6月最終日、今日で2013年の半分が終わることになる。事実上の折り返し日は183日目となる7月3日の正午と考えるべきだが、細かいことを言わなければ今日が前半の最終日…早いものだ。更新が滞り、1箇月半以上も空白を作ってしまった。この間にあったことを羅列するにしても1回では足りない。出来るだけ要領良くまとめてみたい。挿入写真は最新6月21日以降の記録から適当なものを引っ張り出した。だから本文内容とは直接の関係はない。タイトルも何となく6月の紫陽花にちなんでつけた(笑)
(2013.06.21 早朝散歩の城北公園)
まず最大の懸案事項でもある雪丸の定期検査だが、この間に2回のそれを行い、共にクリアしていることを報告しておきたい。この結果に関しては誠に喜ばしい。次回の検査は7月7日の七夕に予定されている。昨年10月初めに肥満細胞腫の摘出手術をしてから、この6月末で9箇月を無事に過ごした。病理検査で最悪のグレード3と宣告されたときは本当にショックだったが、彼自身の強運にも支えられた結果だと思っている。むろん抗癌剤投与をしないと決めた私自身の判断もまた。
(2013.06.22 早朝散歩の城北公園)
一方の小雪は、偽妊娠の離脱以降は、概ね順調である。問題行動と言えば、とにかく2階を好むようになって、制止しない限り、食事や散歩のとき以外は殆ど2階で過ごしている。なぜこのような行動をとるようになったかに ついては、今もって謎のままだ。(雪丸の手術経過が多少影響しているかもしれない)年齢とともに少しずつ性格も変化してゆくものと考えるべきなのかもしれない。小雪にとっては下腹部の「舐め壊し」による湿疹が春以降最大の課題だったが、それもほぼ改善されたことになる。
(2013.06.23 早朝散歩の近隣公園)
唯一気になることと言えば、激しく遊んだあと(特に雪丸と走り回ったあと)などに、微かに右後足が痙攣することぐらいだ。この痙攣は注意して観察しなければわからないほど軽微なものだが、走った直後や浴室でのシャンプー時にも同様の痙攣が見られる。これを考慮するなら「緊張やストレスが引金になって生じている」と見ることもできる。ただ幸いなことに、散歩時の歩行においては全く異常は見られない。私は常に歩行状態も観察しながら歩いているのでそれがわかる。ともかく小雪は早春の偽妊娠明け以降、ほぼ健康状態を保っている。6月初旬の血液検査結果も、ALP値こそ多少高めだったが、その数値は一年前のそれと比較すれば改善されている。(この値が高いと胆汁に粘性が出ていることを示し投薬が必要である)
(2013.06.24 夜明け直後の室内)
一方の雪丸は、定期検査の結果こそ正常だが、それ以外にも様々なトラブルを抱えている。まず非常に下痢が多い。しかも10日おきに繰り返している感が強い。腫瘍摘出との因果関係も時おり疑いたくなることさえある。まず彼の下痢が繰り返されるので、安定した状態を待ちながら(本来4月に行うはずの)狂犬病予防接種が5月にずれ込んでしまった。(止む無く小雪は健康でもそれに付き合う)それが5月となった以上は、続く混合ワクチン接種もまた6月にずれ込む結果となる。こうして先々週の土曜日にようやく小雪丸のワクチン接種が揃って完了した。
(2013.06.26 早朝散歩で近所を歩く)
(2013.06.26 早朝散歩の路上で休憩)
そして新たな問題が、このワクチン接種についても潜んでいる。若い時には気付かなかったが、我が家では明らかにワクチン接種と、その直後の下痢との因果関係がある。(少なくとも私はそう感じている)…狂犬病予防接種の直後は、2日後にまず雪丸がひどい下痢、そのさらに2日後に小雪が軽い下痢となった。(小雪の下痢は最近では珍しい)そして今度は先日の混合5種ワクチン…このときもまた36〜48時間ほどの経過で、判で押したように雪丸が下痢になった。前回の轍を踏まぬように極端に食餌量を押さえ、常備薬で乗り切ったが、それと前後して小雪にも軽い下痢の症状がやはり見られた。この2回のワクチン接種をもって結論づけるのは早計かもしれないが、私は間違いなく因果関係があると思っている。
(2013.06.26 夕方の散歩で休憩中)
できれば事前に抗体検査を済ませ、必要のないワクチンはパスさせたいのだが、近隣の医師に問う限り、5種の下は2種(ジステンバーとパルボ)になるというので、都合よく残る3種の抗体のみが検出されない限り、この分離方法も無意味な試みとなってしまうだろう。少なくとも近隣の施設では「単体の専用ワクチンはない」のだ。どこか大学病院のようなところに聞いてみるしかない。来年度にはそのことも予め考えてみたいと思った。
(2013.06.28 早朝散歩の城北公園)
こうして、治ったと思うとまたすぐに下痢を繰り返す雪丸だが、加えて今度は半月ほど前から盛んに前足の裏(肉球)を舐めるようになった。それも最初は原因がわからなかったが(一見何の異常も見当たらないので)執拗に観察して、ようやく外側の小肉球の隙間に2ミリほど薄皮の剥がれたような傷があることがわかった。しかもそれは左右前足の、ちょうど対象となる位置に存在する。この傷が何でついたものか未だに謎だが、私の唯一の推理では、階段を勢いよく駆け降りたときに、前足だけに負荷がかかって出来たものではないかと…
(2013.06.28 早朝散歩の城北公園)
いずれにせよ、気が付くと執拗に舐め続けているので、先日より散歩帰宅時の足を丁寧に洗い、軟膏もつけるようにした。ところがそれを著しく嫌がる。ここでも私は疎まれて悪役になるので悲しい。幸い散歩中にはその痛みを忘れたかのように元気に歩くが、先日は縁石に乗り上げて悲鳴を上げたりもしたので、日々心配が絶えない。
(2013.06.29 早朝の光が丘公園を歩く)
(2013.06.29 早朝の光が丘公園で休憩)
さて、病のことばかりを書いてきたが、それ以外のことについても触れておこう。その筆頭となるのは6月の初め…6月8日の「小雪丸2頭飼育開始11周年」のことだ。小雪が我が家に来たのは11年前、2002年6月1日の土曜日だった。そしてちょうど1週間遅れて、今度は雪丸が6月8日の土曜日にやって来た。この6月8日に小雪丸は初めて出会って、それ以降、片時も離れることなく我が家にいる。今年の6月8日はこの2頭飼育の11周年記念日だった。
(2013.06.29 早朝の光が丘公園で給水中)
奇しくも2002年以降、今年2013年は、はじめて同じカレンダーが使える年となることをご存じだろうか。閏年のずれも含めて11年目にして、はじめて曜日が同じ月日を繰り返す年となるのだが、このことに気付いている人は少ないだろう。私も小雪丸がいなければ気付かなかったはずだ。
(2013.06.29 光が丘公園の散歩を終えて)
小雪が月齢4箇月で我が家に来たとき、それは8キロにも満たなかった。ピンクのリボンをつけてもらい、綺麗にシャンプーを済ませた小雪を乗せて、私は都心の道を車で走った。交差点で止まると、横断歩道を渡る外人が小雪に気付き、笑いながら遠ざかって行った。それを何故かとても誇らしく思ったことを覚えている。だが小雪のひとり天下は、それから僅か1週間にすぎなかった。
(2013.06.29 散歩後にベランダで寛ぐ)
その翌週の土曜日、私は夜明けと同時に(深夜便で到着するはずの)雪丸を迎えに、和光市の集配センターに向けて車を走らせていた。ところが待てど暮らせど雪丸は来ない。事務所に確認させて、ようやく雪丸はひとつ手前の西台のセンターで降ろされていたことがわかった。待てば次の便で来ると言われたが、私は自ら迎えに行くことにして車を走らせた。そして、ようやく会えた雪丸は、人通りの多い事務所の入り口の傍らで、脱衣かごを2つはぎ合わせた粗末なケースに蹲っていた。
(2013.06.30 近隣の早朝散歩で休憩中)
急いでそれを開けて外に出すと、何の疑いもなく嬉しそうに私の後をついて歩いた。車で待たせていた小雪との初めての出会いは(いきなり攻撃され)彼にとってひとつの洗礼だったはずだが、そのとき6キロにも満たない小さな子犬は、天性のおおらかさで、少しもめげなかった。こうして6月8日は2頭飼育開始の記念日となった。梅雨の合間の束の間の良く晴れた日だった。11年の経過がいま時を超えて、夢のように懐かしい。
(2013.06.30 散歩後に内庭で遊ぶ)
ともかく今年は、慌ただしくトラブルも絶えない5月〜6月だった。小雪丸以外のことについて、ひとつだけ触れるとすれば、先日の23日には、私の大学時代の同期生が亡くなったと突然の訃報が届き、26日の雨の夜がその通夜となった。ラグビー部の同期、一番陽気だった者が先に行く。残された弔問客を慰める者がいない。こうして命のことを日々考える。小雪丸は、自分は…いったい何処に向かっているのだろうかと。
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今朝は車を10分ほど走らせ、東京都立「光が丘公園」まで散歩に出掛けた。最近のペースでは月に1回ほどの利用率である。その他にも外出するから、光が丘の散歩に車を走らすことが、ちょうど程良い充電も兼ねているという背景もある。
▽光が丘公園のHP
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index023.html
光が丘公園の場所と規模については上記を参照いただくとして、ともかくこの公園は広い。普段利用している城北公園も広いが、面積的にもその2倍はあるだろう。全てを周っていたのでは多分2時間かかっても歩き残すに違いない。今朝はメイン広場を横切って時計回りに大外の遊歩道を歩くコースを選んだ。
やや薄暗い雑木林を抜けて芝生の緩斜面を登ると、広々としたメイン広場の視界が開けている。遠くに犬を放している常連たちがいるので、そちらには敢えて向かわず青々とした芝生の広場を横切って歩いた。この視界の広さは他の公園ではなかなか見られない。桜の季節はまるで嘘のように、もう初夏の新緑に覆われている。
急ぐ必要は何もないので、10分ほど歩いては休憩をしながら写真を撮る。撮ると同時にその写真をTwitterとFacebookとに短いコメントを添えて転送する。多少面倒だったが、今朝は全て「リアルタイムでの投稿」とした。この記事に挿入した写真の大半がその時のものだ。あちらで見て下さった方にとっては、同じものばかりで申し訳ない。
メイン広場を横切ると、また薄暗い雑木林が続いている。そこは小ユキとユキ丸にとっても、興味深い臭いの溢れる場所のようで、いつも以上に興奮気味に進んでゆく。ことごとくチェックするので、なかなか歩みは進まない。勢い余って舐めたりさせぬよう結構気骨の折れる散策が続く。
雑木林を抜けて右に折れ、明るい舗装路を行くと、野球グラウンドの脇に出る。ここまで戻ると今朝の全コースの8割ほどを通過したことになる。この付近は人通りも多いので、すれ違う他の犬にも注意を払いながら、元来た駐車場へと繋がる周回に戻った。今朝は休日でもあり、少し肌寒いながらも良く晴れたこともあって、早朝にも関わらず人出が多い。
この付近で再度の休憩を取りながら写真を撮る。すでに10数枚は撮っただろうか。最近の小ユキは歩いているときこそ巻尾状態だが、立ち止まると何故か尻尾が下がってしまう。若い時はそのようなこともなかったのに、これも年齢の成せるわざ?だろうか。ちなみにユキ丸にはそのようなことがない。
私にとって小雪丸(小ユキとユキ丸)の散歩は、ただボンヤリと歩くだけの目的ではなく、必ず歩行状態その他の様子で、日々の健康状態をチェックする役割も持たせている。特にこの1年ほどにあっては、共に病院の世話になる機会が多くなった。若犬の時以上にこれからは、そうした観察が必要になってゆくことだろう。
実は今朝もこの公園の散歩を開始した直後に、茂みを嗅いでいる小ユキの右足が、一瞬小刻みに震えて、痙攣のような症状を呈しているのに気が付いた。その後注意して見ながら歩いたのだが、今朝にあってはその1回限りだった。だがこの右足は過去にも幾度か微かな痙攣を起こしている。何らかの信号であることは確かだろう。
私なりの推理をあえて言わせてもらえば、外部的な要因ではなく内部的な要因、例えば心因性のもの…緊張や興奮による震え…そんな気がする。シャンプーで緊張したとき、興奮してユキ丸と走り回って暴れた直後、そして普段来ない公園で沢山の臭いの痕跡を嗅がされたとき…いずれも「興奮」というキーワードが当てはまる気がするのだ。いずれにせよもう決して若くはない2頭だ。観察の目は欠かせない。
もう決して若くはないと書いたが、そして共に11歳という年齢はそれに値するものだが…それでも元気にグイグイと引きながら歩く2頭は、年齢など感じさせないほど若く、凛々しく、そして白く綺麗だ。親ばかを承知で言わせてもらうが、健康な若犬なら凛々しく綺麗でも当たり前だろう。だが共に11歳の熟年の紀州が、すれ違う人に「綺麗な犬たち」と声を掛けられるのは、やはり飼い主が良いからだと一人呟く(笑)…年齢を告げると驚かれるのも今となってはむしろ嬉しい。
小ユキのことだけを先に書いたが、一方のユキ丸はもっと元気だ。そして何よりも悪性腫瘍摘出の日から数えてすでに7箇月を経過した今も、何ら変わらず健康を維持していることが嬉しい。ユキ丸に下された病理検査の結果は、それでも最悪の「グレード3」であった。そして抗癌剤の投与を勧められたのである。それでも迷った末に私の判断で抗癌剤の投与は見送ることにした。もしあのとき安易に投与を決めていたなら、今朝のユキ丸がこれほど元気に歩いてくれただろうか。だから私は、自分の判断が正しかったことを誇りに思う。そして、その思いをこのまま引き継いでゆけることを祈るのみだ。
連休後半の5月3日、どこを歩いてもすでに新緑が眩しい。清々しい初夏の日差しを浴びて小雪丸と新緑の小路を歩きながら、私は様々なことを考える。犬とはいったい何だろうか?このどこにでもいる最も身近な生き物たち。人生の中で幾度か「後から来て先に逝く」者たち。ただ、これまでの愛犬たちは全て、まだ私自身が人生の登り坂にあったときに私の元にやって来た。だが小雪丸たちは違う。それ故にことさら「命の重さ」というものを常に私自身にも問い掛ける存在なのだと…私の思惟は尽きない。だから小雪丸よ…まだ決して老いるな。
終わりに今日という日についても書いておこう。憲法記念日であることは無論のことだが、わが家にとっては、もっと重要な記念日でもある。それは先代紀州の「ユキ」を始めて保護した日でもあった。1990年5月3日…今となっては23年も昔の出来事になる。この日のことについては「葡萄畑に犬がいる!」や、その他にも機会に触れながら書いているので、詳細については改めて繰り返さない。
▽葡萄畑に犬がいる!
http://dog.kishu.us/?eid=232
それでも忘れられない一日であることは事実だ。私は自宅前の葡萄畑で、23年前の夕暮れ時に初めてユキと向き合っていた。それが今日の小ユキとユキ丸にも繋がってゆく。何がキッカケになるやもわからない。誰にでも必ず、そんな瞬間が必ずあるのだと思う。そして今日の天候もちょうど、あの出会いの日と似ている。
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3月は諸般の事情で(ひとえに怠慢ゆえに)一度も更新がなかった。桜も散り始め、そして4月の声を聞くまでになってしまったが、ともかく、この1ヶ月を振り返っておきたいと思う。むろん実はいろいろなことがあった。その各々を記事に落とすべきだったが、その手間暇を考えると、最近はどうしても後手に回ってしまう。それというのも、TwitterやFacebookでは、短いテキストと共に写真も添えて日々投稿しているために、ついその安易さに甘んじてしまう。
(2013.03.03 早朝散歩にて)
(2013.03.08 早朝散歩にて)
リアルタイム性という視点からも、負荷なく更新できてしまうメリットがある。それが一番の理由かもしれない。そして人間は複数の選択肢があるときは、どうしても手軽な方に偏る。少なくとも私はそういう指向性が強い。ということで、お詫び方々、3月まとめの記事を投稿しておくことにしたい。以下には時系列順に主立った出来事を記す。
(2013.03.01 開院を待ちながらの散歩)
3月1日 小ユキ乳腺炎・ユキ丸検査異常なし
2月末日の夜、小ユキの乳腺が突然腫れてシコリになっているのを発見した。夜の散歩を終えた直後だった。聞けば昼間も元気がなく丸くなって寝ていたとのこと。その異常を乳腺炎と結びつけるのは難しいことではなかった。ともかく翌朝は会社を休み、動物病院に急遽連れて行くことに。
(2013.03.01 アニホスの待合室にて?)
(2013.03.01 アニホスの待合室にて?)
結論を言えば、やはり乳腺炎との診断で(組織検査もした)当面、投薬で様子を見ることに決めて、消炎剤と抗生物質を処方してもらう。ついでにユキ丸の定期検査も(1週間早いが)同時に済ませてしまうことにした。その検査結果は今回も良好で、こちらはホッとする結果に。
(2013.03.03 ひとり1階のユキ丸)
(2013.03.03 ひとり2階の小ユキ)
3月5日 ユキ丸11歳誕生日・小ユキの乳腺炎治まる
先月の2月1日が誕生日だった小ユキに続き、ひと月遅れのユキ丸は、この日が誕生日である。これで揃って11歳の齢を数えることとなった。早いものだと万感の思いがある。このところ病院通いが共に続いていることもあって、今年はことさらそうした思いが強い。共にいつまでも元気でと思わずにはいられない。ユキ丸が生まれたばかりのときの写真を添付しておく。
(2002.03.30頃 ユキ丸の生家で)
小ユキの乳腺の腫れは投薬の効果あってか、ほぼ治まっている。さらなる通院は不要だろう。主治医とも電話でそのことを確認した。今後は(免疫力も低下しているようなので)再発の恐れがないかを注意していく。
(2013.03.09 城北公園桜はまだ?)
(2013.03.09 城北公園桜はまだ?)
3月9日 小ユキの偽妊娠ほぼ抜け出す
この日は晴天で城北公園まで散歩に行く。桜の蕾もあと少しだ。小ユキについて言えば、乳腺炎による通院後、投薬の終わり頃から、どうやら母乳の出も止まったようで、この様子から「偽妊娠の抜け出し」も確信するに至った。毎回のことで、終了予測時期ともほぼ一致している。概ね2ヶ月間、母乳が出続けていたことになるが、それも従来どおりの期間と言える。
(2013.03.16 城北公園けやき広場で?)
ただし今回の症状は多少、これまでの例よりも重かった。年齢とともにこうした症状も変化するのだろうか。ただし犬の場合は人間の女性とは明らかに異なる遷移状況を示している。このまま進むと、例えば閉経との関係は、果たしてどうなるのだろうか。それが疑問だ。少なくとも今の小ユキに、そうした兆候はなく、むしろ年々、偽妊娠の症状は活発になって来ている。
(2013.03.16 城北公園けやき広場で?)
3月10日 ユキ丸の食欲やや回復する
偶然か必然か?…小ユキの偽妊娠終了と前後して、少しずつユキ丸の食欲不振が改善されてきた。まだ本調子ではないものの、自力で完食する日も出てきたのは喜ばしい。これも約2ヶ月ぶりのことなのである。
(2013.03.16 城北公園けやき広場で?)
私はこの同期(小ユキの偽妊娠とユキ丸の食欲不振の相互関係)について、ある仮説を3月8日にTweetしている。その部分を以下に引用しておく。勝手な見解だが理屈は通っているようにも思える。
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ユキ丸は今朝、久しぶりにほぼ自力でごはんを食べた。自力でという意味は説明しにくいが、つまり定位置で器から普通に食べた、という意味である(笑)一方の小ユキは偽妊娠から抜け出しそうで、それに伴い食欲の低下が見られる。母乳の生産がなくなれば、カロリーも余計に必要としないから、そのことも理屈に合う。
posted at 07:38:57
あくまで仮説だが、もしこのままユキ丸の食欲が回復したなら、今回の食欲不振との因果関係が、小ユキの偽妊娠の開始から終了までの2ヶ月間と、ほぼ同期していたと見ることが可能だ。これまでもその可能性を考えたこともあったが、それ以外にもストレスや手術後という要因も棄てがたく悩み続けてきた。
posted at 07:47:32
(2013.03.16 城北公園置き石広場で?)
それでも、今回のような極端な出来事は、過去10年間を通してなかったわけであるから、なぜ今更にして?との疑問は残る。あえて挙げるならば、小ユキの偽妊娠は年々、本格化してきており、今回は特にひどかった、ということがある。つまり子犬さえいれば、完全にそれを育てられる状態に近いものだ。
posted at 07:53:49
より本格化した偽妊娠の小ユキと、手術後で心因性のストレスも受けやすい心理状態、つまり普段より鋭敏なユキ丸。それが狭い閉鎖空間で同居するとき、自然界における「夫婦狼」なら、どのような状況が生まれるのだろう。今回のユキ丸の極度な食欲不振を説明できる理由があるだろうか?と推理してみた。
posted at 08:01:44
(2013.03.16 城北公園置き石広場で?)
自然界の狼や野犬であり、それが夫婦としてペアを成すものであれば、母犬が母乳や吐き戻しにより、子犬を育てているとき、父犬はどのような行動をとるだろうか?少なくとも巣穴に獲物を運び、母犬に与える。そのためには自分に食欲があってはならないだろう。おそらく自分は母犬の残りを食す程度だと。
posted at 08:15:35
私はむろん動物学者ではないから、細かいことなどはわからない。ただ常識的に考えて、育児中の母犬をサポートする父犬の役割を考えてみただけだ。そしてユキ丸もまた(食欲がないから)先に食べ終えた小ユキが、ちょっとでもプレッシャーをかけただけで、いとも簡単に放棄し、それを譲ってしまう。
posted at 08:21:14
(2013.03.16 城北公園置き石広場で?)
器に盛られた食料は、ユキ丸にとって、小ユキが食べて余ったものがあれば…程度の関心事だったかもしれない。彼の極度の食欲不振を「父犬の役割」として考えたことは、さすがに私もいままでなかった。それでももし、このままユキ丸の食欲が復活したなら、私自身は自らの仮説にかなりの自信をもつ(笑)
posted at 08:27:39
おそらく我が家のような飼育形態は、あらゆる条件を考慮した場合、殆ど前例もないのだ。未去勢未避妊の2頭を10年以上あるがままに飼う、という前提において。自然の理に反することと言えば、自分で獲物をとれないこと、勝手に繁殖すること(笑)ぐらいだが、これは都市生活にあってはやむを得ない。
posted at 08:47:56
ツイートで流すには限界もあるが、私はおそらく犬という存在のもつ、まだ誰も発表したことのない仮説について、詳細な論文が書ける。会社を辞めて暇になったら、いずれどこかで書いてみたいと思う。まぁ無責任なことは、今はこれぐらいにして。
posted at 08:52:39
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(2013.03.19 早朝散歩で休憩中)
我が家のように雌雄を避妊去勢なく長年同居のまま飼育した事例が、もっと他にも多数あれば、私の仮説を裏付けられるケースが他にもあるかもしれない。ただし、それは極めて稀だろう。あくまで雌雄2頭飼育という固定された夫婦関係…という場合のみにおいてのみであり、それ以外の要因が入っては多分、また別の結果となるだろうから。
(2013.03.20 田柄川の暗渠で休憩中)
3月11日 震災から2年経過した
あの忌まわしい震災から、ちょうど2年が過ぎた。このことに関しても様々な思いがある。それはまた別の機会に譲りたいと思うが、振り返ってみれば小雪丸の健康も、あの震災を境に崩れ始めている。一番最初は2011年3月末頃、突然にユキ丸の耳血腫が始まった。それを皮切りに我が家では、いままで殆ど必要のなかった病院通いが始まる。あの耳血腫やその後のユキ丸の体調不全は何だったのだろう。
(2013.03.20 田柄川緑道を行く?)
後に3月14日の朝と晩とに2回も、東京の放射線量が通常値の10倍以上に跳ね上がった時刻があったことを知った。むろん福島原発の2回の爆発による塵が、北東の風によって東京にも運ばれた日のことである。
この事実を私は同年の夏以降に知った。そして今回までの病気とその因果関係を今でも疑っている。小ユキとユキ丸との大きな違いは、ユキ丸は頻繁に、草むらや堆積物を嗅ぐという事実と合わせて考えると説明も可能だ。それ以上のことは言うまい。ただ散歩の時刻と、その2回の放射線量のピークとはほぼ重なっている。特に夕刻時のそれにおいて。
(2013.03.20 田柄川緑道を行く?)
3月20日 春分の日・田柄川緑道を歩く
この日の散歩では、これも1年以上ご無沙汰だった「田柄川緑道」を歩いた。約2時間ほどの大周りの散歩コースである。前回「田柄川緑道」をブログに書いたときの記録は多分、2010年Xマスの朝のことで、それ以外にも数本の投稿記事がある。参考までに過去の主立ったリンクを以下に。
クリスマス朝の田柄川緑道
http://dog.kishu.us/?eid=315
小雪丸・野良猫を狩る
http://dog.kishu.us/?eid=289
7月末日/8月初日の早朝散歩
http://dog.kishu.us/?eid=269
冬枯れの田柄川緑道を行く
http://dog.kishu.us/?eid=153
(2013.03.20 田柄川緑道を行く?)
この日は今年、東京にも初めて桜が咲いた休日だった。まだ満開とはいかないものの随所で桜の花が一斉に開いた。およそ7分咲きといったところだろうか。今年も揃って元気で桜の下を歩けることの喜び、それ以外に何が必要かと思うひとときでもある。
(2013.03.20 田柄川緑道を行く?)
3月23日 満石神井川に沿って歩く・桜満開
週末この土曜日は馴染みの城北公園から、桜満開の石神井川沿いを歩き、満開の桜も沢山写真に収めた。掲載写真の多くはこの日撮影したもの。そして毎年思うのだが、本当に満開の桜と白い紀州犬とのコラボレーションは絵になる。ほかの日本犬が決してダメだという訳ではないが、ことさら親ばかの感性が、この組み合わせに拘るのだろう(笑)
(2013.03.23 城北公園の桜満開?)
(2013.03.23 城北公園の桜満開?)
(2013.03.23 城北公園の桜満開?)
(2013.03.23 城北公園の桜満開?)
(2013.03.23 城北公園の桜満開?)
3月24日 ユキ丸の定期検査異常なし・桜満開
前回の定期検査から数えて3週間半となる。再度ユキ丸の定期検査の日が来た。そして幸いこの日もエコー他の検査結果に異常はなかった。この日、日曜日の天気はあまり良くなかったが、病院の開院時刻を待ちながら、付近の小公園を散策した。検査結果も良好で言うことは何もない。この何事もない平和な日々が続くことを祈るのみだ。
(2013.03.24 開院前を散歩で過ごす)
3月30日 満開の桜も散り始めた
週末の土曜日も馴染みの城北公園を2時間ほど歩いた。桜も散り始めている。来週末にはおそらく葉桜となることだろう。おそらく今年最後の花見散歩となる。天気はあいにくの曇り空。そして花冷えの一日となった。翌日31日…3月最終日は、さらに雨模様の東京。春らしい週末でなく残念ではあったが、小雪丸の健康な姿だけは今日も眩しい。
(2013.03.30 城北公園まだ満開の桜)
さて、この原稿を書き起こしている今日、4月1日は、昨年10月1日に肥満細胞腫を摘出したユキ丸の、ちょうど「術後半年」に相当する。その区切りの良さからもブログを起こすに意味のある1日だと思った。何よりも術後半年を大過なく過ごし、こうして小雪丸揃って健康で元気に満開の桜の下を歩けることが嬉しい。そして次回の検査は4月21日を予定している。こうした検査の間隔を少しずる延伸しながら、必ず来年の春も満開の桜の下を歩きたい。いや、必ず歩かねばならないのだと。
(2013.03.23 石神井川の桜満開?)
(2013.03.23 石神井川の桜満開?)
今年も石神井川に沿った遊歩道には満開の桜が眩しかった。私は毎年この桜道を小雪丸と歩くことを何よりも楽しみにしている。そして小雪丸を繋いで落ち着いて写真を撮れる場所と言えば、やはりどうしても限られてくる。そうして今年もやはり同じ場所でこの写真を撮った。(上の2枚)…そしてこの写真を8年前の写真(下の3枚)と比べてみたくなった。小雪丸3歳のときの写真…
(2005.04.10 石神井川の桜満開?)
(2005.04.10 石神井川の桜満開?)
(2005.04.10 石神井川の桜満開?)
この橋と欄干…石神井川に伸びる桜の枝振りは8年後の今も少しも変わっていない。そして凛々しい小雪丸の姿も。あえて言うならば、私だけが相応に老けたかもしれない(笑)…さて8年後…小雪丸は共に19歳になっているはずの春。難しいだろうか?けれども決して不可能な数字ではない。たとえ凛々しくなくとも、こうして共に歩けたなら、どれほど嬉しいだろうか。
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立春も過ぎて、少しずつ日没が遅れ、日の出が早まる2月。春の訪れをそこそこに予感するものの、まだ季節の風当たりは厳しい。それでも確実に春は近づいている。僅か摂氏数度の気温の上昇が、これほど嬉しいとは。
(2013.02.09 ユキ丸のペロリ)
さて、先日2月10日に今年2回目となる、ユキ丸の定期健診に行ってきたが、その結果は今回も良好で、エコー検査、触診とも異常なかった。年明け早々の採血で調べた結果にも異常値はなく、現時点での再発や兆候は認められない。ホッとすると同時に、これで元気に今年も揃って桜の季節を迎えられると安堵の溜息も出るところだ。
(2013.02.10 通院前の公園駐車場)
(2013.02.10 動物病院アニホスで)
ただし、決して良いことばかりではない。それは年明け早々より、ユキ丸自身の食欲不振が続いていること。現在にあっても、その状況は変わっていない。それについては、日々Twitterなどでボヤキ続けて来た。改めて書き下ろすのも手間であるから、以下にその一連の投稿記録を抜粋する。
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▼2013年02月10日(日)
ユキ丸のエコー検査は異常なかった。血液検査結果も全て正常値の範囲。次回検査は3月10日の予定となる。
posted at 11:12:09
(2013.02.11 ユキ丸の血液検査表)
▼2013年02月11日(月)
ユキ丸が柴犬専用フードを全く食べないので、急遽(小ユキモデルの・笑)白のチカラを取り寄せることにしたが、宅配までに2日ほどかかりそうなので、今夜はコンビニでキャットフードなど買ってみた。もう食べてくれれば当座は何でもよい(*´Д`*)
posted at 18:35:40
一方の小ユキは偽妊娠中なので食欲は旺盛。かつ一日中、自らの母乳を舐めているので、むしろ栄養過多が心配なほど。どちらも程良くということがない。飼い主として頭の痛い日々が続く。
posted at 18:39:19
(2013.02.11 食後の休憩時間?)
頭の中、8割は小雪丸の食餌のことだけが占有している休日。朝夕のセッティングとその結果が、ものすごいストレスになる。仕事でも人間関係でも、これに比べたらゴミみたいなものだ。いや本当に冗談ではない。
posted at 18:44:40
本来、自己ちゅう…なので、人生あまりストレスなど感じたことなく、生きてきた方なのだと思ふ。ここに来て本格的なストレスが犬に起因するものだと、どんだけ犬ばか人生なのかと、改めて気付く毎日。
posted at 18:50:49
今夜のユキ丸は久々に食餌を完食した。キャットフードが好評だったという、思いがけない誤算(´▽`)ただし嗜好は猫の目のように変わるので、明日もこれで行けるかは保証の限りではない。ともかく今夜については首尾よく行って本当に良かった。
posted at 20:39:20
(2013.02.16 食後の休憩時間?)
▼2013年02月17日(日)
椀子そば方式(゚o゚;)…器に全て盛り付けて出すと、その中に嫌いなものが、ひとつでもあると、戦意喪失して食べなくなる、いまのユキ丸。それならばと、今夜は一品ずつ様子を見ながら、おやつ方式で「明るく楽しく」食べさせてみた。どうにかそれで成功して結果オーライなのだが、私は疲れ切った。
posted at 19:14:45
全ては、このところ食欲不振の続いているユキ丸のためなのだが、一方の小ユキは逆に食欲旺盛だから、すぐに食べてしまって、トロトロ食べてるユキ丸をじっと見ている。その姿も不憫でよけい悩ましい。あぁ…この私の苦悩は、いったいいつまで続くのだろう。
posted at 19:35:20
(2013.02.16 城北公園/開進四中前)
▼2013年02月20日(金)
ともかく、ちょっとした会話や音がしても集中が途切れ、食事に向かうことを放棄してしまう昨今のユキ丸。人も犬も彼の食事時には200パーセンと緊張してピリピリする。それが余計にいけないのかもしれない。犬のことなら大方はわかっているつもりの私も、さすがに今回の症状には悩む悩む…
posted at 01:39:44
小ユキの偽妊娠とも同期しているようにも思えるユキ丸の症状なのだが…かつてはこのようなこともなかった。すでに40日こうした日々が続いている。さすがの私もちょっと疲れてきた。食事の時刻になると緊張してストレスがたまる。冗談ではなくこちらも胃潰瘍を併発しそうだ。なにしろ安定しない…
posted at 01:43:54
今夜は食事前にボールで遊んでやったので、少し陽気になったユキ丸も食べる気になってやれやれと思った。ところが食後のご褒美に、またボールで遊んでやったところ、1個のボールに両方で突進し、先に取ったユキ丸を小ユキが襲う結果に。2個のボールが交錯したのがいけなかったのだ。
posted at 21:02:25
ともかく私の読みは当たって良い結果を出せたまでは良しとするも、そのあとがいけなかった。怪我こそしないものの、小ユキにガウられたユキ丸は、またしばらく落ち込んでしまった。即座に小ユキを止めて事なきを得たものの、ユキ丸には悪い印象を残し、仕掛けた小ユキも叱る結果となり、共に意気消沈。
posted at 21:07:37
つまり小雪丸共にボールで遊ぶことで、楽しんだものの、最後に悪い印象も残した結果となり、明日も同じ手が使えるかどうかは疑わしい。ボールが明日の食欲の行方も握っているのに、誠に情けない。久々に遊ばせたが、2個のボールと2頭の犬が、各々決められたボールを追うとは限らないところが難しい。
posted at 21:13:28
(2013.02.23 城北公園の斜面で)
▼2013年02月23日(土)
やっとこどうにか、ユキ丸には必要最低限の食餌量を食べさせることが出来たが、盛り上げ、なだめすかし、ありとあらゆる手段を駆使しての結果だから、精魂尽き果てたって感じだ。これだけ苦労することも珍しい。この悪夢に夜明けは来るのだろうか。しかし、それをやらなければ、まったく食べない。
posted at 22:06:06
一方の小ユキは食欲こそあるものの、こちらも明らかな異常事態に何らかのストレスを感じているのがわかる。2頭飼育では、良いことも悪いことも、一方から他方へと伝染する。そして皮肉なことに、それは後者の方が多い。良いも悪いも一心同体…いわば2頭でひとつの犬として機能している部分がある。
posted at 22:12:50
▼2013年02月24日(日)
やっとどうにか「キャットフード」まで繰り出して食べさせた。庭の小鳥にもパンをまく。交互に繰り返しながら小雪丸の「ワンコそば方式」を続けながら、自分もおにぎりを頬張る。休日の朝なのに落ち着かないったらない。2度目のパンをまこうかと、窓から首を出したら、何とホバリングするヒヨドリの翼で頭を叩かれた。
posted at 10:43:10
衣食住足りてホッとするひととき。屋外の風は音をたてて強い。それでも室内は陽だまり。小雪丸にも食べさせ終わって、庭ではときおりヒヨドリが鳴く。食べること、生きること、穏やかな寛ぎ、平凡な日常。それをつまらないことだと感じていたのは、いったい何歳のときまでだったろうかと思うひととき。
posted at 10:51:41
▼2013年02月26日(火)
小雪丸をシャンプーして恒例の体重測定をした。ユキ丸20.5kg、小ユキ23.5kg(゚o゚;)これはマズイ!食後とはいえ23kg前後を推移していたのに初めて23.5kgまで。原因は偽妊娠中で食欲旺盛なこと、自分の母乳も舐めてしまうこと、そしてユキ丸が残すので、ともすればそれを食べる…
posted at 12:46:37
つまり三重苦で、今回の結果になったと思われる。しばらく気を付けて、これ以上増えないように管理せねば。それにしても食欲不振のユキ丸の体重が、手術後5ヶ月を通して、殆ど20.5kgで変化しないのは不思議だ。特に年明け以降は食が細っているので心配しているのだが、なぜか体重は減らない。
posted at 12:49:39
(2013.02.26 小雪丸シャンプー後でスッキリ)
今夜もドライフードを食べないユキ丸。ササミとチーズだけでは食べたとは言えんぞ。あぁ…胃が痛い。 a/dのような療養食に変えても、こんな雰囲気のときは食べないので本当に困る。そもそも食器に盛ると拒否反応を示す。おかげで床がベタベタだ。一度徹底的に空腹にさせてみるしかないのか。
posted at 20:21:54
この異変の原因のひとつは、たぶん手術後に(特に留守中)家人が甘やかせたことに何らかの原因がある。他にも幾つか原因は考えられるが、ともかくこれで2ヶ月近く、この不安定な状態が続いている。食べたり食べなかったり、さっき食べたものが、急にもう嫌になったり、全く不安定で予測がつかない。
posted at 20:25:59
犬のことなら、たいていのことは理解しているつもりだったが、今回のユキ丸の異常行動には心底疲れ果てた。この捻じれた糸をほぐして修正することは出来るのだろうか。長く続ければ続けるほど、健康への影響が心配になって来る。ネットを調べてみても、今回のような症例に役立つ資料はどこにもない。
posted at 20:29:04
時が解決することもアテには出来ない。小ユキの偽妊娠の開始と同期していることもあって、当面は小ユキが偽妊娠から抜け出した後も、ユキ丸の症状が変わらないかどうかを見てゆくしかない。その時期はたぶん、あと半月ほどだろう。そして3月5日には、ユキ丸も小ユキと同じ11歳となる。
posted at 20:33:01
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こうして、肥満細胞腫の再発という事態は回避しつつあるも、新たな問題に私自身は頭が痛い。まことに犬を飼うということは難しいことだと、今更ながらに痛感する。それでもこの11年という歳月、小ユキとユキ丸が傍らにいて、どれほど癒されてきたかは筆舌に尽くしがたい。それを思えば、まだこれからも続くであろう悩みも、決して悩みではなくなる。どれほど迷うことがあっても、その道程は長いほどよい。
道程の出口とは別れのとき。それはまだ遥か彼方であってほしい。運命はわからない。それでも共に歩くと決めた小さな命たち。私にとってはまさに生き甲斐であるのだから。そして、あと何回、こうして春を待つのだろうか?とも思う。
きっとあなたにも、自分の伴侶とも言うべき愛犬たちが、あと何年で余生を全うするだろうか…ということについては、心の奥底に暗黙の了解というものがあるに違いない。そして、私の描いた幕引きとは、まだまだずっと先の話なのである。他人が何と言おうとも、これだけは絶対に私の予感が正しい。それでも異論はなかろう(笑)
(紀州犬と私の目とは似ていますか?)
This photo of Kishu's eyes by Nico Reimerink. Thanks share.
終わりに、少しだけ小雪丸以外の写真で遊んでおく。先日のSNSに投稿した遊び半分の写真だ。深刻なことばかり考えていては身が持たない。少しは元気な遊び心も携えて生きてゆきたい(笑)
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昨日2月1日は小ユキ11歳の誕生日だった。ブログアップするつもりだったが睡魔に負け眠ってしまい、不本意ながら一日遅れの過去形となる。(注:今回も挿入写真は、本文の内容と必ずしも対応していないので、お許しいただきたい)
なお小ユキの誕生日については、過去3年間同時期の投稿がある。お時間が許すならば是非そちらも参照していただきたいと思う。それは以下の3件である。
▼小ユキ8歳の誕生日関連(2010年)
http://dog.kishu.us/?eid=161
▼小ユキ9歳の誕生日関連(2011年)
http://dog.kishu.us/?eid=323
▼小ユキ10歳の誕生日関連(2012年)
http://dog.kishu.us/?eid=373
Summary: February 1 was the birthday of Koyuki, just 11 years old. Koyuki was born in Nitta, Gunma Prefecture. Gunma Prefecture is a region where many Kishu dogs are used in relatively hunting. It is comparable to the Kii Peninsula (where Kishu dog occurred) in the Kansai area. So Koyuki has inherited the lineage that is different from the dog for dog shows. Koyuki's official registered name is "Shiraume" that means "White Plum Blossom". Maybe, in severe cold, white plum blossom early flowering in her hometown... So, I love this beautiful name.
In the past, Koyuki was featured in a magazine article about Kishu dog. She has also been adopted in the model of the package leading manufacturer of dog foods. For details, please refer to the linked article. Koyuki is Kishu dog like that.
In the second half of this blog post, which also describes the condition of the Yukimaru since January. Say the conclusion, there was no abnormal results on January 13... No abnormalities were observed in the results of the blood test. And echo test results were also good. Anyway, so far is no problem. I gave a sigh of relief... For the future, it's scheduled for February 10 next inspection.
(2013.01.10 室内で2頭寛ぐ、手前が小ユキ)
ここでは簡単に小ユキの紹介を改めてしておくにとどめる。
小ユキは群馬県新田の生まれ。実猟犬育成のブリーダーから、東京六本木のペットショップに託されたという珍しい経緯を持つ。群馬県は今でも関東の中では、比較的多くの紀州犬が実戦で使われている地域だ。関西の紀伊半島にも匹敵する。小ユキを見ているとわかるが、明らか品評会向けのショウドッグではない血筋を感じさせる。
(2013.01.12 城北公園散歩の朝?、手前がユキ丸)
喧嘩に強く闘争心も旺盛であり、一方のユキ丸とは明らかに傾向の違う紀州だ。外見は似ていても中身はかなり違うのである。小ユキはこの厳寒の中、9頭の同胎子(♂7と♀2)の中の1頭として生まれた。母犬は胡麻で、父犬は白だったことから、あるいは「唯一の白い♀」だったのかもしれない。そんな背景があるかどうかは推測の域を出ないが、小ユキには「白梅号」という登録名が付けられている。
(2013.01.12 城北公園散歩の朝?、左が小ユキ)
寒風吹き降ろす中、早咲きの白梅がきっと群馬の故郷にも咲いていたのだろう。私はいつもこの名前が良い名前だと思ってきた。俗にいう「小股の切れ上がった」男勝りの犬…それでいて飼い主馬鹿を承知で言うが、小ユキは器量も良い。過去には雑誌の紀州犬紹介記事のカラー6ページをユキ丸と共に飾り、某大手ドッグフードメーカーの製品パッケージ向けにモデルを務めたこともある(笑)過去の投稿にはその詳細がある。多くはそちらを参照していただきたい。小ユキとはそんな紀州犬である。
(2013.01.13 車で検査通院の朝、手前がユキ丸)
11歳となった小ユキは今、たまたま偽妊娠中であり、やや身体が重たく母乳も大量に出る。やや大変な時期ではあるが例年のことでもあり、桜咲く春までには、きっとまた溌剌としたいつもの小ユキに戻ってくれるだろう。小ユキよ、どうかユキ丸(来月の3月5日には彼も11歳になる)と共に、いつまでも仲良く、そして元気に。
(2013.01.19 室内にて散歩を待つ、手前が小ユキ)
さて一方で、前回の投稿では年始休み中までしか触れていなかったユキ丸の(病状の)その後の経過についても報告しておこう。結論だけを先に言えば、1月13日に行った通院検査の結果は良好で、エコー検査も血液の詳細検査も異常は認められなかった。(前回の検査で小ユキの数値に異常があり、そのためのエコーを小ユキにもかけたが、そちらも幸い異常はなかった)したがって次回の検査は少し間隔を空け、2月10日を予定している(つまり来週がその予定日)。ともかく、その結果にほっとしたものの、現在のユキ丸にはひとつ気にかかることがある。それは極めて食欲が不安定なことだ。そして何故かその原因が未だにわからない。
(2013.01.20 城北公園で休憩中、手前がユキ丸)
ユキ丸の食欲が減退し、不規則な食生活を繰り返すこととなったのは、ちょうど仕事始めの直後頃からであり、長期休暇中と生活パターンが変化したことやら、ちょうどその時期から隣家で改修工事が始まり騒音を日中伴うようになったことやら、ちょうど小ユキの偽妊娠が佳境に入った時期でもあることやら、確かに様々な環境変化があったことは想像に難くない。決して手術の後遺症や再発云々の原因ではないと思っているし、おそらく何らかのストレスに起因しているものだとは思うが…ともかくこの時期にあっては、可能な限り規則正しい栄養を取らせたい思惑に反して、いまも依然として不規則な食餌が続いている。
(2013.01.26 新ハーネスを付けて?、手前がユキ丸)
ストレス起因と思わせる根拠は、散歩は元気にするし(食べた後の散歩に限るが)排便の状態も良いことにある。それなのに、今日食べたかと思えば、翌朝は全く食べない。この症状がともかく私を悩ませる。むろん過去にも食欲不振がしばらく続くことはあった。ヒート関連でもそれは同じである。しかし今回の症状は長い。真実を見誤ってはならない…日々そう思う中では、やはり昨年の腫瘍の再発も疑わしくなる。検査で発見できない盲点もあるかもしれない。そんな悩みを抱える日常が続いている。桜咲く頃までには、こちらもどうか良い結果を報告をしたいものだ。
(2013.01.26 新ハーネスを付けて?、左がユキ丸)
そんなこんなで、あまりブログに書けるような明るい話題もなかった1月を終え、いよいよ小ユキの誕生日を皮切りに、今年も2月を迎えた。最後に、正月明けから今日までの小雪丸の日常を簡単にまとめておく。1月5日から13日(ユキ丸の検査当日)までは、漠然とした不安にやはり苛まれながら過ごした。どうしても悪い方向を考えてしまう。そして検査の結果が異常なしとわかって、ようやく平穏な日常が戻ってきた…そう思ったのもつかの間、翌朝14日の東京は一転して大雪となった。今度は通勤と散歩がとても困難な状態となる。冒頭の写真は、その雪降り続く午後の散歩風景である。この日は夜からさらに強く降るというので、過去にも例のない3時台の散歩に出たときのものだ。
(2013.01.27 何を見ているのだ? 左が小ユキ)
そんな雪もようやく溶け始めた20日すぎには、年末に注文してあった小雪丸向けの新しい「ハーネス」が届いた。それを使い始めたのが26日である。そのときの写真を2枚ほど掲載してある。首輪からハーネスに変更しようと思った動機には2つの理由がある。ひとつは年齢に伴い出来るだけ首への負担は軽減した方が良いのではないかと、そう考えたこと。そしてもうひとつについては…話せば長くなる重要な理由があるのだが…そのことについてはまた後日機会を見て触れたい。ともかくこうして入手した新しいハーネスだったが、(慣れもあろうが)ともかく小雪丸に言わせれば「極めて不評」である。
(2013.02.02 小ユキ誕生日の翌朝?、左が小ユキ)
うっとおしいのだろうか…なぜか散歩風景まで「辛気臭い」ものとなってしまった(笑)それに加えて、2頭のハーネス姿を引く私自身も考えた。「どう見てもこのハーネスは大袈裟だ」…一見して防弾チョッキかライフジャケットをも連想させる頑丈な作り。そして路肩を擦るたびに「ガサガサ」と発生する雑音…シンプル・イズ・ザ・ベストという私自身のポリシーにも全く合わない「ベスト」なのである。(あ、ベストで洒落ちゃったね…笑)
(2013.02.02 小ユキ誕生日の翌朝?、左がユキ丸)
そして私はこう考えた。「このご大層なベストは素朴な紀州犬には合わない」「当人いや…当犬たちも嫌がっている」「高価な品だが今は使わなくても、背中に取っ手がついているので、いつの日か老犬介護のときには役に立つだろう」(つまり吊り上げて歩かせられる)こうして出した私の結論は「このハーネスはしばらくお蔵入りとしよう」だった(笑)やはり紀州犬にはシンプルな平革の黒い首輪だけが良く似合う…少なくとも私はそう思っている。首への負担云々は、私がリード捌きに細心の注意を払えば済むことだろう。良い製品ではあるが小雪丸には(まだ現時点では)相応しくないだろうと。
(2013.01.08 鏡の中から久々のご挨拶)
さて、こうして1月も終わり、2月2日となった今朝も元気に小雪丸は散歩を楽しんでいる。そのことだけが何よりも嬉しい。本稿の最後に(いつも小雪丸の2ショットばかりなので)久々に自分の写真も撮ってみた。「最後までお読みいただきありがとう」小雪丸オーナーからも感謝の思いを込めて。(笑)
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およそ50日ぶりのブログ更新である…(ノ_・。) 実は年末から年始にかけて原稿の下書きだけはブログアップしてあったのだが、バタバタしているうちにそれを正式アップする機会を失ってしまった。そして今さらアップするくらいならば、すでに新しい情報もある。いったいこの中途半端な原稿と写真はどうしたらよいのか…(ノ_・。) ということで、写真に簡単なコメントを添えただけでアップしてしまうことに決めた。そして行きがかり上も、このブログの「更新日時は過去形」である。なんということだろうか…(ノ_・。)
[Summary] Update blog for the first time in about 50 days. Draft of the document was previously uploaded. However, I've lost the opportunity to formalized. Now, How would I should do this halfway manuscript? So I decided to accompany only a brief comment about the photo. So to speak, "past tense" on this article. I'm sorry...
