<< 発情期到来/去勢避妊に思うこと MAIN 小雪丸・信州に行く(モバイル編) >>
小雪丸・信州に行く


(2011.07.27 八ヶ岳到着後のドッグランで)


▼長い前置き▼

夏休み休暇はここ3年連続で信州、それも東は八ヶ岳山麓から、西は安曇野までの範囲を旅している。しかも犬と泊まれる宿というと限られるので、いつもコアとなるのは「八ヶ岳わんわんパラダイス」と「安曇野わんわんパラダイス」の2拠点。この外に、年によって菅平高原、蓼科高原、ひるがの高原(今年)などが入れ替わるのが、最近のパターン。

そして今年は、最近の中では一番、東京から遠い「ひるがの高原」を選んだ。理由は我が家の紀州、ユキ丸の生家(ブリーダ所在地)が福井県の勝山市にあるので、「ひるがの高原」を中継地として、さらに遠い福井まで足を延ばす予定だった。

そして予約を済ませ、7月末に立ち寄りたい旨、ユキ丸の生家宛、手紙(電話番号はわからなかった)を投函したのだったが…もたされた返事は、ご本人からではなく、その奥様からの電話だった。その電話によれば、そのご主人はすでに平成18年に他界され、いまは犬も犬舎も残っていないとのこと。



(2011.07.29 ひるがの高原で夕方の散歩中)

私の手元には、第三者を介して入手したユキ丸たち(3同胎子)が、そのブリーダM氏に抱かれた(まだ月齢1ヶ月足らずの)写真がある。日本犬保存会の重鎮でもあり、すでにかなりのご高齢であることは、すでにうかがっていたのだったが…

今回の福井県・勝山市訪問では、この生家を訪ね、ユキ丸の母犬や、姉犬(または妹犬)に、ユキ丸を会わせ、彼の生まれた犬舎を見るのを楽しみにしていたのだったが…奥様から頂いた電話で、それ以上の詳しいこと(親犬の消息など)を、根掘り葉掘り聞きただすこともできず…同時にユキ丸の生家訪問という夢も潰えた。

こうして、あとには「ひるがの高原」への予約だけが残った。それでも天候次第では、九頭竜川を遡り、勝山方面へのドライブをしてみるのも良いかと、まだ考えていたのだったが…しかし予定日の天候は、あいにく昼過ぎまで雨で、連泊でもあったことから、その外出も断念することになってしまった。



(2011.07.31 旅行最終日、安曇野の室内)

東京から「ひるがの高原」を目指すには、最短コースでは、上高地周辺の峠道を行くしかない。道路事情はここ四半世紀、ずいぶんと便利になったが、この地域だけは、昔ながらの急カーブの多い難所だ。(それでも安房峠だけはバイパスが出来て楽になった)

今回の宿泊地は、八ヶ岳⇒ひるがの⇒安曇野、という順番だった。八ヶ岳からひるがのへ最短経路で行くには、小淵沢⇒松本⇒安房峠⇒平湯⇒高山⇒ひるがの、といった道順を行く。しかし、この移動日の長野県の天気予報は雨、それも集中豪雨も懸念される不穏な気圧配置だった。

そこで急遽、予定を変更して(大迂回となるのを承知で)中央道を南下し、天気の良さそうな愛知の北をかすめ、岐阜の南側から北上するコースに変更した。走行距離は高速道路とはいえ、およそ2倍になる。

それでも巡航速度からすれば、ほぼ同じ所要時間になるだろうとの判断だった。そして結果的にはその判断で正しかったとも言える(笑)…添付のマップに、今回の巡回ルートを示した。



(2011年夏、今回の移動マップ)

つまり往路では、パスした峠道だったが、その「逆ルート」は、帰路(ひるがの⇒高山⇒平湯⇒安房峠⇒松本⇒安曇野)で、そのまま利用することになった。当日の天候もやや不安定ではあったが、急カーブの多い峠道では、運よく降られずに走行することが出来て、結果良しとも言える。

