<< 3月を振り返りながら MAIN 小雪丸の紫陽花便り >>
新緑の光が丘公園を行く


今朝は車を10分ほど走らせ、東京都立「光が丘公園」まで散歩に出掛けた。最近のペースでは月に1回ほどの利用率である。その他にも外出するから、光が丘の散歩に車を走らすことが、ちょうど程良い充電も兼ねているという背景もある。
▽光が丘公園のHP
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index023.html


光が丘公園の場所と規模については上記を参照いただくとして、ともかくこの公園は広い。普段利用している城北公園も広いが、面積的にもその2倍はあるだろう。全てを周っていたのでは多分2時間かかっても歩き残すに違いない。今朝はメイン広場を横切って時計回りに大外の遊歩道を歩くコースを選んだ。



やや薄暗い雑木林を抜けて芝生の緩斜面を登ると、広々としたメイン広場の視界が開けている。遠くに犬を放している常連たちがいるので、そちらには敢えて向かわず青々とした芝生の広場を横切って歩いた。この視界の広さは他の公園ではなかなか見られない。桜の季節はまるで嘘のように、もう初夏の新緑に覆われている。


急ぐ必要は何もないので、10分ほど歩いては休憩をしながら写真を撮る。撮ると同時にその写真をTwitterとFacebookとに短いコメントを添えて転送する。多少面倒だったが、今朝は全て「リアルタイムでの投稿」とした。この記事に挿入した写真の大半がその時のものだ。あちらで見て下さった方にとっては、同じものばかりで申し訳ない。



メイン広場を横切ると、また薄暗い雑木林が続いている。そこは小ユキとユキ丸にとっても、興味深い臭いの溢れる場所のようで、いつも以上に興奮気味に進んでゆく。ことごとくチェックするので、なかなか歩みは進まない。勢い余って舐めたりさせぬよう結構気骨の折れる散策が続く。


雑木林を抜けて右に折れ、明るい舗装路を行くと、野球グラウンドの脇に出る。ここまで戻ると今朝の全コースの8割ほどを通過したことになる。この付近は人通りも多いので、すれ違う他の犬にも注意を払いながら、元来た駐車場へと繋がる周回に戻った。今朝は休日でもあり、少し肌寒いながらも良く晴れたこともあって、早朝にも関わらず人出が多い。



この付近で再度の休憩を取りながら写真を撮る。すでに10数枚は撮っただろうか。最近の小ユキは歩いているときこそ巻尾状態だが、立ち止まると何故か尻尾が下がってしまう。若い時はそのようなこともなかったのに、これも年齢の成せるわざ?だろうか。ちなみにユキ丸にはそのようなことがない。



私にとって小雪丸(小ユキとユキ丸)の散歩は、ただボンヤリと歩くだけの目的ではなく、必ず歩行状態その他の様子で、日々の健康状態をチェックする役割も持たせている。特にこの1年ほどにあっては、共に病院の世話になる機会が多くなった。若犬の時以上にこれからは、そうした観察が必要になってゆくことだろう。


実は今朝もこの公園の散歩を開始した直後に、茂みを嗅いでいる小ユキの右足が、一瞬小刻みに震えて、痙攣のような症状を呈しているのに気が付いた。その後注意して見ながら歩いたのだが、今朝にあってはその1回限りだった。だがこの右足は過去にも幾度か微かな痙攣を起こしている。何らかの信号であることは確かだろう。



私なりの推理をあえて言わせてもらえば、外部的な要因ではなく内部的な要因、例えば心因性のもの…緊張や興奮による震え…そんな気がする。シャンプーで緊張したとき、興奮してユキ丸と走り回って暴れた直後、そして普段来ない公園で沢山の臭いの痕跡を嗅がされたとき…いずれも「興奮」というキーワードが当てはまる気がするのだ。いずれにせよもう決して若くはない2頭だ。観察の目は欠かせない。


もう決して若くはないと書いたが、そして共に11歳という年齢はそれに値するものだが…それでも元気にグイグイと引きながら歩く2頭は、年齢など感じさせないほど若く、凛々しく、そして白く綺麗だ。親ばかを承知で言わせてもらうが、健康な若犬なら凛々しく綺麗でも当たり前だろう。だが共に11歳の熟年の紀州が、すれ違う人に「綺麗な犬たち」と声を掛けられるのは、やはり飼い主が良いからだと一人呟く(笑)…年齢を告げると驚かれるのも今となってはむしろ嬉しい。



小ユキのことだけを先に書いたが、一方のユキ丸はもっと元気だ。そして何よりも悪性腫瘍摘出の日から数えてすでに7箇月を経過した今も、何ら変わらず健康を維持していることが嬉しい。ユキ丸に下された病理検査の結果は、それでも最悪の「グレード3」であった。そして抗癌剤の投与を勧められたのである。それでも迷った末に私の判断で抗癌剤の投与は見送ることにした。もしあのとき安易に投与を決めていたなら、今朝のユキ丸がこれほど元気に歩いてくれただろうか。だから私は、自分の判断が正しかったことを誇りに思う。そして、その思いをこのまま引き継いでゆけることを祈るのみだ。


連休後半の5月3日、どこを歩いてもすでに新緑が眩しい。清々しい初夏の日差しを浴びて小雪丸と新緑の小路を歩きながら、私は様々なことを考える。犬とはいったい何だろうか?このどこにでもいる最も身近な生き物たち。人生の中で幾度か「後から来て先に逝く」者たち。ただ、これまでの愛犬たちは全て、まだ私自身が人生の登り坂にあったときに私の元にやって来た。だが小雪丸たちは違う。それ故にことさら「命の重さ」というものを常に私自身にも問い掛ける存在なのだと…私の思惟は尽きない。だから小雪丸よ…まだ決して老いるな。


 

終わりに今日という日についても書いておこう。憲法記念日であることは無論のことだが、わが家にとっては、もっと重要な記念日でもある。それは先代紀州の「ユキ」を始めて保護した日でもあった。1990年5月3日…今となっては23年も昔の出来事になる。この日のことについては「葡萄畑に犬がいる!」や、その他にも機会に触れながら書いているので、詳細については改めて繰り返さない。

▽葡萄畑に犬がいる!
http://dog.kishu.us/?eid=232



それでも忘れられない一日であることは事実だ。私は自宅前の葡萄畑で、23年前の夕暮れ時に初めてユキと向き合っていた。それが今日の小ユキとユキ丸にも繋がってゆく。何がキッカケになるやもわからない。誰にでも必ず、そんな瞬間が必ずあるのだと思う。そして今日の天候もちょうど、あの出会いの日と似ている。

 



小雪丸稿 | 13:29 | comments(0) | trackbacks(0)
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