▼2012-12-15
城北公園散歩中の小雪丸、公園出口の広場で休憩。サインはVでの決めポーズ。
▼2012-12-16
ユキ丸の定期診察日。血液検査もあるので、朝食後抜きで病院に行く。折しも統一選挙の当日である。散歩だけは先に城北公園ですませた。これから車で病院へ。
▼2012-12-16
動物病院「アニホス」にて、診察待ちで待機中。この日はユキ丸だけではなく、普段は「付き添い犬」であったはずの小ユキの血液検査もある。
▼2012-12-16
結局、ユキ丸の触診とエコー検査は異常なく、本当にホッとした。翌日の血液検査結果も特に異常はなかった。ユキ丸の数値は全て正常範囲で再発の兆候は認められないとのこと。まずはホッと一息。ただ一方で、小ユキの方が若干異常値がある(ALP値などが高い)以前も高いことがあったので、ともかく年明けの通院で、ユキ丸と一緒にエコー検査をすることになった。次回は年明け1月13日頃の予定…今後は4週間に1度くらいのペースで検査通院を続けて行く。
健康管理は人も犬も大変だ。特に犬たちは口がきけない分、飼い主の判断ひとつにかかっている。その責任は重い。飼い主はゼロ番目のドクター、この言葉の意味を日々考えている。どうかいつまでも元気で、揃って傍にいてほしいと。私の願いはそれ以上でもなく、それ以下でもない。今日も元気で良かった。
▼2012-12-23
この朝も城北公園まで散歩に行く。撮影した写真をアップロードしたいが、手がかじかんで携帯電話の文字が打てん(ノ_・。)
▼2012-12-24
散歩から戻って…「Tの字」になった小雪丸。冒頭の写真もこのときに撮った。この日はクリスマスだったが、我が家では例年何のイベントもない(ノ_・。)
▼2012-12-29
仕事納めの翌朝、この日も城北公園まで出掛けた…その広場で。この朝のユキ丸は故あってハーネスをしている。先代犬ユキの形見のハーネスが一つだけあって(これがそうなのだが)だいぶ古くなったし、首への負担を考えたら、そろそろ2頭とも、首輪からハーネスへのチェンジを考えても良い時期かと最近は思っている。ユキの形見のハーネスは(ユキ丸がヒート時のみ使用しているものだが)シンプルで丈夫で、なかなか良い。
▼2012-12-30
散歩のあと小雪丸の身体を拭きながら、改めてその顔を並べてみた。この2頭…生まれも性別も異なるのだが、(唯一、目の形が違うのだが)やはりどこまでも似ている。あるいは同じ環境にいるから似てくるのだろうか。思えば10年半も、共に暮らしているのだからなぁ…
▼2012-12-30
この日はずっと家にいるので、小雪丸の写真を沢山撮った。でも大半が、行きがかり上このような寝姿になる。…(ノ_・。)
▼2012-12-30
しかし、犬を飼うということを、夢夢、安易なものだと考えないことだ。犬を本当に理解して飼育するためには、常に飼い主の知恵が試されている。知恵を出せない飼い主は、結局どこかで犬を不幸にしていることを自覚すべきだと、いつも思う。そうは言っても、大方は自己満足になる。そこから一歩抜け出すことが重要なのだろうな…「きみを導く光がないときも、誰かを導く光にはなれる」
▼2012-12-31
いよいよ大晦日の朝、2012年最後の早朝散歩で。今年も一年ありがとう小雪丸。来年も揃って元気で!
▼2012-12-31
恒例となっている大晦日実家訪問で、石神井川のほとりに立つ。すっかり枯れ落ちた枝だけのように見えるが、よく見るとすでに微かな蕾をまとっている。耐えて待つ。「この桜、再び芽吹く頃には」…
▼2013-01-01
これが新年初写真。まだ部屋が暗いので、小雪丸は寝たままで散歩に行くのを待っている。2013年も皆で揃って元気に! 私の願いはただそれだけだ。
▼2013-01-01
初詣も兼ねて今年の元旦も城北公園に行く。程よい場所に小雪丸をつないで写真を撮るが、あいにく初日の出となる太陽は反対側から昇って来る(ノ_・。)
▼2013-01-01
公園の林の木々の向こうから、初日の出となる朝日が昇って来る。今年こそは健康で明るい一年にしたいと。
▼2013-01-01
新年初の早朝散歩を終えて少し休憩。これから帰途につくところでの一枚。すっかり太陽も昇り明るくなった。
▼2013-01-04
この日が年末年始9連休の最終日となる朝。この日も城北公園をゆっくりと周った。小雪丸の後方から朝日が昇って来る。
▼2013-01-04
これもまたすっかり馴染みとなった公園の出口広場で。朝日が眩しい…「太陽が照れば塵も輝く(ゲーテ) 」
▼2013-01-04
帰宅して食後の寝姿2態…左が小ユキで右がユキ丸。それぞれお気に入りのクッションで(はみ出して)寝ている。
こうして年末年始を振り返ったが、この後から現在(1月19日)までについては次稿に譲る。ただひとつだけ報告をさせていただくなら、1月13日に行った通院検査の結果は共に何の異常もなかった。そして次回検査は2月10日の予定となっている。こうして少しずつ検査通院の間隔を広げて行けたら申し分ない。楽観は決して許されないが、それが病と付き合うことだと心得ている。どうか2013年も揃って元気で。そして皆さんも。
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この日記の更新もひと月以上空けてしまった。諸般の事情はあるものの、これでは「紀州・小雪丸月記」だ。前回の投稿「10月は闘病の月」http://dog.kishu.us/?eid=388 は10/23に書いているから、ともかく今回はそれ以降のことについて書いておくことにしたい。(この記事の初稿は11/29に起こした。だがブログへの反映は12/01である…誠に残念)
今回、ユキ丸の肥満細胞腫に関する経緯を、改めてまとめて振り返ると以下のようになる。
09/12 自宅にて腫瘍発見
09/23 動物病院にて組織検査(悪性・良性判定)
09/28 悪性との検査結果
10/01 腫瘍摘出手術(術後の病理検査依頼)と入院
10/02 午後まで点滴を続け夕刻に退院
10/05 病理検査結果出る(取り切れておらずグレード3)
〜〜約3日おきに通院〜〜
10/05 病理検査追試依頼(分子標的薬の有効性確認)
10/08 有効性確認出来ず(腫瘍のタイプが適合せず)
10/22 抜糸完了(結局5回に分けて行った)
〜〜前回記事ここまで〜〜
10/26 術後の経過診断
11/04 術後の投薬完了
11/12 発情期始まる
〜〜ヒートアップ期間〜〜
11/20 発情期終わる
11/25 エコー検査の結果異常なし
〜〜今回記事ここまで〜〜
12/16 エコー検査、血液検査(次回の予定)
(2012.12.01 師走朝の城北公園?)
ともかく今日12/1で「術後2ヶ月」となる。わずか2ヶ月でもそれは長く感じた。発見から数えればドイルの「80日間世界一周」とほぼ同じ日数になる。つまり気球で世界を周れるだけの日数が経過したことにもなる。
その間に組織検査を行い、悪性との判定を受け、摘出手術と病理検査。悪性の確定と共に最上位のグレード3と判定され、抗癌剤よりは身体への負担が少ない治療法(分子標的薬)を確認するため、さらなる詳細病理検査を行うも「分子標的薬」の有効性も認められず…
その結果、術後の選択肢は放射線か、抗癌剤か、何もせず自然治癒乃至免疫療法に賭けるか…そして我が家では、第三の道を選択した。つまり抗癌剤を含め、薬漬けにすることを止め、さらなる麻酔や放射線治療のリスクも避け…ユキ丸自身の回復力と強運と(私自身の判断と)…に全てを賭け、経過を見守ることに決めたことを、担当医にそれを伝えたのが11月の初めだった。
(2012.12.01 師走朝の城北公園?)
そして、経緯の記録にもあるように、この間には、9ヶ月ぶりの「ヒート」も体験している。結果論だが、よくも(不幸中の幸いともいうべき)スレスレのところで、術前〜術後とも最悪の日程にぶつかることが避けられたものだと安堵の溜息がもれる。
こうして今年もいよいよ師走に突入する。なかなか大変な一年であったと改めて思う。未公開の情報も含め、今年の我が家は「もともと大きな変化のある一年」だったのだが、ユキ丸の手術で、その変化の大きさに「とどめを刺された一年」であったとも言うことが出来そうである。残された1ヶ月間…今はただ術後の経過を注意深く見守り続けたい。
そして術後の3ヶ月を無事過ごせば、また新たなスパンでの監視を続けることになる。次第に通院検査の間隔も開けられるだろう。そうなることを信じている。
(2012.12.01 師走朝の城北公園?)
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Translation for non-Japanese people:
After the lapse of a month after surgery, there was no abnormal test results of Yukimaru. But It isn't guarantee the safe in the future. His mastocytoma grade 3 is the most insidious and malignant tumors. It would be a case that would normally start the administration of anti-cancer drugs.
But, risk of side effects of anti-cancer drugs to be large. I decided to also consider other circumstances. The choice of anti-cancer drugs is still not. Therefore, continue to observe carefully. It is due to my own judgment.
My decision whether or not correct? The conclusion would not be determined immediately. Even if he spend half a year without incident, likely to recur in the next one year is high risk. But if he spend two years supposedly safely, I would say it had emerged from the crisis of grade 3. I gonna try his luck and recovery of his immune system.
Fate of the dog will depend on the decision of the owner. I believe that my decision now is just the right. So I'm going to continue to observe the state of him seriously. Of course, it isn't something that should just live longer. Healthy living. I think it is the most important thing for him...
(2012.10.25 朝の城北公園)
▼以下はTwitterに投稿した小雪丸関連の呟き。日付ごとに状況を示す「6文字ずつの見出し」を追加してある。几帳面な私の性格がわかるだろう(笑)…お暇な方だけ読んでやって頂きたい。
▼10/25(発情期始まる)
ユキ丸の抜糸を待っていたかのように、小ユキのヒートが徐々に高まって来ているのがわかる。互いに嗅ぎ合う時間が多くなった。手術と重ならなかったのは幸運だったが、また新たな試練に直面している。(・_・、)そして明日は通院。
posted at 08:47:38
▼10/26(術後経過診断)
今夜はまた車でユキ丸の通院だ。散歩との兼ね合いで、いつも小ユキが付き合う。「車で病院」「車で公園」「車で旅行」など、クルマと言うと、小ユキは必ず首を45度傾けて反応する。車に乗るときが、何か特別なときだと知っているのだ。だがユキ丸は…そんなことに頓着しない。それはそれで可愛い。
posted at 14:22:56
(2012.10.27 朝の城北公園)
▼10/28(放し犬と喧嘩)
小雨の中、散歩中、民家の暗がりから、ブチの中型犬がいきなり飛び出して来て、こともあろうに路肩側を歩いていたユキ丸に襲い掛かった。慌てて身体を時計回りに捻って小ユキを前に出した。そこで2頭が互いに首を取り合う喧嘩になった。幸い小ユキの方が優勢で捩伏せようとしているのがわかる。⇔
posted at 17:42:39
だが完全に捩伏せて喉を取り、悲鳴をあげさせるまでには至らない。時間にして10秒ほど…飼い主が飛んで来て、どうにか分けたが、その間を長く感じた。小ユキも10歳半、以前ほどの切れ味はない。ただ今夜ほど小ユキがいてよかったと思ったことはない。ともかく小ユキは病み上がりのユキ丸を守った。
posted at 17:48:23
相手の飼い主はときどき散歩でも見掛け、しかも先代の犬は、抜け出して付近をさ迷っているのを届けてやったこともある家だ。2代にわたって犬の管理が杜撰な家だ。いつもうるさく吠える犬で、とうとう今夜のようなことに。しかもユキ丸の手術直後という間の悪さだ。相手は詫びたが私も今回は怒鳴った。
posted at 17:54:17
ともかく腹立たしいことこの上ない。もしも小ユキなしで、ユキ丸だけを散歩させている手術直後だったら、いったいどうなっていたか…ともかく今夜は小ユキがユキ丸を守った。そして同種のトラブルもこれで数回以上。幸いにして小ユキの不敗神話は、まだ続いている。頑張った小ユキに傷あとはなかった。
posted at 18:01:05
小ユキには「強いね。偉いね」と、幾度も誉める今夜の私。でも決して喧嘩を推奨しているのではないから、誤解しないでおくれな(´・ω・`)
posted at 18:41:16
室内でよく点検したところ、小ユキもユキ丸も無傷のようで、本当によかったと思うが、つくづく屋外では油断が出来ないと改めて思った。売られた喧嘩は買うしかないが、一方で私のミスで喧嘩になったことなど、散歩中では一度もない。だから余計に腹立たしいのだ。
posted at 18:45:41
(2012.10.28 早朝散歩で休憩中)
▼11/03(城北公園散歩)
公園を行けば枯葉がカサコソと。 VT: http://twitvideo.jp/07xDt
posted at 07:48:00
城北公園を散歩して来て、間もなく帰宅するところ。 http://photozou.jp/photo/show/459193/158800008
posted at 08:09:28
▼11/04(術後通院の日)
散歩は済ませた。日曜日だが今朝はユキ丸の通院日。このあと食餌を済ませたら車で病院へ。小ユキはヒート開始状態なので留守番させようと思う。ユキ丸が盛んに小ユキの尻を嗅ぐようになった。こちらの方もいよいよか(ノ_・。)
posted at 07:28:10
病院帰りに城北公園を散歩中。 http://photozou.jp/photo/show/459193/158948505
posted at 09:56:01
(2012.11.04 病院の帰路、公園に寄る?)
ユキ丸のエコー検査と触診の結果は異常なかった。薬もようやく停止できる。次回は3週間後に通院検査の予定。
posted at 11:14:06
術後ひと月を経過して、ユキ丸の検査結果は異常なかった。けれどこの結果は決して今後の安心を保証するものではない。ユキ丸の肥満細胞腫は悪性腫瘍で、かつ一番たちの悪いグレード3であり、しかも病理検査では「取り切れていない」と判定された。普通なら抗がん剤の投与を開始するところだ。
posted at 19:56:43
しかし抗がん剤の副作用への懸念と、ちょうど相方の小ユキが発情期を迎えており、そちらでの興奮で(ユキ丸も)相当の体力を消耗すること、加えて薬漬けとすることへの躊躇いをもって、私自身の判断によって、抗がん剤の選択はしないまま、慎重な観察を続けることとした。日々再発の影に怯えながらも。
posted at 20:04:22
自分の決断が正しかったかどうかの結論は、早晩にして得られるものではない。仮に半年を無事に過ごしても、次の一年で再発する可能性は高い。仮に二年を無事に過ごせば、グレード3としての危機からは脱したと言い切れるだろう。私はともかくユキ丸自身の強運と、免疫力の回復に賭けてみることにした。
posted at 20:11:43
愛犬の命運は、かくも飼い主の判断ひとつにかかっている。正しい判断かどうかは、後々になって初めて言えることで、現時点では何とも言えない。今はただ自分の決断が正しいと信ずるしかないのだ。私の判断は、人生の多くの場面で決して間違ってはいなかったはずだと、自らに言い聞かせ、今後をみ守る。
posted at 20:21:04
小雪丸が揃って無事に齡(よわい)を重ねる。私はこれまでの2頭が健康であったことから、17〜18歳までは可能であると、暗黙の確信があった。けれども今回の一件で、その根拠なき確信が揺らいだことは否定できない。幾つかの判断を誤れば、そうした確信も極めて危ういものだと知ったことは大きい。
posted at 20:31:33
小雪丸はいま揃って10歳半。共に大過なく11歳を過ごし、まずは12歳を通過させることを真剣に考えることとしよう。それが出来れば、さらにその先があるはずだと思う。むろんただ長生きすれば良いというものではない。犬として「犬らしく生きられる日々」こそが大切なのだと思う。人の老後も然り。
posted at 20:38:33
飼い主として新たな決意。Twitter千日目の今日という日に。そして千日後にも小雪丸が共に傍らにいて、今日抱いた不安を、どうか笑えるようにと。
posted at 20:49:08
今夜の小ユキ。ヒートなのでパンツをはいてる(*´Д`*) http://t.co/QTVR4T1S
posted at 21:02:41
検査結果異常なしのユキ丸。よく寝ている(´ー`) http://t.co/C2OAbwWB
posted at 21:04:31
(2012.11.04 病院の帰路、公園に寄る?)
▼11/09(発情期の最中)
風呂に入るので小雪丸をサークルに入れた。目を離すと何をするかわからないのと、万一暴れてユキ丸の術後の足に何かあったらコワい。ヒート自体はまだ本格化していないが、ユキ丸はすでに小ユキのあとばかり追う。そして小ユキの尻を無遠慮に嗅いで、唸られたりしている。そのときの小ユキの顔は怖い。
posted at 00:30:58
それでも、まだ言葉で制することができるうちなら、序の口なのだ。あと一週間もすれば、声による叱責など何の役にも立たなくなる(*´Д`*) それはもう、物凄い興奮状態に。去勢避妊なしの雌雄2頭を、室内同居で飼育したことのない人には、きっといくら説明しても、わかってもらえないだろうな。
posted at 00:38:16
いま暗算してみると小ユキのヒートは、初回を8ヶ月目として、それが2002年末であったことから、今回で多分15回目だろう。ヒート間隔はおよそ8〜9ヶ月で、少しずつずれて行くからこのようになる。むろん犬種や個体差もあるので一概にには言えない。そしてヒートから2ヶ月後には偽妊娠もある。
posted at 07:52:41
偽妊娠は5〜6回目までは兆候も軽微だったが、次第に本格的になり、小ユキの場合は特に母乳が沢山出る。それもヒートを抜け出した日から起算してほぼ2ヶ月の少し手前から始まる。まさに出産の時期に合わせて起きているのだ。つまり私は小雪丸から、いつでも健康な仔犬をとれたが、それをしなかった…
posted at 08:06:26
当時、私が一人暮らしの会社員だったことや、その他諸般の事情で、私はともかく仔犬は取らぬと決めていたから…小雪丸を常にコントロールして間違いの起きぬようにして来た。それはある意味で交配させ仔犬を産ませるより難しい。隔離して触れ合わぬようにするのではなく、散歩も2頭で続けるからだ。
posted at 08:15:33
発情期ピークの雌雄を一緒に連れ歩けば、一瞬の油断でも繋がってしまう。何より他のことに関心を示さなくなるので、普通に歩かせること自体が大変だ。では何故1頭ずつ別々に行わなかったか?それは残された方が大騒ぎをするからだ。連れ出された方も散歩に殆ど集中しない。結局身近にいない方が騒ぐ…
posted at 08:22:07
室内飼育であるから隣り合わせのサークルを準備してある。屋外向けの頑丈なもので室内を占有するが仕方がない(・_・、)長い留守番やヒート時だけに使うようにしており、普段は室内で自由に過ごしているが、このときばかりは致し方ない。隣り合わせだから隙間から互いに触れ合う程度のことは出来る。
posted at 08:28:46
実はこの程よい距離こそが重要なのだ。互いに隔離して見えない別室などに移せば、もっと大騒ぎをする(^_^;)…産まれた仔犬は母犬が育てる。むろん飼い主も大変だが、それ以前に産ませず10年間、一度の失敗もなくコントロールし続けること自体が大変だ。(ノ_・。)これは私独自の経験だろう。
posted at 08:39:06
むろんこの10年間には仔犬を取りたいという誘惑もあった。特にそれを強く感ずるのは、偽妊娠時の母乳を小ユキ自身が無心に舐める姿を見ているときだ。去勢避妊をせず、あるがままに小雪丸を育てることが私のポリシーだが…この交配という点に関してだけは自然の摂理に反している。そのことが哀しい。
posted at 08:52:07
たまたまのキッカケで、我が家の紀州飼育の根幹に関わる部分を連ツイしてみた。むろん書き足りない(^_^;)もっと詳細は私の「小雪丸日記」で、ヒートや偽妊娠などを検索していただければ、沢山ヒットするだろう…と思う。私の飼育ポリシーについても。
posted at 09:02:48
(2012.11.10 朝の城北公園?)
(2012.11.10 朝の城北公園?)
▼11/10(城北公園散歩)
城北公園早朝。ヒートイン前ギリギリの遠出となりそう。来週はたぶん長時間の散歩は無理だろうから… http://photozou.jp/photo/show/459193/159618271
posted at 06:14:11
散歩から戻った。ユキ丸のマウント熱意高まる。散歩の後半は少し大変だった。(*´Д`*)
posted at 07:34:59
まだこうしていられる間は、ヒートも序の口。これからが大変だ。ちなみに小ユキは今パンツを履いています。 http://t.co/1GrvpHUZ
posted at 07:46:19
(2012.11.10 小ユキのパンツ姿)
二階ベランダで寝転ぶ。 http://t.co/Z3GozSNr
posted at 09:00:37
二階ベランダその2 http://t.co/Bg7GGpd0
posted at 09:02:06
あ、撮ろうとしてたら動いてしまった。(・_・、) http://t.co/YpIyiS8d
posted at 09:03:54
よしよし、動かない動かない(´ー`) http://t.co/LIURgxe7
posted at 09:05:12
さ、これぐらいに、しておきますかな(´▽`) http://t.co/C9A0oLFd
posted at 09:06:40
(2012.11.10 2階で寝転ぶ小ユキ)
(2012.11.10 1階で寝転ぶユキ丸)
小雪丸ヒートもかなり激しくなり、片時も油断ならないので、今夜は早めにサークルに隔離して「お休みモード」にした。ようやくホッとひと息(*´Д`*)
posted at 21:02:32
命には代えられない…それもわかる。しかし抗がん剤は劇薬だ。点滴が漏れて皮膚についたまま見落とせば、そこから壊死する…癌細胞だけではなく他の細胞も破壊する。人であれ犬であれ、身近に癌患者を見た者は、まずそのことを知っている。できることならば使いたくない。だがその判断は飼い主次第だ。
posted at 23:30:41
毎日、毎日、来る日も、来る日も、愛犬の身体を点検する。摘出した部位はむろんのこと、転移の起こりそうなリンパ節についても。そしてシコリがないと「少なくとも今日も無事だった」と安堵の溜息が出る。むろん見えない臓器の中まではわからない。常に付きまとう不安の影。そして愛犬は何も知らない。
posted at 23:40:17
命の砂時計は、いつも一定の速度で流れ落ちているわけではない。あるときは速く、あるときは遅く。そして、この砂時計を、出来ることならば、逆さに置き直したいという思い。…悩んでみても仕方ないから…もう寝る。少なくとも、明日はまた別の日が来る。
posted at 23:56:52
(2012.11.05 夕方のベランダで2頭寝転ぶ)
▼11/11(発情期も佳境)
今日は雨を避けようと4時前に散歩に出掛けたが、結局、したたかに降られた。(・_・、)雨のせいで、多少ヒートダウンしたのが救いか…(*´Д`*)ユキ丸は今夕から、首に負担をかけぬよう、首輪からハーネスに変更した。いよいよ週明けからは、激しくなりそうな予感がしている(・_・、)
posted at 17:31:32
▼11/12(ピーク到来か)
ヒート散歩、今夜も終わった(*´Д`*)小ユキが立ち止まると、近寄るのを阻止されたユキ丸が、吠え立てる恒例のパターンが出始めてる。こうなると興奮度8割ぐらいで、間もなくクライマックスを迎える。゚(゚´Д`゚)゚。
posted at 19:58:41
小雪丸をサークルから出すと、ガツンガツン暴れるので、危なくて何も出来ない(・_・、)で、結局またすぐに元に戻した。可哀相だが仕方ない。ヒートもいよいよ佳境に入ったようです。
posted at 23:14:40
▼11/15(犬を巡る思い)
作家・安岡章太郎の愛犬、紀州犬のコンタは、フィラリア予防薬もない時代に17歳まで生きた。紀州犬の故郷、和歌山県の知り合いさんの愛犬トウフも、外犬として飼われながらも、やはり17歳まで生きた。板橋犬屋敷の劣悪な環境に置かれ、幾度も仔犬を取られたフジでさえ、15歳以上を生き抜いた。⇔
posted at 11:59:51
そして彼らに共通するのは、いずれも静かな老後を送ることの出来た紀州犬である…ということ。私が手塩にかけて育て、誰にも負けない愛情を注いで接し、小さな変化も見過ごすまいとする…そんな同じ紀州犬の小雪丸が、どうして17歳ごときを越えられないはずがあろうか。私は改めて自ら確信を告げる。
posted at 12:07:58
むろん、ただ長生きできれば良いというものではない。犬らしく、日本犬らしく、紀州犬らしく、共に仲良く、残された日々の限りを過ごせ。神のない私の祈りは、いつも自らに問い掛けるためのもの。だから、祈りを叶えるも背くも、全て私自身の力なのだと…いつでもそう思ってる。独り言です気にしないで
posted at 12:26:41
カワハギチップ4袋、マグロとヒラメのカップ4個、ササミジャーキー2袋ぶら下げて、通勤帰宅中のオジサンがいたら、それは99.99パーセントの確率で私です。たぶん(^_^;)
posted at 18:31:10
実は、森永のシニアミルクを買い忘れたことを後で気がついたが、時すでに遅し(ノ_・。)…明日もまた会社最寄り駅から、でかいポリ袋をぶら下げて帰るのは、手ぶら至上主義者としてのポリシーが許さないから、ネットで買うことにしちゃおかな(・_・、)
posted at 18:37:52
すべてが犬を中心に回る生活…(^_^;)手帳には仕事のメモよりも、小雪丸関連のメモの方が多い…
posted at 18:40:22
(2012.11.16 免疫を高めるために)
▼11/16(森永粉ミルク)
今夜はネット通販でこれ買った。ドッグフードに振りかけて使用するためのシニアミルク。最近使い始めたんですが…小雪丸には意外と好評なんです。店頭購入の方が安いけど、今日通勤先で買い忘れたのでネットでまとめ買い(^_^;) http://t.co/Nl80V3Lf
posted at 01:26:53
今夜はユキ丸よりも小ユキのテンションが高い。ユキ丸以上に興奮していて、サークルから出そうものなら、すぐにユキ丸の背後に回ってマウントを仕掛ける。ユキ丸も当然のことながら、小ユキにマウントをせんとするから、2頭でクルクルと背後をとりあってコマネズミみたいだ。どちらが雄かわからない。
posted at 22:11:04
▼11/17(発情期明け?)
今朝からユキ丸のテンションが少し下がって、逆に小ユキのテンションが異常に高くなった。僅かな隙を突いて先にマウントを仕掛けるのも小ユキで、立場が逆転している。日数の推移から見ても、これがヒートダウンの予兆とも言えるが、実はまだ油断できない。前回も終わりかけてまた再燃した経緯がある。
posted at 08:08:25
まだ再燃の可能性があると思う根拠は、今回のヒートアップが、最盛期のそれと比べると、まだ比較的軽いからだ。前回のヒートは去る1月末から2月にかけてだったが、そのときも数日のヒートアップがいったん収束し、一週間後に再燃…そちらが遥かに激しかったという経緯がある。いわば2段ロケットだ。
posted at 08:15:43
むろん今回のヒートアップも、激しくなって約一週間という、最盛期の日数条件は満たしているので、このまま抜け出してくれれば、ホッと出来るのだが、ここ2年ほどについては、かつての「判で押したような規則性」が失われているので、判断が難しい。間隔そのものも不規則になってる。さてどうなるか。
posted at 08:25:33
今朝の小雪丸。自由にさせておくと1秒たりとも目を離せないので、かわいそうだがサークルの中。 http://photozou.jp/photo/show/459193/160372265
posted at 09:08:10
(2012.11.17 発情期のため隔離中)
▼11/18(主客逆転現象)
小雪丸ヒートやや鎮静化するも、散歩後半は相変わらず互いにマウントする。しかも♀の小ユキの方が、♂のユキ丸よりも仕掛ける回数が多い…何だか訳のわからない状態(・_・、)ヒート明けの直前には、いつもこのような逆転現象が起きる。ホルモンバランスの微妙な変化が見てとれる、いわば躁鬱状態。
posted at 07:35:07
▼11/20(発情期の終り)
今夜は小雪丸を普段どおり室内フリーに戻しているので、このまま寝てしまって大丈夫かどうか悩む。大丈夫だよな、な、( ・_・;)
posted at 00:52:32
▼11/21(ユキ丸の下痢)
いったん治ったと思ったユキ丸の下痢が、食餌を普通に戻したら、また再発(*´Д`*)小ユキも僅かながらゆるい。やっとヒート明けらしいのに、参ったなぁ…(・_・、)
posted at 20:21:41
▼11/22(夢の中で走る)
今宵、東京は雨となり、朝まで残る予報。小雪丸散歩の時刻までには止んでいますように(*´Д`*)
posted at 00:57:22
ユキ丸が寝ながら、四肢を小刻みに動かしている。夢の中で、いったいどこを走っているのか(´▽`)「おいで、おいで〜」と声をかけてみたが、起きて来ないな(。・・。)
posted at 01:05:15
(2012.11.23 室内で2頭寝転ぶ?)
▼11/23(小雪丸を洗う)
急いで出掛けたのに、まだ雨にならない。悔しい… ともかく、今朝はすでに散歩を終えて、小雪丸の久々のシャンプーも済ませた。ユキ丸の手術前、それ以来だから、久しぶりのシャンプーだ。綺麗になったよ。ワンダホー♪
posted at 07:57:18
今朝は小雪丸のシャンプーを済ませた。スッキリ(´▽`) http://t.co/03mGIGLY
posted at 08:00:14
そこにいたのか小ユキ(´ー`) http://t.co/f1ImhSrp
posted at 10:55:52
シャンプーで疲れちゃったねユキ丸(´д`) http://t.co/jO6uGvfm
posted at 10:57:53
シャンプーとセットで行う恒例の体重測定。毎回、排便後かつ食前の乾燥重量(Bike/Car用語な)で行うことにしているのだが…今朝はついウッカリ忘れたので「食後の測定」となってしまった。結果は小ユキ23.2kg(微増)、ユキ丸20.4kg(変わらず)…
posted at 11:57:19
ユキ丸は術後ということもあり、21kgまで回復すれば良いが、小ユキは若干肥満傾向…22kgまでは落としたい。我が家の体重はここ数年、20〜21kgがユキ丸、22〜23kgが小ユキで、常にユキ丸の方が1.5kgほど軽い状態が続いているが、外見はその逆に見える。小ユキは堅太りなのだ。
posted at 12:03:02
ごはん待ってます。 http://t.co/ABfJH5DT
posted at 18:36:58
夜の散歩から戻ったあと(゜-゜) http://photozou.jp/photo/show/459193/161079125
posted at 18:37:05
(2012.11.23 室内で2頭寝転ぶ?)
▼11/24(左前足の災難)
せっかく公園まで来たのに少し雨(ノ_・。) http://photozou.jp/photo/show/459193/161138672
posted at 07:53:39
ユキ丸の爪が割れた。゚(゚´Д`゚)゚。 http://t.co/m63HRk97
posted at 08:49:04
治療中(*´Д`*) http://t.co/As3frN5E
posted at 08:49:48
散歩から戻ってユキ丸の左前足を拭いたときに、キャンと鳴いたので、異常に気付いた。昨夜は気づかなかったから、今朝の散歩中に割れたのだろう。偶然不運が重なっての事故でもある。左後足の手術もあって、普段ほどマメに爪切りをしていなかった。それでやや伸びていたところに、昨朝のシャンプー直後
posted at 09:13:18
昨朝のシャンプー直後、勢い良く階段を駆け降りたとき、たまたま滑って、どこかに左前足をぶつけて、しばらく痛そうにしていた。外傷はなくすぐにケロッとしていたので、見過ごしていたが、おそらくそのときに爪をぶつけて、ヒビが入っていたのだろう。そこを今朝の散歩中にぶつけて、折れたのだろう。
posted at 09:18:45
原因から結果に至る推理が成り立つ。ともかく、中途半端に折れた爪を、犬用の爪切りでは上手く切れないので、鋭利な皮切りハサミで慎重に切り離して、消毒して様子を見るとことにした。幸い出血は殆どない。人間の指に例えるなら、さしずめ生爪を半分剥がして、血管ギリギリの肉が露出している状態。
posted at 09:24:54
爪が伸びて修復されるまでには、多少時間もかかりそうだ。その間は注意を要する。いずれにせよ、明日は病院で術後の検査があるので、獣医にも診せる。教訓…いかなるときでも、爪切りはマメに行うこと。そして愛犬の散歩後の身体拭きは、いつも重要な健康チェックと考え、決して手を抜かないことだな。
posted at 09:30:27
(2012.11.24 ユキ丸の爪が割れた)
千葉震源の地震、今回の体感は、確かに震度3くらいはあった(東京練馬)ユキ丸だけがオタオタしていた。゚(゚´Д`゚)゚。
posted at 18:10:06
今回は揺れが先に来て、あとから地震警報機が、ピーピー鳴ってた。まるで役に立っていない(*´Д`*)
posted at 18:14:22
ユキ丸は小心者で、すぐ地震にウロタエルが、小ユキは全く逆で、寝そべったまま動こうともしない。結局、終始寝たままだった。(。・・。)
posted at 18:17:32
(2012.11.24 朝の城北公園で休憩)
▼11/25(検査通院の日)
日曜だが、朝一番でユキ丸の術後エコー検査で病院に行くので落ち着かない。それまでに散歩を済ませて、食餌済ませて…(血液検査は今回はないから食べさせてもいいんだったな)
posted at 05:26:39
散歩済ませた。タガラガワ暗渠付近でのスナップ。 http://photozou.jp/photo/show/459193/161271987
posted at 07:15:40
病院で待たされ、帰りに城北公園に寄って短い散歩を済ませ、結局戻れば正午間近の半日がかり。ともかくユキ丸の検査は異常なかった。ホッと一息つく。次回は12月16日の予定だ。
posted at 11:53:24
次の病院12月16日は同時選挙の日か(゚o゚;)普段なら公園散歩の帰りに投票所に立ち寄るパターンだが、病院に朝一番で行くためには公園散歩をしているほど呑気な朝ではない。さて当日はどのような順番で行動すれば良いかな。一日に何度も出たり入ったりしたくはない。不在者投票という手もある。
posted at 12:03:19
朝の6時台に散歩して、病院帰りの10時台に散歩して、今また夕刻の4時台に散歩に行く。何だか一日中散歩しているような気がする。(*´Д`*)
posted at 16:15:36
私は愛犬が大好きだ。愛犬は散歩が大好きだ。したがって私は散歩が大好きだ…となるはずなんだが、体調次第で必ずしもそうとは限らない(・_・、)
posted at 16:34:26
(2012.12.01 城北公園、置き石の上)
▼12/01(城北公園再び)
あと少ししたら城北公園に散歩に行こう。週末だからね。
posted at 05:40:09
散歩に行く。
posted at 06:21:13
晩秋。 http://photozou.jp/photo/show/459193/161949992
posted at 07:24:43
城北公園。今日から師走。銀杏も黄金色。 http://photozou.jp/photo/show/459193/161950721
posted at 07:40:15
散歩中に投稿したTwivideoの動画が反映されとらんじゃないか。(*´Д`*) チッ…またか。
posted at 08:27:16
▼以上である。およそ40日間のTwitterの呟きの中から、小雪丸関係のものだけを拾い出し振り返ってみた。この間のテーマは2つである。一つ目は言うまでもなく「ユキ丸の術後の経過について」そして二つ目は「小ユキのヒートが始まり抜け出すまで」…
ともかく、先週11/25日のエコー検査と触診(一部細胞抽出検査も)に関する限り、ユキ丸の身体に異常はなかった。そしてこの間に生じた発情期についても、どうにか今回も無事乗り切ることが出来て、11/25の通院には、小ユキもまた車に同乗して同行することも出来た。
結果論ではあるが、今回は偶然にも手術と発情期との日程が重ならなかった。不幸中の幸いである。運もまだ、決して我が家を見放したわけではない。長々とお読み頂いた方には、ありがとう…と御礼申し上げる。
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前回の投稿では、ユキ丸の左足に見つかった腫瘍が悪性の疑い濃く、10/1の月曜日に手術決まったところまでを書いた。本稿はその続編である。つまり、ユキ丸の手術から退院までと、切除した腫瘍の病理検査の結果、さらにそれを踏まえて治療法の検討、併せて一般の抗癌剤の代わりに最新の分子標的薬を使って効果のある細胞かどうかの追試験とその結果について、術後の1週間は、目まぐるしく状況が変化していった。
一方、ユキ丸の術後は順調に回復したものの、膝という部位を中心に含むため、どうしても固定しきれぬ事情もあって、なかなか癒着せず、4回目の抜糸でようやく最終的な糸を抜くことが出来たところである。結果的に抜糸完了までには3週間を超える長丁場だった。
(2012.10.01 動物病院アニホスの前で)
今回ユキ丸のかかった病気を手短にまとめるならば、以下のような結果である。
腫瘍の名前は「肥満細胞腫」で、一般的に転移を伴う拡散の危険が高い悪性。腫瘍の切除はしたものの、膝という部位でもあり、安全なだけ深くえぐることが出来なかった。その結果、病理検査では「取り切れていない」と判定。つまり切除した部位の一番外側付近にも、同種の細胞の湿潤が見られるとの所見だ。この結果、飼い主に判断を求められる選択肢は3つ。?放射線治療、?抗癌剤治療、?何もしない…
また?には治療を依頼した先(普通の病院では出来ない)の方針により、幾つかのサイクルがある。しかも特定できなければ効果は少ない。そして毎回麻酔というリスクも伴う。一方で?に関しては、一般の抗癌剤とは別に、特定の腫瘍タイプのみ狙い撃ち効果の期待できる「分子標的薬」がある。
(2012.10.21 術後3週間ぶりに城北公園を歩く?)
ただしユキ丸の病理検査(追試)では、それが有効となるタイプではなかった。ユキ丸の病理検査の結果では転移の危険性もありとなっているから、放射線のように切除部分だけへの照射よりも、抗癌剤投与の方が効果的であると言われた。こうして見ると、アクティブに闘うならば、抗癌剤だけが有効な手段となる。
そして残された選択肢?は「何もしない」である。むろん、この場合も2つに分かれるだろう。1.本当に何もしない、2.免疫力を高める努力をする…などなど。この選択も非常に悩ましい。気休めかもしれないが、サプリメントや食事療法での効果創出に賭ける。それと同時に短いサイクルで、エコーやレントゲンによる転移リスクをチェックしていく。
(2012.10.21 術後3週間ぶりに城北公園を歩く?)
結局、私の結論は最後の選択肢の方向で、様子を観察しながら、もし再発したときは、状況を見て抗癌剤も止む無しとする…ことで、現時点では抗癌剤による副作用のリスクをいったん回避するというところに落ち着きそうである。むろんこれには、様々な背景も伴う。
我が家は間もなく小ユキが「ヒート」に入る。そのとき「抗癌剤」と両方では、ユキ丸の体力が持つかどうかも心配だ。普段でもヒート時には心身ともにボロボロになる。そこに投薬のリスクも合わさったときの衰弱は、さすがに私でも想像できない。
(2012.10.21 術後3週間ぶりに城北公園を歩く?)