いずれにせよ、5泊6日のうち移動日は4日…走行距離のメータでは、およそ900余キロの行程であったことがわかる。小雪丸連れでは、特に走行にも神経を使う。彼らはシートベルトもしておらず、急加速や急減速はご法度。ましてや峠の急カーブでは「踏ん張り」がきかない。間違っても「攻めの走り」は出来ない相談だ(笑)

余談ではあるが、実は今回の峠道ドライブ…たった一つだけ汚点を残してしまった。それは「バイパスが出来ているのに、わざわざ旧道を走ってしまった」ということ(笑)…最難所の安房峠に関しては、平湯⇔中ノ湯を結ぶ「安房峠道路」を通ればよかったのだったが…(笑)



(2011.08.01 最終日、帰京前の安曇野ガラス工房で)

恥ずかしながら、1997年に開通したバイパスのことが頭になかった。前回通ったのは、それ以前だったので思い込みもあった。何たる失態…そのバイパスに入るサインさえ見落とさなければ、旧道を通らずに短時間で峠越えが出来たことに後日気付いた。ばっかじゃねーの(苦笑)…「ま、いいや旧道を充分堪能したから」…と言ってはみたものの説得力に乏しい。どうりで対向車に出会わなかった訳がようやく後にわかった。

※[注記:安房峠道路] 現地調査から33年・着工から18年の歳月を費やして開通した。当初は2005年度末に開通する予定であったが、1998年2月の長野オリンピックに間に合わせるべく急ピッチで工事が進められ、1997年12月に開通。これにより、岐阜県飛騨地方と長野県の間が年間を通して行き来できるようになった。

しかし…「思い込み」はコワイ。安房峠は「今も難所」と、先刻まで思い込んでいた。あんな狭くて急な道、21世紀にも好んで走るのは「オタク」そのものだと。小雪丸には悪いことをした…ずっと短時間で、ヘアピンカーブもなく通過できたはずの峠だったのに、わざわざ旧道を走っちまって。

ちなみに我が家の車にはカーナビがない(笑)…滅多に旅行にも行かないから、不要と考えているのだが、年に1〜2回であっても、今回のようなときには、「近道がある」と警告してくれたのだろうね…きっと。それでも、負け惜しみではないが、「自分で考えなくなったら人間おしまい」だ。道は自分で判断しながら選ぶから楽しい。言われた道順通りに運転するなら猿でも出来ることだ…(笑)



(2011.07.27 八ヶ岳コテージのドッグランで…走らない)


▼八ヶ岳▼

最初の2泊は、八ヶ岳、東京の練馬からは、関越道を鶴ヶ島まで行き、そのジャンクションから圏央道で八王子まで。そこから中央道に繋がる。甲州街道を行き調布から中央道に入るルートもあるが平日でも道は混雑するので、練馬からならこの方が早い。

八ヶ岳への出口は今回も小淵沢。インターを出て清里方面に10分ほど走った所に、昨年も宿泊した「八ヶ岳わんわんパラダイス」がある。11時少し前に自宅を出て14時には到着した。途中休憩を挟んでも3時間ほどのドライブ。



(2011.07.27 八ヶ岳コテージの室内 



(2011.07.27 八ヶ岳コテージの室内◆

ここのメインコテージに今回も宿泊した。メインと呼ばれるだけあって、ともかくコテージ内は広い。これが一番のお気に入りとなっている理由だ。コテージ周囲の庭もまた専用のドッグランとして使える。
また施設全体としては大小3種類のドッグランがある。林をそのまま利用した大きなランと、アジリティなども楽しめる中規模のランと、芝生を施した小型犬用のランと…選択は自由だ。

しかし…今回の小雪丸は、まさに前日「ようやくヒート明けを迎えたばかり」…どのランに放しても熱心に地面を嗅ぐばかりだし、特にユキ丸はそれしか興味がない。挙句の果てには小ユキに逆マウントまでされる始末だ。結局、2連泊の間中、まともにランで遊べる機会はなかった。



(2011.07.28 八ヶ岳コテージのベランダで)

