に来て今日に至る。紆余曲折の経緯は過去のブログに詳しい。「里親会・愛護センター・去勢・避妊」などのキーワードでブログ内検索してもらえば、多分そのときの記事が出てくる。お暇なときにでも(笑)
posted at 11:57:59

今日、愛護団体の主張は、極論を言えば…殺処分ゼロ社会⇒商業繁殖の否定⇒飼育放棄の否定⇒捕獲センターからの引出し⇒引き出した犬の譲渡⇒繁殖なき生涯飼育⇒安らかな死…多少時系列に前後はあろうが、およそこのような流れによって、処分なき社会を実現することを目指すものだ(と私は解釈)…
posted at 11:59:34



(2011.06.29 早朝散歩途中の図書館にて休憩中)

犬はモノではない。飼い主の都合、社会の都合によって、一生を左右されるべきものでもない。その点に関しては大いに同意できるものだ。犬たちの一生もまた、文字通り「揺りかごから墓場まで」そのライフサイクルの全てを、悪質な人間の営利・身勝手が介入することなく保証されなくてはならないだろう…
posted at 12:04:45

そうした理想の実現に向けて、安易な繁殖や浅薄な動機だけで犬を飼う人々…さらには自己都合だけで安易に飼育放棄をしてしまう飼い主の存在は、あってならないものであることも事実だ。だから譲渡に関しても「性善説」で臨むことは出来ず、彼らは誓約によって譲渡後の犬たちの動向も管理しようとする。
posted at 12:09:29

この日本社会…安易な流行だけでも犬を求める人々がいて、譲渡犬は無料だから程度の認識で応募する人すらいる。一方で犬をブランドと捉え、高価で珍しい犬を求める人々もいて、この(2兆円だったか?)ペット市場規模の大きさを背景に、様々な人種が犬を飼う。犬をめぐる価値観はおよそ混乱の極みだ。
posted at 12:13:03



(2011.07.02 早朝散歩の光が丘公園にて休憩中)

愛犬家を自認する人も、改めて「自分は何のために犬を飼うのか?」そう自問してみる必要がある。去勢・避妊も含めて、世間での常識と思われていることの何割かには、何らかの疑問…そして人間にとって都合よく出来た常識なのだと思うことがあるはず。去勢・避妊もそうした一例…壊した身体は戻せない。
posted at 12:16:05

私はむろん去勢・避妊反対論者だ。だからと言って自論を押し付けるものではない。人にはそれぞれの立場で、最善と信ずる道を進めばよい。唯一問いたいのは、その選択で「飼育が楽になる」との思いが少しでもあるなら、その人の犬は100%の愛情を受けているとは言えない。それだけは確かなことだと。
posted at 12:18:02

▼誤解なきように▼去勢・避妊に対する見解が合わぬからと言って、むろん私の立場は、アンチ動物愛護団体などではない。むしろ必要な部分は支援し寄付も厭わない立場にある。ただ基本的には、大きなNPOよりも「直接顔の見える個人活動家」の方が好きだ(笑)そこには大きな団体にない融通性がある。
posted at 12:22:46



(2011.07.03 早朝散歩の城北公園にて休憩中)


▼追記(7/7七夕の早朝深夜に)▼

終始一貫して、私は去勢・避妊否定の立場からの意見を述べた。けれども、その意見は、第三者に対して何ら押し付けるものではない。去勢し避妊した愛犬を飼っている皆様にも、それぞれの価値観と立場がある。そのことはよく理解しているし、そのことを否定する動機もまた私にはない。

であるから、ここに書いたことは全て「私の立場なら」との前提での物言いだと考えて欲しい。そして、あえて言うなら、私自身は「少し変わっている」(笑)…ただ申し上げておきたいのは、私自身は小ユキとユキ丸とを、避妊も去勢もなく、99%間違いなく適切に管理して行くことが出来る。そう言い切れる思いが、今回の記事を書かせた。

あえて100%と書かなかったのは…未曾有の出来事が起こるかもしれず、また私自身が突然死してしまうかもしれない(笑)…そのリスク分を見て1%の保険は残しておくことにしたいのである。さて、皆様もどうか足元にいる愛犬のことを、今一度振り返ってあげて欲しい。TYL!





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