ともあれ、これが概要である。時系列に沿った10月闘病の詳細は、以下にTwitterの投稿を列挙しておく。かなり長いものとなっているので、時間の許す方があれば参照されたい。ともかく先の長い闘いとなった。いやむしろ、こうなれば長い闘いでなければならない…と思うしかない。小雪丸には「共に百まで」揃って元気に生きてもらわなければならないのだ。
▼10月1日
(2012.10.01 まだ未明の散歩…月が出ている)
まだ真っ暗だが、間もなく散歩に行く。いったん6時までには散歩を終え、8時半までには車で病院に行く。今日はユキ丸の腫瘍摘出手術。午前中は転移などチェックのためレントゲンと点滴。午後からの手術と聞いている。過保護なようだが会社は休んでずっと付き添う。手術が終わるまではたぶん呟かない。
posted at 05:00:44
ユキ丸点滴中。暫定場所から診療室に移動した。 VT: http://twitvideo.jp/07tup
posted at 10:00:44
点滴を受けながら午後まで、あとはひたすら待つ。付き添いは殆ど例がないと言われた。しかも小ユキまで付き添う。 http://photozou.jp/photo/show/459193/155079189
posted at 10:06:25
手術が終わるまで呟かないと言いながら、写真や動画で少し呟いてしまっている自分。ま、点滴が始まってしまえば、あとはひたすら待つしかなく、それもあって、つい呟いてしまった。だがこの後はユキ丸たちの様子を見ながら本を一冊読破する。ネットも見ない、だから今度こそもう呟かない。
posted at 10:52:49
ただ点滴に付き添い、ひたすら待つだけと書いたが、ただボンヤリとしている訳ではなかった。点滴を始めて1時間以上になるが、滴下速度が著しく遅い。しかもスタッフは多いが誰も途中で適正に落ちているかの確認に来ない。それで医師を呼んで「これで良いのか」ときいたところ、やはり良くはなかった。
posted at 11:24:29
簡単に言えば、ユキ丸の腕より血管を採取している針の径が細く、そこの血液が凝固して「詰まっていた」…1時間に滴下する適正な量を確保しないまま、場合によっては一定時間後に点滴を外して、そのまま手術などと言うことなどなかっただろうか?大きな病院だが、分業化していると、そんな危険もある。
posted at 11:30:12
結果的に針の径を1ランク太いものに代え、血液の凝固を緩和する措置を追加することになった。つまり点滴効果が確保されていなくとも、そのまま手術をされてしまった可能性もある。それでも運が良ければ何事もないかもしれない。しかし万一何かショックを併発した場合は皆が「なぜ?」と思うのだろう。
posted at 11:37:55
動物クリニックの規模は大きく、スタッフも多いが、所詮職員にとっては他人の犬だ。しかも外来も手術も多い。病院に預け、いきなり過誤に見舞われた事例も、私自身が知っている。私がユキ丸の手術に付き添うのは、そうした見落としを少しでも拾うことだ。決してただボンヤリと座っているだけではない。
posted at 11:46:24
(2012.10.01 手術前の点滴…小ユキも付き合う)
人間ならば看護婦が頻繁にチェックし、患者本人も意識があれば、自分で異常ぐらいは訴えることが出来る。だが犬は口がきけない。しかも動物病院内では、様々なペットの騒がしい鳴き声が飛び交い、それもストレスになる。そのためにも私が傍にいれば、愛犬を不安にさせることはない。さて正午を過ぎた。
posted at 12:04:16
1頭のトイプが至近数メートルのところでけたたましく鳴きやまずうるさい。こういう犬の飼い主こそ、ずっと付き添っていてほしい。ユキ丸は、至って静かだ。点滴の腕も私がたしなめれば、噛んだり舐めたりもしない。つまりエリザベスカラーさえつける必要がない。つまりその分だけでもストレスが減る。
posted at 12:10:39
もう呟かないと言いながら、またも呟いてしまったのは、点滴のミスに気付いたからだ。三度目の正直、今度こそ沈黙する。本来ならばそうするつもりだった。CU!
posted at 12:27:15
ユキ丸は手術中。小ユキと終わるのを待つ。いま出来ることは何もないのがやるせない。小ユキには、屋外を百メートル歩かせ、小用1回と水を飲ませた。 http://photozou.jp/photo/show/459193/155099392
posted at 13:57:00
ユキ丸の術後。まだ完全に麻酔から、さめきっていない。かなり痛ましいので私自身が落ち込む。 http://photozou.jp/photo/show/459193/155107532
posted at 15:32:41
(2012.10.01 麻酔からさめたユキ丸)
脚の腫瘍を摘出するのに、関係のない腹から脇腹まで、めいっぱい広範囲に毛をそられた。ここまでせずとも手術の目的は果たせるだろう。まるで羊の毛を刈るがごとしだ。正直、その無神経さに腹が立つ。むろん見栄えなど、命と引き換えにできるわけもなく、そのこと自体はわかるのだが、何とも言い難い。
posted at 17:02:57
ゆうにトースト2枚分の毛が剃られて、ここまでするか!?と普通思う。ユキ丸はまだ、ベロ出しのまま寝ている。ただし、ときどき大きな雑音が入ると目を覚ます。 http://t.co/u73uiaEt
posted at 17:08:07
突然ユキ丸の術後の写真など投稿したものだから、「何があったの?」などと訊いてくるのは、外国人のフレンドさん。本文テキストなど、まるで読んでくれてないんだな…と改めて思う。英語で僅かだけ触れたはずだが、腫瘍に関する説明の大半は日本語だ。翻訳してまでは読もうとしてないんだね。たぶん。
posted at 17:17:41
要するに、今日のような状況では、自分勝手な発信は、まだ比較的楽だが、個人個人にマメに返信するのは、ちょっとシンドイ。だから一律公平にレスポンスは、どれもなし、としている。いつもと違うのはそれくらいだ。むろん返信が必要なものには、後にまとめてすると思う。
posted at 17:27:23
午前中もそうだったが、今も近隣でヒステリックに吠え続ける犬がいる。小雪丸はこんな場所では、接近に唸ることはあっても、一切吠えない。まったく他人には迷惑をかけない。それもあるので、誠に苦々しく思う。ただそれだけのことだが、ユキ丸が起きてしまうのが困る。
posted at 17:42:33
7時過ぎまでユキ丸に付き添い、まだ点滴を続ける以上、入院やむなしと諦めて、いま小ユキと帰宅した。12時間の付き添いは、連れ合いの手術以来だ。小ユキもユキ丸に合わせて朝ごはん抜き。騒がしい環境でも、良い子にしていたが、さぞ疲れただろう。明朝も病院に行くが、小ユキは留守番をさせる。
posted at 19:56:13
▼10月2日
2002年6月8日より10年と4ヶ月…小ユキとユキ丸が一緒になってから、初めて小ユキしか室内にいない朝。それだけでとても寂しい気持ちになる。これから「小ユキだけの散歩」に出掛けるが、それはユキ丸がまだワクチン接種未完了で外に出られなかったとき以来のことだ。当時を懐かしく思い出す。
posted at 05:51:17
ユキ丸は昨夜、病院で過ごした。この後、小ユキの散歩を終えたら、早めに病院まで様子を見に出掛ける。術後の経過を午前中見て、医師とも相談して、経過良く可能なら自宅に連れて帰る。今朝は小ユキは留守番させても大丈夫だろう。そのようなわけで私は今日も会社を休む。経過いかんではたぶん明日も。
posted at 05:56:32
小ユキだけの散歩は、片手が手持ちぶさたで、なんともバランスが悪く、不思議な感じがする。慣れとは不思議なものだ。 http://photozou.jp/photo/show/459193/155184290
posted at 06:48:55
アニホス、間もなく開院時刻。ユキ丸の様子を見にきた。 http://t.co/yq1pAC9Y
posted at 08:46:36
今朝のユキ丸。少し元気になった。今日も一日様子を見る。 http://photozou.jp/photo/show/459193/155190826
posted at 09:08:54
(2012.10.02 手術翌朝のユキ丸を迎えに)
エレベータホールの特別コーナーで点滴中。面会室の前だが殆ど出入りはない。先程一人面会者が来たが30分ほどで帰った。今朝は少し食べて水を飲んだ。 http://photozou.jp/photo/show/459193/155192620
posted at 09:42:52
昨日は心配で時間のたつのが殆ど気にならなかったが、今日はユキ丸の症状が安定してきた分だけ、時間のたつのが遅く感じられる。このまま夜までは結構長いね。
posted at 10:56:07
ユキ丸から見える位置に座っている分には構わないのだが、彼の背中の側に移動すると、やはり何をしているのかと気になるらしくて、振り返る。だから出来るだけ、ユキ丸から見える位置だけに座るのだが、ここはエアコンが、ちょっと寒い…
posted at 11:22:19
点滴交換して、さらに続く。 http://t.co/rO9kXypz
posted at 12:07:17
ユキ丸が少し落ち着かない。 http://t.co/81SYsC8f
posted at 12:11:03
元気なく横たわっているユキ丸を、ゆっくりとなでていると、10年前に亡くした先代犬ユキのときも、こうして同じようになでていたことを思い出す。同じ紀州のオス、手の平に当たるサイズも、ちょうど同じくらいで、ちょっと臆病なところがよく似ていた。本当に10年など過ぎてしまえば夢のようだね。
posted at 14:17:14
しかし手術をしたぐらいで、こんなに心配していたら、いつか来る本当の別れでは、それこそ身がもたんな…と思ふ。しかも彼らは2頭だ。いずれにせよ、1頭を亡くしたときの喪失感を、今朝の小ユキとの散歩で擬似体験した。片手が余って何もすることがない。その意外なまでの心細さを改めて知った驚き。
posted at 14:33:16
2頭引き散歩にすっかり慣れ切っているから、突然それが1頭になると、冗談ではなく本当に、歩行時のバランスが取りに くくなる。リードを持たぬ方の腕のやり場に困る…とでも言おうか。それで…無目的に振り回してみたりなどする。1頭だけで散歩するのは、本当に10年ぶりなのだ。
posted at 14:45:54
今日二人目の面会客が来て、面会室の中で白い中型ロン毛の犬をなでている。向こうから話掛けてきたので少し話したが、腎臓が悪く入院させていると言う。12歳だと言いながら、こいつの兄弟は元気なんだが…って、多少我が家との共通点もある。床に座って愛犬をなでながら…1時間ほどで帰って行った。
posted at 15:39:53
ここはエレベータホールなのだが、面会室とトリミング室への通路にもなってる。しかし朝の9時から、間もなく午後4時になろうとする間に、客として通過したのは、面会2名、トリミング1名だけのようだ。むろん職員は通るが…幸い静かなまま時間が過ぎて助かっている。点滴中なので騒がしいのは困る。
posted at 15:48:33
ユキ丸退院。小ユキと散歩は別々に。いま終わらせて、やっと落ち着く。ただしまだ買い物あり。病院からの帰路は後部座席のユキ丸が立ち上がらないか、気が気でなく、どこにも寄れなかった(*´Д`*)
posted at 18:21:50
生きてるってことは、やはり素敵なことだね。それを愛犬の手術から教えられた2日間でした。命をつなぐって、大変なことだが、少なくとも、それだけの価値はあるもの。いま改めて、そう思っています。
posted at 19:25:51
▼10月3日
寝るときだけは監視できないので、ユキ丸が傷口を舐めたり噛んだりしないようにエリザベスカラーを着けた。さらに小ユキがアクセスしないようにサークルに入れたのだが、しばらくするとガリガリと音がする。行ってみると中にオシッコ。゚(゚´Д`゚)゚。夕方しただけでは足りなかったらしい。トホホ
posted at 00:38:39
ユキ丸だけでは可哀想なので、小ユキも付き合ってサークルに入れたのだが、ユキ丸の隣りで、しかめっ面をしている。いきなりオシッコでは驚いただろう。慌てて拭き取って新しいタオルに代えた。手術直後の病犬がいると家族全体が、なかなか大変だ。片時も目が離せないので、やはり疲れる(*´Д`*)
posted at 00:43:49
2日間の病院付き添いで風呂にもはいれず、小雪丸をサークルインして、やっと深夜風呂に入りました。サークルはヒートのときしか使いませんが、今夜は仕方ないでしょう。しかもユキ丸は朝顔つき。可哀想ですがやむを得ません。さて本来ならば返信すべきコメントもあるのですが、疲れたのでもう寝ます。
posted at 02:48:53
ユキ丸の散歩は、およそ600メートルを、400メートルは抱いて歩き、200メートルを歩かせ、大小を済ませた。その後が小ユキで、いつも通りのコースをいま歩いている。手間がかかるが仕方がない。
posted at 07:00:42
犬の健康に投資できぬなら、犬を飼うことも道義上許されぬ時代が来ていることを改めて思う。愛犬の健康に保険をかけることを義務づける法律も必要なのではないか?とも思った。車の自賠責保険のようなものである。
posted at 08:26:28
常に再発に怯えながら、この闘いは、まだ先の長い旅路の始まりかもしれない。犬と生きる。それは何ものにも代え難い喜びなのだが、同時に招かざる不安も連れて来る。
posted at 08:49:49
間もなく通院時刻だが雨になってしまった。病院の周りを少し散歩させて、包帯を交換してもらうつもりだったが、雨が強くなると困る。なかなか上手く運ばないものだ。時間刻みのスケジュールで少しもくつろげない。昨日の包帯は、すっかりずり落ちて、ストレッチテープで補正したが、傷口が痛ましい。
posted at 15:35:22
今日で3日間も会社を休み、日がなユキ丸を見張りながら過ごす。エリザベスカラーを着けてサークルに入れてしまえば、昼寝も仕事も思いのままだが、病犬のストレスを思うと、それも私が寝る間だけに留めたい。だから何も集中してできないのだが、その分、一日中彼らをなでて過ごせる。日頃ないことだ。
posted at 15:44:01
皮肉なもので、彼らが元気なときの平日には、とてもこんな時間はとれない。週末は週末で平日にはできないこともある。つまり彼らが手術などをして初めて、ゆっくりと接するための充分な時間がとれる。しかしその時間自体は腫れ物に触るような緊張を伴う。改めて繰り返すが、何と皮肉なことなんだろう。
posted at 15:49:00
雨が降っているが、間もなくユキ丸を連れて通院し、向こうでユキ丸を散歩させ、戻ったら留守番の小ユキの散歩に出る。一日中、彼らとの過密なスケジュールだ。さすがに明日だけはサークルで留守番をさせ、私も出勤しなくてはならない。むろん朝が非常に忙しくなることだろう。さてそろそろ病院に行く。
posted at 15:55:14
さ、通院だよユキ丸。 http://t.co/hvCxqABz
posted at 15:57:17
(2012.10.03 ユキ丸の傷跡が痛々しい)
包帯が、すっかりずれ落ち傷が見える。これでもまだ全体ではない。大きく切られたものだ。 http://t.co/J3GygUmj
posted at 16:01:41
いままさに車を出そうとしていたとき、病院からの電話。担当医に急な手術が入り、時刻を6時半に変更して欲しいとのこと。危ないところだった。さて、そうなるとユキ丸の散歩をいつするかな。
posted at 16:09:24
雨を避けながら先にユキ丸、小ユキの順に散歩を済ませた。遠くまで行ったのにユキ丸はウンチをしない。ガックリ。抱き抱え疲れで腕が痛い。休む間もなく、今度は車で病院に行く。とても休日とは思えない(*´Д`*)
posted at 17:44:29
アニホスなう。時間正確6時半。雨がかなり降っています。
posted at 18:32:17
病院から戻り、やっと寛ぐ…暇もなく、これから小雪丸のごはん(*´Д`*)雨は止んだようだね。
posted at 20:05:27
▼10月4日
ユキ丸をやっとサークルで寝かせたら、5分とたたないうちに、またしても昨夜同様、急にオシッコ(*´Д`*)…これで2晩続きの粗相だ。このタイミングの悪さはなんなのだろう?薬のせいかもしれないのだが… ともかく掃除して濡れたタオルはそのまま捨てる。
posted at 00:02:31
今日のユキ丸はアサガオをつけてサークルで安静にして私の帰りを待つ。小ユキも隣のサークルで付き合う。ユキ丸だけを閉じ込めておくのは可愛そうだから、小ユキには悪いが、そうさせてもらった。要するにヒート真っ盛りのときと同じ状態にしてある。家人はいるが、ずっと見張らせるわけにもいかない。
posted at 08:55:57
どうしてるかな…ユキ丸と小ユキ…そればかり考えてしまう小雪丸依存症の私(ノ_・。)在宅勤務がしたいねぇ。実質やろうと思えば殆ど可能なんだし…
posted at 10:10:12
今日は即行で帰ろう。いつもそうなんだけど…
posted at 14:16:08
今日という一日は長い(*´Д`*)
posted at 16:33:59
小雪丸に食べさせ、ユキ丸の薬も数種類飲ませて、やっとホッとして落ち着くことができたのが22時。今日も疲れた。(*´Д`*)
posted at 22:08:04
▼10月5日
(2012.10.05 ユキ丸にソックスをはかせた)
ユキ丸をサークルに入れようとしたが、寝たまま起きようとしないので、アサガオだけを着けて、そのまま寝かせることにした。私が真横に寝るので大丈夫だろう。小ユキはむろんそのまま。明日も早いよ。お休み小雪丸。
posted at 01:12:54
外で寝かそうと思ったが、ユキ丸が水を飲みにサークルまで歩いたので、そのままサークルイン。ところが、電灯を消して3分とたたぬうちに、三日三晩連続の、またしてもオシッコ。もういやになる。゚(゚´Д`゚)゚。したい素振りも見せずに、いきなりだからたまらない。こんなことは、かつてなかった
posted at 01:39:34
またしても大判のタオル1枚がそのままゴミ箱へ。しかし、この突然の習性は何なのだろう。こんな失態は10年間かつてなかった。これで新しい座布団もびしょびしょだ。乾かして使うしかない。失意のうちに、今夜はもう寝る。あ〜あ(ノД`)
posted at 01:45:38
今朝の小雪丸(´▽`) http://t.co/DGvX2BQz
posted at 07:05:57
小ユキ(*゚▽゚)ノ http://t.co/1lmIicLy
posted at 07:07:50
ユキ丸(*゚▽゚)ノ http://t.co/xzw4k42P
posted at 07:08:57
今朝もユキ丸を連れて、間もなく通院。戻って会社に昼までに行く。つまり半休…(ノ_・。)
posted at 08:03:22
病院の待合いなう。 http://t.co/xI2py4Rr
posted at 09:28:13
ユキ丸の病理検査の結果は良くない。グレード3の悪性であることと、取り切れていない。周辺への湿潤が認められるとの診断。放射線治療や抗がん剤治療が有効だが副作用も大きい。抗がん剤より副作用の少ない分子標的薬の適用が、可能かどうかの追検査を依頼した。再発リスクと治療法の選択が悩ましい。
posted at 10:32:38
留守番頼むよ。 http://t.co/8bZrvEqv
posted at 11:12:33
分子標的薬も所詮、抗がん剤…全ての細胞を破壊するのではないところが違うが、心不全の危険や従来とは異なるリスクも伴う。効果ありと言われたとき、それらのこともよく考えよう。命の砂時計が突然、速く落ち始めた。先代ユキの初めての異常が秋…そして翌年4月に天に召されたときのことを思い出す。
posted at 13:20:27
時間を大切に使おう。決して後悔しないように熟慮して決め。そしてあとは運命とユキ丸の強運とに委ねる。
posted at 13:24:40
もし分子標的薬が有効と判定されたとき…そのあまりもの高さ!月額で試算すると、下手なサラリーマンの月収など軽くすっ飛ぶ(*_*)
posted at 14:54:49
楽しくない三連休(ノ_・。)だが努めて明るく過ごそう。希望も潰えたわけじゃない。運も味方につける。そして私にはそれが出来る。
posted at 15:33:09
帰り道でゴム紐を1本買った。ユキ丸の患部に、先をちょん切った私の靴下を履かせて、反対の足には、同じ靴下の上をちょん切った輪っかを履かせれば、両方にスリットを入れて、背中越しにゴム紐で引っ張れないかな。上手くできれば、包帯がずり落ちるのを防止し、同時に患部を保護して汚れから守れる。
posted at 18:04:25
サプリや食品、あらゆる方法で免疫力を高める可能性を模索してみようと思う決意。
posted at 18:08:14
ユキ丸の免疫力低下の原因が…3.11直後の福島原発水素爆発のあと、3.14の朝と夕方に、風によって運ばれた塵が東京に到達し、2回の放射線量のピークをもたらした記憶と重なる。資料が手元にないので記憶だけで言うが、朝夕のピークは通常値よりもはるかに高く、それは散歩の時刻にかなり近い。
posted at 18:24:36
原発事故から2週間後の3月末、ユキ丸は初めて「耳血腫」を伴う症状で体調を崩した。あれから一年半…免疫力低下に何らかの引き金があるとすれば、無関係とも言い切れない。むろん同じ行動をしている小ユキはどうか…と言う問題はある。あえて違いを言えば、ユキ丸は牡ゆえに地面や草木を頻繁に嗅ぐ。
posted at 18:32:08
3月14日の東京に原発事故の放射能が、北東の風に乗って飛来し、短時間に高い放射線量をもたらしたというデータが広く知られるようになったのは、事故から半年以上を経過したあとのことだ。少なくとも私もそれまでは知らなかった。むろんユキ丸が体調を崩した3月から4月にかけての期間においても。
posted at 18:39:58
むろん東京中の犬猫が免疫不全に陥っているわけではない。原因を何かに求めようとする本能が、この遠くて近い関係を告げているだけなのかもしれない。それでもなお、あの原発事故がなかったら?の思いは頭を去らない。それだけの独り言である。そして、今となっては、何の役にも立たない唐突な推理だ。
posted at 18:47:00
久しぶりに揃って散歩に行ってきます。 http://photozou.jp/photo/show/459193/155517687
posted at 19:42:46
これは結構上手く行ったので報告しとく。RT @kishudog:帰り道でゴム紐を1本買った。ユキ丸の患部に、先をちょん切った私の靴下を履かせて、反対の足には、同じ靴下の上をちょん切った輪っかを履かせれば、両方にスリットを入れて、背中越しにゴム紐で引っ張れないかな。上手くできれば…
posted at 21:17:28
ユキ丸に食後の薬を飲ませた。錠剤が5粒、顆粒が1袋もある。これをオブラートに包んで4分割で飲ませる。顆粒で2個、細かい錠剤をまとめて1個、大きな錠剤はそのまま。これで4回になる。口を開けさせ喉に親指で突っ込むのだが、何だか拷問しているようで可哀想になる。でも早く治すためだからね。
posted at 22:47:11
全て完了して、やっと寛げる。今日も疲れたねぇ(*´Д`*)あとは寝る前にユキ丸のオシッコを自宅前でさせることが残っている。薬のせいで水をたくさん飲む。それで尿意を催すのだろうね。
posted at 23:07:09
ステロイド系の薬が水を要求させる。それで普段の倍を飲料する。だから尿意も活発になる。といった図式。だから我慢させすぎるのも考えものだ。我慢し過ぎて膀胱炎にでもなったらよけい困る(。・ω・。)
posted at 23:17:14
▼10月6日
大丈夫。命あるもの、いつかは来る別れはあっても、少なくとも、それは決して、今ではない。それは決して、屈するような運命ではない。道は拓く。おやすみ、小雪丸。
posted at 00:16:22
午前2時すぎにユキ丸が水を飲みに行く音で起きた。午前4時にセットしたアラームが鳴る前に起きた。ユキ丸のアサガオが壁をこする音ですぐに気が付く。というわけで彼の排尿が心配なので、間もなく散歩に出ようと思う。ちょうど4時半に なる。まだ真っ暗な朝。
posted at 04:32:12
小雪丸が静かにしているので、1ツイートを追加したが、今から散歩に行く。昨夜から再開した2頭引きで今朝も一緒に歩かせ、夜が明ける頃までには戻って来る。
posted at 04:53:46
これより散歩。ユキ丸のための保護カバー。私の靴下とゴム紐による自作品。 http://photozou.jp/photo/show/459193/155560087
posted at 05:05:39
路上休憩中。 http://photozou.jp/photo/show/459193/155560448
posted at 05:55:15
朝散歩から戻る直前の裏道を2頭歩きながら…の動画。危ないので上手く撮れていません(^_^;)ユキ丸特製の靴下カバーは、ずれ落ちず今朝も良好でした。 VT: http://twitvideo.jp/07uNq
posted at 06:29:30
無神論者の私でも、むろん祈る。それはたぶん皆さんが祈る神様とは違うはずだけれども、この世に何か絶えざる畏敬の念をもって、感じざるをえないものがあることだけは事実だ。それを何と呼べば良いか私は知らない。だから祈るときはただ、その「人知を超えたもの」に対して祈る。
posted at 11:46:23
明日でユキ丸の手術から一週間になる。長い一週間だったな。私も疲れたが、小雪丸とて疲れたろう。共によく寝ている。それを見ることだけが嬉しい。たとえ明日、何があっても、いまここにある幸せ。
posted at 11:55:01
いまユキ丸の頭をなでていると、左眉に相当する部分の方が、右眉よりも少しだけ大きいような…左耳は以前、突然の耳血腫になった場所だし、左足は今回の腫瘍だ。疑心暗鬼に陥ると何でも疑わしく見え始める。試しに小ユキにも触ってみると、やはり左右対称のサイズというわけでは、必ずしもなかった。
posted at 13:06:44
ユキ丸が傷口ではなく、股間ばかり執拗に舐めているので、何かと思えばオシッコだった。急いで屋外に連れ出すと200メートルほど歩いて、その間に2回、長時間の放尿(小出しにするので時間がかかる)…嫌がるのを無理矢理Uターンさせ、戻りでまた2回、短時間に4回も排尿した。投薬の影響だろう。
posted at 14:10:12
朝の散歩を終えて8時間は経過しているから、現状では従来のように半日待つことが出来ない。休日はそれでも私がいるから、時刻に関わらず連れ出せるから良いが、平日ともなると、そうも行かない。早く今の投薬をいったんリセットさせたい。術後の問題が次々と出て来る(ノ_・。)
posted at 14:15:44
▼10月7日
深夜の2時過ぎ、一度だけユキ丸のオシッコを屋外にて済ませ、これで朝の散歩まで大丈夫。お休み小雪丸(´ー`)
posted at 03:05:29
ずっと雨かぁ…今朝の東京。( ̄。 ̄;)
posted at 05:42:42
ユキ丸の足をビニルでも保護しないと。どうしたものかな…思案中。
posted at 05:45:46
(2012.10.07 ユキ丸足のカバーを改善)
散歩前に足のカバー強化。 http://t.co/PGex9x3y
posted at 06:10:15
小雨の中、頑張ってます(ノ_・。) VT: http://twitvideo.jp/07uW7
posted at 06:28:44
今朝小雪丸散歩の3ショット。ガラスに映して撮りましたが、何だかよくわかりませんね(~_~;) http://photozou.jp/photo/show/459193/155691279
posted at 07:48:19
小雨ながら、あまり濡れずに散歩を済ませた。3ショットの投稿は、散歩中ではなく、帰宅して掃除機をかけ、一服しながらのもの。今朝も2頭で元気に散歩してきました。今は静かに寝ていますよ。東京の雨はまだ降り続いています。
posted at 08:02:17
風呂に入って出たら、ユキ丸をオシッコに連れて行くつもりだったのだが、運悪く入浴中に玄関でしてしまった。( ̄。 ̄;) 無念…いま掃除を済ませた。投薬の影響がモロに出ているこの数日。むろん必要なことではあるからやむを得ない。しかし当分目が離せないな…(´・ω・`)
posted at 13:54:42
5時になったね。間もなく散歩に行く。(´▽`)
posted at 17:03:58
▼10月8日
(2012.10.08 小雪丸揃って早朝散歩に)
時刻は零時を少し回っていた。ユキ丸を起こして深夜の排尿に連れ出す。自宅周辺で2回のオシッコをさせ戻る。これで朝の散歩までは大丈夫だろう。明日は祝日だが通院の日だ。今夜も早めに寝ておかなくては。
posted at 00:54:34
間もなく夜明け。少し明るくなって来ました。間もなく小雪丸と散歩に。
posted at 05:22:15
今朝の休憩。 http://photozou.jp/photo/show/459193/155839586
posted at 06:21:06
ユキ丸の肥満細胞腫からはc-KIT遺伝子のITD変異は確認されなかった。このことはメシル酸イマチニブによる分子標的薬を用いた治療が「有効ではない」ことを示している。これで残る選択肢は、抗がん剤、放射線治療、なにもしない…のいずれかになった。そして再発の可能性は高いと言われている。
posted at 10:38:40
▼10月9日
寒露過ぎて虫の音。涼しい朝。
posted at 04:55:27
小ユキは一度階段でコケてから、あわよくば抱っこして降ろしてほしいとアピールするようになった(ノ_・。)むろん自分でも降りられる。勝手に昇るのだから。ユキ丸は昇り降りがとても上手い。いつでもスタスタと歩く。ただし術後の今は昇降禁止にしている(ノ_・。)
posted at 12:52:23
▼10月10日
深夜の小雪丸散歩。このところステロイド薬の副作用でユキ丸は水を沢山飲む。それで朝までもたないので零時頃に短い散歩に連れ出す毎日。今夜は小ユキも付き合った(*´Д`*)
posted at 00:01:32
犬も10歳前後から思いがけない病いが発症するものなのだろうか…人間で言えば還暦間近…そこを乗り切れれば長生きできると、何かの本で読んだ記憶がある。10〜12歳くらいが鬼門なのかもしれない。頑張るんだ愛犬たち(´・ω・`)
posted at 01:34:33
寝る。今夜はユキ丸もアサガオなしで寝かせてあげよう。良く寝るのだぞ(´ー`)
posted at 02:12:50
空が少し明るくなった。それでは散歩に行ってきますかね。良い一日を皆さん。
posted at 05:36:26
食べさせ、薬を飲ませ、軟膏を塗ってガーゼと包帯を換えた。ホッと休憩なう。
posted at 21:21:21
▼10月11日
深夜零時のユキ丸、恒例のオシッコを済ませた。小ユキも付き合ったがしなかった。あとは寝るだけ。
posted at 00:42:44
今朝は肌寒いね。幸い雨は降っていません。間もなく散歩に。
posted at 05:37:03
夜の散歩を済ませると、ホッとする。今夜も元気でよかったと。(´ー`)
posted at 20:05:08
▼10月12日
(2012.10.12 抜糸の順番を待つ…小ユキは付き添い)
午前零時半の深夜散歩を済ませるとホッとする。これでいつでも寝られるのだと。(´ー`)
posted at 00:41:40
深夜に突然の雨音。ユキ丸の散歩が終わったあとで良かった。朝には止むだろう…ってか、もう今は静かになってる。きっと今の我が家も「通り雨」…だから間もなく止むだろうさ。夜明けまでひと眠りするよ。お休み皆さん。
posted at 01:26:58
涼しい。少し寒いくらい。空が白んで来た。今日は秋晴れとの予報。花金。間もなく散歩。
posted at 05:35:11
あと2時間…今日は定時前に「早退」する。ユキ丸の通院予定日だが、受付は6時半まで。間に合うためには、早退しかない。明日は主治医が休みなので今夜…抜糸の予定。ただし膝の部分のみ糸を残すかもしれない(ノ_・。)
posted at 14:16:52
アニホス、病院待合室なう。 http://photozou.jp/photo/show/459193/156322952
posted at 18:41:20
会社早退、帰宅して短い散歩、車で病院、抜糸二回目、帰宅して散歩、外れた包帯を巻き直して、やっといま休憩。これからごはん。抜糸はあと二回。また早退が必要になる。傷の完治までも道のりが長い。その後の治療法についてはまだ迷っている。胃が痛くなる。(*´Д`*)ともかく食べさせなくては。
posted at 21:03:45
▼10月13日
ユキ丸の深夜オシッコに付き合い、これでやっと寝られる。僅かな時間だけ屋外に出たら…とても肌寒い夜だった。知らぬ間に季節はすっかり秋…今日10月13日は私の母の誕生日だった。ユキ丸の手術・通院ですっかり忘れていたけど。明日の朝、電話をしたいと思う。齢(よわい)を重ねること…を思う。
posted at 02:35:48
犬にも言葉が伝えられたら…こんなときには本当にそう思います。何も知らずにいる姿を見るたびに…です。その代わりに犬は私たちの会話や様子をじっと観察しています。そのことがよけい切ないのですねぇ。私も静かに考えたいと思います。少なくとも明日があります。お休みなさい。
posted at 02:54:35
ユキ丸の包帯を巻きなおして、散歩に行ってきます、東京も涼しい。
posted at 06:13:02
2階ベランダの小ユキ。あ、動いちゃった(*´Д`*) http://t.co/cembjLgy
posted at 08:51:41
食後のユキ丸。薬も飲ませた。(´ー`) http://t.co/iOxZu0Ak
posted at 08:54:31
(2012.10.13 食後のひと眠り…ユキ丸)
今日はフィラリア予防薬も飲ませた。術後のユキ丸がいま薬漬けなので、少しでも分けて飲ませたいと、午後3時頃に、おやつと一緒に。こういうときの投薬には本当に悩む。(今回の投薬については、むろん獣医師にも相談しているのだが)同じ理由でフロントラインは延期している。はて、どうしたものか。
posted at 22:18:49
人も犬も薬漬けにして良いと思えることなど少しもない。薬に頼りすぎることも同じだ。それを言い始めると、フィラリア予防薬の投与量が適切だろうか?フロントラインを通年使用するのはどうなのだろうか?ワクチンは毎年必要か?狂犬病予防接種も過剰接種なのでは?など、全てに過剰接種の疑問がある。
posted at 22:27:30
▼10月14日
(2012.10.14 小ユキと一緒に散歩をする)
狂犬病予防接種の義務化には、日本獣医師会他からの要請もあり、混合ワクチンの年度接種基準も、ある意味で既得権益を守るための過剰接種と言えなくもない。安全側で見るという視点だけではなく、ペット産業総ぐるみの市場維持といった側面も少なからずある…常々そう思いながら親ばかは従う(´д`)
posted at 00:46:50
フィラリア云々もそうなんだが、今夜も舞い込んだ蚊に悩まされてる。これで暗くすると必ずつきまとわれて寝られない。゚(゚´Д`゚)゚。あまり本気で追い回すと(小ユキは平気なんだが)臆病なユキ丸が、それを見て怯えるので、それもできない優しい飼い主…新聞で壁を叩いてよければ簡単なんだが。
posted at 01:09:07
やっと明るくなって来た。ユキ丸にソックスをはかせて、小ユキもスタンバイ。間もなく散歩に行ってきます。良い日曜日を皆さんも。(*゚▽゚)ノ
posted at 05:38:18
朝恒例の図書館前にて。揃って元気に散歩してますが、まだ距離を抑え目にして、城北公園は来週にしました。 http://photozou.jp/photo/show/459193/156481117
posted at 06:42:16
静かに並んでごはん待ちです(´▽`) http://t.co/xHHqWvAx
posted at 07:36:44
(2012.10.14 朝の散歩を終えて食餌を待つ)
▼10月15日
アラームを4時半にセットしながら、1時間も寝てしまうという不覚…週明け不本意なスタート。
posted at 05:27:19
人生は円錐型の螺旋階段。それを人はうつむいて昇る。歩いて来た道筋は見える。そして一年の輪は次第に短くなる。この先を仰ぎ見ることが怖い。そしてそれは出来ない。人生というものの心象イメージ。
posted at 08:46:10
▼10月16日
いま風呂から出てユキ丸をオシッコに連れだした。湯ざめしそうな夜だった。。。ひん尿も多少改善の兆しで少しホッとする夜。
posted at 00:47:40
今日もユキ丸の通院で早退する。最近、仕事が中途半端だなぁ…って思ふ(*´Д`*)
posted at 14:59:21
アニホス、病院なう。
posted at 18:42:01
治療が済んで会計待ち。 http://photozou.jp/photo/show/459193/156765724
posted at 19:20:11
病院から戻って、そのまま夜の散歩を済ませ、いまやっと室内に入った。早退からあとは、そこそこハードなスケジュールで、疲れた。(*´Д`*)
posted at 20:36:31
▼10月17日
ユキ丸恒例の真夜中シッコが終わってホッと一息…短時間とはいえ、深夜に外出するんだから、これが終わらないと落ち着かないし、寝られない。(*´Д`*) 今日も疲れた…間もなく2時ぢゃないか。タイムラインは見ないで、もう寝てしまお。。。
posted at 01:52:10
西から崩れ、このまま行くと東京も5時には確実に降り始めそう。4時半に早まるかもしれない。そのまま明け方まで降り、しかも真夜中の零時頃がピークで土砂降りとなる。明け方には止むとよいが(ノ_・。)
posted at 14:28:59
ヨーグルトに関するメモ▼抗酸化作用のあるリンゴを少々すってヨーグルトに混ぜると良さそう。適量(少なめ)はちみつを混ぜるなど。免疫力を高めるなら、マヌカハニーなども検討してみる。ヨーグルト自体は低脂肪で糖分のないものが好ましい。また市販ではなくヨーグルトの種を用い牛乳から作るなど。
posted at 18:32:41
いろいろな方からご意見を頂いた。その骨子をメモして備忘録に。むろん詳しいリンクや原文は別途記録してある。140字になんて収まるわけがないもの(ノ_・。)目的は改めて書いてないけど、構わないよね。私自身のメモだから(・_・、)
posted at 18:38:13
散歩、ぬれたなー(ノ_・。)
posted at 20:20:23
▼10月18日
深夜零時のシッコ完了。雨は止んでいた。(´ー`)
posted at 00:53:13
このまま行くと3時間後にはまた雨が降ってることになってる雨雲レーダー( ̄。 ̄;)また朝も雨散歩なのか…コマツタ。
posted at 02:59:05
東京の雨は幸い止んでるみたいです。
posted at 05:22:26
帰宅も散歩も雨だなぁ(ノ_・。)
posted at 17:24:42
▼10月19日
東京は雨の中、深夜散歩も済ませたよ。また強く降ってる。明日の朝には止むといいなぁ。G'night everyone...
posted at 01:49:12
寒いね。暗くてよくわからないが雨は止んでいるようだ。間もなく散歩に。
posted at 05:24:01
散歩を終えて、食べさせたら、今朝はユキ丸を連れて病院に行く予定日。諸般の予定も鑑みて、会社はそのまま休んでしまうことにした。今月はとにかく有給休暇の取得がハイピッチだ。こんなペースでは年間取得日数が足りない( ̄。 ̄;)
posted at 07:16:57
▼10月20日
(2012.10.20 夕方の散歩を終えて食餌を待つ)
夜明け。散歩に。
posted at 05:33:22
小雪丸に食べさせて、薬のませて、雀にパンクズまいて、洗濯物干した。一休みしたらユキ丸の包帯交換。
posted at 09:21:37
いまから散歩に(^0^)/
posted at 17:05:12
ごはんを待ってる小雪丸。(´▽`) http://t.co/gV21itnX
posted at 18:44:04
▼10月21日
(2012.10.21 3週間ぶりの城北公園)
3週間ぶりの城北公園。 VT: http://twitvideo.jp/07vwA
posted at 06:13:39
ちょうど手術から3週間目となる城北公園を散歩中。 http://photozou.jp/photo/show/459193/157244557
posted at 06:30:21
休憩中にもう一枚。 http://photozou.jp/photo/show/459193/157244720
posted at 06:36:47
戻って来たぜ。置き石広場に。 http://photozou.jp/photo/show/459193/157244984
posted at 06:47:08
ご近所さんからお土産を頂いた。タラとビーフの高級品。よだれポタポタで、さっそく試食させて頂きました。非常に美味です。…と小雪丸が申しておりました。アリガトー(*゚▽゚)ノ
posted at 19:11:13
▼10月22日
ユキ丸の手術から今日までの写真を整理していた。出来ればブログを起こしたかったが、そこまでの時間がない。明日以降に延伸することにして寝ることにする。明日は何かと忙しい。
posted at 03:08:58
5時半で、ようやく空が微かに白み始める。秋も深まりましたね。間もなく散歩に出掛けます。カラスが鳴いてるなぁ( ̄。 ̄;)
posted at 05:34:46
週明け早々だが、今夜もユキ丸の通院日なので早退しなければならない。あと1時間ほどで早退する。今週はたぶん、もう一回は早退が必要になるだろうな。
posted at 15:30:04
アニホスなう。 http://photozou.jp/photo/show/459193/157476115
posted at 19:28:30
ユキ丸の抜糸は術後3週間で、やっと終わった。エコー検査も今夜再び。結果は異常なし。当面短いスパンでこうした検査を続けながら様子を見る。次回の通院は金曜日。まだまだ通院は続くが頑張るしかない。ユキ丸の強運にかける。あとは免疫力を高める努力をしていく。
posted at 21:43:03
(2012.10.22 夜のアニホス…診療を終えて)
誰でも諦めなくてはならないときが必ず来る。でもそれは決して今じゃないんだ。( ̄^ ̄)
posted at 23:35:52
Figure out how to climb it, go through it, or work around it. So once I made a decision, I never thought about it again. I believe it. Nite!
posted at 23:40:35
以上である。いずれにしても再発のリスクを背負いながら、これから先も注意深く見守っていきたい。私にはそれが出来るし、そうしなければならない宿命がある。
久しぶりとなる9月唯一の投稿は、実はあまり嬉しい話ではない。月半ば、ユキ丸の大腿部に「しこり」を発見し、それが組織検査の結果、悪性の「肥満細胞腫」が疑わしいと診断されたためだ。その検査結果を昨夜きいた。手術は週明け10月1日の月曜日を予定している。(ただ折しも、予報では台風17号が関東上空にあるかもしれない朝…天候によっては順延もやむなし)
そして事態が事態だけに、あまりくどくどと改めて書くだけの元気も出ない。だから以下に、これまでの経緯をTwitterなどから引用するにとどめる。(ただし記載内容は原文を若干修正した箇所もある)
▼9月12日
深夜に気になること。昼間、ユキ丸をなでていたら、左後足(人間の太ももに当たる部分)に、コブともシコリとも言えるような3センチほどの膨らみを発見した。毎日朝晩拭いているのに気がつかなかったのは、タオル生地を通していたからだろう。何かにぶつけて出来たコブなら良いが、そうでないなら心配だ。
ともかく、しばらく触りながら様子を見て、腫れが引かないようなら、病院に行く。また心配ごとが増えてしまった。彼は粗忽で、よくジャンプに失敗して身体をぶつけることがある。その結果ならまだよいのだが…痛みはないようなので、どう判断すべきか。筋腫のようなものでなければ良いが。
(2012.09.29 今朝の城北公園・置き石広場にて)
(このときの動画: http://twitvideo.jp/07tdz)
▼9月17日
先日、ユキ丸の左足にコブのような「しこり」を見つけたと書いたのだが…ともかく、今日も点検して…殆どサイズは変化しておらず、調べた限りでは「脂肪腫」っぽいが、一度検査が必要だなぁ。
人間もそうだが、犬だって年齢とともに、いろんな病気症状が出るものだなぁ…と思う。打撲によるコブのようなものかと(ユキ丸は実際よくジャンプに失敗などして手足をぶつける)最初は考えたが、数日後もサイズに変化はないようなので、それは違うようだ。腫瘍だとすると良性悪性の検査が必要になる。
(2012.09.28 写真丸印が腫瘍の出来た患部)
悪性腫瘍と良性腫瘍の見分け方として、触診の目安にこうある「つまんで動かせるようなら良性、固く根を張って動かせないなら悪性」あくまで目安だから何とも言えないが、その範囲であれば、ユキ丸のコブは動かせる。仮に良性としても、このまま放置して良いものかはまた疑問。いずれにせよ通院がいる。
緊急を要するものではないが、どこかで一度、連れて行かなくてはならない。設備の整った病院に行くには会社を休むか、それとも、いったん地元の獣医に見せるか、うーむ…悩む。
▼9月18日
ユキ丸の「しこり」の組織検査を依頼することにした。主治医の都合で週末になる。実は次の小ユキのヒートが間もなく始まる予感もあり、あまり先送りしたくない理由もある。誠に難しく、かと言って正確な予測は不可能で、こればかりは運まかせだ。私にとっては日中問題などよりも、こちらが最大の気掛かり。
最悪のケースでユキ丸の手術と、小ユキのヒートが重なったときは、いかに隔離すれば良いのだろう?たぶん、こうした局面に遭遇した飼い主は(プロを除けば)殆どいないだろう。去勢避妊をしていない雌雄を室内同居で飼育することの難しさ。そして何より、この2頭は10年間、片時も離れたことがない。
▼9月19日
ユキ丸の左足の腫れものが昨日一日で少し大きくなった。留守中に家人が触り過ぎたのではないだろうか?ここ数日はさほど変化がなかっただけに意外でもある。ユキ丸は3.11の震災直後も耳血腫で左耳が腫れ、血を抜いている。それを思い出し、内出血の可能性も捨て難いと思った。いずれにせよ検査は次の日曜日となる。
▼9月23日
アニホス(動物病院)なう。9時の開院待ち。相か変わらずの雨にて車中で待機中。あと少しだから良い子で待っていようね。
(2012.09.23 車中で開院時刻を待つ…手前ユキ丸)
病院から戻って、食事を済ませた。ユキ丸の細胞組織検査はアウトソーシングで時間がかかる。一週間ぐらいだと言われた。いろんな可能性が考えられるが、疲れたので今はツイートも省略する。あとは小ユキとともに血液検査もした。そちらの結果は明日の夜までには出るので電話で聞く。まだ雨は止まない。(血液検査の結果については、翌日、共に「異常値はなかった」ことを電話で確認できて、まずはホッとしたのだったが…)
▼9月28日
ずっと気になってる愛犬ユキ丸のシコリの細胞組織検査…1週間は長いな。まだ5日目だけれど電話してみようか。向こうから電話をくれることにはなってるんだが…そのことを考え始めると、日本も世界も、どーでもいい気持ちになる。
先ほど22時少し前に電話があった。去る日曜日に出したユキ丸の組織検査の結果だった。やはり肥満細胞腫の可能性濃厚と言われた。良性の脂肪腫との結果を期待していたのにショックだ。早い方が良いと言うので、週明け月曜日に手術をすることになった。(肺などへの)転移がないかのレントゲンも撮る。入院になると言う。
(2012.09.28 ユキ丸は何も知らずに寝ている)
問題は足に出来た腫瘍なので、皮下脂肪の多いところに比べて深くえぐれないと言う(筋肉を傷つけるから)…転移などを考えるとまた再発のリスクもある。場合によっては抗がん剤の投与もあるのだと言う。もう10歳半なのであまり負荷をかけたくはない。むろん麻酔のリスクも気になる。初めての経験だから心配だ。
ともかく月曜日は会社を休むことにした。場合によっては翌日も休む。入院は最短でも1日、手術結果により長ければ数日と言われた。周囲でもそんなに長い入院をした犬を知らない。余計に不安になる。何よりユキ丸は小ユキと片時も引き離したことがない。両方への影響も心配になる。電話の様子が多少わかったのか元気がない。(むしろ私の様子から敏感に察知するのだろう)
(2012.09.28 小ユキも何も知らずに寝ている)
ときどき彼らは想像以上に、私たちの会話を理解しているのではないかと、そう思うこともある。獣医師との電話が終わったあと、なぜかユキ丸の元気がいつもよりない。心配するなよ。いつも傍についているから。
ユキ丸が入院すれば、小ユキだってその間ひとりになる。たぶん初めてのことになるから何かを感じるだろう。小ユキはユキ丸以上に繊細だから、それも心配だ。しかも次のヒートが目前ときている。
ユキ丸、頑張るのだぞ。ずっとついているから。(あまりない例だと医師から言われたが)当日は事前の点滴から、術後の無事な顔を見るまで、ずっと病院で待機していたいと思う。小ユキ、おまえも一緒に付き合うかい。
(2012.09.28 いったん起きてしまった小ユキ)
記事を書きながら今夜は、ユキ丸と小ユキを2枚ずつ撮った。残る3枚も掲載しておく。(これが今回掲載した4枚の写真で行間に分散した)この子たちが末永く、揃って元気でいてくれますように! そう祈らずにはいられない。大丈夫!我が家には、守護神=先代紀州のユキもいる。きっと守ってくれるはずだと信じてる。
追記:しかし手術予定日の10月1日の朝は、予報では台風17号がちょうど関東上空に来ている時刻だ。これも非常に困ったことになるなぁ…その場合には順延とすることも考えておかねば。台風の進路がこれほど気になることも珍しい。
▼9月29日
いつも通りの平穏な週末の朝。組織検査の結果は、せめて今夜ききたかったな。そうすれば今日1日だけは、もっと心穏やかに過ごせた。人生はいろいろなことがある。これしきのことでオタオタするようでは、私もまだ青いな…と思う。気持ちが小雪丸に伝染せぬよう努めて元気に過ごそう。犬は敏感なのだ。
明後日の手術さえなければ、いつもと何ら変わらぬ小雪丸と週末の城北公園を歩く。ともに引きも強く、とても元気で申し分ない。少し涼しくなったこともあるからだろう。来週はまだ無理かもしれないが、また再来週の週末にはこの公園を2頭揃って散歩しような。
(2012.09.29 散歩コース半ばの雑木林で休む)
雑木林でふと耳を澄ますと、「秋の実」が微かな音をたてて落ちる。いつかこの日の静けさを思い出すことがあっても、その時はきっと別の思いに囚われていることだろう。
▼参考:肥満細胞腫:あなたの愛犬にもどうぞ注意してあげてほしい。
http://www.p-well.com/health/clinic/dog/dog-himansaibou.html
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安曇野から蓼科…今回の旅行最後の宿泊地となる美し松(白樺湖の近く)までは、車で1時間半ほどの移動時間となる。今回の宿泊先はコンドミニアム形式の別荘で、平屋ながらとても広い。ただし早く着きすぎたので、あいにくオーナーご不在の様子。それならばと、先に周辺を散策することにした。
(2012.07.22 美し松のコンドミニアム)
ここ美し松も実は3年前にも訪れているのだ。そう、我が家は常にリピート率が高い。小雪丸にとって都合の良い施設は少ないので、どうしても、その傾向が顕著になる。ちなみに過去3年間(4夏12拠点)のリピート状況を列挙すると以下のようになる。ご参考まで(笑)
安曇野:4回(いずれも安曇野わんパラ)
八ヶ岳:3回(いずれも八ヶ岳わんパラ)
蓼科:3回(ペンシオーネ美し松2回、蓼科わんパラ1回)
菅平:1回、および、ひるがの高原:1回 の合計12拠点である。
それぞれの拠点では概ね2連泊としている。そうすることで、移動日と休養日を交互に挟むことが出来るからだ。これが小雪丸を連れた我が家の旅行パターンとなる。
(2012.07.22 到着直後の昼寝タイム?)