そればかりではない、コテージ内でも目の行き届かないときは、今回、しばしば2頭をリードで係留しておかねばならなかった。せっかくの広さが恨めしい。むろん寝るときも寝室の隣に係留…去年はもっと自由でおおらかに過ごせた。今年は全てヒート明け直後という制約が伴う。

施設周辺の散歩も同様である。普段のようなゆとりの散歩ができない。特にユキ丸は、まだ周囲に残された「臭い」に敏感なので、地面ばかり執拗に嗅ぎながら歩く。舐めさせないように最大限の神経を使いながら。そして一方の小ユキは、逆に情緒不安定で、私の足やユキ丸にマウントを仕掛けてくる(笑)…この避暑地まで来ていながら、誠に情けない話だ。



(2011.07.28 八ヶ岳コテージの内庭:ドッグランで)

ともかく、この八ヶ岳には今回、2連泊した。「元がとれない」との思いを常に抱きながら…しかしそれでも涼しく快適な所ではある。ヒート明けでなければ昨年のように、コテージ周辺を長時間、散策したいところだったが、今年の散歩は無秩序で、とにかく疲れるので、朝晩とも各々1時間程度だったことが悔やまれる。それでも連泊の利点を活かして、2日目はコテージでのんびりと過ごした。



(2011.07.29 まもなく八ヶ岳を出発:窓に小雪丸の姿)


▼ひるがの▼

3日目の目的地は、いっきに200km以上離れた岐阜県「ひるがの高原」である。ここにも連泊した。移動は冒頭でも触れたように、天候を配慮して、最短ルートをあえてとらず、大きく迂回して南側の高速道路主体のルートを選んだ。結果的に雨には殆ど降られずに移動することが出来てやれやれである。



(2011.07.29 ひるがのコテージ併設のドッグランで)

この地域は、開けた盆地に別荘が点在し、正面にはスキーのゲレンデがある。真冬にはスキー客で賑わうのだろう。宿の形態は独立したコテージが20棟ほど集まっている場所。犬連れの宿泊も出来るがメインサービスはBBQ。そのため(夏場は)食事時になると結構騒がしい(笑)



(2011.07.29 コテージ室内…背後が小ユキなんです…笑)

しかも今回は初日、小学生の集団がバスで乗りつけ、合宿をしていたので、常に子供の声がザワザワとしていた。翌日は移動して行ったが、今度は何組かの若者のグループが乗りつけ昼間からBBQを始めた。ビールが進むと…当然のことながらやはり騒がしい。のどかで良いところなのだが、今回は客層に恵まれなかった(笑)…オフシーズンに来るのが正解かもしれない。特に我が家のような目的の旅にあっては。



(2011.07.29 夕方の散歩中…ひるがのコテージ周辺)

ここでの散歩も、まだ小雪丸の落着きが回復しないので、あまり遠出はできなかった。それでも、八ヶ岳よりは若干、落着きも出てきたことがわかる。牛舎や、近くには小さいながらも木曽馬の牧場もある。紫陽花の延々と続く小道もきれいだった。例年ならば登山道の途中ぐらいまでは足をのばしたいところだったが、まだ時期尚早と自粛ぎみの散歩で済ませた。



(2011.07.30 コテージ室内…この日は休養日となった)

ここのコテージにも個々の棟ごとに専用のドッグランがある。しかし…ユキ丸は臭いを嗅ぎ、ひたすら雑草を食べようとするのみで殆ど走らない。ボールを投げても無視されること度々。小ユキに至ってはユキ丸を気にするだけで、もっと走らない。挙句の果てには「あぶ」を気にして、その後ばかりを追う…傍らで雑草を食むユキ丸…さながらランというよりも小さな牧場…である。我が家は、ここでもドッグランに対する元がとれぬ(笑)



(2011.07.31 移動日の朝、紫陽花ロードの入り口で)


▼安曇野▼

こうして2連泊×2=4日を過ごしたあとの5日目は、安曇野に移動して1泊することにしていた。理由は、ひるがの高原から、いっきに東京まで走るには、やや時間がかかるためである。安曇野からならば、ほぼ無理のない移動時間で足りることは、これまでの経験からも良くわかっていたから。