さて到着直後の散策後に車の所まで戻ると、タイミング良くオーナーもちょうど戻ったところだった。チェックイン後、小雪丸は室内を隈なくチェックし、やがてリビングで昼寝を始めた。ソファーも大きいものが2つあるので、汚さぬよう、持参した大判のシーツを敷いておいたが、やはり床よりもベストポジションらしい…(直には乗せていません>八木さん…笑)
(2012.07.22 到着直後の昼寝タイム?)
休憩後に再び夕刻の散歩に出る。安曇野で下痢に見舞われたユキ丸の様子も大丈夫なようでホッとしたのだったが…ところが実は甘かった。というのも、やがて夕食後の10時過ぎになって、ユキ丸はまたも落ち着きがなく、屋外に出ると早速一回。しかし、ここは山の中で、周囲は本当に真っ暗な夜。
周囲を廻ることなんて出来ない。普段ならこうした下痢は4、5回は続くものだが、やむなくいったん室内に戻り待機することにした。しかし…いつまた要求のサインが出るか…気になって風呂にも入れず、かと言って早々に寝ることもできないのだった。(小ユキは同じものを食べているのに下痢にはならなかった)
(2012.07.22 美し松の夜の小雪丸)
よりによって、この真っ暗な山の中で、深夜の散歩だなんて…と情けなくなる。コンドミニアムを少し離れたら、本当に鼻をつままれてもわからないほどの暗さなのだ。しかもこの夜は新月という不幸な巡り合わせだ。
それでも、幸いなことにユキ丸の様子は、それ以降安定しており、翌朝(早めに起きて白樺林を散歩してきた)まで事なきを得たのである。こうして早朝散歩の後は、どうにか広いコンドミニアムのテラス(10畳間ほどある)で、のんびりと寛ぐ。
(2012.07.23 白樺林の中を散策中)
ともかく、この日は移動日ではないので、私もコンドミニアムで寛ぐことにして、周囲のマップを調べたり、ネットに繋いで写真の投稿をするなどして過ごした。ふと傍らを見れば、小雪丸のどちらが微かなイビキかいているのだが、互いが近い位置にいるので、どちらのイビキかわからない。そうかと思えば、室内の床で小ユキが寝たまま「天へそ」になってみたりと、けっこう忙しいのだった(笑)
(2012.07.23 小ユキは天ヘソで寝ている)
最近の我が家では、旅行の一条件に室内の広さという必須項目がある。例えば、八ヶ岳はともかく広いスペースの2フロア構造だった。しかも吹き抜けの解放感がある。安曇野は、やはり高い吹き抜けの解放感と、珍しい3フロアという縦に長い構造。そしてこのコンドミニアムも平屋ながら、広いダイニング兼リビングと、2つの寝室を持ち、さらに書斎まであり、テラスもとても広い。林を囲った斜面には森林仕様のワイルドなドッグランもある。
自宅が狭いので、旅先ぐらいは伸び伸びと過ごしたいという私の拘り。その思いは小雪丸も同じと見え、広い宿泊施設ほど、到着直後のテンションが高くて激しく2頭で暴れる。逆に室内が狭いと、すぐにチェックを済ませてしまうと、その後は明らかに白けている。
(2012.07.23 平行線で寝る手前ユキ丸)
そうした視点からも、このコンドミニアムは合格だと思った。しかし…さり気なく言うが、今回の旅行は必ずしも楽しいことばかりではかった。八ヶ岳での2泊を終え、安曇野に移動した直後に、連れ合いの持病が悪化し、急遽治療のため、実は特急で先に帰京したのだ(詳細はあえて書かぬがむろん命に別状はない)。そこで散々迷った挙げ句、私と小雪丸はそのまま旅を続けることになった。であるから、それ以降は1人と2頭…の旅が4日も続いていたことになる。
つまり安曇野と美し松の4泊は、いずれも広〜いコテージとコンドミニアムに、たった1人で小雪丸を連れて滞在するという…馬鹿らしいばかりの贅沢をしている。連れ合いの症状も帰京後の診療を済ませ、安定して大丈夫のはずだったし(この件に関してはあえて省略する)またドタキャンセル料の高さもその理由だった。
(2012.07.23 広いテラスで寛ぐ小雪丸)
安曇野では雨オンリーだったが、美し松に移動後はどうにか天気も持ち直した。ただし、この日の夕刻散歩は、途中でパラパラ来たので慌てて引き返したが、それ以上は降らず助かった。その代わり、ドッグランに寄って小雪丸は泥だらけとなった(笑)
森林仕様のドッグラン…しかも林の中の斜面にあるので、インスタントカメラでの撮影が精一杯の場所だ。本当に危なくて目が離せないのである。スマホなど、とても悠長に使って撮影などしてはいられない。
(2012.07.23 夜はキツネがやって来る)
さてこの日は、本館での夕食時、野生のキツネがエサ場に2回やって来るのを見ることができた。臆病ですぐに姿を消すので写真も撮れず残念だったが、コンドミニアムへの帰り道、本館裏の斜面を登りながら、真っ暗闇の中でホタルが飛び交う姿も目撃した。これも写真撮影は無理だったが、それでもホタルの飛び交う姿を見たのは何年ぶりだろうか。
出発日の朝は、背景に蓼科山を入れて1枚の写真を撮ったのみで散歩は終えた。ほぼ全ての周回コースは5回の散歩でまわり尽くした。出発までの準備などしながら、ふと気がつくと平行線状態で寝ている小雪丸。疲れちゃったんだね…と改めて思った次第だ。
(2012.07.24 早朝散歩、背景に蓼科山)
最後に、美し松のチェックアウト前に、オーナーの愛犬、じゃら、ほたる、さくら、の写真を撮った。あいにくカメラ目線ではないが記念の1枚である。記念撮影などしながら、予定より少し遅く…11時少し前に美し松を出て、あとは予想通り(渋滞もなく)14時少し前には無事帰宅できた。
(2012.07.24 オーナーさんの愛犬たち)
途中下車したのはコンビニでの買い物のみ。蓼科から東京練馬までは、関越道経由の車で(ドアツードアで)ちょうど3時間ほど。帰宅1時間後の15時には大半の荷物を片付け、旅行中の衣類全てを洗濯機で回し終わった。こうして今年の夏の旅行も終わってみれば、あっけないほど短い7日間だった。
Summer 2012, our journey is over, but our life is still going on...
(2012.07.25 帰宅翌朝の暑い散歩)
帰宅して翌朝は、またいつも通りの暑い散歩が待っていた。なお3編に分けた旅行記はこれで終わるが、現像を終えた一連の写真が手元にあるので、その一部を編集した「特別編」を後ほど投稿したい。その中では、今回宿泊した施設の具体的な紹介なども出来ればと思っている。
旅行3日目となる7月20日は、小淵沢から豊科のインターまで2時間ほどの高速道路経由で安曇野に着いた。移動中こそ曇りだったが、間もなく雨天となる。チェックインして落ち着いたものの、雨なので散歩にも行けない。何気に鏡などを撮ってみる。我ながらつまらない写真だ。
(2012.07.20 室内の鏡など撮影してみる)
この日は到着直後から終始雨の一日となった。ようやく日没少し前に小止みになったところで散歩に出る。これも結果論だが一番良いときに小雪丸の散歩を済ませた。欲張って大回りのコースを歩いたら、途中でひどく降られていただろう。山の天気は変わりやすい。
(2012.07.20 到着日夕刻の散歩に)
翌朝の安曇野は、またしてもあいにくの雨…散歩に出るタイミングをはかりながら若干の霧雨でも散歩に出る。散歩の後、短時間だが小雪丸にコテージの留守番をさせ、ホテルの本館まで朝食に行く。その頃はまた雨がバラバラと降ってきて、それ以外は全て霧に煙った安曇野の朝となった。
(2012.07.21 安曇野2日目の早朝散歩)
移動日の午後から雨ばかりだった。2日間を通して、今年の安曇野はサイテーだったと言わざるをえない。この日も天気が悪いからコテージでの籠城を決めた。今年の夏休みは散々だな…休養になるから良しと考えるしかない。ま、こんなときだってあるさ。
(2012.07.21 安曇野本館のテラスから)
籠城を決めて、この日の午後はゆっくり風呂に入った。はるばる東京から安曇野の風呂に入りに来た気分…屋外は相変わらずの雨。こうなると今度は夕方の散歩が心配だ。どうやら今回の安曇野はオール雨という不運の巡り合わせのようだ。
(2012.07.21 宿泊コテージからの風景)
ついでに安曇野のことを書いておくと、ここの宿「安曇野わんパラ」も八ヶ岳と同様にリピートで毎年来ている。しかもここは八ヶ岳の3年連続よりもさらに多い…4年連続という利用回数だ。2009年〜2012年までの4回というリピートになる。だから周囲の別荘地はあらかた知り尽くしている。雨で籠城するもよし、全ての道は歩き尽くしているのだから。
(2012.07.21 安曇野コテージでの籠城?)
それでも、幸い夕刻になると一時的ながら雨が止んだ。そこで短い周回コースでコテージのまわりだけをまわることにする。ところが、その道すがら…ネコ踏んじゃった♪ぢゃなくって…ヘビ踏んじゃった。ユキ丸が茂みを嗅いでる足元を、ふと見ると荒縄のようなものが落ちてる。でもなにか違和感…ということで、よくよく見るとヘビの死骸らしい。でも不思議なことに、そばにいる小ユキも全く反応しない。どうなってるのだろう?
(2012.07.21 安曇野コテージでの籠城?)
さて安曇野最終日となる7月22日の朝、この朝もあいにくの霧だった。まだ霧が濃い中、安曇野、今年ラストとなる散歩をしてきたのだったが、食後しばらくして(しかも出発直前に)ユキ丸が下痢になる。慌てて3回ほど排便をさせ、時間もないのでチェックアウトだけを先に済ませて、再びコテージの周りをユキ丸のために周る。こんなことは初めてのハプニングだった。
(2012.07.22 安曇野3日目の朝も霧雨)
こうして、2012年は雨と霧の安曇野。ま、4回も来ているのだから、たまにはこんな年もあるさ…そう思いながら、今度は蓼科を目指して走り始めた。この続編は後に投稿する。次回が最終回である。
ところで、ここ安曇野へは2009年以降…4夏連続で来ていると書いたが、こう書きながら今、2009年宿泊時の写真を1枚だけ掲載した「小雪丸日記」の記事を書いていたことを思い出した。まだブログ開始直後の「テスト投稿」として残っている記事なのである。
「信州旅行2009年夏」
http://dog.kishu.us/?eid=20
このときの写真と全く同じ別荘地の十字路で撮影した写真が今回もあったはずだが、携帯画像か、スマホ画像か、あるいはインスタントカメラの写真か…いずれも見当たらない。ほぼ同じ構図で撮影したものを並べてみたかったのだが…(笑)
(2009年7月の安曇野に立つ小雪丸7歳)
ともかく、あれから3年を経過し、7歳から10歳になった小雪丸に、写真を見る限りでは少しの変化も認められないのが嬉しい。ただ、そこには確実に3年という歳月がある。安曇野2009年(小雪丸7歳)〜安曇野2012年(小雪丸10歳)…そして同じように私もまた歳をとった。
今回の信州旅行は一昨年2010年のときと非常に良く似たコースだった。2010年は反時計回りに安曇野まで行き、次に八ヶ岳、最後に蓼科と周って東京に戻った。
今年はちょうどその逆のコース。時計回りに八ヶ岳まで行き、次に安曇野、最後に蓼科(美し松)と周って東京に戻った。そこで両方のコースをMAPに重ねてみた。2010年の赤いMAPを流用し、今回2012年のコースを青で追加してある。
(行程マップ)
2010夏の信州旅行記は以下のURLにある。お暇な方は参照なさって。
http://dog.kishu.us/?eid=273
今回は関越道の鶴ヶ島から八王子に抜けて中央道へ入り、途中の談合坂サービスエリアで休憩を取った。この下りサービスエリアにはドッグランもある。ただし暑いので利用は避け小雪丸を連れて30分ほどエリア内を歩く。
(2012.07.18 談合坂の小雪丸)
八ヶ岳の宿泊先は「八ヶ岳わんパラ」…ここは連続3年目となるリピート。いつも「特別コテージ」という一番大きなコテージに泊っている。途中の休憩も含めてチェックインの3:00には到着するように走った。
かつて知った所でもあるから、小雪丸もすでに覚えているのだろう。到着すると広い室内を暴れ、やがていつもどおりの窓際にポジションを定めた。
(2012.07.18 八ヶ岳のコテージ?外観)
(2012.07.18 八ヶ岳のコテージ?拡大)
(2012.07.18 八ヶ岳のコテージ?内側)
しばらく休んで、いつも通り夕方の別荘地を散策する。併設のドッグランにも入った。けれども嗅ぎまわってばかりで全然走らない(笑)…幸いまだ他の犬も到着していなかったので、そのまま好きにさせておくことにする。
(ドッグランなのに全然走らない動画)
(http://twitvideo.jp/07jRR)
(ドッグランの中をテクテク歩く動画)
(http://twitvideo.jp/07jRc)
夜は本館での食事に出向く…我が家以外はいずれも愛犬同伴で、足元で皆良い子にしている。ボーダー、ゴールデン、パグ、ダックス…小雪丸だけがコテージで留守番をしていた。いずれにしても我が家では、そのような場所での躾けはしていない…ちょっと残念ではある。
(2012.07.18 八ヶ岳のドッグラン内)
食事から戻って今度は小雪丸の食餌。ところが、せっかく用意したご飯を全く食べない。原因は舞い込んだ一匹のアブ。小ユキがそれを追い回して食をそがれ、ユキ丸もその連鎖反応で、途中から食べない。まったくなんてことだろうか。
(2012.07.19 八ヶ岳の早朝散歩?)
翌朝は自然と4時半には起きた。夜明け…ひぐらしの鳴き声が相当大きい。八ヶ岳の朝は涼しく、間もなく小雪丸と散歩に。八ヶ岳も今回で3回目となるので、この朝はまだ行ったことのない「フォレストガーデン」方面まで初めて足を延ばした。この散歩コースには、アジアン・ギフトショップなど面白い店も幾つかある。むろん早朝なのでまだ何処も開いてはいない。
(2012.07.19 八ヶ岳の早朝散歩?)
(2012.07.19 八ヶ岳の早朝散歩?)
(2012.07.19 八ヶ岳の早朝散歩?)
(2012.07.19 八ヶ岳の早朝散歩?)
散歩から戻ると久々に、この朝はドッグランで暴れまくる。そして案の定、その後は走り疲れとなった。
(ドッグランで激しく暴れまくる動画)
(http://twitvideo.jp/07jWU)
そしてこの朝も殆ど食餌をとらない小雪丸。こうして旅行中はいつも不規則になる。何故こうもナーバスなのかがわからない。外見に似合わず彼らは環境の変化に弱いと改めて思う。
(2012.07.19 ドッグランで走り疲れて)
さて、この朝も何枚かの写真をネットに投稿する。ただし、旅行中は(TwitterもFacebookも)自分勝手な発信はできるが、なかなか他人の投稿をゆっくり確認している暇がない。電波事情も悪いし、他人のタイムラインは、どんどん流れて行ってしまうのみだ。
ともかく、この日は移動日ではないのでコテージでゆっくり過ごすことにする。3回目ともなればガツガツと周辺を見て回る必要もないのだ。かようなわけで、この日の写真は数も少ない。写真もいっきに夕方の散歩風景となる。
(2012.07.19 八ヶ岳の夕刻?)
(2012.07.19 八ヶ岳の夕刻?)
上記2枚を簡単に説明…?は別荘地の散策、?は唐突に小ユキがマウントして来る表情(誰に?私に…笑)、こういう場所でテンションが上がると、何故か小ユキはウンチの回収作業をする私の膝にしがみついて来る。ユキ丸はそのような行動はしない。一説に犬にマウントをさせるなと卑近な飼育書にはあるが、私はそんなことは全く笑止だと思っている。
(2012.07.19 八ヶ岳の夕刻?)
そして冒頭にも掲げたコテージのベランダで寛ぐ小雪丸の写真。こうして八ヶ岳の2日目を過ごし、翌7月20日は安曇野へ向けた移動日となる。それ以降の旅行記は時間もないので続編にゆずりたい。
6月も更新のないまま7月になってしまった。これで2012年も半分を消化したことになる。前回、6月という月が小雪丸を我が家に迎えた記念の月であり、6/8がその10周年であることを書いたが、いま日付が変わるに当たって、6/30の記事として今回も更新をしておくことにしたい。その理由はすでに書いたように、未更新の月を作りたくなかったからだ(笑)しかし、この記事を書き始めたのはすでに7月…登録はたぶん7/1の午前となる。
(2012.06.23朝 城北公園)
実際のところ、今年の6月という月は、あまり良い期間ではなかった。ブログを更新するにつけても掲題のような、あまり嬉しくもないタイトルとなる。6月上旬で共に10歳を迎えた小雪丸だが、その後半は不本意な日々が続いた。それでも現時点での結論を先に述べておくなら、今の小雪丸は共に健康で元気である。
さてタイトルの意味を述べることにしたい。今年の春は小ユキの偽妊娠が重なり、5月までは母乳も出続けていたので、本来ならば4月の末に行う「狂犬病予防接種」も、それが収まるまで延期していた。ようやく5月も終わろうとする頃、小ユキの母乳も止まったようなので、6/2の土曜日に小雪丸を地元の病院に連れて行き、それを済ませた。(こうしたとき、小雪丸はいつも互いの予定に合わせるのである。だからユキ丸への接種も延期していた)
(2012.06.23朝 城北公園)
予防接種を終えた後は、約1ヶ月後を目処に今度は「混合ワクチン」の接種がある。これも例年なら5月の連休明けには終えているところだ。こうしていずれかの体調が優れないときは、必ず無理をしないで日程をずらす。それが我が家の方針だし、それで良いのだが、今回は想定外のことも重なり、混合ワクチンの接種予定も6/30を予定していたにも関わらず、それをさらに延期することとなってしまった(その理由は後述する)。
さて再び話を6/2の狂犬病予防接種のときに戻すと、例年その時点でフラリア陰性の検査で採血をするので、そのついでに血液検査を依頼するようにしている。今年もその依頼をして1週間後に結果を確認したのだったが…今年はなぜか小ユキのALP値などが若干標準値よりも高いことがわかった(ユキ丸は全て正常値だったが)。
(2012.06.23朝 城北公園)
その結果は主に胆汁に粘性が出ていることを示しているので、放置しておくと胆石の原因などにもなり、早めに投薬で数値を改善した方が良いとの診断だった。ただし私の個人的な見解を述べれば、今回の採血は偽妊娠直後の異例の時期でもあり、小ユキが長期間、自らの母乳を舐め続けていたこともあって、それとの因果関係もあるのではないか?と思っていた。
そのことも獣医師には伝えてあるが(例えば人間でも出産後には胆石が出ることも多いと言う)…それに対する回答は「わからない」だった。正直でよろしい(笑)。いずれにせよ数値異常が出ていることは事実なので現在も投薬を続けている。近々のどこかで再度血液検査をして、改善が見られれば良し、そうでなければエコー検査他の処置をした方が良かろう、とのことであった。
(2012.06.24朝 自宅付近)
ともあれ小ユキの健康は、表立って緊急性を要するものではないので、まだ良かったのだが…先週6/22の夜ころから、今度はユキ丸の元気がなくなり、それが心配のタネとなった。最初は室内でじっと佇むなど、普段の行動と異なる部分が気になったが、それでも散歩は元気よくするし、食欲の減退も特にないのでオス犬特有のサカリ(小ユキ以外の犬の匂いに反応することもある)かと思っていたのだったが…
やがて週末を挟んで、週明けの頃から食欲も落ち、そして6/26火曜日の早朝散歩では途中で佇むような行動も見られるに至って、さすがに心配になり、急きょ会社を休んで大きなクリニック「アニホス」まで彼を連れて行くことになった。地元の獣医よりも総合的な検査をすぐにしてくれる病院を選んだのである。
(2012.06.26朝 アニホス前)
アニホスは昨年の耳血腫の際、やはりユキ丸を連れて行った。小ユキの子宮でエコー検査をしたこともある。私の心配したのは尿道結石や前立腺の異常、あるいは膀胱炎といったものであった。その判断はユキ丸の様子を見ていて何となくそう感じたとしか言えない。それまでも、ごく稀だがユキ丸は散歩中「キャン」と小さく鳴いて股間を覗き込むような動作をすることがあって(ただしすぐにケロっとしている)それとの関連も疑ったからである。飼い主はゼロ番目のドクターでなければ、獣医師に説明し、ヒントも与えることが出来ないと、今回もしみじみ思う。犬自身は症状を語れないのであるから…
ともかく、そうした状況を細かに話して、ユキ丸の尿検査とエコー検査をしてもらった。エコー検査の結果は異常なし、尿検査の基本数値も正常で、詳細検査をアウトソーシングして、その結果は夕刻電話で聞くことになった。残るは獣医師による肛門からの触診で、前立腺がやや腫れ気味だが年齢から見れば異常ではないとも…そして夕刻の結果で、尿からタンパクが出ない限り、消炎剤を与えて少し様子を見ましょう、ということになった。
(2012.06.26朝 アニホス前)
結論を言えば尿タンパクにも異常はなく、尿の比重がやや軽いものの、それも異常というほどのこともなく…原因はわかっていない。現在も5日目の消炎剤を飲ませながら明日でその薬もなくなる。その後の経過は本日、獣医師と電話で相談する予定なのである。そして結論を言えば、一昨日ぐらいからは散歩も食欲も室内行動にも異常は見られなくなった。そうなるとやはりサカリの一種だったのか?それとも消炎剤で何らかの痛みが抑えられたものなのか…原因は今回も謎となって残る。いずれにせよユキ丸はほぼ元気になった。今朝も城北公園をグイグイと引きながら散歩をしている。
さて、冒頭で述べた小ユキの方のALP…胆汁の異常についてであるが、かようなわけでユキ丸に同行してアニホスに行ったのだからと、ついでにエコー検査をしてもらうことにしたわけである。ついでに偽妊娠の後でもあるから子宮などの映像も見てもらいたかった。その結果は、やや腫れている(子宮)が、年齢から言えば異常でもない…とのことでホッとする。胆嚢のエコーからも胆汁の粘性は改善されているのではないか?との診立てだった。(いずれ行う検査がこれで済んだことにもなる)
(2012.06.30朝 城北公園)
さて、以上をまとめると、ユキ丸には前立腺にやや腫れがあり、小ユキにも子宮にやや腫れがあるが、いずれも年齢を考慮したとき異常ではない。それ以外のエコーは共に正常。血液検査は6月初めの数値で小ユキのALP以外は共に正常である。よって小ユキは次回の血液検査でたぶん数値改善が見られるだろう。ユキ丸も血液検査には異常なく、尿検査では若干比重が軽いことぐらい。したがってもしこれで症状が再発するようなら、今度はレントゲンで詳しく調べる…となった。
ともかく今年の6月で共に10歳の小雪丸である。これからは前立腺肥大(ユキ丸)や、子宮肥大(小ユキ)などについてのチェックや血液検査、尿検査は毎年欠かせない…とも思った。特に我が家は去勢避妊をしていないことを鑑みても、余計に配慮が必要だろう。しかし、それでも私は思うのだ。幸運にも現在のところまでは小雪丸はともに健康な遺伝子を持って生まれたように思う。アレルギーもなければ、ハウスシックのような虚弱体質でもない。けれども、どんな個体でも年齢には勝てない。やがて異常な数値や映像がもたらされたときは、やはりショックだろうな…と。
(2012.06.30朝 城北公園)
私に出来ることは、この健康な個体を損なうことなく、少しでも老化を遅らせ、いつまでも共に揃って元気でいてもらうこと…その一言に尽きる。それは飼い主の努力次第なのだろう。そして日々の何気ない観察から微かな信号も見落とさぬこと。幸い室内犬にはそれが出来る。先代のユキにあっても、もし室内飼育であったならば、それが出来たのではないかと悔やまれてならない。同じ轍は踏むまい。加えて2頭飼育は、そのホルモンの異常を互いの行動が私に教えるメリットもある(局部を嗅ぐなどの動作で)…これからは健康維持との戦いになると改めて感じた。そのためには私自身も健康でないとな(笑)
小雪丸はこの週末も元気に城北公園を散歩して来た。10歳になっても、とにかく引きが強い。それは健康の証でもある。私はこの2頭にポリシーとして、あえてヒールを躾けなかった。それを多少後悔もする年齢になったが、決して負けるわけには行かないだろう(笑)
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またも久しぶりの更新となった。明日で5月も終わってしまう。例によって記事のない月は残したくないから最終日に1本を投稿して帳尻を合わせる。しかし…この真夜中の前後は、それなりに私にとっては思い出深い両日でもあるのだ。
小雪丸日記では触れたことがないかもしれないが、日付が変わって明日5/31という日は、私の父の命日でもある。それはもう20数年前のことだ(それについては、また書くこともあろう)。
そして、昨日5/30という日は「私が小ユキに初めて出会った日」だった。帰宅直後のTweetでも、思わずそのことを書いた。今回の記事はそのTweetをそのままコピーして賄うことにしよう。例によって挿入写真は、直接内容には関係を持たない。この5月に撮影したスナップから選んでいる。
(2012.05.12 光が丘公園、左がユキ丸)
(2012.05.13 城北公園、左が小ユキ)
ちょうど10年前の今頃(このTweetを投稿した時刻)、私は小ユキに初めて出会った。会社の帰りに立ち寄った都内某所のショップで…そして明後日の6月1日の土曜日に車で迎えに行くことになる。初対面の小ユキは無茶苦茶元気で、店内に積まれていたフードの山を崩した(笑)その日からもう10年が過ぎた。光陰矢のごとしだ…
posted at 19:35:39
(2012.05.19 城北公園、左が小ユキ)
(2012.05.19 城北公園、左がユキ丸)
小ユキのことを書いたから、ユキ丸のことも書いておこう。10年前の今ごろ、ユキ丸はまだ三重県の亀山にいた。そして10日後の6月8日に我が家にやってくることになる。そしてユキ丸を送り出してくれたE犬舎のご主人も一昨年に他界され、今はもういない。たぶん犬舎も(今はないだろう)…本当に10年が夢のようだ。
posted at 20:43:07
(2012.05.27 城北公園、左がユキ丸)
(2012.05.27 城北公園、右が小ユキ)
毎年この時期が来ると、初めて小雪丸と出会ったときのことを思い出す。もう5年たった、6年たったと…そしていつの間にか10年の齡を数える日まで来てしまった。今年はことさら感無量だ。幸いにして小雪丸は共に健康に恵まれ、虚弱な遺伝子もない。むろん私の飼育方針に依るところも大きい(´ー`)
posted at 20:54:42
(2012.05.27 城北公園、右が小ユキ)
小雪丸、これからも揃って健康で元気に長生きをするのだぞ。というところで食餌の準備をする。いつも傍らに紀州たちのいる幸せ…これに勝るものなし。この一言が言いたかった(´▽`)
posted at 20:59:39
(2012.05.29 自宅ベランダ、左がユキ丸)
さて、こうしてTwitterへの短い投稿を元にブログ更新をすることで、目前に迫った6/1と6/8とが、我が家にとって「一度しか来ない記念日」であることが言いたかった。もう一度最後に述べるならば、明けて6/1は小ユキが我が家に来て10年の記念日、さらに1週間後の6/8はユキ丸が我が家に来て10年の記念日であると同時に、我が家の紀州2頭飼育が始まって、ちょうど10年を経過した記念日でもある。短い記事ではあるが過去10年の歳月に、万感の思いをこめて、いまそれを振り返りつつ。
参考:
「9年前…小ユキの来た日に」http://dog.kishu.us/?eid=341
「ユキ丸がやって来た日」http://dog.kishu.us/?eid=249
この記事の中に小雪丸最古の写真がある
(写メールの小さい写真なのだが)
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昨年末「光が丘公園2011年最終版」と題して、ブログアップしたのが12月5日だった。
http://dog.kishu.us/?eid=367
その前日の4日が日曜日で、なんと4ヵ月半ぶりの光が丘公園ということになる。
例年ならば少なくとも、年明けに1度は行っているはずなのだが…今回は週末あいにくの雨などとも重なって、えらく間隔があいてしまった。ともかく「光が丘公園2012年事始め」なのである。
(2012.04.28 光が丘公園芝生広場へ向かう?-1)
(2012.04.28 光が丘公園芝生広場へ向かう?-2)
連休初日となった4月28日の土曜日、薄曇りの夜明けから始まり、それでも早朝の東京は、何とか晴天となったことから、光が丘公園への「車で散歩」を告げることにした。小雪丸もこのキーワードは充分理解している。
(2012.04.28 光が丘公園くりの木広場-3)
車で走り出したのは6時台…それでも7時ちょっと過ぎには公園の駐車場についた。我が家からこの公園までは、車を走らせれば15分以内に到着する。連休の初日ということもあってか、駐車場の車も極めて少ない。むしろ行楽地への遠出が多いためだろうか。
(2012.04.28 光が丘公園昆虫原っぱ?-4)
(2012.04.28 光が丘公園昆虫原っぱ?-5)
今回まわったのは、光が丘公園のほぼ半分を周回する1時間ちょっとの短いコースだった。以下の地図に撮影場所の番号を示す(記事中の番号が全て対応)。反時計回りに中央の芝生広場を突っ切って歩く…途中で会話したのは、サモエドの仔犬を連れたご夫婦のみ…あとは無視して黙々と歩く(笑)
(2012.04.28 光が丘公園掲示板の地図)
(2012.04.28 光が丘公園ハナミズキ?-6)
(2012.04.28 光が丘公園ハナミズキ?-6)
例によってノーリードは若干いたが、今朝は駐車場の車数にも比例して、散歩者の数も極めて少ない。空いた公園は歩きやすく私にとってはむしろ嬉しい限りだ。例年なら桜の季節にも訪れたい光が丘だったが、今年はその季節もすでに過ぎてしまった。それでも今はハナミズキの花がとても美しい。
(2012.04.28 光が丘公園けやき広場-7)
(2012.04.28 光が丘公園体育館?-8)
(2012.04.28 光が丘公園体育館?-8)
今朝の周回をほぼ終えてスタート地点の駐車場へと戻る途中に体育館がある。ここの壁面は大きなミラーガラスに覆われているので、しばしば小雪丸との3ショットを撮影する。これもワンパタだが、今回も通行人の目を気にしながら、やるだけのことはやった(笑)
(2012.04.28 光が丘公園体育館?-8)
毎回のことだが、この光が丘に来ると小雪丸のテンションは、地元の城北公園よりも上がる。なぜかはわからないのだが、いつもと違って異質な臭いがするからだろうか?今回もグイグイと引き回されることになった。特に駐車場からスタートした直後の反応がすごい。
(2012.04.28 光が丘公園駐車場-9)
ともかく今回は特筆すべき事件もなく、静かに黙々と小雪丸と歩き、立ち上る土の香りを嗅ぎながら初夏の光が丘公園を堪能した。城北公園の早朝散歩はすでにマンネリ化しているので、小雪丸にとっても良い気分転換だろう。木々の緑が眩しい季節となったことが嬉しい。
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先週末の桜は満開でしたが、今週末の桜はほぼ葉桜に近い状態でした。都内全域まではわかりませんが、少なくとも我が家近隣に関しては、ほぼ桜のシーズンは終わったと言えるでしょう。
天候にもあまり週末は恵まれず、今年の桜と小雪丸のコラボショットは、あまり満足のいくものは撮れませんでした。先週は土曜日だけが晴天で、今週は日曜日だけが晴天です。それぞれ4月7日と4月15日だけ…近隣の城北公園を歩きながら、僅かながらも桜を写真に撮ってきました。
(2012.04.07 都立城北公園の早朝散歩?)
このままブログ更新をしないと、今年は桜の登場する記事が、ひとつもないことになってしまいそうです。皆様のブログには桜満載なのに気が引ける…そんなわけで多少無理もありますが、私のTwilogからこの一週間の範囲で、桜と犬に関するTweetだけを抜き出してみました。そのテキストを背景に10数枚の桜ショットを掲載しておきます。したがってTweet内容と写真とは直接関係がありません(笑)手抜きブログでごめんなさい。
(2012.04.07 都立城北公園の早朝散歩?)
▼4月7日
おはようございます。ちょっと寒くて風もある。間もなく公園まで花見散歩に行ってきます。(´ー`)
posted at 05:57:51
桜を一番撮りたい場所には青いビニルシートがある。その上を踏み付けて最短ルートを通過してやった。
posted at 07:06:49
(2012.04.07 都立城北公園の早朝散歩?)
反射率の低い透明なビニルシートに、ほどよく原寸大の桜の花びらを散らしたシートがあれば良いのかもしれない。ここにも邪魔な青いシートがある。 http://photozou.jp/photo/show/459193/129428812
posted at 07:58:33
公園散歩の帰り道。学校の桜が見事だった。 VT: http://twitvideo.jp/07Q6o
(2012.04.07 都立城北公園の早朝散歩?)
▼4月8日
自宅付近の小公園も桜がほぼ満開。でも今朝は少し寒い。 VT: http://twitvideo.jp/07QNq
posted at 07:21:50
散歩コースの途中には、狭い歩道の真ん中を塞いだ桜の古木がある。先代犬のユキがここを好んだことから「ユキの桜」と呼んでいる。写真中央がそれ。 http://photozou.jp/photo/show/459193/129589357
posted at 07:46:18
2年前の今日、正丸峠で最初に回収された犬100頭の遺体が、火葬を終えて弔われた。けれども、その後の捜査でまた180頭の遺体が確認される結果となった。この事件は犯人逮捕、執行猶予付き判決を経て、被害者の会有志による民事訴訟が現在も続いている。http://doubutuinochi.blog106.fc2.com/
posted at 01:34:57
(2012.04.07 都立城北公園の早朝散歩?)
いま改めて、この2年間を振り返ると、いずれも「3月に事件が起こり、4月には事態がますます悪くなる」同じ経緯だったことがわかる。2010年は小丸峠の動物遺棄死体事件、2011年は言うまでもない3.11にともなう原発事故に関わること。たとえ大小の違いはあっても、それは今も続いている。
posted at 01:43:16
過去に学ぶことは決して無駄ではない。自分だけの世界に限ったとしても、こうして過去2年間をときどき振り返るだけで、何らかの学びや、物事に共通する法則のようなものに気付かされることが多い。この4月9日という一日だけを振り返っても、「最悪の事実は次第に醸し出されて来る」ことがわかるね。
posted at 01:49:16
(2012.04.07 都立城北公園の早朝散歩?)
▼4月9日
出掛けのニュースで、花見に便乗したビジネスのが紹介されていた。花見中の宴席にスーツ姿の女性が近付き、会が終ったら場所を譲ってもらえないかと持ち掛ける。承諾を得ると終了と同時に片付けシートを引き直して次の客に渡す。だが素朴な疑問。公共スペースを堂々と商売のネタにして問題はないのか?
posted at 08:51:46
むろんこれまでも、花見席取りの便利屋稼業は見聞きしていた。しかし、ここまでシステム化された商売とは違う。暴力団の関与なども当然懸念される展開だと思うが、取材を受ける花見客も、このシステムを利用して、およそ3万円を支払った客筋も「助かります」と屈託がない。花見の優劣も金が支配する?
posted at 08:58:52
(2012.04.07 都立城北公園の早朝散歩?)
花見弁当の出荷が好調らしい。昨年は自粛モード一色だったから、その反動もあるかも( ̄^ ̄)
posted at 10:07:27
庭の桜の下に花見出来るランチタイムスペースが作られた。夜も10時まで利用出来るイキなはからい。社屋の窓から。 http://photozou.jp/photo/show/459193/129839005
posted at 11:48:19
(2012.04.07 都立城北公園の早朝散歩?)
▼4月10日
寒椿と桜が一緒に咲くのは珍しいから写真撮ったら、みんなすげーと驚いてたよ、と喫煙室で得意気に話すやつ。別に驚かないよ。うちの近所もそうだし、ネットぢゃ、もう何回も見てるわい、と言ってやりたくて、ムズムズ( ̄^ ̄)
posted at 14:05:01
(2012.04.07 都立城北公園の早朝散歩?)
▼4月11日(このだけ日はブログを更新しましたっけ)
「紀州・小雪丸日記」を更新しました。追加タイトルは「先代紀州犬ユキの10回忌に」URLは、http://dog.kishu.us/(全文)および、http://ameblo.jp/kishus/(抄録)です。
posted at 04:44:38
(2012.04.07 都立城北公園の早朝散歩?)
▼4月12日
飼っている犬種と、飼い主の性格に、相関関係などあるのだろうか?飼い主に犬が似るとの、伝聞は承知の上でのことなんだが( ̄。 ̄;)
posted at 11:33:51
これも、よく言われることなんだが、飼い主と飼い犬の顔が互いに似てくるとも。具体例を示したWebページや、本にもそうした記述をしたものがある。どちらがどちらに似るんだろう?ケースバイケースか?さしずめ私などは「紀州に似ている」などと言われたら…嬉しいけれどな(´ー`)
posted at 11:49:19
(2012.04.15 都立城北公園の早朝散歩?)
先の2ツイートについて、乱暴な解釈を一つだけ書いておくとするなら、私は全く信じていない。理由は、たまたま弱い相関が見られたり、互いに似た顔の例はあるかもしれないが、たいていの場合は充分な標本サンプル数を確保していない。似ている例についても、似ていない例を調べてみて初めて評価できる
posted at 11:56:51
(2012.04.15 都立城北公園の早朝散歩?)
▼3月13日
5時50分、東京晴れ、微かな風、やや肌寒い程度です。間もなく散歩に。Thank God it's Friday! Have a nice one!
posted at 05:51:20
(2012.04.15 都立城北公園の早朝散歩?)
▼3月14日
東京は朝から雨。散歩びしょ濡れで今完了。夜までには上がってほしいねぇ(´д`)
posted at 07:45:02
(2012.04.15 都立城北公園の早朝散歩?)
▼3月15日
東京は5時30分すぎ。雨は上がったようですが曇っています。今朝は公園まで足を延ばして小雪丸を満足させてやらねば。間もなく出掛けます。良い日曜日を皆さん。
posted at 05:35:17
公園の桜は6分葉桜。いまは晴天です。散歩を終えて洗濯機をまわし、掃除機もかけて、小雪丸にも食べさせました。洗濯機が止まったようなので、今度は物干しです。本当に私は働き者だなって、自分で言うなよ( ̄。 ̄;)
posted at 08:44:23
(2012.04.15 都立城北公園の早朝散歩?)
ま、そんなこんなで、桜と犬に関するTweetと言っても、さほど重要なことは呟いておりませんでした。最近、私のTwitterは全方位型になっているので発散ぎみ。Tweet数はかなり多いのですが、自称愛犬家として果たしてこれで良いのか?という点では反省しきりです。自分本来のテーマに立ち戻った方がいいかな…なんてな…
※そうそう重要な追記がありました。先週から小ユキがまた、いよいよ本格的な「偽妊娠」のシーズンに入りました。写真の小ユキ…なんとなくポッチャリしているのがおわかりでしょうか?日がな母乳が沢山出るのですが、全て自己回収してしまうので栄養過多にならないかと心配です。少しユキ丸にも分けてやればいいのですが、そんな気配は全くなくて独占状態です。
小雪丸が我が家にやって来る2ヵ月前、2002年4月11日の午後3時40分過ぎ、先代犬のユキが12歳半の生涯を終えて、今日でちょうど10年が経過したことになる。いま振り返っても、生涯で最も寂しい4月と5月を過ごしたときのことを昨日のように思い出す。
ユキの命日のことは、すでに幾度も書いているから、ここではもう改めて述べることはしない。お暇な方は以下の過去記事と、その周辺の記録を参照していただけるなら嬉しい。例えば以下のURLなど。
http://dog.kishu.us/?eid=213
http://dog.kishu.us/?eid=333
(ユキ2〜3歳の頃)
冒頭の写真はユキと小雪丸のスナップを合成してみた。現在のPCにはイメージ編集用のToolをあいにくセットアップしていないので、力任せの手作業である。昔は常にPhotoShopなどを入れていたものだが、昨今はイメージ編集に凝るようなこともしない。いずれにせよ新OSに対応するアプリがない。出来具合はご愛嬌というものだろう。仕上がりの悪さはボカして誤魔化す…笑。
(ユキ4〜5歳の頃?)
(ユキ4〜5歳の頃?)
言うまでもないことだが、ユキと小雪丸(小ユキとユキ丸)は、とてもよく似ている。ユキは自宅前のぶどう畑で保護した犬であるから、おそらく紀州系の雑種だったのだろう。それでも凛々しい差し尾(小雪丸は巻き尾)の紀州そのままの姿をしていた。強いて言えば耳だけが若干、紀州標準サイズよりも小さい。
ユキが逝って後、呆けたような4月と5月とを過ごし、彼の49日を過ぎて結局は寂しさの反動に負けて、小雪丸(しかも同時に2頭も)を我が家に迎えることとなる。そのときもユキに似た犬以外のことは、考えたこともなかった。我が家の紀州の系譜は、こうして必然的に決まった。それ以外の選択はなかったとも言えるだろう。
(ユキ6〜7歳の頃?)
(ユキ6〜7歳の頃?)
それほどユキの思い出は消し難いものとなって、10年を経た今も拭い去ることが出来ない。そしてその外見的な特徴や寡黙で控えめな気質は、今日の小雪丸とも多くの共通点がある。保護時に骨折していた足の治療で駆け込んだ先の獣医は、事もなげに「雑種でしょう」と言ったものだが、私はその判断に今でも疑問を持ち続けている。
他人の評価がどうであろうとも、その後、間違いのない紀州(小雪丸)を飼育することになった人間が、今でも10年前を振り返って思う。「もしかしたら雑種ではなかったかもしれない」…むろん、それも今となってはどうでもよい話だ。私にとってのユキは、紀州であろうとなかろうと、最も愛すべき家族であった事実は変わらないのだから。
(ユキ8〜9歳の頃?)
(ユキ8〜9歳の頃?)
ともかく今回は過去のフォルダから、数枚の写真を参照することにして、それをユキを偲ぶ縁(よすが)としたい。過去の記事に掲載した写真とダブるものもあるに違いないが、それについてはご容赦願いたいと思う。特に夕闇にたたずむこの1枚の写真は、ユキがまだ(たぶん)2歳直前のときのもので、私が最も気に入っている写真だ。
(たぶん1991年の秋、長瀞、雨上りの夕暮れ)
It's my destiny... 本当に運命というものがあるのかどうか、時に懐疑的になる自分がいる。それは人があとから勝手に都合の良いような解釈を与えたものではないかと。だから「人の心が介在しない限り運命もない」のではないかと…だが、それでもなおユキが私の前に現れたのは「必然だった」気がする。
今を遡ること22年前、5月連休中の夕暮れ、私は自宅前のぶどう畑の中で、初めてユキと向き合った。畑の土の匂いも葉を揺らす風も、昨日のことのように「五感の全て」が覚えている。あの日から何かが変わって、そしてたぶん今の自分がいる。小雪丸についても似たような記憶はあるが、それともどこか違う。
(たぶん1992年の夏、未確認だが蓼科だと思ふ)
皆さんは「自分の一生を変えた」と信じられるような犬と出会ったことがあるだろうか?もしそれがないなら、それはとても不幸なことだ。そして、もしあるなら、それがどれほどの僥倖であるかも理解することが出来るだろう。私にとってのユキとは、ちょうどそんな必然を思わせる原点でもある。今日一日は、ことさら穏やかに過ごしたい。
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ずっと更新のない月だけはないように努めてきた「小雪丸日記」だったが、とうとう迂闊にも3月の更新に穴を開けてしまった。そのことを昨夜、ある方からのご指摘で気づいた。なんたる不覚だろうか!!
かといって今さら、失われた時間は取り戻せない。それでも3月としての記事を残しておくことはできる…ということで「日付だけ3月」の今回の記事。その実態は「4月3日の早朝に慌てて書いている帳尻合わせの記事」です。
かくしてその内容は、大部分が私のTwitterからの些細な投稿を拾い集めたもの。しかも平日は写真とて撮影していないから、いきおい週末だけの記録となる。期間はとりあえず3/24〜3/31までのものに限った。それでは「即席劇場の始まり〜♪」です。
▼2012.03.24
東京の朝は雨が残った。休日なのに、あいにくの霧雨の散歩だった。室内から見ると見えないほどの雨だが、いまも降り続いている。小雪丸の息が白く見えるぐらいだから、まだまだ寒い朝です。(´д`)
posted at 07:52:05
(2012.03.25 城北公園散歩の小雪丸:本文とは無関係)
▼2012.03.25
広場の隅でシェパードをまた放している馬鹿がいる。怒鳴らないと声が届かないので中央で休憩することにした。このツイートを打ち始めたところで居なくなったのでよし。向こうも我々の次の行動予測はできてる。これが一番穏やかな解決策。
posted at 07:15:11
予定通り小雪丸のシャンプーを済ませた。真っ白な紀州2頭は本当に絵になる。写真を撮りたいが、1階と2階に分かれているので、2頭揃ったときにしよう。洗濯機も回して、ようやく一休みできる。今朝もよく働いたものだ(´ー`)この後は掃除機をかける。
posted at 11:38:57
散歩(後注:夜の散歩ですね)終わった。ごはん待ちの小雪丸。
posted at 19:26:21
(2頭室内)
このスマホ用のTwitterアプリで先にカメラを作動させると、テキスト入力がノーアクションになるのはバグなのか?反応しないので、写真だけツイるのは初めての経験。先がユキ丸、後が小ユキのアップでした。( ̄。 ̄;)
posted at 21:13:00
(ユキ丸)
(小ユキ)
▼2012.03.31
公園散歩をすでに終えて、帰宅直前の最寄り小公園。風は強い南風、東京は曇り空です。今朝は久しぶりに、さくらに会えましたよ>わかる方のみ(^^)
posted at 07:58:30
公園から戻り駐車場に放して小雪丸遊ぶ動画(~o~) VT:posted at 08:33:05
ともかく3月の下旬は平穏な日々を過ごした。
週末の事件といえば、3/25の公園散歩では、またノーリードのシェパードに遭遇し、帰宅後は小雪丸のシャンプーを行い、3/31の公園散歩では久しぶりに「さくらセンパイ」と遭遇して元気な姿を確認することが出来た。帰宅後は、これもまた久しぶりに隣接駐車場で小雪丸を放し、ミニマムドッグランの様子を動画に収めた。
なんだか小学生に作文のようだが、これでもアップしないよりはマシというものだろう。とりたてて事件のないのは、ブロガーにとってはマイナスだが、愛犬家にとっては好ましいことなのだと、最近特にそう思う。
(2012.03.25 城北公園散歩の小雪丸)
改めて言えば、去る3月5日のユキ丸の誕生日をもって、我が家の紀州2頭は(先の2月1日に誕生日を迎えた小ユキとともに)揃って10歳を迎えた。一つの節目ではあるが、目下のところ極めて元気であるのが嬉しい。広い所に放せば今でも若犬のように元気に遊ぶ。小ユキはちょっとイヤがっていたけれども…(笑)
この穏やかな日々が、これからもずっと長く続くことを願っている。
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●この原稿は「仮登録」である。本編は追って追加更新する。
実は2月は、小雪丸日記開始以来、初めて「一度も更新のない月」となるところだった。いろいろと事情もあるが、言い訳をしてみても致し方ない。そして間もなく深夜の零時を過ぎようとするに当たって、駆け込みで「器」だけを登録しておくことにした。
以下、本編の登録待ち… Coming soon... (´▽`)
(2012.02.18 城北公園 早朝散歩?)
▼本編▼
今回のタイトル「10歳と9歳との狭間で」の「狭間」の示すものを具体的に言うなら、2/2〜3/4の期間…約1ヶ月間のことだ。すなわち「現在」のことであり、その残りはあと3日である。それは小ユキの誕生日が2/1で、ユキ丸の誕生日が3/5であるからに他ならない。
小雪丸(小ユキとユキ丸)は、この期間においてのみ年齢が異なる。大したことではないかもしれないが、この期間だけ「揃って○○」という表現が崩れる。私にとっては多少気になる期間でもあるのだ。そしてこの事実は、いやが上にも小雪丸の年齢を考えさせる期間ともなる。
(2012.02.18 城北公園 早朝散歩?)
この際であるから、前回の更新から1ヶ月半以上のブランクが空いてしまった言い訳もしておかなくてはなるるまい。 実は1月の中旬から風邪をかなりこじらせ、酷い状態が続いた。それでも小ユキの誕生日(2/1)には更新をしようと、多少のメモも書きとめてあった。
ところが小ユキの誕生日の直後から、こともあろうに「真冬のヒート」に突然入ってしまった。そしてこの出来事は予想外の展開でもあった。8〜9ヶ月の間隔で我が家のヒートは繰り返しているから、前回の終了から計算すれば、次回のヒートは「桜が散った後」だと思いこんでいたから。
(2012.02.18 城北公園 早朝散歩?)
それがどうして2ヶ月以上、前倒しとなったのだろう?私にとっても不思議でならなかった。一度は病院で、検査もしておきたいと思ったほどだ。しかし連想させる出来事にも思い当たる。それは一昨年の夏、いったん中途半端に終わったヒートが3ヶ月後の秋に再発したことがあって、今回のケースも多少、その不規則性に通ずる部分があったからだ。
(2012.02.18 城北公園 早朝散歩?)
要するに私はこう考えるに至った。「犬たちは年齢とともに、その生理現象も不規則になって行くのではないか」と。老いがホルモンのバランスを崩すものか、あるいは人間の更年期に代わるものであるのか…しかしネットなどで調べても、確信を得るような答えは見当たらない。我が家のような飼育ケース(雌雄ともに去勢避妊なしのまま同居)が10歳に至ること自体が少ないからだと思ふ。
(2012.02.18 城北公園 早朝散歩?)
ともあれ、今回の現象がヒートであったことは、そのクライマックスが従来通り、およそ1週間で収束したことからも理解できる。我が家には小ユキだけでなく、相方のユキ丸が常に傍らにいるので、このような不規則なヒートの発生から収束までの期間が明らかになる。だが雌だけの1頭飼育であったり、雌雄同居していても何らかの去勢避妊が介在している場合は、きっとこの限りではない。
(2012.02.26 城北公園 早朝散歩?)
つまり、日常の些細な変化としては、見落としてしまう程度のものであるかもしれない。犬のヒートには症状の重さにも個体差というものがあるだろうから。一方で、我が家のヒートは、気付かないほどの僅かな出血であっても、そのときが来れば確実にユキ丸が、小ユキの始まりを教える。彼自身が極めて鋭敏な「センサー」だからだ。
我が家の犬たちはこうして、ヒートだけではなく、日常の些細な変化も、自らの行動(互いに尻を嗅ぐなど)によって、飼い主である私に告げる。見方を変えれば、身体の異常を教える優秀な医師のような側面も併せ持っていると…これが雌雄2頭飼育の大きな利点であると思わせる所以でもある。大変な側面も多いが、それに値する見返りもまた多いのである。これが命本来の姿なのだろう。
(2012.02.26 城北公園 早朝散歩?)
ともかく小ユキの誕生日に始まり、ユキ丸の誕生日に終わる「この狭間」は、今回ほとんどが、上記の「冬ヒート」騒動をメインに推移した1ヶ月間だった。そして間もなく3/5を迎えて、ようやく小雪丸は「ともに10歳」となる。常に共にあり何でも同じという小雪丸にとって、唯一足並みの揃わぬ思いがする…この2月は、こうして今年も終りを告げたことになる。
(2012.02.26 城北公園 早朝散歩?)
例年になく厳しい寒が続いた東京も、ようやくユキ丸の生れた啓蟄の頃には、文字通り地面から虫も這い出し、待ちわびた桜の蕾もやがてほころぶだろう。その前には3.11など…万感の思い馳せる通過点はあるが、こうしていつともなく時は流れて…小雪丸も共に10歳の歳月を超えて再び足並みを合わせる。
(2012.02.26 城北公園 早朝散歩?)
そのユキ丸の誕生日3月5日までは、あと僅か3日だ。ああ…人間ならば「美しい10代」とも呼べるものを(笑)…中型犬の場合は、それが50代の半ばとも言われる。還暦も間近と言ふところなのだろうか…それでもなお凛として立つ姿は今も健在だ。今年もやがて桜の下で凛々しい2ショットを見せてくれるに違いない。いつまでも元気で小雪丸。
(2012.02.26 自宅室内 夕食後の熟睡)
終りに、この原稿を2月1日という「10歳の節目」にも関わらず没にしてしまったことを小ユキには改めて詫びたい。今回の更新をもって(少し遅くなったが)ユキ丸の予告誕生日と併せて、小ユキにも遅れ馳せながら誕生日祝いを告げたい。そして、この「10歳と9歳との狭間」に…私はいつも以上に小雪丸の健康を強く願っている。
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今回はあえて逆説的なタイトルを選んだ。真意は全く逆の方向にある。三連休の中日となる今朝も、早朝散歩は城北公園に出掛けた。昨日は練馬鑑別所側の入り口から公園を周ったので、今朝は「置き石広場」と勝手に名付けている入り口から入った。
30m四方ほどの広場を突っ切って奥に進んで行く。その時広場の片隅には、ドーベルマンを連れた40前後の男が自転車で乗り入れ、ちょうどリードを放して「待て」の姿勢をさせたところだった。
そのあとの想像は大方察しがついたが、距離も反対側でかなり離れていたので、私も無視をしたまま次の広場へと移った。その後は、ほぼ前日と同じコースを周り、およそ小1時間ほどで再び出口となる同じ広場まで戻ってきた。
(2012.01.08 今朝の城北公園?)
私は普通、この広場の「置き石」の上で小雪丸を休憩させ、それから帰路につくことにしている。戻ってみると先刻の男とドーベルマンはまだその広場に居座っていた。そして周回してきたわけであるから、今度は比較的近傍を通過することになる。
広場を斜めに横切りながら、それとなく見ていると男は(この男を目撃するのは決して初めてではない)ドーベルマンに待ての姿勢をとらせ、離れたところまで歩き、そして呼び寄せ、さらに側体で歩く練習などをしている。
(2012.01.08 今朝の城北公園?)
小ユキが少し威嚇の唸りをあげ、その矛先をユキ丸に向け、2頭がもつれ合うようにして芝生を走り回るような状況を、生ずるキッカケとなったことは迷惑だったが、もともと私はこの障害物のない広場で2頭を、こうしてリード操作の及ぶ範囲で自らも動きながら遊ばせることはあるので、したいようにさせておいた。
それでも適当なところで制して、いつも通りの置き石で休憩しようと歩き始めたとき、その男は今度は自転車のカゴからフリスビーを取り出して投げ始めた。それを見てまた小ユキが興奮する。
(2012.01.08 今朝の城北公園?)
私の最近の判断基準(ノーリードを注意する基準)は、以前よりも相当「やわらかく」なって…大声を出さなければならないほど遠距離や、遠慮がちに隅で放し、他犬への明らかな配慮を見せている者に対しては(キリがないから)極力無視するようにしている。
だからといって、いかなる場合においても「ノーリードを放任」しているわけではない。戒めるときには叱責するし、面罵もする。今回の場合は充分声も届く範囲で、しかも相手はフリスビーを投げて犬を走らせた。それが私の許容限度を超えることになる。
しかももう一つの付帯条件…「うちの犬が、相手の犬の動きに反応して迷惑する」という条件も満たしていた。そこまで来れば黙って通り過ぎるわけにも行かない。早朝から不快な思いはしたくなかったが、あえてその馬鹿者に一言もなく通過するわけには行かないと思った。
(2012.01.01 元旦の城北公園?)
そして男の反応は予想通り「逆切れ」だった。以下はそのときの会話(テキストに落とすとやや穏やかな表現になるが現実の口調は共にもっときたない)(笑)…
私「あの大きな看板(放し犬禁止)が見えないのか」
男「訓練をしているんだよ」
私「自分勝手なルールを作るな。禁止は禁止だろう」
(中略)
男「自分の犬に引っ張りまわされやがって」
(小雪丸が芝生で絡みあった状況を指しているものらしい)
私「これが猟犬の育て方だ。洋犬の飼育書を鵜呑みにしている馬鹿者が、こざかしいことを言うな」
男「猟なんかしていないだろう。それが猟犬だなんて信じられんね」
(前半は正しいが、この男、紀州という犬種すら知らぬらしい)
私「あのデカイ禁止の看板は、こちらの税金で払っているのだ」
(男、せせら笑う)
私「目的は何でも、お前たちのせいで、そのうち都立公園は全面犬禁止になる。その責任は誰がとるのだ」
男「お前は何でもルールは必ず守るのかよ」
(むろん私は「守っているよ」と答えておいた。厳密にどうかはさておき…笑)
(2012.01.01 元旦の城北公園?)
ま、このようにして不毛かつ口汚い罵り合いがしばし続いたと思っていただきたい。
いずれにせよ、この男…逆切れとは言っても、罵りながらドーベルマンにリードをつけて自転車で広場を立ち去っていった。それでも道の向こう側に着いてもなお口汚く言い返し、最後には「ばぁーか!」との捨て台詞を吐いて走り去った。その背中に私も「この餓鬼!」と罵倒しておいたが、成り行き上、これも致し方あるまい。
いずれにしても歳のころ30〜40ぐらいのいい大人である。私から見れば餓鬼なのだが、それでも「ばぁーか!」はないだろうよ。知能程度を疑う。つくづく犬を飼うにも知能検査をして許可制にすべきだと改めて思った。(その検査に私自身が落ちたら笑うが)
(2012.01.01 元旦の駐車場で私設ドッグラン)
こうした即興的なやり取りの中では、いつも後に振り返ると「ああ言ってやればよかった」「こう指摘すべきだった」…の言い足りなさと欲求不満が残る。相手のペースに乗っては駄目で、本当は私こそ冷静に理路整然と「なぜ例外はないのか」を説くべきなのだろう。しかし馬鹿につける薬もないことだけは確かだ。
ひとつだけ言えることは、今回の男も「自分だけのルール」を作り、自分だけは例外だと本気で思っている。放し犬でよくある言い訳「うちの犬はおとなしい」と同じ輩だ。自称、訓練とやらは自分と犬にとっては必要なものであり、訓練してあるから他人に迷惑もかけない…というのが正当化の理由らしい。この男が私の言った言葉の1割でも正しく理解してくれることを望むが…ま、無理だろうな。
(2011.12.31 大晦日の早朝散歩スナップ?)
できればこのブログに行き当たって、落ち着いて過去ログの全てを読んでほしいものだ。私が例外なく都内でのノーリードはダメだという論証はすでにしてある。ここで改めでクドクドと書き起こすほど暇ではないのが心底残念だ。
ただひとつ付け加えておくなら、普段はこの男も面と向かって注意されることは少ないはずだ。だがすでに「ドーベルマンを放す」という行為だけで、恐がっている散歩者も多い。特に小型の愛玩犬を連れた方々は、そう思っても注意が出来ないだろう。私が躊躇いなく注意することが可能な理由の一つは、万一、連れている犬が相手の犬と抗っても大丈夫だと言う確信があるから…
(たぶん小ユキなら、いまでもドーベルマンの後足ぐらいは噛み砕くだろう…穏やかならぬ話ですまぬ)
(2011.12.31 大晦日の早朝散歩スナップ?)
昨年のことだが、たまたま遅めの休日の朝、城北公園を散歩中に調査手帳を持った、東京都職員に話しかけられたことがある。大型犬に愛玩犬が噛み殺された事件などがあったからだと思う。そのとき職員がハッキリと言っていた。「この広場でシェパードやドーベルマンを放している人がいると言うのですが、ご存じですか?」私はむろん答えて言っておいた。「ええいるはずですよ。現場を確認したければ是非早朝に足を運んでください」…「この広場だけではありません。そこら中で放し放題ですよ」…だがしかし都職員が勤務時間外に公園を査察するなんて、まずあり得ないことだな。そのときも私はそう思った。
いずれにせよ、このとき話題に上がったドーベルマンが今朝の男の犬だ。この男は以前から広場の場所を変更しながら、この同じ行為を続けている。私の城北公園歴は間もなく10年になるのだ。その間のおよその犬なら知っている。(ただし早朝散歩という限られた枠内においてのみだが)
こうして今朝の散歩も、最後に口汚く罵って、またも後味の悪いものとなった。まぁ良い…連休はまだ残り1日がある。明日は気持ち良く散歩できることを期待するしかないであろうな。少なくとも私の面罵は正論であるのだから、それを後悔するような代物ではない。あの馬鹿者が次回、我々を見たときにどうするかが見ものだ。
(2012.01.08 駐車場で小ユキ穴掘り…吠えるユキ丸)
追記:今回の記事にはここ1週間の撮影分を「まとめて掲載」した。今朝の写真だけでは枚数が少なく、それを補うつもりで大晦日と元旦の撮影分も後半に加えた。記事の内容は全て「ノーリード問題」なのであるから、写真の内容と本文とは、どうせ今回も一致しない。それならば、どの写真をどこに配置しても同じだと考えたからだ。写真の説明は特にしていないが、撮影の日付と場所だけは明記してある。手抜きかもしれない…ゴメンナサイ(笑)
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(2011.12.10 付近に気になる犬がいる…右が小ユキ)
それで、ついつい更新も滞りがちになる。加えて私のブログはテキスト量が多い。実際、そこに残す記事には、いつも何らかの教訓…あるいは何らかの「気づき」を加えたいと常日頃思っているから…「散歩しました。良い天気でした」では記事にもならない。
(2011.12.10 上の写真の接近ショット…手前が小ユキ)
だがしかし…それほど律儀に考える必要もないのではないかと、ふと思うこの週末である。確かに今週末は、取り立てて報告するような出来事もなかった。平穏な日常があるのみである。言い換えれば、長々と書くようなネタもないのだ。
(2011.12.10 さらなる接近ショット…手前が小ユキ)
だがしかし…だがしかし…長々と薀蓄をたれ流したとしても、いったいどれほどの方が、そんな一字一句を丹念に読んで下さるのだろうか?自分が他人のブログを読むにあたっても、ザッと流し読んで、写真を眺めて終わりである(笑)ましてや、私のブログは1本当りの記事が長い…平均的なブログの10倍以上は詰め込んでいるだろうから、きっと99パーセントの方は殆ど読んでいないよね(笑)…てなことを考えながら、週末のありふれた散歩でも、今回は記事にしてしまうことにしました。あぁ〜何て長い前置きだろう。これだから長くなるのだって…
(2011.12.10 冒頭写真と同じ場所…左がユキ丸)
あいにく写真を撮ったのは昨日、土曜日の散歩分しかないので、今回は昨日の早朝散歩を振り返るしかない。天候は今朝も昨朝も、さして変化はないから、どちらと思っていただいても構わない。ともかく週末は城北公園に出かけている。そんなひとこまのみをご紹介…
(上の写真をズームアウトしただけ(笑)…左がユキ丸)
ここ数日は東京都内もめっきり冷え込むようになった。毎朝、暗いうちから散歩に出かけて、歩いているうちに夜が明けてくる。冬至に向かってますます朝は遅くなる。一年中でも憂鬱な季節だ。おまけに寒い。吐く息が白くなる。そんな中で、今週末もやはり公園に出かけた。
(上の写真をズームインしただけ(笑)…左がユキ丸)
すっかり馴染みの公園をいつものコースで巡回する。イチョウの葉はすっかり黄色く色づいて(紅葉の少ない公園内は)おおむね黄色一色…よく拝見している地方の方々のブログのように、鮮やかさに欠けるのが、写真を撮っていても不満だ。加えて、今回は小雪丸を係留して撮影したポイントが「たった2箇所しかない」ので、掲載できる写真にもバリエーションがない。角度や遠近を変えた写真ばかりでゴメンナさい(笑)ともかく最新の小雪丸を見ていただくだけという…今回の記事です。
(最近の小ユキは躁状態…しばしばマウントを仕掛けて来る)
そして一言だけ、お断りしておきたいのが、我が家の小ユキのこと…現在、換毛期の「どん底」にあって、非常に毛が少ない。客観的に見ても痩せて寒々として見える。被写体としても一番、貧相に見える時期なのである(笑)ユキ丸と比べても痩せているのが一目瞭然だろう。これから厳寒期に向けて、早く増毛してほしいと願う親心を込めて…(笑)
(帰宅後はいつも室内で暴れる…ただしこの撮影は2011.12.03)
ちなみに巡回したコースはいつもどおり、私曰く「Bコース」である。説明は先日の「晩秋そして鈴の月命日」を参照していただければわかる。そして、この週末も特に変わったことはなかった。ともかく今回は師走の2ショットを数枚、見ていただくための更新ということにて…皆様へのお歳暮代わりのご挨拶とさせていただく。それでも何も更新しないよりはいいよネ(笑)
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むろんまだわからないが、おそらく次回は年明けになるであろうとの思いから、最終版と題名につけた師走の光が丘公園。たぶん今年はこれで最終回となるに違いない。過去ログを参照してみると2010年も12月の第一日曜日にも、やはりこうして光が丘公園を訪れていた。初詣でならぬ「光が丘・最終詣で」のようなものだ(笑)
雨天続きの週末も、やっと日曜日には晴れた。しばらく光が丘公園にもご無沙汰だったので、今朝(今となっては昨日の朝)は、予定を変更して、車で光が丘公園まで、足をのばしてみることにした。とは言っても日の出の時刻が遅いので、自宅を車で出たのは6時半を少し過ぎたころ…走り始めたのは、ようやく空が白んできたあたりだった。
(なんと呼んでよいかわからない十字に交差する通路…笑)
我が家から光が丘公園までは、車でちょうど10分ほどで移動することが出来る。極めて至近なのだが、それでもかつてのように、徒歩で往復すると、それだけで片道1時間ずつかかってしまう。小雪丸が「路肩を嗅ぎながら歩く」ので、相当時間が必要だからだ。公園での時間を1時間と見ても全部で3時間の長丁場となってしまう。
そこで、最近では移動には車を利用することにしている。我が家の小雪丸用語では、これを「車で散歩」と言ふ(笑)…いちおう彼らにもわかっているはずだ。ともかく走り出すと6:40過ぎには公園に着いた。空も程よく明るくなった時刻である。駐車場の車は少ない。
(少しずつ接近してゆく?…笑)
(少しずつ接近してゆく?…笑)
小雪丸を車から連れ出して、ようやく明るくなった公園を歩き出す。ここに来ると普段とは異なった臭いが充満しているのか、いつもの数倍、興奮度がすごい。ともかく遮二無二突進する。しかも行きたがる方向がマチマチで、2頭引きに慣れた私でも幾度か引き倒されそうになる。それと言うのも足場の悪い場所が多いからだ。
舗装された良い歩道は、小雪丸には興味がない。枯葉や枯れ草で覆われた裏道や林の中ばかりを専門に突進する。その元気さは、とても共に9歳の犬たちとは思えない。このエネルギーはほぼ若犬時代のそれと同じだ。振り回されながらも、その元気さが私には嬉しい。
(日の出直後なので、まだ朝陽が眩しい)
雑木林を抜けて中央メインの広場に出る。ここの敷地面積は広い。近隣の城北公園も広いことは広いが、いわゆる「広場」と呼べるものは、数箇所以上に点在している。一方ここ光が丘公園の広場は「ひと続き」となっているので、そのせいもあって、とても広いものだ。
その大きな広場の真ん中を突っ切って歩き始める。だが、ここ光が丘は、城北公園以上の「ノーリード天国」の様相を呈している。いつも感じることだが、そうしたノーリードの常連が多すぎるのだ。早朝にも関わらず、今朝も集団で20名30頭以上、それ以外にも何箇所かで別のノーリードが闊歩している。さすがに全てに注意していたらキリがないので、もはや無視をして歩き通すしかない。
(なかなかリードを係留する場所がないので同じ場所ばかり…笑)
しかしだからといって、ルール無用の輩のために、こちらが行くべきコースを迂回するなどごめんだ。堂々とど真ん中を突っ切り、接近してきたノーリードの犬には、小ユキの威嚇をいさめる行動もとらず、むしろ追い返すことを許し、近傍で「◎◎ちゃんダメよ〜」とノタマわっている間抜けな飼い主どもには、非難の一瞥をくれてやった(笑)
(通過してきたあとを振り返ると…遠くに放し犬集団が見える)
少なくとも、言葉は悪いが「売られた喧嘩ならいつでも買える」…紀州犬の場合は、自分たちが萎縮する必要のない点だけは助かる。たとえ9歳なった今でも、小ユキなら大型犬相手でも引けは取らない。ところが、もしこれが小型犬の飼い主だった場合はどうか?私は幾人ものそうした飼い主から「放し犬がいるととても怖い」と言う話を聞かされている。おとなしいと言われ、わかってはいても、人間とはそういうものだし、気の弱い人々もいる。世の中は自分だけの価値判断で勝手なルールを作るべきではないのだ。あ〜ぁ…また書いちゃったね…
(我ら血税の賜物…この巨大看板は何のためにあるのか!)
ともかく、接近は許さないから、とりたててトラブルもなかった。それでも不愉快な思いだけは残った。全くあの連中には辟易する。広場を突っ切った後には「放し犬禁止」の巨大看板の前で、今回も記念写真を撮った。というよりも広場には適当な杭などないから、必然的にこうした場所でしか、小雪丸を繋いで写真を撮れる場所がない。
(ガラスに3頭引きを演出したかったのだが…失敗…笑)
広場を突っ切ったあとは、周回コースを歩きながら師走の公園を楽しむ。少なくとも周回コースで放し犬に遭遇する機会は少ないので、心穏やかな秋を満喫する。この後半でようやく心の平静を取り戻すことが出来てやれやれである(笑)…こうして1時間余りを公園内で過ごし駐車場まで戻った。駐車料金は1時間を超過したため400円と少しお高い。光が丘の駐車料金は基本1時間が300円、城北公園は同じ都立公園でも200円である。この違いを毎回最後に書いているような気がする(笑)
(駐車場にて…サテそろそろ帰りますかネ♪)
ともかく、こうして師走の光が丘公園散歩で明けた日曜日…週末最後はどうにか終日晴天で、洗濯物も良く乾く一日となった。明日からまた始まる1週間に向けて、小ユキもユキ丸も私もそこそこのリフレッシュが出来たことは幸いだ。次回ここを訪れるときは、きっと年も改まって2012年となっていることだろうな。こうして月日はゆく。
「盛年重ねて来らず 一日再び晨(アシタ)なり難し 陶淵明」
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▼今回の記事は去る9/29に、Twitter上での呟きが予想外に回数を重ね、20Tweet以上にも及んだことによって、普通ならBlogの1回分にも相当する長さになってしまった結果を見て、このまま転載すれば手抜きが出来る!…と、図々しくもTwilogのデータを再編集した結果です。確かこの手抜き…以前もやりましたね(笑)
ただし、Blog化にあたっては、若干の補足と修正を加えております。また文中の挿入写真につきましては、本文とは直接関係のないものばかりです。このところ小雪丸に関する記事が停滞していた間、8月下旬から9月下旬までの主に休日散歩のスナップから抜粋しました。日付を照合するのが面倒なので順不同とします。とことん手抜きでゴメンナサイ!
以下、そのTwilogの記録を時系列に掲載しました。1段落が1Tweetに相当します。末尾に登録時刻のタイムスタンプ。内容は掲題のとおり「仔犬のトイレ躾をどうするか」について、独断と偏見に満ちた薀蓄を垂れ流し…どう解釈されるかは皆様次第です(笑)
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うーむ…仔犬を室内飼育するとき、トイレの躾で苦労すると言う方々がいる(゚.゚)私は全く苦労したことがないので、問題を整理してみた。我が家はそもそも室内トイレは放棄している。事前準備した室内用トレーは、一度も使わないうちに捨ててしまった。小雪丸はいずれも、室内では排泄しないからだ。
posted at 12:11:59
私はこれをテリトリー意識の当然の結果だと思っている。雄のユキ丸だけは、それでも新しい住居に移ったときのみ、2、3回放尿をした。けれどもそれ以降の失敗はない。雌の小ユキに至っては、失敗はゼロのパーフェクトなのだ。これは旅先の室内においても同様である。初めての外泊でユキ丸が一度だけ…
posted at 12:18:24
いきなりしゃがみ込んで放尿して焦ったことはあるが、それ以降の旅先では、ただの一度も失敗がない。排泄をもよおしたときは、いずれも出入口に近い付近を徘徊して教える。自宅でもホテルやコテージでも同じことだ。彼らにとってトイレは屋外なのである。だが、どうして彼らは共に手がかからないのだ?
posted at 12:24:13
私の躾では、室内排泄で特別激しく叱ったことはない。ぶつぶつと文句は垂れるが、体罰は自ら禁じている。むろん留守中に我慢しきれずの下痢などと言う体験はあるが、それでも彼らは必ず、領域の最外部に排泄する。サークルなら扉の前、室内なら玄関がそれに該当する。そしてこれは個体差でもない。
posted at 12:30:01
なぜなら小ユキもユキ丸も同様に失敗が少ないからだ。ユキ丸は若干のソソウをしているが、これは雄としてのマーキング欲にも無関係ではない。それでも一度排尿したあとで満足するのか、連続はなかった。僅かな例だが宿泊先の排尿、あるいは初めて入室を許した自宅寝室での排尿…いずれも一度きりのみ。
posted at 12:35:20
個体差ではないことの、私なりの推理を言わせてもらえば、我が家の場合は、雄のユキ丸の僅かな失敗を私が嘆く様子を見て、利口な雌の小ユキは自ら学んだのではないかと考えている。犬同士は互いを見ても学習する。直接叱る必要のないことも少なくないのだ。これが2頭飼育のメリットでもある(゚-゚)
posted at 12:40:48
午後の仕事にいったん戻るので、この謎解きはまた後ほど(゚-゚)ただ一言いえば、我が家も逆に最初から室内トイレを本気で、どうしても躾ようとしていたら、どうなっていたか?という疑問はある。私は自然体で落ち着く排泄習慣を、犬自身に選ばせただけで、何ら強制的な外圧を加えていないのだから。
posted at 12:47:29
繰り返すが、我が家では2頭とも「ごく自然に屋外トイレ」となった。ただし昨今、都会では排便のみならず、排尿さえも場所を選ばないとならない時代となった。特にここ数年、排尿の直後に、持参ペットボトルの水をかけて歩く飼い主が散見されるようになった。だが私はそんなことまではしない(笑)
posted at 14:21:56
理由は、その行為自体が実効果なく、どこか欺瞞的で好きになれないからだ。見ていると「チョロっと」申し訳程度にボトルの水をかけている。排尿の方が量が多い。それを薄めて拡散してどうするのだ。私がもし本気でやるなら小型のポリタンクを背負うだろう。私に言わせれば他人に見せるための行為だ。
posted at 14:22:13
すべては、都会が過密になりすぎたことに原因がある。人々の心にゆとりがない。それが路上禁煙や犬の排泄などにも向けられている。むろん排便は拾い、排尿の場所に配慮はするが、それは最低限のマナーだ。少なくとも私は義務だけは果たす。しかし昨今はせせこましい根性の人間が多い。それが都会だ。
posted at 14:22:29
横道に逸れたが、話を元に戻す。つまり我が家では屋外トイレだ。朝晩1回ずつの1時間散歩でそれを代替している。天候は気になるがどんなときでも欠かしたことがない。出張や残業を拒否できる「今だから可能」なのだろう。若いときであったら、こうも出来なかったかもしれない。(゚-゚)
posted at 14:24:46
▼補足:散歩は朝晩1時間ずつを基本とし、休日はおよそ平日の2倍の時間をそれに当てる。紀州犬はやはり運動量を必要とする犬種であるから、私自身はそれが最低条件であると考えて来た。何の飼育書を読んだからでもなく、この習慣は自然と我が家に定着した。だが屋外トイレも兼ねるこの散歩は、雨天でも中止できず、果ては台風の中であっても敢行すべきものだ。そして四季を通じて穏やかな気候ばかりではない。私自身の体調とて常に万全である筈もないから、時には高熱を押して出歩かなければならないこともあった。健康であることが必須の条件なのである(笑)そのことに不安を覚える向きには、たぶん室外トイレはお勧め出来ない。愛犬との付き合いは、それほど長きに渡るものであるから。
転じて多くの「最初から室内トイレ組」にあっては、苦労話もときどき聞かされる。私の通念からすれば、犬は本来屋外に排泄したい生き物だから、一番出口に近いところをトイレに決めればよく、いったんそれが出来たら、少しずつそのトイレの位置を移動させて、最終的に目的場所に導けばよかろう。
posted at 14:25:36
もし本気で室内トイレを目指したなら、おそらくそうしただろう。そして小雪丸も多分それに馴化したと思う。ただ野性味の乏しい昨今のペット犬はどうだろうか?どうやら最終的な飼い主に行き着くまでの暫定期間…離乳から幼犬時代…そのときの飼育が介在するから仔犬は混乱するのではないのか?
posted at 14:26:54
野生の犬を想像してみる。自然な学習のプロセスがそこにはある。穴倉で彼らは生まれ、母犬に守られ授乳され、その狭い空間を「最初の内側」と認識する。やがて排泄は自力で外にすることを覚える。その前には母犬が排便も舐め取る。そうして内外を覚えるだろう。だが昨今の犬にはそれがない。
posted at 14:27:18
不適切な時期に母犬から離され、そして室内のさらに狭い空間に押し込められ、内も外もなく出たり入ったりで、排泄はどこでやっても誰かが拭き取る。あるいはオムツなどされたら最悪だ。自然界に存在しないものをこの時期に持ち込むべきではない。うまく言えないが仔犬にも混乱が起きているのだろう。
posted at 15:17:49
Twitterで気軽に流すにはテーマが少し複雑すぎたかもしれない(笑)いずれにしても始めてしまったことであるから、あと少しで「我が家はなぜ苦労しなかったか?」という結論までは書いておきたい。だがそれも飽くまで無責任な私独自の推理だから、あまり真面目に信じてもらっても困る(笑)
posted at 15:18:10
我が家がトイレで苦労しなかったのは、以下のような特殊事情もあったからではないかと考えている。つまり小雪丸は我が家に来て、最初の3箇月だけ屋外飼育で過ごしたのだ。諸般の事情で室内飼育のスタートが遅れたのである。その間彼らは室内というものを知らずに過ごしたことになる。
posted at 15:18:46
だから2002年の夏を小雪丸は唯一の屋外シーズンとして過ごしている。彼らがようやく準備を終えた室内に入ったのはその秋、折りしも激しい台風が通過する夜のことだった。この頃すでに彼らは、散歩のときしか排泄をせず、犬小屋の周りにも排泄はしない習慣を見に着けていた。だからだと思う。
posted at 15:19:19
つまり移動した室内は彼らにとって、新しく広い犬小屋であって、最も内側となるテリトリー、当然、排泄をする場所でもなかった。ちなみに小ユキは一度も新しい室内での排泄はなく、ユキ丸は移動させた当日(たぶん)2回だけ室内に「シミ跡」を残した。ただそれだけである。翌日以降も失敗はない。
posted at 15:19:38
あれこれと回り道をしたが、結局、野性味を多く残している紀州ならば、仔犬のときだけは多少の粗相をしても、もし本気で室内トイレを躾けようとしないのであれば、放っておいても、そのうち自らのテリトリーの中では排泄することを嫌うようになる。まだ内外の認識ができない間だけの辛抱だと思う。
posted at 15:19:55
つまり第一テリトリーがサークルやケージ、第二テリトリーが室内、第三テリトリーが敷地内になる。我が家の小雪丸もよほど逼迫したとき以外は、庭に出しても我慢をし、路上に出て初めて排泄する。この特性は先代紀州のユキのときも同じで、彼は屋外飼育だったが犬小屋周囲では絶対に排泄しなかった。
posted at 15:20:14
▼以上である。愛犬のトイレ躾に関して何らかのヒントを求めた方にとっては、改めて読み返してみると、あまり参考になっていないのではないか(笑)なにしろ、我が家ではトイレ躾に何も苦労していない…という背景があるのだから。ただ思うに、洋犬と日本犬との動機付け等に関してみれば、自ずと若干の違いが見られるのではないかと常日ごろ思ってきた。その中でも私は(先代犬も含めて)3頭の紀州犬に関する共通性については述べたつもりである。その基本は常に「あるがままに」という躾け方なのだが、私の方針はいつも、これ以上でもなければ、これ以下でもない、とだけ申し上げておきたい(笑)
昨日6/1はちょうど9年前、小ユキがわが家にやって来た記念日…その年は土曜日で、私は開店の時刻に合わせて自宅を車で出て、都心の某ペットショップまで小ユキを迎えに行った。その前々日には、この日の来店を告げていたからである。
小ユキはブリーダから来た犬ではない。紀州犬としては珍しく、それも都心一等地のペットショップに居たのだ。何とも場違いな出会いである。偶然にもその店傍系の他店への問合せで、その存在を知った。この経緯は昨年の昨日の記事にも書いたはずであるから、お時間があれば、そちらも参照頂きたいと思う。
小ユキがやって来た日
http://dog.kishu.us/?eid=246
一言でいうなら、小ユキは群馬県新田の生まれで、そこから都心の某ショップに託され、そしてわが家へとやって来たのだ。(以下にその移動の簡略図: なお図中06.02は06.01の間違い)
(小ユキは群馬県の新田から都内のショップを経てわが家に)
迎えにいった日、小ユキは綺麗にシャンプーをしてもらい、真っ白な細い姿が眩しかった。そして首には鮮やかなピンクのリボンをしてもらって…その時の写真を撮っておかなかったことが今も悔やまれてならない。
車に乗せて街を走り出せば、小ユキは助手席で立ち上がって、誇らしげにダッシュボードに前足をつき、道行く人々を見ていた。国際色豊かな街だから外人の通行人も多い…若いカップルが小ユキを指差して笑いながら通り過ぎて行った信号待ちの光景…あれからもう9年もの歳月が流れただなんて。
さて、今回は小ユキの「賞罰」についても簡単に紹介しておこう。
(動物写真家の井川さんに撮って頂いた商品用の写真)
▼賞歴
?愛犬雑誌「ドッグワールド」の紀州犬紹介記事でユキ丸と共にカラー5ページを飾った。小雪丸が共に2歳の時の出来事である。ただし、この雑誌は残念ながら通刊120号ほどで(その2年後に)廃刊となってしまった。
愛犬の記事が雑誌に載るとき
http://dog.kishu.us/?eid=130
?イースター社さんの新しいドッグフード「白のチカラ」のパッケージで、今日も笑顔を振り撒いている(笑)詳しくは以下の過去記事などでも…それ以降も幾度か報告した。
小雪丸ドッグフードのモデルになる
http://dog.kishu.us/?eid=297
小雪丸モデルの新商品が届いた!