ひるがのから安曇野への移動は、高山経由で松本に抜ける最短ルートを走ることにした。本当は往路で予定していたコースの逆を行くことになる。このルートの選択には(冒頭でも触れたように)若干の問題もあったが、ほぼ予定通りの走行時間で(途中、高山見物もした後)峠を越えて、松本⇒安曇野に着いた。



(2011.07.31 途中、高山の旧市街地に立ち寄る)

最終日のコテージは「安曇野わんわんパラダイス」…実はここを3年連続で利用している。大きな吹き抜けがあって、開放的で広いコテージ。しかも今回の宿泊中では最も割安。1泊だったが、泊まり慣れているので充分寛げる。それは小雪丸にとっても同様だろう。

そして何より、この安曇野まで戻って来て、ようやく小雪丸の散歩にも落着きが出てきた。室内での振る舞いにも、普段に近い落ち着きが戻ってきたのも嬉しかった。この状態が、あと数日早く来てくれれば、今回の旅行も、もっと充実したものになったであろうと悔やまれる(笑)…しかし、自然の摂理には逆らえない。



(2011.07.31 安曇野コテージの室内…小雪丸お疲れぎみ)

最終日の朝は、コテージの裏道で野生の猿にも遭遇した。ダラダラ散歩の小雪丸(特に小ユキは)だったが、そのときだけは大興奮で突進した。猿は藪の中に逃げ込んで行ったが…鳴き声からすると数頭はいたに違いない。この付近では2年前の宿泊時にも「熊に遭遇」している。

帰宅路はノーマルに中央高速ルートで走った。途中、小淵沢以降は往路の逆コースである。途中2箇所で約20分ずつの渋滞もあったが、概ね今回も予定どおり…夕刻の5時すぎには無事帰宅することが出来た。途中、双葉SAというところで休憩を一度だけとったが、あとは殆どノンストップだった。ちなみに双葉SAには施設内にドッグランがある。今回の小雪丸にとっては「恨めしいドッグラン」のトドメだった(笑)


▼終わりに▼

繰り返すが、今回の旅行は小雪丸ヒート明けと同時(まさに一日の猶予もなく同時)の出発となった。常識からすれば、数日は期間を置きたいところだった。それでも予約をキャンセルしなければならなかったことを思えば、不幸中の幸いでもある。様々な制約を予想した中で、それでも大過なく無事、予定通りの日程を消化できたことについては、ほっとしている。たまにはこんな夏休みもある。我が家にとっては「旅行も全て犬たちが主役」…それもやむなし…だろう。



(2011.07.31 今回唯一飼い主が写っていました…笑)

長くなるので分割すべきか…少し迷ったが1回分にまとめてしまった。そのために少し冗長な旅行記となりましたね(笑)…最後までお読み下さって、ありがとうございました。



小雪丸稿 | 14:09 | comments(2) | trackbacks(0)
コメント
小ユキ丸パパ様
長旅お疲れ様でした〜
いろいろな悪条件や残念な出来事もおありだったのですね。
ヒート明け、というのも大変なものなのですね。

すこしはゆっくりリフレッシュされましたか?
写真のユキ丸くん、小ユキちゃんを見て、「脚長いなー」と思っております(笑)

from: あっけ@人生柴漬け | 2011/08/09 3:05 PM
>あっけさん

あ…こちらにコメントを頂いていましたか(笑)珍しい。たいていはAmebaですので(笑)

そうですね。本当にギリギリの日程で出発しましたので心配でした。

事実、旅先でも制約が多く今年の夏休みは少し疲れました(笑)

それは小雪丸にとっても同じだったでしょう。真夏とヒートアップのピークが重なることは滅多にないのですが…

足長いですか?あまり頂かない評価で珍しいです。でも、嬉しいです。親バカ…ありがとう!!

from: snowy | 2011/08/09 4:30 PM
コメントする








トラックバックURL :
トラックバック
COMMENTS
CALENDAR
<< July 2019 >>
SunMonTueWedThuFriSat
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
PROFILE
SEARCH BOX

kishudog on Twitter
Follow kishudog on Twitter
小雪丸の本棚