http://dog.kishu.us/?eid=326
(雑誌「ドッグワールド」に掲載された記事冒頭のページ)
▼罰歴
?野良猫を過去に2回、捕獲している。いずれも私が妨害して、とどめをさす前に猫は事なきを得た。狩猟本能はとても旺盛なのである。
?新聞配達員の不用意な接近(我々の背後を突然横切った)に反応して、彼のズボンを破き、フクラハギに微かな傷を負わせた。弁償代金の発生だけで済んだことが幸いである。
(2011.04.16 震災後、遅い桜の開花?…右が小ユキ)
まだまだ逸話にも事欠かない小ユキであるが、今回は時間も足りないので、これくらいに留めておくことにする。とにかく才色兼備(笑・親馬鹿)なのだが、気の強い♀なのである。人間に例えれば、結婚するにはちょっと躊躇うタイプだろう。ユキ丸には選択の余地もなく気の毒だったかもしれない(笑)
(2011.04.16 震災後、遅い桜の開花?…左がユキ丸)
しかし、改めて思うことだが、小ユキは齢(よわい)9歳を過ぎた今も、以前にも増して凛々しい紀州犬の姿をしている。体重はやや重くなったが、細身の筋肉質で硬いしっかりとした身体をしている。換毛期以外は非常に毛艶も良い。ユキ丸と共に元気で9歳の一年も大過なく過ごしてもらいたいものだ。彼女は歴代多くの愛犬の中で、唯一の「モデル犬」なのである。凛として立て!(笑)
追記:次週6/8は今度は「9年前…ユキ丸の来た日に」を投稿しなくてはなるまい。そう、ちょうど1週間遅れで今度はユキ丸がわが家にやって来ることになる。
追記2:実はブログ投稿後、この部分を改めて読んで大きな誤謬に気付いた。つまり6/8マイナス7日は6/1なのである。それを私は1日遅れでブログアップしてしまった。日数に関わる箇所は、訂正して矛盾なきようにしたものの、この勘違いはかつてなかった失態であり、小ユキに対しても申し訳が立たない。改めて言う。小ユキは2002年6月1日の昼頃に、わが家にやって来た犬であると(笑)
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この震災からすでに2ヶ月以上が経過している。その間、別にブログネタがないわけではなかったが、何となく記事をアップすべきタイミングを逃し…ふと気がつけば今日まで来てしまった。震災のちょうど1ヵ月後となる4/11だけは、先代犬ユキの命日とも重なった偶然もあり、唯一ブログを更新したのだったが、それ以降は去る5/14の更新まで長い長いブランクとなった。(本稿は先日の予告タイトル「?震災当日のこと」の改題である)
正直なところ…あまりに世間が騒然としていたことに疲れてしまったのかもしれない。私らしくもないことだが(笑)…だが一方で、ブログ更新を凍結している間にも、短いテキストだけの独り言ならTwitterを通じて日々流し続けてきた。 リアルタイム・メディアとしての在り方からも、それは震災の直後からずっと続けていた唯一の情報発信といえる。
(参考 kishudogのTwilog: http://twilog.org/kishudog)
(本文記事とは関係のない今朝の小雪丸? 2011.05.21)
今さらではあるが、特に震災当日3/11の行動に限って少しだけ振り返っておきたい。ただ、イザ書こうとすると、この日以降2週間ほどの特異点とも言うべき期間については、さまざまな要件が入り組んでおり、しょせん短い言葉ではまとめられそうにない。本当のまとめは、きっと多くの人がそうであるように…私もまた原発が沈静化し、被災地が落ち着いた後になって初めて可能なのだろう。ともかく本稿では、震災の起こったときのことから…
3/11…時計の針が間もなく午後3時に近づこうとする14:45頃、職場でPCに向かっていた時、突然、異様な揺れを感じた。私のいたのは、比較的底面積の大きな7階建ての2階で、そのせいだろうか。小さな住宅で後に聞かされたような「下から突き上げるような揺れ」 ではなかった。それは最初は静かに横揺れから始まり、そして次第にその揺れ幅が大きくなって行った。
誰かが「ヤバイ!」と叫び、数人が机の下にしゃがんだのも、ちょうどそのとき。私はそれでも、まだ座席に座ったままであったが、横揺れは次第に上下動も伴うようになった。これは確かに東京で感ずる揺れとしては最大クラスだ…そう思ったときに、突然、同じフロアの一角で「ピーピー」と警戒音が鳴り響いた。その音は揺れと共に鳴り続ける。そして、20秒ほどで?いったん揺れが収まりかけたとき、館内アナウンスで「出火により防火装置が作動しました」「速やかに屋外に避難してください」と避難勧告が流れた。
結論を言えば(どうやら火災ではなく)消火スプリンクラーの誤動作によって、放水が始まり、それと連動して延焼防止の防火シャッターが全て降りてしまったようだ。 それで、我々も降りたシャッター脇の避難用扉から室外に出て、階段を下りて、屋外(今回は中庭に相当する広場)に出た。ほぼ全員がそのようにして、(比較的整然と)屋外に逃れ、しばらくはそこで成り行きを見守ることになったのである。
(本文記事とは関係のない今朝の小雪丸? 2011.05.21)
近隣の公衆電話で電話をかける者も多く(そのときはすでに携帯電話の通話は不可)そうこうしながら10数分を過ごすうちに、早くもJR各線が全て運行を停止したとの情報がもたらされた。一言でいえば、あとは自主解散である。安否確認が緊急メールでできるという前提において各自の判断は「会社近隣に留まるか」「駅に向かって復旧を待つか」「自力で帰宅を急ぐか」でよかった。だから私は…「迷わず徒歩で自宅を目指すことにした」…むろん途中でタクシーを拾えまいか?との淡い期待を胸に、ともかく幹線道路を自宅方向に歩き始めた。
時々かすかな小雨も降り始めそうな3/11の午後3時過ぎのことである。私の決断は誰よりも早かったと思う。なぜなら過去に一度だけ会社から自宅まで予行演習を兼ねて歩いたこともあって、早足であるけば40-50kmの行程を8-10時間で歩きとおせることも分かっていたから…初動の午後3時から、ひたすら歩き続ければ、少なくとも日付が変わるまでには自宅に戻れる。私には(身内の安否はむろんだが)大切な小雪丸がいる。そのためにも会社近隣に泊り込むような暇はなかった。
今回の揺れの大きさと、交通機関全面停止との報を受け、自己判断でも復旧は容易には出来ないことは明白だった。首都圏の交通機関は、このような事態での停止が一度起これば、(路線の)安全確認に膨大な時間を必要とする。おそらく復旧のメドがたつのは翌日だろう…つまり経験知からも、待っているような場合ではなかった。
(本文記事と関係のない連休中の小雪丸? 2011.05.04)
今回思ったことのひとつ。携帯電話システムは脆弱で被災の直後から、もはや通話はできない。そして強固なのは従来の「黒電話」である。それだけは公衆電話から実家には通じたことからも明らかである。その後一時寸断もしたが、概ね最も安定した通話を確保できた。一方、光ネット関連の電話はダメだ。被災直後からすでに公衆電話からの要求にも反応がない。後にいったんエラーを出すとモデムを初期化(電源の再投入)をしないと復旧できないことも確認している。
(だから黒電話以外の固定電話が不通になった時には「モデム電源の再投入」が必要なことだけは記憶しておくべきだろう)
携帯からの通話はいずれに対してもダメだ。ただし通話が不可能なときでも、被災直後ならば電子メールは飛ばせる。ただしそれも早いほどよい。一定時間経過した後では、誰もが殺到するので、ネットワークが輻輳し、仮に飛ばせても大きなタイムラグを生じて大幅な遅延の後に相手にに受信されるという体験をした。つまり飛ばすならすぐに送信するほどよいことがわかる。
そして意外にもほぼ正常に使えたのがTwitterやmixiあるいはAmebaのようなSNS関連のメッセージや書き込みである。私も携帯のバッテリー残量を気にしながらも、常にその動向をモニタし続けていた。無線タクシーなどにも無駄と思いながらも繰返しアクセスしていたから、バッテリーの消耗も激しい…帰り着くまでは…そしてもし通話ができたときのために、残るバッテリー容量は少しでも温存しておく必要があった。
それでも自らTwitterには、幾度か現在位置を書き残したりもした。ワンセグは使わなかった。電源を著しく消耗するから…もっぱら情報はTwitterから得ながら歩き続けた。そうする間にもTwitterには、東北地方の崩壊の様子や、やがて激しい津波によって三陸が襲われ、車が大津波に流され、津波は川を逆流している…ことが多数、書かれ始めた。
(本文記事と関係のない連休中の小雪丸? 2011.05.04)
少なくとも東京都内は(歩きながら幹線道路沿いの民家等を見る限り)目だった損壊は見られない。そのことが、私自身を「まだ壊滅的な被災ではない」と感じさせていた根拠だったが、 Twitterから流される情報は、その想像を遥かに上回っていた。関東はまだ軽く、東北の太平洋岸こそが最大の被災地となったことが、1時間もしないうちに次第にわかり始めていた。未曾有の災害が起きているのだと。
それは自宅にいる多くのTwitter仲間たちが、TVの映像やラジオ、ネットから得た刻々と変化するリアルタイムの情報だった。かつてこんな体験はむろん、私もネットの向こう側にいる人々も、大半はしたことがない…そんな時間が1時間、そして2時間…と流れて行った。タクシーは人を乗せて通過していくが無論、空車などはない。私は黙々と歩き続けた。(こういう時に同方向・相乗りという発想は日本人にはないことを今回ほど残念に思ったことはない)
2時間以上歩き続け3時間たってもなかなか自宅は近づいてこない。当然である。最短ルートではないものの、普段なら電車でも1時間15分ほどをかけて通勤している距離の会社だ。徒歩で…歩きとおすには相応の覚悟がいる。そうして全行程の1/3近くは歩いただろうか。3時間ほどで大田区〜目黒区を歩き通し、やがて世田谷区に入ったところで(まだ世田谷〜杉並〜練馬が残っていた)、突然、目の前にタクシーが停車した。何たる幸運…そう思いながら駆け寄ると、ちょうど1人の男性が降りるこころだ。すぐに運転席の窓を叩いて「乗りたい」意思を伝えた。
(帰宅経路:個人情報詳細を載せられないので概要のみ)
しかし乗車した後も道は渋滞している。目的地は練馬だから…運転手の判断で「まず環八から環七に抜ける」ことになった。しかし運転手の判断は間違っていた。途中からウンともスンとも動かなくなったので、裏道を走ってもらったのだが、一方通行やら何やらで、結局しばらくすると再び環八まで戻ってしまった。その間、1時間弱が経過している。この運転手、残念ながら、あまり状況判断が上手いとは言えなかった。
仕方なく徐行しながら、これまでの状況などを聞く。先客を乗せ杉並区走行中には鳥居が壊れているのを目撃したとも聞き、やはり今回の震災が都内に与えたダメージも決して少なくないことを知る。混雑した道にも関わらず、幾度も救急車や消防車のサイレンも聞こえて来る。 それまでは携帯電話でTwitterにつなぎ、何度か状況説明を確認する程度だったが、タクシーのラジオも、それと同じ惨状をもっと生々しく伝えていた。
巨大な津波が東北沿岸各地に押し寄せて甚大な被害をもたらしていること、石油プラントが火災を起こしていること、それ以外にも多数、火の手が上がっていること。東北広範囲に渡り壊滅的な被害が拡がっていること。映像抜きなだけに、まだ実感がわかなかった。それでもこれは現実なのだと思いながら…
(本文記事と関係のない連休中の小雪丸? 2011.05.03)
そうしながら、やがて道も少しずつ流れ始め、環七にようやく入ったあとは、意外なほど順調に流れた(それでもむろん低速走行である)…そして、甲州街道を越え、目白通りを越えた頃には、どうにか普通の速度で走行していた。果たして、幸いなる哉…最終的に午後8時前には、どうにか無事帰宅できたのである。普段の帰宅時刻ともさほど変わらない時刻に…
そして自宅の損傷はなかった。となれば何はなくとも小雪丸の散歩である。慌しく短い散歩を至急済ませた。その間にも何回か余震の揺れを感ずる。やがて近所のコンビニで買い物も済ませ、ほっとした後に、充電を終えた携帯を再度ネットにつないでみると、何通かメールの着信がある。 そのうちの1通がご近所さんからのメールで(往復通信の後)、帰宅できそうにないので、愛犬の様子を見て欲しいとの依頼…
そこで食事の前に急遽、おっとり刀ではせ参じることになった。別に連絡がとれた知り合いの方も一緒である…(本件、事情あって詳しくは書けないので結論だけ書いておくと)… 当の愛犬はすでに、気をきかせたご家族の方によって「無事救出」されており、駆けつけた時はすでに散歩中であった。幸いなことに「結果良し」なのである。いずれにしても、こうした非常時には「先に帰り着けた方が配慮する」…そういった人間関係が日頃から何かあると心強い…改めてそう思った次第である。今回は私が先に帰り着き、助ける立場だったが、場合によっては逆のことだって、あるかもしれないのだから。
(本文記事と関係のない連休中の小雪丸? 2011.04.29)
さて、ようやく少し落ち着くことが出来たと、TVのチャンネルを回せば、当然のことながら全てが被災地の映像を流している。私は帰宅中、Twitterでフォローしている人達の流す情報を読みながら歩き、そしてタクシーに乗ってからはラジオ放送に耳を傾けていたが、この時点で初めて、落ち着いてTVからの映像を目にしたことになる。 そこには本当に「パニック映画」の1シーンではないかと思われるような映像が映し出されていた。
自分が生きている間に、これほど広域的な災害が日本に起きるとは…正直、東海地震などの予測は幾度も聞かされていながら、やはりどこか杞憂にすぎない…そう思っている自分がいた。 あの阪神淡路大震災のときですら、わが身に投影して考えたことはなかった。しかし今回だけは、依然として続く大きな余震の中…「これが現実なのだ」…ただ、そう思った。 そして、この時点になっても携帯電話は依然として繋がらず、被災直後は使えた実家への固定電話も繋がらない。いずれにしても、電話は今回レベルの大災害には極めて無力であることもわかった。
教訓として得たのは、古い黒電話が最も強固だったという事実である。おそらく「黒電話同士」ならば、最も確実に連絡がとれたはずだ。 そして携帯電話は最も無力だった。通話は被災から5分後にはもう使い物にならない。携帯メールはまだ飛ばせたが、それも正常に着信できたのは被災から10分以内の発信のみで、30分以上経過してから飛ばしたものは、後に「忘れた頃になって」届いた。ネットワークの輻輳により、全くアテに出来ない機能となるのだ。
そして意外にも…最も有益だったのは、Twitterをはじめとするソーシャルメディアであった。こちらは終始どうにか接続できたし、一部のブログシステムも同様である。こうしたインタフェースで繋がりを持った人々とは、(直接被災地以外)終始連絡が可能だったことを改めて指摘しておきたい。ただし携帯電話などのバッテリー容量には限界があり、目的に適った「ゆとり」はなかった。万一繋がったときの通話に希望を託して、最低限度の残量は維持しようと考えたために、思う存分ネットを活用することも出来ず、残量表示を常に気にしながら、細々と使用していた…というのが現実である。
(本文記事と関係のない連休中の小雪丸? 2011.04.29)
ともかく、こうして私の「長い午後」は終わった。午後3時頃に歩き始め、3時間あまりを歩き続け…2時間ほどをタクシーに乗車したことになる。全行程はおよそ「徒歩15km+タクシー25km」くらいだろうか…全部徒歩で歩き通せば、深夜に至ったであろうことは間違いなかった。そして私が、翌日の出勤を見合わせ、早急に自主休暇を決めこんだことは言うまでもない。
また一部は当日夜の散歩(さらに大半は翌日以降の散歩)で気付いたことであるが、近隣の民家でも、今回の揺れで、古いブロック塀、コンクリート塀などの一部は崩れ、そうでないものも明らかな亀裂を生じていた。多数の家が翌日以降はロープを巡らすなどして、復旧工事までの注意を通行人にも促していたが、業者手配もなかなかままならず、大方の修理が片付いたのは、1ヶ月半ほども経過していただろうか。 私の住む東京都練馬区は、それでも比較的地盤の固い場所に属し、周辺民家等での直接的な被害は(塀などの他には)殆ど見られなかった。それでも下町や湾岸周辺等では、地盤沈下や液状化現象など、多くの被災を受け、その後処理は今もなお続いている。
追記:この記事を書いている今日2011.05.21の東京都内は、もうすっかり初夏の陽気だ。日当たりのよい午後はエアコンを入れたいほどだが、節電のためにも我慢している。果たしてこの真夏はどうなるだろうかと…今からすでに思いやられる。
本稿は昨日予告した記事のひとつ「?被災地の動物のこと」の改題である。被災後の動物愛護活動についても、Twitterでの反応はあらゆるメディアの中で素早かった。
マスメディアがまともに被災地の動物について取り上げ始めたのは、すでに被災から1週間以上経過した後であったし、大方の動物愛護団体、そして個人も含めた動物愛護家と思しき人々のブログ更新も、この未曾有の震災直後は全く止まったままであったが…
このミニブログとも呼ばれる簡易的な短いテキスト主体の新しいメディアだけは違った。(Facebookやmixiも似たような状況だったと思われるが私は主にTwitterを使った)
日本にTwiiterが普及してほぼ1年…そこに初めての大震災が見舞ったわけだ。私にとってもTwitter自体がどのような展開を見せるかについては初めての体験だった。
震災の直後だけは、さすがに殆どのTweetが現状把握と被災そのものの悲惨さを扱うものばかりだったが、それでも3日目ぐらいになると、被災地の動物たちを気遣うTweetも多数飛び交い始めた。
(これ以降は特別の場合を除き動物または犬猫と書かせてもらうが、むろん牛馬他の家畜やその他小動物の情報も含まれていた)
しかし、こうして振り返ると、いかに動物…犬猫を愛して止まない人々にあっても、やはり今回ほどの甚大な自然災害の前には、まず被害状況そのもの、そして次に人間の安否…その次に犬猫っといったコンパニオンマニュアルへの関心が向けられるものだと、改めて悟った所以である。
(2011.5.8 早朝の散歩を終えた午前、穏やかな陽だまりの中で)
これまでにも何冊か戦中〜戦後動乱期の犬猫に対する扱いについて書かれた書物も読んだが…やはり極限的な状況下にあっては(悲しいかな)犬猫の扱いは抹殺されるか、あるいは逆に(犬などにとっては)国策として「国に差し出す」ことさえ求められ、そして誰も表立って異論を唱えることすらできなかった時代があったことも改めて思い出す。
大方の世論もそれを当然のことと受け止めるだろうし、そのような状況下にあっては(犬猫を思いやることが)逆に不謹慎と思う人々すら存在する。現代社会にあっては、そうした風潮もかなり変化したとはいえ、世間一般の常識はまだまだ前時代の域を大きく超えてはいないことを、動物愛護家の方々は知っておくべきだろう。
何をもって犬猫よりも人を優先しなければならぬか…むろん今日ならば、そうした思いに駆られる方も多数おられるだろう。だがしかし、それは時代が(動物の命を)思いやることを容認する時期を、ようやく迎えたからだ…ということもできる。
(連休後半は朝散歩をゆっくり過ごす習慣が定着した 2011.5.7)
かつて日本動物愛護協会附属の動物病院で長年院長を務め、現在も都内で診療を続けている前川獣医師(80歳)は以前よりこう語っていたと言う。(映画「犬と猫と人間と」より)
「戦後、人は衣食住足りて社会の安定があって、初めて動物たちのことを思いやるゆとりができるようになった」と。
その意見に私は全く同感する。動物愛護を健全に推進していくためには、やはり社会全体の安寧、そして動物愛護の精神が宿るだけの「ゆとり」を容認する「社会の成熟」が必要なのだ。
自らの生活が貧困に窮していたのでは(ごく一部の例外的な人々を除いては)犬猫の去就にまで思い巡らす人は主流たりえない。
今回、震災直後の僅かな「間」についても、やはりそれと同義の感想を持たざるを得なかったことを、私はあえて書き残しておこう。
むろん、それでもTwitterにおける反応は「想像以上に素早いもの」であったが…
(我が家の構造は「コの字型」で中央に小さな中庭 2011.5.10)
いずれにせよ震災から3日目くらいからは、被災地の動物の安否を巡って、様々な情報が飛び交い始めた。そしてその流れは福島原発の状況が深刻化し、避難勧告が出されるに至ってピークを迎えるのである。
被災地全域に対する生き別れとなった犬猫に関する問い合わせと、一方でそれを保護したという情報と同時に、最も多かったのが、後に福島原発、半径20キロ圏内に置き去りにされた犬猫の救出作業というテーマへと収束していく…(むろん原発地域以外の被災地における犬猫情報も多数あったが)
そして被災地以外の様々なボランティア…個人、団体、NPO法人等が動き出している様子もよくわかった。揶揄するような言葉遣いになって申し訳ないが、この非常時にあって、彼らは普段の「百倍の使命感」に燃えたことだろう。その熱い心境は、直接手を下さない私にさえよくわかった。
(この小さな中庭は小雪丸専用の遊び場でもある 2011.5.10)
そして寄付や義援金などの間接的支援にあきたらない人々が、次々と被災地へと向かい始めた。(おそらく3月末がピークであったと思う)そのことについては、部外者の私よりも各種団体のブログやHomePageを参照されれば詳細に振り返ることができるだろう。
まるで「出遅れることは不名誉なこと」とすら取れるほどの素早い行動がそこには見られる。彼らは「横も見て行動している」のだろうか…そのような団体ばかりではないと思いつつも、少し「斜に構える」と、そうした背景さえも見え隠れする。つまり今後のためにも「実績を残しておかなければならない」のであろうと。
いずれにせよTwitterでは、こうした動きも反映しながら、被災地の失踪犬猫に関する問い合わせ情報、そして一時保護情報が駆け巡った。それが大きなうねりとなって繰り返されてゆく。
(気候穏やかなとき小雪丸はここで寛ぐことが多い 2011.5.10)
そして同時に様々な団体からの支援物資の要請、あるいは寄付を募る声…そして国や地方自治体への救済を嘆願するようにとの拡散願い…さらには電子署名活動への賛同を募る声。
その一方で、国や自治体からは混乱を避けるため、軽率な被災地への殺到や、無計画な支援物資の調達送致を(現場での負荷軽減のために)自粛するようにとの要請も一部飛び交い…また個人的な現地問い合わせは、被災地の行政執務を混乱させ、最優先すべき現場処理を妨害する結果ともなるので、極力控えるよう自粛を促す声も上がった。
こうした状況下にあって、ごく一部の動物愛護活動家(個人)しか直接のコネクションを持たぬ私は、少なくとも義援金・寄付金や支援物資で応援するしか手段を持たぬわけだが…その選択にもやはり迷いを生ずる状況となる。
例えばAという個人活動家が、BというNPOと繋がりがあって、寄付や支援物資を要請している声を聞いたとする。本来ならばその声に応えてやりたいと思うところだが、私はそのNPOの実態を殆ど何も知らない…Aを信じて支援すべきだろうか?
(晴れた日は散歩後、隣接駐車場に小雪丸を放す 2011.5.8)
また同種の要請は全国各地で上がっているのである。応じていればきりがないことであるし、日ごろ交流のない団体に至っては、中にはサギまがいのものも含まれているかもしれず…そうした懸念は義援金等の委託先に関しても同様である。その結果がどのように反映されるかは保証されず、中にはNPOといえど(サギではないと仮定しても)非営利のはずが「営利隠し」の団体もあるかもしれぬ。NPO以外の団体に至っては言うに及ばずである。
そして今までにも幾度か書いたことだが、私は個人的にいかなる動物愛護団体にも属さず、今後もそうした組織に参加して活動する意思はないのだ。
そうなれば、寄付はいかなるNPOにも託さず個人的によく知る者にのみ直接託すか、あとは最も大きな「信頼筋」に託すしかない…(例えば以下のように:震災から10日ほど過ぎた3/24のツイートを引用する)
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動物関連の寄付は(何処に託すかを)正直迷われる方も多いだろう。私自身もそうだ。
そして「私はここを支持する」という情報もまた無責任に流すことには躊躇いを感ずる。
大きなところなら安心というものでもなく、草の根でも信用できる団体も必ずある。
ただその真偽の判定を誰に委ねるかが悩ましい…
posted at 16:43:10(2011.3.24)
先ほどの補足:ペットフード協会http://www.petfood.or.jp/Earthquake-disaster/も、
緊急災害時動物救援本部http://www.jpc.or.jp/saigai/とは連携している…
動物関連では大きな連携で、その活動も組織的に可能ではないかと
posted at 17:08:35(2011.3.24)
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簡単に言えば、大きな組織で信頼できそうな団体は上記と思われるが、日本獣医師会やペットフード協会など、日常的には「営利」である団体が名前を連ねている以上、単純に応じられないといった邪推も働く。
むろんこの非常時にそのような邪推は無用との考えも一方ではあったが…やはり私の場合は、このような混乱の中にあっても、そうした日常的な不同意が働くのである。狂犬病予防接種が未だに毎年義務付けられているのは獣医師会からの圧力によるものであろうとか、ペットフード協会の中には営利主義優先で、決して動物に優しいとは言えない製品を供給している企業も含まれているであろうこととか…
(ユキ丸はこの時期、新しい雑草を食べたがる 2011.5.8)
さて、Twitterにまた話を戻すと、こうした支援要請や関連情報の拡散要請の中にあって、最も多いものが、やはり犬猫の「探しています」「保護しました」といった情報…それをTwitterの特質を最大限に生かすのであれば、我々は通常、それを伝達価値のあるものと判断した場合に限り拡散することを行う。Twitterの用語ではそれをリツイートというのだ。
そのリツイートが今回の場合は回転が速く、予想外の問題を含んでもいた。つまり私自身が「犬好きな人」を多数フォローしているために、右も左も一様にそうした情報を流すのである。それを逐一リツイートしていたのでは、私はおよそ自分自身の意見を流す暇もなく、ただひたすら、それらの要請に従って、見るそばからリツイートを繰り返すだけの「リツイート屋」に終始することとなってしまう。
そこで申し訳ないが私は「原則」を設けた。以下のようなツイートを流すと同時に、リツイート(RT)の原則について「宣言」を行ったわけなのである。(ただし私のフォロワーの方がその後もこの宣言を記憶してくれていたかは定かではない)
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言い訳…私は自分も時々流すことがあるので、原則としてRTルールを決めている。
?失踪犬の情報がTLに見えたら出来るだけRTする。
?保護犬の問い合わせは(ともかくその犬はいま安全な所にいるのだから)パスさせてもらうことが多い。
?猫に関する同じ問い合わせ情報は申し訳ないが愛猫家に託す。
posted at 17:39:18(2011.3.27)
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つまり私は「失踪犬にかぎり」リツイートを行うことに決めたわけだ。機械的で不本意ではあっても、愛護活動家でもない自分にとって出来る範囲は「そこまで」と判断したことになる。無論、原則であるから時には例外もある。それはそのときなってみなければわからない。忙しいときは拡散依頼を読み飛ばすこともあろうし、また一方で原則に反しても「猫の里親募集」をリツイートすることだってあるかもしれない。
いずれにせよ、この種の情報は非常に多くて、過去にも幾人かはフォローをはずした(これをリムーブという)方もあった。日々の拡散要請があまりにも多く、それだけがタイムライン(Twitterの画面の流れ)を圧迫するからである。ものごとには限度というものがある。私の日常は動物愛護を生業(なりわい)としているわけではないのだから…
(放された小ユキは何故か夢中で穴を掘る 2011.5.8)
そしてもうひとつ、今回のような目まぐるしく状況の変わる事態にあっては、この拡散(リツイート)という作業自体が、新たな問題を喚起する結果も招いた。その説明にはTwitterに関する「前置き」が必要である。Twitterには実は「公式リツイート」と「非公式リツイート」という2種類の方法がある。
公式リツイートとはTwitterのシステムそのものが実現してくれる機能で、もともとは自由書式のリツイートが(非公式に)ユーザ間に流行った結果を受けて(あとから)追加された機能だ。
この公式リツイートを使用した拡散情報は、システムがサポートしているので、オリジナルのツイートが削除されると、リツイートされた情報が多数あっても(何人がそれを拡散していようとも)そのオリジナルを参照していたリツイートが全て消滅する。すなわち、それ以降の情報が拡散され続けることがない。
一方で非公式リツイートとは、発信時に「RTまたはQT」の文字を先頭につけて書かれる自由書式のツイートのことだ。
つまり個々のユーザに発信後の管理は委ねられているために、オリジナル情報がどうなっても、リツイートした本人が「その後の情報がどう変化したか」を正しく把握していない限り、いつまでも一人歩きを続ける。だから、それを見た人がさらにリツイートを重ねると、オリジナル情報の有無に関わらず発散され続けることになる。つまり無効となった情報、あるいは間違いだった情報がいつまでも流れ続けて広がって行く。
(ユキ丸が草を食べる理由はどうやら胸焼けらしい 2011.5.8)
そのこと自体はこれまでもTwitterの中で指摘されていた。ただマナーの一環として「自分が拡散した情報の行方は責任をもつ」程度の解釈でよかった。
ところが今回のような震災がひとたび起きて、多数の「犬猫情報」がオンラインにあふれ出すと、そのリツイート数も半端ではないだけに、仮に失踪犬が発見され、もはや拡散の必要がなくなった場合でも、非公式リツイートは拡散を続けて(ある期間を過ぎるまでは)ネットからも消えない。
本来ならば、その情報は不要で、さらに新しい失踪犬情報にこそ、新たな目を向けなければならないのに、その存在すら目立たなくさせるようなマイナス効果を生む結果となる。こと動物愛護だけに限っても、そのような問題がTwitter上では新たに生じていた。そしてそれは今も続いている。
2012年の愛護法改正に向けて、動物愛護にはまだまだ実現すべき様々な課題がある。そうした重要な時期であるにも関わらず、こうして今回の震災は、それらに向けた動きを阻害する方向にも作用しかねないとの意見もある。すなわち未曾有の被災地動物を救うことを優先する余り、愛護法改正に向けたロビー活動もスローダウンせざるを得ないのではないかといった杞憂である。
しかし逆に言えば、今回のような未曾有の事態だからこそ、平穏な日常からは見えてこなかった様々な現実問題が噴出している時期だとも言える。そして今回の経験から生まれた教訓は、極めて説得力をもつ情報だろうと逆に考えることも出来よう。そう祈りたい。
(連休明けのはずだが私の連休はまだ続いていた 2011.5.9)
私たちにできることは、震災を通じて、より強く動物たちとの健全な絆を深め、そしてより現実的な動物愛護法の改正に向けて、欧米の動物愛護先進国に追いつき、追い越すきっかけを喚起することに尽きる。
少なくとも動物愛護については、まだ様々な問題が残され、その解決を待っているのが実情である。
そうした時代錯誤な認識については、たぶんこの後「?震災以外の出来事」の中でも触れることになると思うが…本稿では時間もないのでこれぐらいにしておく。
未曾有の震災から2ヶ月が経過した。その間いろいろと書きたいこともあったが、イザ書き出してしまうと発散して、収まりがつかなくなることも含めて懸念材料が多く、まだ定まらない今後の国策を気にしつつも、今日まで来てしまった。まだ本当の元気は出ないが、それでもそろそろ自分自身の総括は済ませて、今後への一里塚としたい。
前回のブログ更新は、ちょうど先代ユキの命日に記事を書いたのだから4/11…それがちょうど震災から1ヶ月のことだ。ともかく今後、何回かに分けて「震災以降のこと」を書き残しておくことにしよう。例えば以下のように…
?震災当日のこと
?震災に思うこと
?被災地の動物のこと
?震災とTwitterのこと
?震災以外の出来事
?その間の我が家のこと
などについてである。順序は前後するかもしれない。また書きながら思うことも生じて来るはずであり、必ずしも上記の項目通りになるとは限らない。
?については当日どうやって帰宅したかについて回顧しておく。
?については思うことが多すぎて焦点を絞りきることが難しい。どうすべきだろうか?
?については動物愛護団体の活動や被災地情報を振り返っておく。
?についてはこれも多岐に渡る。何よりもこの2ヶ月間、Twitterだけは更新を続けてきたという背景もある。
?については板橋の犬屋敷や正丸峠事件にも新しい進展があった。そのことについても少し触れておきたい。
?については小雪丸や身内を含めた我が家の出来事…だろうか。
そして一番書きやすいのは?についてである。なぜなら多くのTweetの記録が私のTwilogに残されているから。ただし、この分野に関する思いは「他人との関わり」においても常に流動的なものだ。そうした部分に踏み込んでしまうと「是非論」「比較論」に終始し、何ら結論めいたことを書けない結果にもなる。
そこで極力「自分本位」に徹することで、いちおうの総括だけはしておくことにしたい。それを読まれてどう思われるかは「あまり考えない」ことにしておく。であるから、あるいはそれを読まれた方との「意識のギャップ」が、同意を得られないものとなるかもしれない…そう予めお断りしておく。それは「私自身の生き様」でもあるのだから…所詮、皆さんとは違うはずだ。
本日の記載はここまでとする。この記事は今後の更新に関わる「予告編」のようなものだ。そして何より、この週末も私にとっては普通の日常がある。そのことを少しだけ書き残して、この短い記事をアップしておくことにしたい。
ともかく、連休明けの1週間を終えて、ようやくまた週末を迎えることとなった。皆さんはこの1週間をどのように過ごされただろうか。私はこの1週間を「僅か3日の通勤」で過ごした。なぜなら私の連休は「12連休」という極めて長期に渡るもので…去る5/10(火)までが休日だった。
つまり私の通勤はまだ5/11〜13という3日間のみなのである。そのことは私のTwitterをご覧いただければわかる(笑)…それでも久々の通勤には、やはり多少は疲れた。だからこの週末もあまりガツガツしないで過ごすことにしたい。むろん今後の更新も緩やかなスパンで行う。決して無理はしない。
さて、今朝もゆっくりと近隣の城北公園を2時間ばかり歩いて来た。3日ほど続いた雨の後であるから久々の散歩日和で…挿入した写真は全て「今朝の小雪丸」である。
また、この2ヶ月間にそこそこ撮りためた記録は…?〜?の記事に沿って使用するつもりでいる。震災の話題とは直接関係しない挿画となるかもしれないが、それも致し方ない。
なぜなら私自身は被災地に赴いてはいない。被災地の惨状に心痛むことがあっても、少なくとも現実の私はボランティアではない…ただそれだけである。
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東京の桜もようやく満開の春を迎えた。今年は例年より開花が遅く、やっと迎えた春との思いがことのほか強い。そして予想外に長引いた冬があった…前回ユキ丸の誕生日3/5に更新して以来…長らく小雪丸日記の更新も止めてしまった。
ちょうど震災を挟んでしまったこともある。その間には震災関連のことを書こうかと、半分だけ原稿を起こしてはみたものの…限りなく発散してしまいそうで、見送ってきた経緯もある。
震災以降の断片的な様々な変化については、私のTwitter発言をまとめたTwilog⇒
http://twilog.org/kishudog を参照いただければ、3.11以降のおよその記録が残されている。
およその…と書いた理由は、他人との交信は、そこには残されない設定にしているため。だから見解の飛躍があるような場合には、その間にリプライやメンション(他者に向けた発言)が介在している。Twitterの経験者なら多分おわかりだろう。
さて…日付も変わって4月11日の早朝深夜…今日は先代紀州のユキにとって9回目の命日となる日だ。このメモリアルだけは、小雪丸日記でも更新しない訳にはいくまい。
(この撮影もたぶん10年前の2001年:つまり余命1年の春)
そこで、以下には先刻Twitterでつぶやいたコメントをそのまま引用しておく。同じことを再びここで書き直す必要もあるまい。決して手抜きではなく、書いてもどうせ同じことになるのだろうから(笑)
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時計の針が零時を回って、今日4.11は3.11から1ヶ月であると同時に、先代・紀州犬ユキの9回忌となる命日…2002.4.11の15:46…その時刻が間もなくまた来る。震災は確か14:46分であったか?ちょうどそれよりも1時間だけ早い。今日の午後は2つの時刻に黙祷をしなくてはな…
posted at 01:49:37
9年前…2002年の春は、例年になく桜の開花が早い年だった。4月初めには殆どの桜が散って10日過ぎはすでに葉桜…庭にはちょうど「花ミズキ」の花が咲き誇っていた。命日の4.11は晴天…白と薄桃色の2種の花を遺体に添えてユキを見送ったのは翌4/12の午後…曇天で一時にわか雨が降った。
posted at 01:59:04
2002.3.5〜2002.4.11…この僅か1ヶ月だけが、今の小雪丸(小ユキ・ユキ丸)と先代犬ユキとが、この世にあって共に生きた期間。そうした運命は…後の日に知る。そして今もどこかで消えかけている命があり、生まれようとしている命がある。今年の春はことさらその入れ替えが多かろう。
posted at 02:06:00
ユキは12歳半(迷い犬だったために推定)で他界したから、小雪丸と併せてもう20年以上…私と紀州の付き合いは長い。この愛すべき白き犬たちは桜の下に立ったときが一番美しく見える。儚い花だが、その潔さと一瞬の華やかさがなぜか紀州犬には良く似合う…日本の花と日本の犬…最も自然な春の原点。
posted at 02:19:40
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(昨日2011.4.10 桜満開の城北公園の小雪丸?)
むろん最後のコメントは私の「偏った主観」であると、その直後にもTwitter上では書き残した(笑)
偏った主観といえば、亡くなった愛犬は歳月を経て…日に日にその美しさを増してゆく。小雪丸を今、桜の下に立たせれば、それはとても美しい姿をしている。けれども、もしユキを桜の下に立たせれば、それはもっともっと美しく映えただろうと。それほどにユキの容姿は際立って愛らしかった。
小雪丸は「綺麗な犬」と言われることは多くても、「可愛い犬」とはあまり言われたことがない。一方のユキは幾度も「可愛い犬」との賞賛をもらっていた。僅かながら紀州以外の血が混ざっていたこともあるからだろう。とくに口吻の厚さに特徴があった。簡単に言えば「唇が分厚い」のである。そのことが表情に柔らかさを添えていたようだ。純潔種の小雪丸にあっては、ユキ丸⇒小ユキの順に口吻が薄くなっている。むろん彼らの器量も私から見れば十分賞賛に値するものだが…(親ばか)
(昨日2011.4.10 桜満開の城北公園の小雪丸???)
ところで、むろん昨年4/11の小雪丸日記にも、この日のことは記録してある。お暇な方は「先代犬ユキの命日」2010.4.11も参照いただけると嬉しい。
http://dog.kishu.us/?eid=213
(昨日早朝2011.4.10 都知事選投票所で待つ小雪丸?)
追記:実は先週より、ユキ丸に耳血腫ができ、その治療と前後して「頻尿の症状」が出ているために、目下のところ試行錯誤している。総合的な検査はいったん済ませ、異常なしとの結論を得たものの、いまだ改善されぬ状況に悩む…そうしたつぶやきもTwilog(http://twilog.org/kishudog)には書き綴っている。
現在進行形であるがゆえに、あえて今回は記載せずにおくが、早く回復させて、小雪丸と穏やかな春を過ごしたいものだ。東京の桜も見頃はあと1週間だろうか…
今日3/5はユキ丸9歳の誕生日だ。だがその前に、この1週間の小雪丸についても簡単にまとめておきたい。久しぶりの記事であるから(笑)
?2/26(土)城北公園の早朝散歩
?2/27(日)光が丘公園の早朝散歩
?3/1(火)小ユキ・モデルのドッグフード発売
?3/5(土)ユキ丸9歳の誕生日(つまり今日のことだ)
?に関しては久々に公園西側の「置石広場」で撮影をしたので、そのスナップを掲載しておく。
(2011/02/26 城北公園・置石広場??)
?に関しては今年3回目となる光が丘公園へ車で遠征した。暖かさもあって比較的、人出も多かったように思う。あるいは寝過ごして出かける時刻が遅くなったからかもしれない。この日の様子も数枚のスナップに残したので併せて掲載しておく。
(2011/02/27 光が丘公園???)
(2011/02/27 光が丘公園???)
?に関しては発売予定日となっていたので、そう書いたものだが、正確には「商品登録日」という話だった。この日、登録を完了して、これから店舗への出荷が始まるところだという。いずれにせよ、あと少しで「日本犬・白のチカラ」が全国のペットコーナーに置かれる。それが今から待ち遠しい(笑)
(日本犬・白のチカラ/黒のチカラのiconが出来た!)
イースター社さんからは、この他にも「日本犬・黒のチカラ」他、春の新商品・全39アイテムが発売の予定だ。手元に刷新された商品カタログも送付されて来ている。
白のチカラは、わが家の小ユキがモデル犬を務めた嬉しい商品。わが家ではすでに先週から先行して商品モニターも務め、従来のフードより若干、食欲も良好なことを確認しており、すでにモニターのアンケートにもそう答えた。
(パッケージに使って戴いた小ユキの写真)
当面「モデル料代わり」の当該フードをお送り頂いていて、ストックも充分にあるが、むろん店頭に並べば、そちらも購入するつもりでいる。親馬鹿とは、そういうものなのであるから仕方がない。ちなみに、週末金曜日(昨日のこと)勤務先最寄駅の大手ペットショップに立ち寄り、イースター社さんのコーナーを覗いて見た限りにおいて、まだ新商品のラインアップはなかったことを確認している(笑)
しかし、偶然ではあるが、モデルを務めた商品が「日本犬用」で本当によかった。全く違う犬種のパッケージには使われないのが道理と予め思いながらも、現状の食餌とも「ベストフィット」であった幸運には、本当に喜びを隠せない。以下にはイースター社さん情報へのリンクを掲載しておく。
▼イースター株式会社公式サイト
http://www.yeaster.co.jp/
▼日本犬のチカラ・専用サイト
(新製品の成分表示など詳細が説明されています)
http://www.yeaster.co.jp/d/nihonkenwb/
(2002/03/05生まれのユキ丸は福井県出身)
?に関してが今回のメイン記事となるので以下に詳しく書きたい。ただし先日2/1「小ユキの誕生日」にも述べたことだが、昨年3/5のブログにも、やはりユキ丸のことについては、そこそこに書き残している。出来ればそちらも併せてお読み頂けると嬉しく思うが、少なくとも今回は、出来るだけ前回書き残したことに焦点を当てておきたい(笑)
▼昨年2010/03/05の記事へのリンク
「ユキ丸の誕生日に思うこと」
http://dog.kishu.us/?eid=184
「ユキ丸の誕生日に思うこと(続き)」
http://dog.kishu.us/?eid=185
▼その他ユキ丸の出生に関する記事
「偶然の出会い」ネットで偶然ユキ丸の同胎子を発見した記事
http://dog.kishu.us/?eid=37
「奇跡的な出会い」ネットで生後3週間の彼に遭遇した記事
http://dog.kishu.us/?eid=124
(2011/03/05 城北公園ノーリード広場にて)
普通3/5(ただし年によって3/6にもなる⇒今年は3/6が該当)は啓蟄(けいちつ)と呼ばれる日だ。二十四節気(暦)の中では、暖かくなり地面の中から虫が這い出して来る日、と言われている。「おまえは虫と一緒に生まれてきたんだ」と、今年も私はユキ丸に、そう言うだろう。
決して侮蔑的な意味でそう言うのではない。可愛いユキ丸に「親しみを込めて」そう呼ぶ。それほど彼は穏やかで良質な遺伝子を持った犬だ。ブリーディングをした方は、日本犬保存会でも重鎮。決して怪しげなブリーダではなく、気質も考慮した慎重な交配が行われてきた結果だと思う。ユキ丸はそうした背景を経て、わが家にやって来た紀州だった。
私は決して「血統で犬を選ぶ」ようなことは過去にもなかったし、これからもないと思うが、偶然にもユキ丸の血統が「そこそこの血筋」であったことを、後々に知ることになった。血統を先に調べて彼を迎えたわけではないが、後日届けられた血統書を改めて見ると、父方と母方それぞれに、そこそこの名犬がいる。
(同胎犬↓もも↓のページで公開されていた血統書)
http://www.mecha.ne.jp/~suzusato/dog/momo/momo1.html
けれども、それを意識したのは、紀州に詳しい方からの指摘があった後のことだ。特に父方には「日高の鉄」など血統良しとされる犬たちがいて、どうやら賞暦も豊富な家系だと知ったのも、随分あとになってからのことで、自分ながらに呑気なものだと思った。
そう思いながら改めてユキ丸の容姿や顔付きを見ると、彼は紀州本来の古典的な良さを体現している。毛並みは小ユキほど綺麗ではないが、換毛を終えたあとの姿はバランス良くまとまっており、とても美しい(親ばか承知の助)。
目は小さく紀州特優の三角形をしていて鋭く、しかも非常に視力にも優れている。彼の特徴的な良さは、動体視力だけではなく、多くの犬が不得意とする「静体視力」にも優れている点だ。だから遠くにいる猫や鳥の姿もいち早く発見して、その動作で我々(私と小ユキ)に教える。
(2011/03/05 城北公園周回コースにて)
残念ながら小ユキの弱点は、丸型で可愛らしさを持ったその目であり、彼女の場合は並の近視なのだろう。動体視力はまずまずだが、獲物となる動物が静止していると、それを見つけることは難しい。そこにユキ丸の助けが必要となる(笑)
もしも…という仮定は、決してわが家では「あり得ないこと」だが、もし…もしも、この2頭が猟犬としてデビューするようなことがあれば、ユキ丸はいち早く発見して教え、小ユキは果敢に攻撃を加える、理想的なペアとなるに違いない。むろんわが家では決してそのような要求が下されることはないと、断言しておくことも忘れてはいない(笑)
小ユキが喧嘩にも強く、なかなか気難しい紀州であるのに対して、ユキ丸は基本的に穏やかで良質の遺伝子を備えている。やや臆病なところがあるものの、総じてうるさいほどではなく陽気で、人にも犬にも偏りのない友好性を示す。小ユキが90%の犬と仲良くできない犬であるとするなら、ユキ丸は反対に90%の犬と仲良くできる犬だ。
(2011/03/05 散歩のあとミニマムランで遊ぶ??)
ひとことで言えば、小ユキに遅れること僅か1週間で、我が家にやって来たユキ丸は、その到着の順序も、当時の月齢も、相方の小ユキとの関係において、あらゆる点において劣勢だった。それでもなお、幾多ある選択肢の中では、最も幸運な組合せのクジを引いたものだと、私はいまそう解釈している。
むろん小ユキにとっては、明らかなベストチョイスだったはずだ。ただユキ丸がそう思ってくれているかどうかについては、直接聞き出すことができないので定かではない。「気の強い姉御!」擬人化した言葉を借りるなら、あるいはそう思っているかもしれない(笑)
それでもユキ丸は穏やかで、それでいて陽気で明るく振る舞う良い紀州である。紀州そのものを多数飼育したことがなくても、そのことだけは、今の私にもよく理解できる。そして今はそれだけで充分な最愛の息子だ。そんなユキ丸の登録名は「鉄市号」という。名前の由来は、どうやら歴代の名犬たちから1文字ずつを頂戴して付けられたらしい。
ともあれ、本日3/5でユキ丸も9歳の齢を迎え、先月2/1で9歳となった小ユキと共に、今日から再び9歳の小雪丸となる。どうかこの一年が健やかに、そして穏やかに、たおやかに過ぎて行くようにと、改めて思わずにはいられない。時間よ決して急がないで欲しいと。。。
今夜帰宅すると何か四角い箱が届いている。先日、イースター社からのアナウンスで春の新製品に関するモニター募集記事があり、それに小雪丸(小ユキ)モデルのドッグフード「日本犬・白のチカラ」も載っていたので、親ばか承知の助で応募しておいたものが当選したらしい。
(箱の中身は小ユキモデルの新製品とパンフレットだった)
この製品はパッケージのモデルを務めさせていただいた関係で、少なくとも見本を頂けることにはなっていたものだが、それとは別に一般的な立場で応募させて頂いた結果だ。抽選は厳正なものであったと思うが、ともかくその「白のチカラ」が今夜届いた(笑)
散歩から戻って、いそいそと箱を開封し始めるのだったが、待てその前にと、まず小雪丸を呼び寄せ、その前に箱を置いて記念写真を撮る。続いて箱からパッケージの袋を取り出し、今度はそれを再び小雪丸の前に置いて、また記念写真を撮った。傍から見ればさほど興味のない今夜の展開であろう。親ばかというものは、こんなものなのである。
(ほら出来た!と言って見せるが意外と彼らは無関心・笑)
今回の梱包には2.5kgの製品「日本犬・白のチカラ」の袋と、説明パンフレットが入っていた。それを読めば「白と黒の違い」がわかる。一言でいえば白の方が一般的な健康食、黒の方が健康食+(ウンチなどの)消臭効果に重点を置いた食品となっているようだ。そのため、より一般的な「白のチカラ」だけに大袋(6.5kg)のラインアップが用意されている。だからデカイ小ユキの写真がのった大袋もある、ということになるので余計嬉しい。
さて記念撮影も終わったので、この袋をテーブルの上に飾って(週末まではもったいないので未開封とし試食はその後にする予定だ)イースター社さんに御礼のMSGをTwitterで打っていると、そんな状況を知らぬ小雪丸は「食餌を待たされ手持無沙汰なので」やおら室内で暴れ始める(笑)
(食餌待ちに飽きて、やがて暴れ始める小雪丸??)
室内で明るさが足りない上に動きが激しいから、かなりピンボケとなったが、その中のスナップを数枚掲載しておくことにする。今回モデルを務めた小ユキであるが、最近とても情緒的に躁状態が続いており、今夜もとても激しい。一説には「更年期」ではないかとの疑念もある(笑)
(このあたりは、全部上が小ユキで下がユキ丸??)
写真の大半は、襲っているのがメスの小ユキの方で、防戦を強いられているのが哀れオスのユキ丸である。ときに善戦はするものの、結局最後は小ユキにやられる。今夜もいつもと殆ど同じだった。イースター社の方、パッケージ写真の小ユキの笑顔に騙されないでください。普段の小ユキは、とてもそんな可愛いワンコじゃありません。遊びとはいえ獲物を狙う狩猟犬そのもの。とっても激しいんです(笑)
(挙句の果てには、マウントまで始める小ユキ??)
かくしてユキ丸は「獲物」とされ、浴びせ倒され、のしかかられ、首や足に噛みつかれ(遊びだから手加減はしているものの)挙句の果てにはマウントまでされてしまう。オスなのにユキ丸にとっては屈辱だろう。対等にやりあうときもあるが、大半は小ユキに翻弄され続けている。それで今夜も彼を救うために途中で「おやつタイム」を設けた。
(そろそろ疲れて息もあがり、互いに見合う小雪丸)
以上、モデル犬・小ユキの実態をご紹介したところで、今夜のブログはお開きにしたいと思う。ともあれ2頭の紀州たちによる「駆け引き」を傍らで見ているのは楽しい。ミドルエイジとは言えますます元気な小雪丸だ。どうかこれからも末長く仲良く元気で暮らせますように!新製品到着の夜にも、改めてそう願わずにはいられない。
(静かにさせるため、わずかなおやつで小雪丸を釣る)
▼参考▼本日ちょうどイースター社さんの公式Twitterで以下のコメントが流されていた。「やっとブログが更新出来ました(*´∀`*) 新商品を使ってみました〜♪ 【新商品】日本犬 黒のチカラを試してみました♪ http://bit.ly/eoWfuT」これによると、小雪丸パッケージの製品「白のチカラ」も、近日中には同様のレビューがあるらしいので、それも非常に楽しみなことです(笑)
イースター社公式Twitter:http://twitter.com/yeaster_JP
イースター社スタッフブログ:http://yeaster.hp2.jp/?p=290
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せっかくの3連休、あいにく東京も久々(今年初めての)の雪となった。気温は昼間でも3度で、深夜・早朝は零度という寒さだった。タイマーを無視して昼間から床暖房を入れて過ごす。金曜日の午後からは少しずつ雪も積り始め、夕方の散歩は雪降りの中。道路までは積もらないが路肩はやや歩きにくくなる。この雪は深夜になっても断続的に降り続いた。
(2011/02/11 朝からの雪が午後には積り始めた)
(2011/02/11 午後になっても寒く床暖房をon)
そして連休中日の土曜日朝は、やはり公園も薄らと雪化粧。人の通らない広場は予想通りの雪野原となった。むろん積雪量は比較的少なく、足を踏み入れれば土の見える程度の雪の層だ。遠景で見えるほど綺麗な景色ではない。けれども、雪の日はやはり小雪丸のテンションは高い。いつもより元気よく迷走しながらの公園散歩となった。
公園に入ると、いつも通りのCコースを周る。中央を突っ切って石神井川を渡り、左折すると、くだんの「ノーリード広場」に出る。遠くに放し犬が2〜3頭見えたが、それ以外にはいつもより静かな休日の朝だ。天気が悪いこともあろう。ルール無視の輩と関わらずに済むことは嬉しい。
(2011/02/12 城北公園ノーリード広場の東側)
(2011/02/12 城北公園ノーリード広場の西側)
(2011/02/12 城北公園ノーリード広場を行く)
広場で2〜3枚の撮影を済ませて、また再び公園内に戻る。大外を回ると上板橋体育館の裏手に出る。そこから、さらに周回を通って公園駐車場〜雑木林を抜けるのが、いつも通りの標準コースだ。このあたりまで来ると雪の痕跡はほとんど見られなくなる。地面がレンガで覆われている場所は全てそうだ。
(2011/02/12 上板橋体育館裏手にて休憩?)
(2011/02/12 上板橋体育館裏手にて休憩?)
この日の所要時間は公園内1時間強、往復40分ほど。全部合わせても2時間弱という、休日としてはやや短めの散歩となった。気温が低いから吐く息も白い。日の出直後の寒さも身にしみる朝を過ごした。
翌朝の日曜日(つまり今朝)も公園に出向いたが、もうすでにほとんど芝生広場の雪は消えていた。人の踏み込まない場所のみ昨日の残雪がある程度だ。日替わりで今度はBコースを歩いた。少し大周りとなる散歩コースだ。最後は前日のCコースに途中から合流する。すでに雑木林にも雪の痕跡はない。
(2011/02/06 自宅ベランダの小雪丸?)
この週末はあまりスナップを撮影できなかった。雪景色自体が貧相な雪で、さほど被写体価値がなかったこともあるし、また寒いので、あまり立ち止ってまで撮影したいという意欲も出なかったこともある。枚数を補うために先週末のベランダのスナップも追加しておく。面白みはないが、シャンプーを済ませた直後の小雪丸。このときはスッキリしていたのだが、今週末の散歩でまたかなり汚れてしまった。ま、紀州犬ですから(笑)
▼2011年初となった光が丘公園散歩
今朝は多少暖かく感じたこともあって、新年になってから初めて光が丘公園まで早朝散歩で遠征をした。小雪丸にとっては馴染みの「車で散歩」の光が丘公園である。この公園、以前にも書いたことだが、決して歩いていけない距離ではない。
しかし路肩の臭いを嗅がせながら、迷走散歩を続けていくには片道で1時間、現地1時間としても、再び帰路に1時間。合計3時間以上がどうしても必要な散歩となる。気候の良いときでない限り、真冬や真夏だけは避けたい。
(周回コースから少し広場に入った所:左ユキ丸/右小ユキ)
ということで、久々に今朝も車に小雪丸を乗せて15分ほどのドライブをした。光が丘公園併設の駐車場につくと、彼らは勢い良く飛び出して歩き始める。というよりも突進してゆく。
なぜかこの公園に着くと異様に興奮が高まるのだ。異質な臭いに溢れているものか、それとも普段は来ない公園の雰囲気に突き動かされるものか、歩き始めたとたんの引きが異様に強いのは今朝も同じだ。
(周回路に近い所でないと、なかなか係留できる木立がない)
特に最初の30分ほどは、あらん限りの迷走を続ける。しかもオスのユキ丸とメスの小ユキとでは興味となる対象も多少異なるようで、時折、自分の行きたい方向への自己主張が割れるときもあって、そんなとき私はいずれかの選択を強いられたままで立ちつくす。
けれども一方を納得させて、不本意な方向に進ませることだけでも、そこそこ大変だ。こんなときの小雪丸は共に「いやぁ〜ん!」を全身でアピールしながら地面にへばり付く。中型犬とはいえ、これをやられると動かすのは容易ではない。いったい、どこにこれだけの力があるかと思うほどだ(笑)
(珍しく目線が揃ったのは、近くを通過する犬を見ているから)
ともあれ、週末・晴天の光が丘公園なら、普段はもっと人が多いはずだが、今朝はなぜか利用者が少ない。いつも憮然とさせられる中央に開けた広場も、ずっと遠くの片隅に、わずかにフリスビーを投げているノーリード族が見える程度だ。したがって今朝は穏やかな散歩を続けることが出来て満足な一日となった。
(メイン広場の中央付近、今朝は珍しく静かで人も犬も少ない)
広場を突き抜けた後は、いつもどおりに周回コースへと出る。今朝はその小路を時計回りに周った。静かな公園の外周コースを行くわけだが、その中でもメインのジョギングコースに入ろうとすると、ちょうど路肩の改修工事らしく、両側にオレンジ色の保護シートが延々と張り巡らされ、それは歩きにくいだけではなく、著しく美観を損うものだ。
(延々張り巡らされたオレンジ色のうっとおしいシート)
せっかくの休日をオレンジ色の路肩など見ながら歩きたくはないと、さらに外周の古い小路を歩くことにした。この道は朽ちた枯葉が絨毯のように敷き詰められており、静かで快適だった。さまざまな臭いにも満ち溢れているから小雪丸のチェックも執拗で、公園を半周まわる頃には、すでに1時間近くを経過していた。
そこで今回はそこまでとして、後は直線路を選んで駐車場まで戻ることとなった。元気な小雪丸にとっては、やや短時間で不本意な散歩であったのかもしれない。「また暖かくなったらゆっくり来ような」そう彼らに声をかけながらの帰宅路となったが、果たしてその思いが通じたかどうかまでは定かではない(笑)
(公園案内図の前、ちょうど広場と運動場の境界付近になる)
ともかく1時間ほどではあるが、久々に光が丘公園の静けさを満喫できた朝であった。この公園がもう少し近くにあれば城北公園とは交互に来れるものを。ここの解放感はなかなか捨てがたいものだと毎回思うところだ。
(広場周回に立つ放し犬禁止の大看板。それでも放す輩が多いsigh...)
▼巣箱交換:窓を開ければいつも君たちがいるように
今日は暖かかったこともあって、1月中に予定しながら、幾度か延伸してきた巣箱交換を済ませた。庭木に取り付けた巣箱がすっかり古くなって朽ち果てて来たので、新しいものと交換したのである。
この巣箱には四十雀(シジュウカラ)のサイズに合わせた穴が穿ってある。雀にとっては少し狭い。それでも1〜2回は強引に営巣したこともあったようだが、大半は四十雀のツガイが毎年のように利用してきた。いままでに少なくとも十数回は、この巣箱から毎年のように雛たちが巣立っていったはずだ。
(花ミズキの幹に取り付けた新巣箱:鳥たちの良き保護者であれ!)
巣箱の補修や点検は普通「真冬に行う」必要がある。実際の営巣が始まるのはかなり暖かくなってからのことだが、気候次第では稀に著しく早くなる年もある。また営巣準備に先だって、鳥たちにも「検分の期間」があるのだ。その時期になかった巣箱や、急に新しく交換された巣箱は、警戒されてほとんど利用されない。
本当は年内に交換してしまえば、色あせて周囲の樹木にも馴染むので、そのほうが良かったはずだが、あいにく忙しくてなかなかそれも出来なかった。だから交換の時期としては、おそらく今がギリギリのところに違いない。
(取り外した古い巣箱:長い歳月のお役目、本当にありがとう!)
この古い巣箱は先代紀州犬の「ユキ」がまだ若かった頃に取り付けたものだったから、途中2回ほどの補修を施しながら、もう20年近くも使用し続けてきたはずだ。さて今日取り付けた新しい巣箱は、これから先の20年の間に、いったいどのような光景を見続けることだろうか。そしてこの巣箱を再び交換するときには、いったい私たちは何処で何をしていることだろう?
▼小ユキ9歳の誕生日を迎える
早朝、Twitterのみで流したが、今日(今となっては昨日)2/1が小ユキ9歳の誕生日であることを、まだこの小雪丸日記には書いていなかった。このまま今日という日を超えるのは誠に不本意なことだ。それで何がなんでも更新しておくことにしたい(結局零時を過ぎてしまったのだが)。
当然ながら、今日2/1というメモリアル・デーのことについては、昨年、2010/2/1時点で、このブログにも書き残している。一年経過した今となっては、昨年の記事を覚えておられる方もあるまい。最大の手抜きは「昨年をコピーすること」であるから、一瞬その誘惑にも負けそうになった(笑)。
しかし最愛の小ユキに対して、それでは、あまりにも申し訳が立たない。昨年の記事は以下を参照いただくとして、今夜はやはり、改めてこの2/1という日を振り返っておきたい。そして幸いなことに新しい報告もすることができる(さて何かな?)(笑)
●参照:小ユキの誕生日に思うこと (2010/02/01)
http://dog.kishu.us/?eid=161
(写真家 井川氏提供の写真を携帯カメラ撮影したため画質が悪い)
今日で小ユキは9歳を迎えた。人間で言えば「50歳のおばさん」に相当する年齢となったわけだ。しかし昨今の小ユキは一時に増して「引きが強くなった」ことを報告しておかなければなるまい。新年を迎えて偽妊娠を抜け出した頃から、この引きの強さが目立つようになった。加えて執拗に「ユキ丸に絡む」のである。
この変化を私は一部、偽妊娠明けの反動と解釈しているのだが、それにしても激しい。躁鬱という見方を借りるならば、躁状態が続いているのである。当然のことながら本来の狩猟本能もとても強い。散歩中にノラ猫などを見ようものなら、牡のユキ丸以上に強い力で引く。あの細身の身体に、これだけのバネと力が秘められているのかと思うほどだ。
(2011/01/29 早朝散歩後に駐車場で遊ぶ)
これが野生の母犬ならば、授乳を終え、今度は仔犬を巣に残して獲物を狩りに出かける状態になっているということなのかもしれない。そう私自身は考えている。ユキ丸の引きも普段より若干強いが、今の小ユキほどではない。
いずれにしても、現在の小ユキは9歳とは無縁の元気な散歩を続けている。そのことが私にとっては何よりも嬉しい。小ユキはこの真冬にほぼ換毛期の前半を終えて、いま最も体毛の薄い時期を迎えている。これから新しい毛が芽吹いてくる直前で、桜の咲く頃には、また再び美しい写真を桜の下で撮影できそうである。一方のユキ丸は少し毛艶が落ちてきているので、そろそろ季節に従った換毛期を迎えそうだ。
現在、ユキ丸は食欲を少し落としているので、それだけが多少気がかりだが、総じて2頭とも元気に冬を過ごしている。そして相方のユキ丸もまた、来月3/5には小ユキと同じ9歳の誕生日を迎える。揃って元気な9歳を迎えてくれることが今の私にとっては、何にも代えがたい至福だ。
さて昨年も同じことを書いたが、今年も最後に書き足しておこう。小ユキは群馬県新田の生まれ。同胎子7頭(牡5頭/牝2頭)の中で(たぶん)唯一の「白い牝」だったのだろう。なぜそう思うかというと、小ユキの父犬は白だが、母犬は胡麻(有色紀州犬)だと記されているためだ。最も生じそうな確率を考えると、そうした結論に自ずと導かれる。
(先週末の早朝散歩にて、城北公園ノーリード広場の小雪丸)
2月厳寒の中でも、早咲きの白い梅の花は綻ぶ。年によっても多少の遅れはあるが、梅の開花は早い。おそらく小ユキが生まれた当時、群馬の里にも、白い梅の花が咲いていたことだろう。小ユキの登録名は「白梅号」というのだ。先代犬のユキにちなんだ「小ユキ」という名前はむろん必定なのだが、私はこの登録名も、とても気に入っている。寒風に凛として咲く白梅そのままであると(笑)。実は私の地元でも白梅の咲く公園がある。近々その場所も改めて訪ねてみたいと思いながら、今日、小ユキの誕生日を静かに過ごしている。
▼最新の小雪丸モデル情報(笑)
先日も書いた小雪丸モデルのドッグフード(イースター社の新商品)が、どうやら本日からアナウンス解禁の模様で、今朝、イースター社のTwitter公式アカウントによる情報が流され始めた。以下に内容を転載させて頂くことで報告に変えたい(@yeaster_JPがイースター社の公式アカウント)。
@yeaster_JP イースターでは春の新商品成犬用総合栄養食「日本犬 白のチカラ」「日本犬 黒のチカラ」、成猫用総合栄養食「バイタルケア」4種類のモニター様を大募集中!ウェブ会員登録→ログイン→モニター募集で簡単申し込み。ぜひぜひお試し下さい!!!かなりの自信作です。〆切2/7まで。お早めに。
@yeaster_JP モニターの詳しい内容はブログをご覧ください!!(*´∀`*) RT @yeaster_JP: モニター大募集! http://bit.ly/fBpxyd
Twitterでは短縮URLという機能によってURLアドレスが短く変更されるが、 http://bit.ly/fBpxyd というのが「新商品モニター応募先のアドレス」。そして、春の新商品成犬用総合栄養食「●日本犬 白のチカラ」というのが、小ユキモデルのパッケージ商品となる!これまでは伝聞で「日本犬・白」とだけ聞かされてきた商品がこれです(笑)。本夕の最新ツイートでは新製品の写真も紹介されていました。左の白い商品の写真が小ユキです。
@yeaster_JP 新商品が続々と(*´∀`*)完成するとやっぱり嬉しい!!! http://bit.ly/dI9PP7
(Twiterで公開された新商品ラインアップ)
店頭発売に先駆けて、モニターを募集中ということなので、この記事をご覧になった方の中からモニターに応募して下さる奇特な方がおられると嬉しい(笑)。むろん押し付けがましいことは本意ではありません。だから「やんわりとお願い」させていただきます。モニターという以上、使用後のアンケートなどには回答しなくてはならないでしょう。適合犬種の問題もありますから、無理強いはできません。でも「〆切2/7まで。お早めに」と書かれています(笑)。
いずれにせよ、桜の咲くまでには、新商品として店頭でもお目にかかれるはずです。小雪丸パッケージ「●日本犬 白のチカラ」です。よろしくネっと(笑)。あまり営業フォローするのも気恥ずかしい。。。けれども小雪丸のこととなれば、完全親馬鹿モードになります。多少の恥なんて一時のものだと。
(イースター社のモニター募集ページで突然小ユキを発見!)
かようなわけで、小ユキの誕生日に、格好の話題を振り向けることが出来て、そのタイミングの良さに、イースター社さんには感謝に耐えません。小ユキの誕生日に新製品のベールが剥がされるという絶妙のタイミングで、最高のプレゼントでした。そう思えば今日から2月となるので、そのせいもあったのですね(笑)。以上ご報告方々の自己宣伝(笑)。本稿の終わりに、イースター社さんの公式HomePageのURLも以下に示しておきます。
●イースター株式会社
http://www.yeaster.co.jp/
●イースターTwitter公式アカウント
http://twitter.com/yeaster_JP
■更新による補足■2/2のTwitterより、イースター社からの公式発表を追記しておきます。
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日本犬っていうブランド名ですが、すべてのわんちゃんにお勧めです!!!! 国産にこだわってます。
日本犬白のチカラ、6.5kgも完成〜♪3月1日発売!黒のチカラは2.5kgだけなのですが、白のチカラは2.5kgと6.5kgの2種類があるのです(ノ´∀`*) http://bit.ly/exHDCC
成犬用総合栄養食「日本犬 白のチカラ、黒のチカラ」40名様モニター募集:犬のニュースリリース:dogoo.com http://t.co/fUoSLnI
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白のチカラ2.5kg 白の成分“ヌクレオチド”でお腹と免疫力に配慮
黒のチカラ2.5kg 黒の成分“活性炭”でお腹とうんちのニオイに配慮
正式に3/1発売であることもアナウンスされました。
また小ユキの使われた「白のチカラ」には、標準2.5kgタイプのほかに、6.5kgの大袋もあるのだそうです。上のURLから飛ぶと大袋の写真が!(笑)
小ユキ9歳の誕生日にとって、何よりのプレゼントでした。この商品パッケージのような笑顔を、これからもユキ丸と共に元気で、いつまでも見せてくれますようにと、私も心から祈っています(笑)
▼別件:板橋の犬たちのこと
自らの親馬鹿情報の末尾に、一番深刻な話題を付記するのはどうかと思いながら、せっかくブログ更新をするのであるから、良くない話題についても触れておく必要があると思った。何より本件は、小雪丸パッケージ以上に、皆様の手によって拡散して頂きたい内容を含んでいる。詳細は全て以下のブログに日々、最新情報と共に更新中であるから、そちらも是非ご覧きたい。ここには、その抄録だけをお知らせしておくことにする。
●犬の幸せって??
http://itabasinoinutati.blog47.fc2.com/
先にここ数日、私がTwitterで繰返し流しているツイートの全文をお読みいただきたい。140文字制限の中に納めているので、最もコンパクトな必要情報のみをお伝えすることになる(文末#記号はTwitter独自の拡散用ハッシュタグと呼ばれるもの)。
拡散希望●東京板橋の不法ブリーダ摘発で生後半月の仔犬5頭(有色紀州+ビーグルのMIX)+親犬+紀州成犬6頭を保護中。里親と預りさんを急募。詳細は以下のブログに http://itabasinoinutati.blog47.fc2.com #dog #inu #wanko #pet
posted at 16:33:04
上記には時々以下のようなサブ・ツイートを添えて流している。
今朝のブログには、保護された里親募集の仔犬たち♂3♀2の個別写真も掲載されています。ようやく目が見えてきたところらしい!可愛いです。是非一度、見てやってください! http://itabasinoinutati.blog47.fc2.com/
posted at 10:40:26
(生後半月の保護された仔犬たちと、その母犬ビーグル)
この事件の背景には、ブログだけからは読み取れない過去数年来にわたる「板橋の犬屋敷」と呼ばれた不許可の(自称)ブリーダによってもたらされた、紀州犬多頭殺害や度重なる違法繁殖との闘いの歴史を知っていただかなくてはならないだろう。本当は、貴重なお時間を割いてでも、以下のHomePageを是非ともご覧いただきたい。
●板橋の犬たちを助けて
http://itabashinoinutachi.web.fc2.com/index.html
その時間の無い方でも、冒頭のブログに飛び、ここ数日の記事だけでもお読み頂けると嬉しい。執行猶予中にも関わらず、またしても懲りずに不法繁殖に走り、しかも母犬に負担のかかる紀州牡とビーグル牝との交配をするなど、こうした違法行為の果てに、収監された男が残した仔犬たちと、数頭の紀州成犬の運命がいま問われている。
それでも仔犬たちは、里親さんに巡り合えるだろう。一番肝心なのは取り残され、保護された(あるいはこれから保護される)成犬たちの今後の命運についてだ。保護することにも多大な費用が発生し、しかも直接奔走されているのは、ほんの二三人の個人ボランティアの方々だという現実がある。
(保護された直後の仔犬たち、有色紀州牡とビーグルのMIX)
もし、ご自身は里親や一時預かりをすることが不可能でも、情報拡散その他の方法で、間接的に支援することは可能だと思う。私自身もそうした一人として、今後も拡散に協力していくつもりでいる。おそらく新しい「動物愛護法」改正元年となる2012年を目前にして、愛犬家の方(むろん愛猫家の方も)ひとり一人の良心が、いまこそ問われるときなのかもしれない。
むろんこうした出来事は、全国レベルで見れば、決して稀有な事件ではないことも充分わかっている。だからこそ、私たちは「まず身近なところから関与していくしか出来ない」のだと、ただそう考える自分自身がいる。せめてそのことを、この些細なブログからも発信して行きたいと、今はそう願うだけだ。
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昨年末10/28に「小雪丸ドッグフードのモデルになる」と題して記事を書いたのだが、ご記憶だろうか。
http://dog.kishu.us/?eid=297
Twitter経由で、小雪丸日記のことを見てくださった動物カメラマンの「ιさん:井川さん」から、ペットフードメーカー「ε社:イースター社」による新商品のパッケージ写真に小雪丸の撮影を、と思いがけない依頼メールを頂戴して、実現に至ったときの出来事を書いたものだ。
あれからだいぶ時間も経過したが、先日、カメラマンの井川さんから、当日撮影された写真をカラープリントしたものが郵送されてきた。ちゃんと背景スクリーン色の青もきれいに編集されて、落ち着いたグレーを背景として、小雪丸が綺麗に写っているものばかり10数枚、いずれも素人の私には撮れない、とても良い表情をしている。さすがプロの写真家さんの仕事だと思った(笑)。
高速スキャン時は4枚ずつ並べて読み込んだ??
パッケージデザインされた商品の発売は、聞けば当初より遅れるようで、まだだいぶ先の話だということのようだ。いずれにしても春までには、小雪丸(モデル:小ユキ)の笑顔が描かれたドッグフードが店頭に並ぶだろう。今回の写真もそうだが、親馬鹿な飼い主としては、やはり諸手を挙げて嬉しい(笑)。
そして、せっかくの機会であるから、今回、郵送いただいた写真の中から、10枚ほどをスキャンして、ここ小雪丸日記にも掲載しておくことにした。写真の版権(著作権)は撮影者の井川さんにあるので、ご本人にもTwitter経由でお断りもして、このブログに関してのみ使用させていただくことにしたいが、以下の関連情報を念のため今回は併記しておくことにする。
?カメラマン:Twitter井川俊彦氏アカウント:@Toshihiko_Igawa
http://twitter.com/Toshihiko_Igawa
?イースター社:Twitter公式アカウント:@yeaster_JP
http://twitter.com/yeaster_JP
※今回掲載の写真は全て?(一部?にも)に版権があります。
モデル犬・小ユキのスナップ(以下4枚も同様)
なお、念のためお断りしておくが、写真家:井川さんの手による撮影はとても綺麗なものだ。一方で、ここに掲載した写真は、全て原紙のカラープリントから、私自身の手による高速スキャンを先週末に行ったものだ。写真品質に不備があるのは全て「●私の処理が杜撰だった故の結果」であると理解されたい(笑)。
なぜこのようなことを書くかと言うと、それについては私自身の個人的な事情がある。実は現在、自宅のスキャナが古く、新システムではすぐに使えなかったこともあって、当該のカラープリントをポケットに持参し、会社の複合機でスキャンしたのだったが、いかんせん個人的な作業でもあるので、業務の合間に「さり気なく」一瞬で済ませた(笑)。
そこまでは良かったのだが、執務中でもあるので、スキャンしたデータは内容確認もせず、そのままUSBメモリに保存して持ち帰った。さて自宅で復元してみて驚いたのだが、どうやらスキャン時のモードが、標準設定では「モノクロのTFF形式」になっていたらしく、せっかくの綺麗なカラーも全て地味なモノトーンになってしまった。⇒井川さんゴメンナサイ!
サポート犬・ユキ丸のスナップ(以下4枚も同様)
そこでカラーモードでの再スキャンも考えたのだったが、そうなるとまた週明けに同じことをリトライしなくてはならない。私は真面目だから(笑)あまり公私混同もしたくないのである。そこで、今回だけは「雰囲気をお伝えできれば良い」と考え直すことにした。そのようなわけで実際の井川さんの作品からは、かなり見劣りする掲載となってしまったことをお詫びしておきたい。
いずれにせよ、今回のお話は、直接このブログではなく、発端はTwitterによる「つぶやき」から派生したケースだった。ご参考まで上記?にも動物カメラマン・井川さんのTwitterアカウントをリンクさせていただいている。また井川さんを通じて、今回の商品開発に関わるイースター社のTwitter公式アカウントについても、上記?にご紹介してある。まだ開始から日数も経過していないので、実は私も先日フォローさせていただいたばかりだ。(私のTwitterへは、このブログのリンクから飛べる)
(C)Toshihiko Igawa(以上全て同様)右がユキ丸
ともあれ小雪丸がご縁で、有意義な情報にアクセスできるようになったことを、今回は素直に嬉しく感じている。そして一方では、小雪丸に関して本当に素直に、良い思い出が増えたことを喜ばしく思う次第だ。
●Blog活動再開に関して
さて年頭に活動一時停止を宣言してから、ほぼ半月が経過したことになる。一部の方々には、短期間とはいえ、突然の停止でもあったことから、ご心配をおかけしてしまったようで、大変申し訳なく思っている。こうしたとき、結局のところ、復活は本人自身の意思に委ねられるものとはいえ、暖かいダイレクトメッセージもいただき、誠に感謝に耐えない。
人生には(きっと誰にも)様々な紆余曲折がある。ブログ更新は、そうした実生活の安定があって始めて可能なものだと、この機会に改めて申し上げておきたい。いずれにせよ、来週から少しずつではあるが、従来のペースに戻していく予定で、その前哨として今回の記事もアップしておくことに決めたものだ。
そのような状態で、まだあまりマメなコメントは残せないかもしれませんが、皆様のブログはすでに毎日楽しみに拝見しております。完全復帰までには(諸般の事情に鑑み)いましばらくのご猶予をいただきたいと思いますが、週明けより徐々に、また私のコメントにもお付き合いください(笑)。
2011/01/22早朝:城北公園にて?
終わりに、以下のスナップは1/22(土)早朝の小雪丸である。小ユキは目下のところ換毛期のピークで、厳寒にも関わらず非常に寒そうな毛並みをしている。現時点ではモデル業も難しい(笑)。ユキ丸は素直に冬毛の状態である。雌雄のこうした変化は、必ずしも季節変化に従うものではないところが悩ましい。。。
2011/01/22早朝:城北公園にて?
また最後になるが、今回の新商品発売元となるイースター社の既存商品の外観を撮影しておいた。実は全くの偶然ではあるが、この「柴犬専用」フードは、数年前から我が家における小雪丸のメインフードとして常用してきたものだ。その点からも今回の話には「不思議なご縁」を感じている。
我が家のメインフード「7歳からの柴専用」
このようなイメージで、間もなく小雪丸バージョンも商品化されるようです。そのときは是非また、報告記事を書かせていただきたいと思っています。
参考:イースター株式会社URL⇒ http://www.yeaster.co.jp/
(昭和39年設立の歴史ある会社、創業は魚用飼料で設立とある)
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ピグだけでは何ですから、大晦日、朝散歩の最新小雪丸をご紹介しておきます。
Twitterに投稿した写真からの流用であるため、やや小サイズのままです。
右の小ユキは、いまやっと偽妊娠から抜け出したところで、換毛期にも入り、
やや痩せて見えるかもしれません。左のユキ丸はちょうど冬毛に変わったところ。
いずれも昨日シャンプーを済ませて、新年スタンバイです。
皆様、今年もありがとう。2011年もまた小雪丸共々、よろしくお願い申し上げます。
●クリスマス朝の田柄川緑道
今朝(今となっては昨日の朝)の散歩は、普段の城北公園とは正反対に位置する田柄川緑道を歩いてきた。この道を歩いたのは、小ユキが路肩の茂みからノラ猫を捕獲してしまった事件以来のことである。ちょうど2箇月ぶりということになろうか。
cf. 2010.09.21 Tuesday「小雪丸・野良猫を狩る」http://dog.kishu.us/?eid=289
あの事件以来、このコースは久しく歩いていない。気候の良い頃はもっと頻繁に通った道だが、このコースも、今年最後の散歩となることだろう。次回はきっと年明け以降となるに違いない。
東京都内も今朝は滅法寒くなった。私はまだ休日の屋外をトレーナー2枚だけの重ね着で通しているが、さすがにこの朝は北風を寒く感じた。行きかう人々は皆、完全防寒姿なのである。明日からは、もう1枚何かを着込もうと思った(笑)。
(2010.12.25 田柄川緑道途中で恒例の休憩2)
今回はノラ猫とのトラブルもなく、平穏な散歩だった。時折、路肩などに猫の姿を見つけ突進することはあっても、今回はニアミスはなかった。けれども現在、右肘を痛めている私にとっては、この突進が辛い。誠にこの道は散歩者泣かせの道だ。。。こんな手合いは我が家だけなのだろうか?
冬枯れの緑道は田柄川の上を覆った暗渠を形成している。道の両側には植え込みを配した静かで落ち着いたコースだ。何より車の心配がない(猫の心配はあるが)。そして本来ならば自転車の走行も禁止されているはずだ。時折すれ違う散歩者を除けは、早朝の道は閑散としているのが逆に気持ちが良い。
こうして今朝も、およそ2時間弱の散歩を終えた。いまこのブログの履歴を確認してみると、昨年末にこの緑道を歩いたのは、晦日の12/30であった。ずいぶんと押し迫った日に歩いたものである。あれから一年が瞬く間に過ぎて、7歳だった小雪丸も8歳となり、来年の2月・3月が来れば、それぞれ9歳になる。年末という気ぜわしい時の中にあって、この思いは毎年必ず感じることだ。年と共に我々の命の駆け抜けてゆく忙(せわ)しさ、そして歳月の重み。
●その他の近況
前回のブログ更新が、去る12/7「光が丘公園」以来であるので、その間20日近くのブランクがある。特別忙しかったわけではないが、特にブログ更新するような事件がなかったからかもしれない。その証拠にTwitterでのTweet数は平均よりも多い(笑)。いきおいその間の写真撮影も少なかったようだ。それでも、せっかくの機会であるから、この際に便乗掲載しておくことにする。
(2010.12.23 城北公園駐車場近くの階段で)
以下に、直近2週間以内の主に城北公園散歩でのスナップを並べた。日付は確認しないとわからないものもあるので逐一記載せず、簡単なコメントのみ付記しておくことにする。手抜きかもしれない。それでも「ないよりよりはマシ」と考えることにした(笑)
(2010.12.23 上板橋体育館脇を行く小ユキ)
(2010.12.23 そっちには行きたくないと抵抗するユキ丸)
(自宅近隣の小公園、早朝散歩で一休み)
(城北公園「置き石広場」から雑木林へと続く小路)
(城北公園「ノーリード広場」での夜明け)
(城北公園での小雪丸アップ、どちらが誰?)
●2011年の年賀状
今日やっと年賀状のプリントを終えた。今年はかなり手抜きで、ブログ掲載した写真をそのまま流用して、2パターンの賀状を作成した。編集そのものはWordで行ったが、最後に110枚のプリントアウトとPDFへの出力までを済ませたのは、先ほど午前1時頃のこと。そのプリント中にTwitterで流したツイートを以下に引用して、今回の文字数をかせぐ(笑)。
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年賀状プリント中。結構振動がカタカタとうるさい。滅多に紙に出力しないから、このCANONの欠陥に気がつかなかった(笑)しかも26枚目で、いったん停止する。バッファも思ったより小さい。でも一年で数回しか使わないのであれば、それで充分かと言いつつ50枚がまず終了。速いことは速い(笑)
posted at 00:26:56
でも今のプリンタは速くなった。140文字ツイートする間に40-50枚はプリントアウトし終える。しかもフルカラー画像が7割近くを占める葉書サイズだ。業務用には遠く及ぶべくもないが、一昔前の年賀状印刷は時間もかかるし、ときにジャムるし、大仕事だった。それが今はツイートしながら出来る。
posted at 00:35:17
(2011年の年賀状:2ショット版)
ここ10年来、私の年賀状は110枚を超えないようにしている。あまり多くなると面倒だからだ。新たな宛先を追加するようなときは、古くて疎遠な方を削る(笑)。とタイプする間にも90枚が終わった。残り20枚はパターン2に変更してプリントすれば、それでおしまいだ。心の籠らない即席作業です。
posted at 00:41:42
電子メール全盛の時代、紙の賀状にかつての意味合いは薄れたかもしれない。そして、このような習慣は諸外国にもない。それでも元旦の朝、ポストから賀状の束を取り出し、のんびりと一枚一枚をめくると、不思議と穏やかな気持ちに包まれる。モニタで電子メールを読むときとは、明らかに違う何かがある。
posted at 00:51:20
(2011年の年賀状:3ショット版)
などと書きながら、110枚のプリントも終わった。この後は(できれば)久々にブログ更新などをして、早めに寝たいと思ふ。それでもすでに午前1時ですね(笑)
posted at 00:53:42
追記:いま電子メール添付用に2パターンの賀状をPDF変換しておいた。紙以外の相手には、この電子ファイルが使える。印字結果よりも、むしろスッキリ見えるね(笑)
posted at 01:00:13
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さて、こうしてクリスマスも過ぎ、来年はどんな年になるだろうか?それに思いを馳せるのは、まだ少し早いか(笑)。
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走り始めれば10分ちょっとの距離にある公園だが、これを2頭引きで徒歩で往復するには2時間を要する。なぜなら、どんどん進むことが出来ない。道すがら、ひたすら嗅ぎまくる2頭の歩みは、遅々として進まないからだ。
それでも7時少し過ぎには、小雪丸を連れて光が丘公園の大駐車場に降り立った。毎回思うことだが、ここに来て公園内を歩き始めると、小雪丸の興奮度合いが普通ではなくなる。異様に2頭とも興奮状態に陥るのであるが、これはいったいなぜなのだろう?見慣れない、いや嗅ぎ慣れない臭いに満ちているのか?
普段とは相当に違う環境と感ずるようで、迷走の剥がしさも通常の倍と言ってもよいほどだ。特に出だしは、あちこちに引き回される。しかも2頭で嗜好が違うものか、行きたい方向もマチマチだから困ってしまう。
それでも、ようやく周回を半周ほど歩いて、中央の大広場まで出ることが出来た。太陽はすでに高く昇り始めている。しかしまだ前回ほどの人出はない。過去に苦々しく思った、大型犬のノーリード族はまだ、姿を現してはいないようだ。遠くの一隅にボーダやシェルティの中型犬集団が数名、屯していたが、動きも派手ではなく、この朝はさほど気になることもない。
冬場というのは、光が丘もある程度静かになるものかと、少し嬉しく思った。ともかく中央広場をこの日は、遠慮なく縦に突っ切ることが出来て嬉しい。ゆっくりと冬枯れの芝生の上を歩き、やがて再び周回へと出た。
周回を歩く、いや歩きたいが、頻繁に周囲の雑木林の中を迷走する。落ち葉の絨毯の上がお気に入りのようだ。あちこち迷走しながら、やっと陸上グラウンドの脇まで出た。ここは前回も歩いたところだ。そこから先はほぼ、歩くコースの予想がつく。というよりも、そこしか歩く選択肢がないのだ。
陸上グラウンドの周辺を離れて、ようやく最初の起点となった駐車場への小路を行く。と、突然「紀州らしき白い犬」が、向こうから単独で歩いて来る。どうなるか!と身構えたが、おとなしい犬らしく、向こうから避けるように、一番道の反対側を歩いてすれ違って行った。
しかし、これは問題だろう。おとなしいからといって、紀州を放して道を歩かせてどうするのだ。そう思いながら、後続集団の中に飼い主がいるに違いないと、叱責すべく待ち構えるのだったが、すれ違う集団の誰が飼い主なのか判別がつかない。空のリードを手にした者がいないかも見たのだったが、どうもそれらしき者がいない。それでは、あの犬の飼い主はどこに居るのだ??
私は以前、城北公園の脇は石神井川のほとりで、向こうから来る単独の放し犬をやり過ごして、直後を歩いて来る男を面罵したところ、その男はひょうきんな声で言ったものだ。「え?なに、僕の犬じゃないよぉー」そのとおり、放し犬の飼い主は、それより遥か後方から、常識はずれな距離をとって歩いてきたのだ。私はその男に詫びるしかなかった(後続の男にはより大声となったものだが)。
このような失敗が過去にあるので、迂闊に叱り付けるわけにもいかない。それでやむなく「ああいうやつがいるから困るんだ」と、わざと集団に聞こえるようにつぶやいたのだったが、果たして犯人がその中にいたのかどうかは、最後までわからずじまいだった。
ともかく事件と言えばそれぐらいで、晩秋・初冬の光が丘公園散歩は、今回も終わった。駐車料金が300円を超過しなかったことからも、この朝の滞在は1時間以内にギリギリ収まったらしい。いまは小ユキが偽妊娠中であることも含めて、いつもより短めに押さえた。それでよいと思っている。
小ユキの偽妊娠の症状と言えば、そちらはかなり重い。多量の母乳がいつも出続けている。小ユキにとっても歩行中の腹部は多少重たかろう。ただし、この症状も過去の経験からすれば、年内以内で収まるものと思っているのであるが、どうなるだろうか。
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起草が真夜中になってしまったが、今日と明日(12/2-12/3)は、我が家では特別な2日間のメモリアルデーとなっていることを書いておこう。ただしこの話は、昨年の同時期にも、すでにこのブログ「紀州・小雪丸日記」で披露していることなので、今回はごくごく簡単に紹介させていただき、詳細は「隣り合う誕生日と命日(改訂03)」http://dog.kishu.us/?eid=114 を参照していただきたいとのみ、申し上げておくことにする(笑)
さて掲題の「隣り合う誕生日と命日」とは、いかなることを言うのか?これがもし同一年内に起こったこととするなら(前回も書いたように)解釈は極めて単純である。つまり、一度天に召された魂が、その翌日には生まれ変わって戻った、そう考えればよかろう。
(5代目の愛犬ペコ:19X1/12/02誕生)
ところが我が家に起こった出来事は、そうではなかった。先に誕生日があって、翌日に命日が来るのである。遥か昔(あえて西暦を伏すが)19X1年の12月2日のこと、まだ見知らぬ都内のどこかで、やがて我が家の一員(5代目)となる仔犬が生まれた。そしてその翌日、我が家では当時4代目だった愛犬が天に召された。この2つの魂は「たった一日だけ」その生をこの世に共有した。むろん互いの存在など知る由もない。
だが私は、この一日が2頭にとって「引継ぎの一日だった」と、あえて思うことにしたのだ。4代目のコロ、5代目のペコは、こうして全く同じ師走の一日を、私の記憶の中に永遠に留める。今日と明日は、そうした少し切ないメモリアルデーなのである。
先週末のこと、2011年税制改正にペット課税を盛り込もうとする動きが報じられた。あくまで検討課題とのことであったが、多方面での反響もあったようだ。今回はそのことについて少し触れておきたい。したがって今回の掲載写真は、記事の中身とは直接関係がない(笑)
今回の報道に先鞭をつけた記事は、以下の読売新聞によるもの。全文をそのまま引用させていただく。
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民主党税制改正プロジェクトチームは26日、2011年度税制改正に向けた政府への提言案で、犬や猫などペットへの課税を検討課題とすることを求めた。
ペットの無責任な飼育放棄などが、行政による処分費用の負担など「負の連鎖」につながっているとして、「地方自治体による登録制を導入して課金も行うことなども含め検討を提言する」とした。
課税を通じてペットの適切な飼育を促し、税収を処分費用に充てることを想定している。民主党関係者は26日、「ペットは家族の一員という人が増えている」と述べ、課税には一定の理解が得られるとの考えを示した。ただ、ペットへの課税は今年度の税制改正論議で検討課題に上っておらず、11年度税制改正で実現するかどうかは不透明だ。
過去には自民党も、動物を飼ってもすぐ捨ててしまう飼い主を減らすため「ペット税」導入を検討したことがある。(2010年11月26日23時31分 読売新聞)
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記事中に「税収を処分費用に充てることを想定」と書かれている箇所には唖然とさせられるが、この内容には報道上の誤解があるかもしれない。むろん本来ならば「処分防止費用」として当てられなくてはならないはずの予算だ。このわずかな記事から今回の検討内容の全てを判断することも早計とは思うが、憂慮すべきことも多い。この報道をきっかけとして、そうした懸念の幾つかについて触れておきたい。
(城北公園、置き石の上、膝を崩している方が小ユキ)
もし本気で税制改正に盛り込むつもりなら、少なくとも「不公平感」のない導入を検討しなくてはならないだろう。簡単に言えば「正直者だけが馬鹿を見る」ような方法で実施し「取りやすいところからのみ徴収する」というような制度を導入すれば、必ず道を誤るということだ。
日本という国の実情を見てみるがよい。よほどの強制力をもった徴収方法を実施しない限り、今回の試みも上辺だけの制度に終わることは目に見えている。そもそも年金すら未納未加入のまま、自賠責なども平気で滞納し、公共NHK受信料など当然のごとく払わず、就学児童の給食費すら未払いの家庭が多々あるというような、最低義務すら不履行の輩が潜在的に多い国民事情があるのだ(極論かもしれませんが)。
そのような背景を何ら解消できぬ現状にあって、払わなければ済むような「抜け道」のある税制を導入するに当たっては、よほど慎重にやらなければ、正直者ですら背を向けたくなるに違いない。国民の理解にもむろん限度というものがある。
また、さらに重要なのは、どのようにして徴収するシステムを実現するのかということに尽きる。そもそもペットの飼育自体が、一部の業者購入以外は全て自己申告制だ。一例を犬に限れば、保健所登録も半ば任意。知己を通じてもらい受けたり、捨て犬を保護したりする場合に至っては、飼育実態など正直なところ闇の彼方だ。
保健所登録をすれば、狂犬病の予防接種通知が送られてくるようになるが、それすら反故にされていたとしても是正することすらできていない。ましてや、登録自体を意識的に行わない輩が多いとなれば、いったいどうやって彼らからペット税を徴収できるというのだろう。こうした飼育実態に網をかけることができなければ、その導入効果も押して知るべしである。
(今回は大きめのスナップで、上下どちらが誰ですか?笑)
あえて極論を述べれば、むしろ全ての給与所得者から、累進課税方式で「動物愛護税」のようなものを徴収すればよいのだ。むろん税率は低くとも、飼育頭数ゼロの者からは反論が出るに違いない。しかし、その程度の不公平感ならば、私自身に限ってみても枚挙にいとまがない。
子ども手当て、高速料金無料化、タバコ税高騰、果ては最低年金保障だと。全て我が家には、不利益のみで、何のメリットもない制度だ。その一方で財源確保の煽りを食い、所得増税、年金徴収増、果ては企業負担増の影響で、退職金や企業年金までもが確実に減額となる。言わせてもらえば老後の計画も大誤算なのだ(笑)
税金の徴収というものは、所得に応じた(いわば平等な)個人負担でなくてはならない。当然だろう。それをもし「安易に取れるところからのみ徴収」しようとすれば、国民の理解もとうてい得られまい。そして百歩譲っても、ベット先進国、欧米のような実態の把握と社会基盤が、そもそも日本にはまだないのだ。ペットに対する国民のモラルも依然として低い。
飼育実態に関してもそれは言える。いったいいつ飼い始めて、いったいいつ終了したことを適正に知るのか?動物の「ライフサイクル」を完全に追跡できるシステムこそ、真っ先に構築されるべきもので、それなくして適正な課税など叶うべくもない。現状では人間の戸籍すら正しく把握されておらず、年金台帳すら混乱の極みであるのが現実ではないか。それでどうやれば、ペットの実態までを把握できるというのか(笑)
(先週末のノーリード広場は幸いにして極めて静寂)
参考までに(少し古いデータになるが)犬の登録頭数と狂犬病予防接種に関する実態を参照しておこう。
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厚生労働省調査による2007年度の登録頭数は約674万頭、接種率75.6%だが、同年のペットフード工業会の全国調査による犬の飼育頭数は約1,252万2,000頭であり、これから割り出される未登録犬も含めた予防注射実施率は約40%と、流行を防ぐために必要とされるWHOガイドラインの70%を遥かに下回っている。(Wikipediaより引用)
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つまり狂犬病予防接種も、まだ過半数に満たないのが実情のようだ。しかも中途半端な法案を通せば、登録数そのものを抑止し、さらに実施率が低下する恐れもある。一方で、見方を変えれば、果たして毎年、この予防接種が必須かという点についても、本来ならば見直しが必要であるかもしれないのだ。発症率から見ても日本国内では皆無といってもよい。この件については、日本獣医師会の利権がらみの問題も含まれているようで、単純な安全管理面からだけの制度でもなさそうである。話が横道にそれるが、これは混合ワクチン接種などについても諸説紛々としている。
いずれにせよ、もし今回の税制検討案の骨子が以下のように安易な内容だったら、思いっきり政権担当者の無能ぶりを笑い飛ばしてやりたい。
最も容易な課税方法は、年一回義務付けられている狂犬病予防接種の通知に相乗りし、同時に予防接種料金にペット課税分を組み込んで徴収する方法だろう。これならば、従来方式の通知に新課税云々の1行を追加し、接種時に徴収する料金に導入分の追加料金を併せて払わせるだけでよい。
税率がドイツ並みとすれば、現在3500円ほどの予防接種代金が、いっきに4倍ほどに跳ね上がることになるので、多頭飼育の家庭にあっては相当の負担増となることだろう。また現行許可制度の下では、10頭以上は別途届出が必要なはずであり、その登録数も決して少なくはないと思われるが、果たしてどれだけの家庭がその登録義務を守っているかも疑問だ。
(城北公園を後にする頃、ようやく朝日が昇ってくる)
さて、今回またしても浮上したペット課税導入のニュースだったが、一部の方にとってはこのニュース、すでに過去にも幾度か浮上し消えていったという経緯をご存知のことと思う。参考までに以下の記事を引用しておく。
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自民党の動物愛護管理推進議員連盟は、犬や猫などの飼い主に課税する「ペット税」の導入に向けた議論を近く開始する。
動物を飼ってもすぐに捨ててしまう飼い主を減らし、ペットを取り巻く環境改善につなげる狙いがある。議連では、ペットを購入する際に一定額の税金を全国一律で課すことを想定している。
近年、ペットの飼い主が「飼うのに飽きた」などといった安易な理由で、ペットを捨てるケースが増えている。2006年度末時点で全国の自治体に引き取られた約37万4000匹の91%が殺処分され、社会問題化している。
環境省はペットの引き取り数を17年度末までに約21万匹に抑える方針を打ち出しているが、財政難にあえぐ自治体は十分な対策を講じる余裕がないのが現状だ。この自治体の対策費の不足分を補う財源として、ペット税が浮上した。
ペット税の税収は、以下の方向で検討する。
?ペットと飼い主の特定につながる鑑札や体内埋蔵型マイクロチップの普及
?自治体が運営する動物収容施設の収容期間を延長するための運営費
?マナー向上の啓発運動費用
議連では、「ペット税導入には、動物愛護団体からも前向きな声が寄せられている。飼い主ばかりではなく、ペット業者にも『大きく育ち過ぎたから処分してほしい』といったモラルの低下が見られるという。新税導入で殺処分減少に効果があるかどうか、検討したい」としている。
(2008/12/28の2CHスレッド前文)
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要するに今回の話は、過去においても幾度か諮問された経緯がある。そういった意味では決して新しい法案の提示でも何でもないのだ。また出たか?今度こそ本当か?というのが率直な感想である。
(週明け月曜日の早朝、ようやく夜明け直後となった東の空)
また犬税という視点からは、しばしばペット先進国ドイツの例が引き合いに出される。要約すれば以下のような点に特徴がある。参考までに述べておこう。
ドイツでは(犬税が)地方税として導入されており、一般財源に組み込まれている。自治体によって税体系や金額に差があり、人口10万都市の例では1頭につき年間で1万円強ほど。複数飼育では逆に割高になり、犬種によっても(危険犬種は)割高になると言われている。しかし一方で、ドイツは動物愛護先進国としても抜きん出ており、殺処分数も極めて少ないはずだ。この殺処分の問題を抜きにして、ドイツ犬税の問題を語れないことも明らかだろう。
ともあれペット課税の導入問題は、その実施に様々な未解決問題を内在している。上記で述べたような様々なハードルをクリアした上で実施して欲しいというのが率直な感想だった。むろん課税自体は、無責任な飼い主の自覚を促すというプラスの側面はあるのかもしれない。しかしながら「ザル法案」をまたしても押し通すのか?との懸念も大きい。
改めて言うがペット課税の導入は、ペットの「ライフサイクル」と密接に関わる問題であって、決して切り離すことは出来ない。本来ならば「揺り篭から墓場まで」ペットと飼育者との関係を生涯チェックする社会的システムが必要なのだ。その実現は一朝一夕には成らないことかもしれない。しかし奥行きの深い問題であることだけは、十二分に熟慮して進めて欲しいものだと思うのである。
●追記(若干補足しておきます):
ペット課税には、まだまだ様々な考え方があると思います。本文には書き漏らしましたが、既存飼育状況を一切無視して、新規飼育のみに対して課税するという選択もあり得るでしょう。既存飼育との関連で見れば不公平と思われるでしょうが、その制度を10年20年と続けていけば、いつしか既存飼育に新規飼育が置き換わっていきます。それを待つという気の長い選択です(笑)
あるいは、既存飼育への課税は登録済みの飼育者に対して行い、一方で新規飼育者についても、初期導入手続の一環として課税する方法。しかし、この方法によっても、依然として不許可・未登録の飼育者については網羅しきれません。
ペット産業や、繁殖業者に直接課税するという方法もあるでしょう。その場合、当然のことながら、末端価格への影響が出ることは否めません。また認可された業者ならば、掌握も容易でしょうが、ブリーダーなどにおいては、不許可・未登録の業者も後をたちません。ここでも網羅性は崩れるでしょう。
ペット産業自体を狙い打つなら、商品に課税する方法も現実的です。つまりペットフードやグッズに課税するのです。その場合、消費税との重複にも何らかの配慮が必要でしょうね。以上、記事アップ後に、思ったことを書き足してみました(笑)
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ドラメトリは18世紀フランスの哲学者で医師。彼の著書「人間機械論」には、人間を精神と肉体とでできた機械とする思想が描かれている。何箇所か際立った主張をご紹介しようと、いま旧岩波文庫の蔵書を探したのだが、どこかへ紛れ込んだらしく、あいにく見当たらない(笑)。やむなく引用は、またの機会に譲ることとする。
いっぷう変わった出だしで始まった今回の記事だが、タイトルにも掲げたように、実は私にも小雪丸の日常を観察するにつけ「小雪丸は機械ではないのか?」と、ふとそう思う出来事の数々がある。今回はそうしたお話を少しだけさせて頂きたいと思う。中でも発情期から偽妊娠に至る一定期間には、随所にそうした出来事が見受けられる。
つまり、小雪丸が約9ヶ月周期で繰り返す発情期と、それを抜け出した日から起算して、約60日後にやってくる偽妊娠もまた、正確に繰り返される生理現象として、極めて機械的な特徴を備えている。その周期的に予想可能な発生パターンや、併発される様々な出来事が、意外にも論理的に説明可能な実例に事欠かないからだ。その中から、幾つか着目してきたものを述べておくことにする。例えば以下のようなことだ。
●発情期
発情期のクライマックスは普通、判で押したように「ほぼ数日」であること(このことは過去記事「間もなく発情期を迎える」http://dog.kishu.us/?eid=254 などにも詳しく書いた)。
これは普通の飼育環境、つまり去勢避妊を施した多頭飼育や(未避妊であっても)雌だけの単頭飼育では、この「inとout」がなかなか把握できないだろう。いつが一番受胎に適した時期であるかは、多くの飼育書にも書かれているように、「初めて出血を確認した日から起算して10〜14日目である」などという記述で、一般的にも知られている。
けれども、その出血量自体にも個体差があり、場合によっては殆ど認められない場合もあるから、よほど真剣に観察していないことには、飼い主とて、その起算すべき日を確認することができない。それがその後の日数計算を難しくしている。事実出血など殆どない個体も、決して少なくないとさえ言われている。
ところが我が家の場合は、そうした見落としがあっても大丈夫だ。それは牡の相方を見ていればわかる。つまり健康な未去勢の牡が示す行動パターンは、とても単純で機械のように正確だ。ユキ丸が小ユキに執拗にまとわりつくようになってから一定の期間を経ると、ある日を境に、それまでとは格段に違う執着度を示すようになる。散歩中もすぐに背後に回りこもうとするし、引き離すと吠え立てるようにさえなる。一言でいえば、まさに「狂ったよう」になるのだ。
そしてこの興奮(クライマックス)は、ほぼ正確に5〜6日間続く。いわばこの期間が「受胎にも最適な期間」ということになるのだと思う。自然の摂理に従って彼らは「機械のように」その期間だけ強く反応し、そして最適な期間を過ぎると、文字通り「スイッチが切れた」かのように放心状態となる。その変貌はあたかも機械仕掛けの玩具を見せられているかのようだ。彼らは本能(と嗅覚)によって、おそらく唯一のチャンスが失われた時期を悟るのだろう。
(天ヘソで寝ている小ユキ、偽妊娠で母乳が出る)
●偽妊娠
また偽妊娠についても同じことが言える。上記クライマックスの完了から起算して、毎回ほぼ60日〜62日を経過した時点で、最も小ユキの母乳が出るようになる(本来ならば、これがまさに出産の時期となるのだ)。50日目頃から少しずつその兆候を示し、60日目頃からは延々2ヶ月近く母乳が止まらなくなる。
その間、出続ける母乳を小ユキは自ら一日中、舐めているようになる。ときおり声をかけてやめさせるが、これも考えると自然の摂理に反することになるのだから不憫な話だ。しかし終始、母乳を自己回収しているので、胃腸が発酵しやすくなるのか、ゲップや放屁が出やすくなるのも人間と同じように見える。
舐める動作を止めさせるために、腹帯を巻いたり、エリザベスカラーを装着するなどの対策を考えたこともあるが、小ユキに不健全なストレスを与えても良くないと、それだけは敢えてしないようにしてきた。代替措置としては、散歩後や食餌後などに様子を見ながら、ウエットティッシュで腹部を拭いてやるようにしている。目的の一つは母乳の吸い取りと、もう一つは腹部を清潔に保つためである。そして、ちょうど現在の小ユキが、まさにその時期にある。
●穴掘り
また、この偽妊娠の少し手前になると(およそクライマックスから45日ほど経過した頃から)室内での小ユキは、普段なら滅多にしない座布団カバーの引っ掻き回しを執拗に繰り返すようになる。また一方で屋外においては(例えば駐車場に放すと、ユキ丸の挑発には応ぜず、遊びたいユキ丸を全く無視して)庭の片隅のコーナーなどを一心不乱に掘るようになる。
つまり室内でも屋外でも、思い立てばすぐに「穴掘り」をするようになる。室内の座布団に対する行動も同じ欲求から出ていることが容易にわかる。この時期、偽妊娠の少し手前からこうした行動が始まり、偽妊娠期間に入っても、およそ1ヶ月ほどは、この行動が続く。当初は謎だったが、やがて私は、この行動を「産床を作る準備」と解釈するようになった。
そう考えるとあらゆる状況が、私の仮説を支持しているように見えるから不思議だ。そして間違いなく、この動作は毎回、小ユキにとっては偽妊娠のときに限って(機械的に)現れるのである。むろん牡のユキ丸には、このような定期的な欲求はない。遊びに誘いながら小ユキを挑発しても、相手にされず怒って吠えたりもするが、私だけにはその理由がよくわかっている(笑)。
こうした行動もいつしか「推理が現実」となり、一定の法則めいた繰り返しが起こっていることがわかる。そのいずれもが、私の目には極めて機械的に映って見えるものだ。こうした発見はおそらく、未去勢・未避妊の雌雄2頭を共に飼育することによって、初めて気付くことなのではないだろうか。互いの示す反応にも幾つもの面白い現象がある。そうした細やかな機微についても、いずれ機会を見ながら触れてみたいものだ。
(ユキ丸は天ヘソでは寝ない、いつも控えめな寝姿)
付記:そういえば、今回のテーマには直接関係のないことだが、先週末に小雪丸にフィラリア予防薬を飲ませた。我が家では毎年フィラリア予防薬の投与を、11月中旬で最終回としている。つまり半年分を6月〜11月で消費するわけだ。近隣の獣医師からは、実は毎年12月までの投与を勧められている。けれどもこの件に関しては、私の判断で従わないようにしている。過剰摂取を避けたいなど、幾つかの独自の考えもあって、そうして来たものだが、少なくとも先代のユキも小雪丸も、この期間のみの投与で(過去20年間)一度たりとも陽性になったことはない。
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前回の記事で確か(11/6の)公園散歩は静かなものであったと書いた。それは殆どノーリード関連のトラブルもなく穏やかな気持ちで歩くことができたためで、むしろ稀な例としてそう書き残したのだったが。。。好事魔多し(笑)
良いことがあった後は、必ず悪いこともあるのが、この世の常だ。その証拠に、その翌週の土曜日(11/13)には、ことごとくノーリード馬鹿の「大当り日」となった。日数がすでに経過しているが、今回はそのことについて少し述べておこう。なかなか気付いてはもらえないだろうが、後日でよいから、いつの日かこの記事を今回の当事者にも見てもらいたいものだと心から思う(笑)。
さて、その日(11/13)は、そこそこの晴天でもあり、私も小雪丸を連れて、いつもどおりの時刻に、いつもどおりのコースを通って城北公園を歩いた。そして何度も紹介した「ノーリード広場」をやがて通過するところとなる。
そしてこの日も、いつもどおり広場の東側は盛況だった。10頭以上の犬たちが放たれ、吠え合う声も聞こえてくる。楽しい集会が催されているわけだ。それでも私が西側から広場に入ると、やがて犬たちを繋いで民族大移動が起こる。
つまり、私が西から東に、連中が東から西へと移動しながら、東西を入れ替わるわけだ。いつの頃からか、この広場での動きはこうなっている。そして互いに北と南の端を移動するので、トラブルなく入れ替わることができる。これで少なくとも私自身も怒鳴らずして、通常の歩行を妨げられることもない。
(いつもどおり、ノーリード広場で休憩中)
しかしこの朝の場合は、それだけでは済まなかった。というのも、しばらくして広場の中央付近に、柴系の犬を連れた中年男が、紛れ込んできたためで、その男がやがて平穏な朝に波風を立たせることになる。
その男は、しばらく東西の様子を眺めていたのだったが、やおら連れていた犬のリードを解き、ボールを投げるなどして遊ばせ始めた。最初はそれでも控えめに、周囲に放る程度だったが、次第に遠投の距離を伸ばし、やがて小雪丸のいる方向にも投げ始めた。
その落下距離はまだ20〜30メートルほどは離れていたものの、小ユキがやはり、その行動を見咎めて唸るようになった。すなわち静かに座って待つだけの静寂が破られたわけだ。それで、若干の距離はあったが、私もその男を注意する決心をつけずにはいられなかった。
そして距離があるので、どうしても大声になる。その勢いを借りて話す言葉も、もはや穏やかではいられない。「禁止の看板が立ってるだろーー!!」男は無言で、モタモタと犬を繋ぎ、その場を離れ始め、結局、西側に陣取るノーリード集団とは合流することもなく、広場から消えて行った。
要するにこの男は新参者で、私のことなど全く知らなかったわけだ。しかし遠くでは明らかに犬たちを放している連中がいる。「それならば自分も」と考えても何ら不思議ではない。こうして類は友を呼ぶ。一人が放し始めると、迎合する輩が必ず出るという典型的な悪例だろう。
こうして「負の連鎖」は広がって行くのだ。釘は早めに刺しておいたほうがよい。しかしこの数分間だけでも、大声を余儀なくされた私の喉は少し痛くなった。それでも、これだけで済めば良かったのであるが。。。悪いことは重なるものだ(笑)。
(城北公園に隣接する、板橋体育館裏で休憩中)
その後は、どうにか周回コースを穏やかに周って、公園を後にする最後の出口広場まで戻り、しばらくはいつもどおりの「置石の上」で小雪丸に休憩をとらせていると、広場脇の小路に車で乗り付けて、小型犬を連れて降り立った中年女性がいる。
その女は広場に入ってくると、悪びれもせず、犬を放したあとで、こともあろうに私に向かって、「こんにちわ〜♪」と、のたまう。。。それで私も「そこにある看板が見えないの〜」と返事を投げたわけだが、普通の音量では聞こえないらしく「えっ?えっ?」と幾度も聞き返される始末だ。
やむなく私の音量も上げざるを得ない。できれば、この日2度目となる怒鳴り声は出したくもなかったのだが、「放し犬禁止って書いてあるだろー、字読めないのかー!」と、結局、不本意ながらも、また怒鳴りつけることとなった。
この女性、少なくとも逆切れするほど悪質なタイプではなく。「あっ、そっかー」と、ひきつった笑顔など見せて、いちおうは素直にリードを装着したものだ。そこまではよかった。。。
(通称:出口広場の「置き石」の上で休憩中)
ところが、そのまま広場を後にすると思いきや、わざわざ私の方まで近づいてきて、休憩をしながら一服している私の姿を見て言ったものだ。「あ、タバコはここで吸ってもいいんだー」。。。私曰く「いいんだよ、禁煙の看板はどこにも出てないだろー」
そうしたところ、少し離れた置き石で、これも茶ラブを休ませていた爺が口を挟んできたものだ。「そんなことないだろう、マナーの問題だ」だと。昨今、世論迎合を後ろ盾にして、やたらと喫煙者に対しては強気な輩が多い。
「市街地ならイザ知らず、学童の多い公園でもなく、ここの何処が禁煙だ」「こんな所でマーナー云々を言われる筋合いはない」・・・などなど(普通私の応答は倍返しだ)。数回の応酬を繰り返した挙句、その爺は「アンタは偉いよ!」と、捨てセリフを残し、その放し犬女と共に立ち去って行った。
途中から女の仲間かと思ったほど、その(超ロングリードを巻き取りもしていない自らもマナー違反の)爺は、喫煙云々を切り口に、ノーリードを非難する私の会話に強引に割り込んできた。その爺が場所を代えればノーリードに加担しているに違いないと、私が考えたとしても、それは無理からぬことだ。
(小雪丸近影:さて今朝の小雪丸はどちらが誰?)
当事者となった、そのノーリード女は、それでも私の面罵する言葉に、それ以上抗うことはせず、その爺に「私、馬鹿って言われちゃったよ〜」と何故か明るい。「他に放し犬を見かけたら、いまの話をちゃんと伝えよ」との言葉にも、「わかったぁ〜」と、立ち去っていった。明るい性格は唯一の救いだったが、この女、乗りつけた車がすでに路上違法駐車だと、ついでに言ってやるべきだったか(笑)。
要するに、わずか200円の駐車料金をケチって、100メートル先の有料駐車場を使おうとはせず、ドッグランもちゃんとあるのに、そこは使わず、わざわざ広場で犬を放す。二重の違反を犯しているこの手合いは、おそらく日常生活においても、様々な自己都合上の身勝手なルールを作り、条例や公共のマナーなど根っから守ることの出来ない輩だ。
たぶん、あの角を曲がれば、舌を出してまた犬を放すのだろう。この次は散歩中にレッカー車でも呼んでやろうか(笑)。
しかし、しばしば遭遇する問答で、今回も「またか」と思うことがあった。それは「ノーリードを注意」すると、多くの逆切れ男女が「タバコを吸うな」と、およそ見当違いな反論をぶつけてくることだ。こうした応酬は今回が初めてでは決してないのだった。
(冒頭の写真と同時撮影、雑木林の小雪丸)
私は小雪丸を休ませながら屋外でタバコを吸うことがある。むろんマナーは守っているつもりだ。何しろ広い公園の真ん中に立ち、周囲には誰もいないときの喫煙だ。副流煙で誰に迷惑をかけるわけでもない。小雪丸に対しても風下に立ち、その影響も考えて吸う(吸殻は持ち帰る)。
都心の歩行禁煙地帯や、昨今議論されている児童公園や街中の話ではないのだ。こんなところまで、時流の尻馬に乗って「マナー云々」を言われてはたまらない。要するに連中は注意された腹いせに「何かを言い返したい」だけだ。
だが改めて言い渡しておく。これは少なくとも(まだ現時点においては)単なる嗜好の問題だ。リードのマナーを守れない連中にまで、同一視されるようなマナーの問題ではない。。。と、この日もまた2度怒鳴って、喉を痛め、それがきっかけで後日、風邪気味となった(笑)。確かに、やがて都立公園全域に禁煙の看板が立つ日が来るかもしれないが、少なくとも、そのときまでは、私も吸い続けるさ(笑)バカヤローー!!
●後日談
という事件のあったのが、11/13のことで、その後さらに一週間を経過した今週末の日曜日〜月曜日朝も、私はノーリード広場を歩いて来た。そして一言で述べると今回はこともなく静かな周回だった。今朝のノーリード広場通過は少し遅めで7時頃であったが、連中は私の姿を見ると間もなく解散して広場から消えていった。今回は場所の入れ替えもなかったということになる。そして今更ながらに連中の消えた広場は清々とする。いつもこうあって欲しい。
しかし毎回思うことだが、私は城北公園のノーリードをパトロールしているわけでは決してないのだ。そしてそれほど物好きでもなければ暇でもない。。。なのに何故こうした役回りになってしまったのだろうか?それほど小雪丸との8年間においては、ノーリード族との因縁が断ち切れぬまま、ずっと今日まで来ている。この関係は今後、小雪丸が老犬に至ってもなお続けていかなければならないのだろうか。。。今はまだ「万一ノーリードの犬に絡まれても大丈夫」との確信がある。しかしそれが永久に続くものではないことも明らかなことだ。。。
(ノーリード広場遠景:左から11/6,11/13,11/20の朝)
さて、こうしたトラブル含みの半月ほどを、振り返ってみたことになるが、その間も季節は確実に晩秋の装いを整えてきた。毎回ノーリード広場の遠景を、休憩をとりながら撮影しているのだが、その3週間分を並べてみた。左から順に11/6,11/13,11/20の同一アングルの撮影である。急速に秋が終焉を迎えようとしていることがわかる。来週末を過ぎれば、はや師走となるこの時期、この一年も本当に早かったと言わざるを得ない。
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ふと気がつけば、前回の「火事」の記事が、ちょうど紀州・小雪丸日記の通番でいうところの299番目だった。したがって、今回の記事が300番目ということになるわけだ。
むろんこの300件の中には、60件ほどの未公開記事や仮登録と削除分も含まれているから、それを差引いて考えなくてはならないわけだが、小雪丸日記が先月10/7で一周年だったことを思えば、ほぼ400日間で240件の記事をアップしてきたことになる。
2010.10.07 Thursday
紀州・小雪丸日記の一周年
http://dog.kishu.us/?eid=292
これを分かりやすく言うなら「10日に6件」というペースだ。私の記事はテキスト量が多いのが特徴でもあるから、我ながらよく書いたものだと、今更ながらに思うことだ。最近はややペースダウンしたものの、当初はもっと更新ペースが駆け足だった。やや息切れしてくる時期なのかもしれない。(笑)
さて、記念すべき300番目には何を書こうか。
●小ユキ偽妊娠のこと
実はこのところ数日、小ユキのオッパイが、かなり大きく膨らんできた。ちょうど9月上旬、前回のヒート明けから起算して、ほぼ60日目を超えたところだからだ(世間一般に62日目が目安と言われる)。
2010.09.12 Sunday
小雪丸ヒートアップから抜け出す
http://dog.kishu.us/?eid=288
以前にも書いたことだが、いまがまさに「偽妊娠」(擬妊娠とも書く)の時期に入っている。一度だけ、クッションのタオル上に小さなクリーム色のシミを見つけたが、そのあとの兆候はまだ発見できていない。しかし、実は(小ユキの場合)自分で舐めてしまうので、痕跡がないからといって、まだとは断定できないのである。いずれにせよ、間もなく母乳も出始めるだろう。
(この写真だけは過去記事からの再掲載)
考えてみれば、先日、カメラマンの「ιさん」に来ていただいて、写真撮影を行った頃は、たまたま運の良い時期でもあったわけだ。
2010.10.28 Thursday
小雪丸ドッグフードのモデルになる
http://dog.kishu.us/?eid=297
おおまかに見ても、発情期の最中であればとても撮影などできない。またそうでなくとも、偽妊娠中の今であっても、乳房が大きく垂れ下がってきており、表情はともかく、体形的にも撮影にふさわしい時期ではない。
一方で毛艶という視点から見ても、現在は、次第に下降線の状態にあり、緩やかな換毛期でもある。つまりホルモンのバランスと換毛期との関係は微妙なので、一言では言い難いが、一般的に雌の場合は、発情期に向かっているときが、一番、毛艶が上向きになる。そして発情期の最中が、おそらく一番輝いて見える時なのだろう。
雄犬が相手の「見栄え」など、気にするはずもないと思うが、生理現象というのは、そのようなものだ。これも雌雄2頭が同居して一緒にいるから分かることかもしれない。ちなみに、雄犬の換毛期は、雌犬よりも季節の変化に素直に従うようだ。
いずれにせよ、発情期を終えても、しばらくの間は毛艶の良さは保持されている。そして偽妊娠に向けて下降線を辿ることになるのだ。緩やかな換毛と上記にも書いたが、そうして特に腹部の毛が薄くなることで、授乳もしやすい状態を作るのであろう。
(偽妊娠については蚊帳の外 今夜のユキ丸)
だから先日の撮影時の小ユキは、「やや毛艶の落ち始めたとき」だったことになる。つまり時期的には「際どいところ」でもあった。ご依頼のタイミングとしてもギリギリだったのかもしれない。誠に幸運な出会いである。(笑)
そして今回はまだ佳境には至らず、ブログアップするほどの大きな変化は生じていないのであるが、これで1週間ほど、更新する話題にも事欠いているため、直近のテーマとして取り上げておくことにした。
ちなみに、前回の「偽妊娠」については、以下の過去ログに詳細を残してあるので、お暇な方は、そちらの記事も参照して下さると嬉しい。(笑)
2009.12.13 Sunday
偽妊娠が始まった
http://dog.kishu.us/?eid=122
2009.12.20 Sunday
偽妊娠のその後
http://dog.kishu.us/?eid=126
そして今回は、小ユキの現状写真を、簡単にご紹介しておくに留める。一番、乳房の形状変化がわかるのは、立ち姿なのであるが、くつろいで寝ているところを、わざわざ立たせるのもかわいそうなので、寝姿のまま失礼させていただく。(笑)
追記:そういえば今夜から小ユキはときどき自らの腹を舐めるようになった。いったんこうなると、その刺激と相まって、母乳が余計に出始めるようになる。。。
(ぐっすりと寝ている今夜の小ユキ)
(上記写真の腹部のみを接写してみる)
●その他、諸々のこと
さて、偽妊娠の記事はこれぐらいにして、終わりに先週末の公園散歩の様子についても少し補足しておくことにする。ただし、これといって変化のない週末であったから、ごく簡単な「振り返り」と言ったところだ。。。
先週末の土曜日(2010/11/06)も恒例の城北公園散歩で「ノーリード広場」を通った。ところが、この日は起床も遅く、通常より1時間近くも遅い散歩だった。そして、この1時間のずれが、いつも遭遇する「ノーリード族」との邂逅をないものとする結果になった。そのことを少し書いておきたい。
この日、普段通りのコースで広場の見える角を曲がると、いつもなら聞こえてくる犬の鳴き声や喧騒が感じられない。なぜか妙に静かなのである。井戸端会議のあるはずの場所には、遠目にも柴を放している女性が一人いるだけで、談合はすでに終わって解散した後だったようだ。
(2010/11/06 珍しく静かなノーリード広場)
よくよく考えてみると、この時間帯になると、きっとこの広場は最も静かになるのかもしれない。時あたかも7時半頃のことだ。要するに、朝飯前組と朝飯後組の連中が集う、ちょうど中間となる「エアポケット」なのではないかと思ったわけだ。単なる勝手な想像であるが、「たまには静かな広場も良いではないか」と、珍しく穏やかに、この朝は広場を通過することが出来た。しかし考えてみれば、これが本来の正常な姿なのである。
翌、日曜日はこれも少し寝過ごしたので、公園とは正反対の方角に向かって歩き、途中までは、光が丘公園方面を目指した。けれども途中でUターンをして、結局1時間半ほどで帰宅することになる。休日としてはやや不本意な時間だが、たまにはこんな日もあるのだ。天気が土曜よりも悪く、薄暗い朝だったこともある。
そのようなわけで、この週末は、とりたてて報告するような事件もなかった。それはそれで平穏なことでもあるから、喜ぶべきことなのだと改めて思う。ただ、我が家がこうして平穏なときも、知人のところでは大変な事件が起きていたり、また先日の近隣火事のように、その逆もあるのだと実感する自分がいる。
(2010/11/06 いつも通りの置き石広場にて)
少なくとも、たまたま我が家では平穏な週末を過ごした。それが今回は、とても幸運なことに思える。あの火事のことや、それ以外にも幾つかの不幸な事件を、身近に聞き及んだ直後だからかもしれない。
そう言えば、一昨日の11/09は「紀州・小雪丸日記(別荘)」の開設一周年となる日だった。先月の10/07に、本家ブログ(つまりこのブログ)の開設日を記事に書いたが、一昨日は「Amebaブログの開設日」だったことを、改めて追記しておきたい。以下が本家に遅れること、およそ1ヶ月後のAmeba初投稿記事であった。
2009-11-09 12:44:27
立冬の朝に(Ameba初投稿)
http://ameblo.jp/kishus/archive8-200911.html#main
面倒にもブログを、2つに分散することになった理由については、書けば長くなるし、おそらく、聞いてもさほど面白い話ではないと思うので、割愛させていただく。(笑)
(2010/11/06 小雪丸のアップ どちらが誰かわかるかな?)
ともかく、ここ数日は大過なく過ごしている。それが小雪丸にとっても何よりのことだ。そして、フロントラインを滴下したばかりなので、ここ数日の晴天は助かっている。願わくば、今後も秋晴れの続くことを祈るばかりだ。 See you .....
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直近の十字路まで戻ると、民家の屋根を越えて道端まで火の粉が降ってくるほどの状況だった。帰宅するための路地はちょうど、消防車も到着したところで通れない。それでやむなく迂回することにして、畑を挟んで歩きながら、冒頭の写真を1枚だけ撮影した。以下は帰宅直後のTwitterへの投稿である。
●2010/11/03夜のツイート
小雪丸の散歩中に自宅方向から火の手が上がった。黒煙と炎まで見えた。慌てて2頭を引きずって自宅付近まで戻ると、道にまで火の粉が飛んで危ない。 http://photozou.jp/photo/show/459193/55462710
posted at 17:48:41
結局、火元は自宅から50メートルと離れていない近隣の家。ご近所さんへの延焼が心配なほど、風向きが変われば、我が家も危ない。いまようやく鎮火しそうだが、消防車が集まって騒然としている。急いで小雪丸を自宅に入れて引き返したときは野次馬の山。時折何かの破裂音もする。無茶苦茶驚いた!!
posted at 17:55:31
あの様子では、ほぼ全焼だと思う。野次馬にまざって消火活動の邪魔をしてもと、いまは自宅にいるが、最初に発見したときはサイレンの聞こえる前。火の手はあっという間に夜空を焦がした。そのスピードがとても早く、あっという間だった。小雪丸を連れて歩く道も危ない。火事は怖いと改めて思った。
posted at 18:01:55
出火から1時間以上たったが、鎮火確認や被害状況調査もあるのだろう。我が家のある1ブロックの周囲は侵入規制。消防車パトカー10台以上が停車中だ。 http://photozou.jp/photo/show/459193/55480196
posted at 19:35:11
(鎮火後1時間以上経過しても周囲は消防車だらけ)
唯一の救いは、最寄の消防署が非常に近いこと。通報すれば1分で到着可能な距離だ。このことだけは心強い。その代わり頻繁に出動のサイレンを聞かされている。普段はそれがとても煩い(笑)
posted at 19:51:59
●2010/11/04朝のツイート
おはようございます。昨夜は近隣の火事騒ぎでドタバタ。遅くまで赤色灯が点滅していたけれど、さすがに今は静かです。昨夜は火元まで50mと書いたが、よくよく考えてみれば直線で30mと離れていない際どい火事。もし風向きが悪ければ最悪。聞けば延焼1軒だという。幸い怪我人はなかったらしいが。
posted at 04:57:19
ともかく、暗闇の中で実際にこれだけ至近距離での火事に遭遇したのは、私も初めての体験である。火の粉が飛んで来る道に立ったのも初めての経験なら、消防車到着と同時に現場に立ったのも初めての経験。。。しかも野次馬の中に唯一2頭の犬連れである。混乱の極み。。。さらに延焼すれば自宅や身内の家屋も危ないという恐怖体験。改めて火事は怖いと思った。出火の原因は目下のところ不明だ。どうやら留守だったという情報もあり、そうなると漏電や放火の可能性もあるから、なおさら怖いと近隣では話している。
追記:今朝のニュースを検索したところ、すでに数件の報道がある。死者が出たとも書かれているようだ。亡くなられた方のご冥福を祈る。
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/201103039.html
登録が旬ではないのが残念だが、去る日曜日分の記事を登録しておくことにした。かといって特に変わった事件もなかったので、平凡な日常描写のみの紹介である。それで急ぐ必要もなかったというわけだ(笑)。
いずれにせよ、天候不順続きで、最寄の城北公園への散歩も1週間ほど間隔が開いた。日曜日は台風一過ということで晴天を期待していたのだったが、残念なことにあいにくの曇天、しかも出だしは雨さえ降りそうな天候だった。それでもせっかくの休日である。公園を歩かない手はないだろうと出掛けることにした。
(2010/10/31 台風一過の朝の公園?)
天気もあまり良くないことから、この日も最短のコースを歩く。練馬鑑別所側の広場から入って、中央を突っ切り、石神井川を渡って左折し、板橋教習所跡地の「ノーリード広場」をさらに縦断し、再び石神井川を渡って公園内に戻り、桜川中学脇を通過して、「ドッグラン」を横手に見ながら、板橋体育館の裏手を歩き、大きな雑木林をひとつ抜けて、駐車場を横切り、再び雑木林を抜けると、最初のスタート地点まで戻る。。。ふぅぅ(笑)。
地元の方ならたぶん(ローカルな地名も)おわかりだろうが、それ以外の方には、単なる文字の羅列で誠に申し訳ない(笑)。そして最後に自宅まで戻ると、隣接駐車場の敷地内にて、これもすっかり恒例となった「ミニマムドッグラン」で走らせて、この日の散歩を締め括った(動画参照)。
http://vision.ameba.jp/watch.do?movie=3154240
(この朝は比較的穏やかに遊んだ)
さて、これで終わるには、さすがに呆気なさすぎるだろうと、この後は、またかと思われそうだが「ノーリード批判」を書き残しておくことにしたい。当事者連中の一人でもよいから、このブログを見ていてくれると、書き残す私の手間も報われようというものだ。
●ノーリード批判再び
この朝も台風一過の散歩日和とあって、「ノーリード広場」には、すでに先着の放し犬たちが10頭ほど闊歩している姿が遠くからも見えた。そして毎度のことながら、我々の侵入に従って、連中は犬たちをいったん繋いで、広場を移動し始める。暗黙に「互いの場所を入替える習慣」は、以前のブログにも書いた通りなのである。
この習慣はここ1年ほど、双方で暗黙の了解ルールとなったようだ。それまでは、トラブルが絶えなかったことを思えば、まずは良しとすべき成果なのだろう。うるさく注意する紀州2頭連れの頑固者がいて、さすがに無神経な連中も、私を「スルーパス」した方が利口だと悟ったようだ。
(ノーリード広場東側の丘陵で休憩中)
それでも(おそらく)私たちが通過した後は、再び元の場所に戻り、犬たちをまた同じように放すのだろう。一度、気まぐれにリターンしてみたら面白いだろうと思わないでもない。その時は、いったい果たしてどうなるのだろうかと(笑)。
ただ、言いたいことが少なくとも一つはある。私自身は(局所的ではあるが)この広場で、ノーリードを止めさせる具体的な努力をしてきた。むろんその間には、逆切れする輩との罵り合いや、多数の不愉快な思いも体験しているわけだ。そしていつも相手は複数、こちらは一人という孤立無援の立場だった。
(やっと帰宅して室内でくつろぐ小雪丸)
それでも、そうしたトラブルの繰り返しで現在のスタイルが出来た。むろん我々が通過してしまえば、また同じことになるのはわかっている。。。けれども、もし多数の散歩者が、私と同じ事を執拗に繰り返せばどうなるだろうか? ひっきりなしに通過する人々が無言であることをやめれば、あの連中もさすがに、堂々とノーリードのまま井戸端会議もできなくなるに違いない。
些細なことのようだが、少なくとも私自身は(マナーを守るための)義務を果たしている。であるから、あとは全て「単発では効果薄」ということに尽きる問題だろう。そのことが、私には歯がゆくてならない。これは光が丘公園でも常に感ずることだが、人は「黙っているだけでも罪になる」ことがあるのだ。そのことを、もっと多くの人々にも考えてもらいたいものだと思う。
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今週明け月曜日深夜のこと、ネットを閉じて寝ようとしていたとき、突然1通のメールが舞い込んだ。Twitterのフォロワーさん、動物写真家の「ιさん」と仰る方からのE-mailで、ペットフードメーカー「ε社」の新製品パッケージに使う白い日本犬の写真を撮りたいのだという。
その当日、Twitterに張ったリンク経由で「紀州・小雪丸日記」を見て下さったらしい。ブログの写真などから、小雪丸の写真を見て、撮影の可否を問い合わせる内容だった。小雪丸もすでに8歳だから、仔犬当時ならまだしも、この時期に至って、このような依頼が舞い込むとは思わなかった。
とは言うものの、やはり自分の愛犬に目を止めて頂いたことは嬉しい。それで折り返し承諾の返信をして寝たところ、2時間後の起床時点で再度の返信があり、お話をお受けすることが決まった。日程も多少詰まっていることもあり、また週の後半は天候も崩れそうなので、急遽その翌日(水曜日)に、撮影を済ませてしまうことになった。
(反射照明用の傘や、スポットライトなどの機材をセッティングしていく)
週末にお願いできれば一番助かったが、天気予報を見る限り土日は確実に雨。。。当初は屋外での撮影も考慮されていたこともあって、親ばかな私も仕事の都合をつけて、水曜日には休暇を取り、自宅まで来ていただくことにした。つまり、この原稿執筆時点で言うならば「今日の昼間」のことなのである。
依頼メールには具体的なペットフードメーカー名も、写真を使用する新商品の名称も書かれていたが、いずれも今後に予定されている内容なので、支障なきように、ここでは仮称としておく。一言でいえば、ドッグフードのパッケージには普通、嬉しそうな食欲をそそるワンちゃんの写真が掲載されているであろう。そのための写真を撮影することになる。
写真家「ιさん」の目からは、ブログ掲載の写真などから、小ユキの方が今回の目的には適した顔だと判断されているようで、第一候補は小ユキだと言われた。以前のブログにも書いていることだが、小雪丸の顔の違いは「目の形」にある。ユキ丸は元来、正統派の紀州の顔をしており、その目も「三角形」で多少きつい。一方の小ユキはむしろ亜流で、紀州標準からすれば、その目が「丸い」のである。表情の違いも実はそのあたりから生じて来る。よく違いを観察してくれたものだと思った。
(暗くてピンボケになってしまったが、待機中のモデルさんたち!)
(実はピンボケがひどく、再編集で以前の似た写真と差し替えた)
かようなわけで、私も会社を休み、朝の散歩を終えた後には、小雪丸のシャンプーなどして、昼過ぎの到着を待つことになった。朝から結構慌しい一日となったのである(笑)。やがて約束の時刻、撮影機材を満載した「ιさん」の車が到着した。小ユキなどは当然、初対面の方には吠えることになるので、まずは内庭に機材を運び込みながら、室内からその様子を観察させることにする。
しばらく準備など進めながら、小ユキの慣れるのを待つ。小ユキも馬鹿ではないから、私がしばらく相手の方と会話などを続けていれば、不審者とは思わなくなって静かになる。一方のユキ丸が終始穏やかで静かな点から見れば、やや面倒ではあるが日本犬気質から見れば、小ユキの反応の方がむしろ普通だろう。
しばらく待つと静かになったので、今度はいったん小雪丸を室内のサークルに隔離して、室内の一角に撮影用のセッティングを始める。被写体を照らすライトや、背景を単一色にする(こうすれば後に編集で被写体を切り抜くことが出来る)ための壁紙・床紙の設置、撮影場所を確保するなど、室内がちょっとした「簡易スタジオ」となる。。。結構大変な作業だ。私はもう少し今回の撮影を軽く考えていた(笑)。
(位置を調整中、動物写真家の「ιさん」>お疲れ様でした)
こうして簡易スタジオが準備され、ようやく撮影に入ることになった。そこで問題だが、第一候補となる小ユキは、果たして大人しく背景の紙の上に乗ってくれるだろうか。しかもその上で、目的にかなう「姿勢と表情」をさせなければならない。写真家の「ιさん」曰く、クライアント要求は「嬉しそうで、やや舌も見える表情?」なのだと言う。準備を進めながら聞いていた話ではあったが、なかなか警戒心の強い小ユキに対し、いきなりそこまでさせるには難しいかもしれない。
プロのモデル犬、「おとうさん犬のカイ君」ならばイザ知らず、果たしてどうだろうか?しかもこの日は「この秋一番の冷え込み」。。。とても夏のような「ヘラ顔」を自然にするような気候でもない。そこで小ユキでうまく行かなかったときの保険として、まずカメラテストも兼ね、先にユキ丸で試してみることになった。我が家では何でも小ユキが先で、ユキ丸が後というのが定石なのだが、今回は初めてそのルールを破ることになる。
当初の様子から見て、ユキ丸ならば大人しく撮影も進められそうだと思っていたし、ユキ丸の方で、そこそこの写真が撮れれば、それをそのまま採用しても良いだろうという話などしながら、同時に、隔離したサークルの中から小ユキに、予めユキ丸の様子を見せておくことで、事前情報を与えておこうという狙いもあったのである。いやはや、モデルさんって大変です。。。人間のモデルさんにも気難しい方はおられるのだと思いますが(笑)。
(大きなスクリーンを張って、ようやく撮影準備ができました!)
ということで、まずは「ユキ丸くん登場」となった。彼の場合は降ろされた位置から殆ど動かずに、まずまず無難に「立て座れ」も出来る。嬉しそうな表情という部分には多少苦労もしながら「チーズ鱈」をエサに注意を引こうと躍起になる。「マル!マルちゃん!」と言う連呼と共に、私もカメラの脇に立ち、「チーズ鱈」を振り回す(笑)。そうした努力の甲斐あって、どうにかそこそこの表情も撮れたようだ。小ユキの方が落ち着いて撮れなかったときは、ユキ丸でも行けそうだと言ってもらえたので、少しホッとする。
さて、最後に「真打登場」となった。機材が場所を塞いでいるが、ユキ丸なら、もう出しておいたままでも大丈夫と判断し、彼はそのまま脇に待機させ、今度は小ユキを抱きかかえて撮影スポットの上に降ろしてみる。。。結果は意外にも、ユキ丸と同じで大人しくしている。事前に何をしているかも、およそ学んでいたからだろう。この点でも今回、ユキ丸の果たした役割は(たとえ採用が小ユキであっても)大きい。小雪丸はいつも互いを見ながら学ぶのであるから。>ありがとうユキ丸(笑)!
ともかく、小ユキもまた「チーズ鱈」で釣る。。。小ユキの食欲はいま、ユキ丸よりもあるから、その点では反応も顕著で、繰り返すことによって次第に「ヘラ顔」も出るようになった。それだけではなく、床紙の上に無数の「ヨダレ」の跡も広がる(笑)。。。しかし、そうしながらも、なかなか思い通りの表情と「正面を向いたお座り」の姿勢が撮れない。「小ユキ、こっち!」を連呼しながら幾度もストロボを焚く。。。モデル稼業は誠に難しいものだ。1枚の写真を得るために、その時点ですでに合わせて100枚は撮っただろうか?
(昼間の撮影で、夜はお疲れぎみの採用モデル、小ユキ)
しかし、やがて「ヨダレの散乱する中」どうにか目的とする写真が撮れたようだ。その後もしばらく、今度は「ことのついでに」ということで、小雪丸の2ショットも撮影して頂く。この頃になると小雪丸も疲れてしまったのか、ちょっと油断すると、どちらかが寝そべってしまい、なかなか揃ってお座りをした写真や、立ち姿が撮れない(笑)。。。結局「疲れましたね」ということで、当初予定していた「城北公園に出向いてスナップを撮る」というお話の方は棚上げとすることになった。
いずれにせよ、こうして約2時間におよぶ撮影は終わった。機材を片付けながら「ブログに書いても大丈夫?云々」の話などを「ιさん」ともする。。。クライアント(フードメーカーのデザイナーさん)のOKが出れば大丈夫ですが、それまでは採用結果がわからないので、決まったら連絡します、とのこと。当然のことながらボツになったときのご配慮である。そして私もむろん、急いで記事にしなければならない理由は何もなかった(笑)。
であるから、このブログ記事も、今週末ぐらいの結果を聞いてアップするつもりだった。顛末次第では「不採用にて残念」という記事になったかもしれなかったのだが。。。結局は当日の夜にこうして撮影の記事を書くことになった。それは夜になってTwitter経由で「小ユキちゃんでクライアントOK」の知らせを受けたからである。ともかく2時間の「にわかモデル稼業」が報われて本当によかった。小ユキお疲れ様、ユキ丸もサポートをありがとう!
(こちらも、お疲れぎみのアシスタント・モデル、ユキ丸)
さて、これでどうにか年明け頃?には、小ユキがパッケージになった新商品が「ε社」から発売されるらしい。1頭のみのデザインと決まっているので、ユキ丸が並んでいないのは少し残念だが、2ショットの方は「ιさん」が多数撮影して下さったので、後ほど何枚かはお送り頂けるとのこと。今回の記念に、是非その2ショットは、どこかでブログ掲載しておきたいと思う(>ιさん、全く急ぎませんから、よろしくお願いします・・・笑)。
どのようなパッケージのドッグフードが発売されるのだろうか?新商品サンプルは、モデル犬となった先には、発売時点でお送り頂けるそうだ。格好のブログネタとなりそうで、今から楽しみな「親ばか=モデルの父」である。小雪丸は以前にも1度、雑誌社の取材を受けて、5ページほどのカラー記事にして頂いたことがあるが(「愛犬の記事が雑誌に載るとき」http://dog.kishu.us/?eid=130)、そのときとはまた違った面白さが、今回の顛末に待っていそうだ。
商品が正式に発売となったら、そのときはメーカのHPにもリンクを張らせて頂き、「小雪丸ドッグフード!」の記事を書かせてもらおう(笑)。なお、末筆となりますが、動物写真家の「ιさん」今回は遠路わざわざお疲れ様でした。愉快なお話を、お声掛け頂き、誠にありがとうございました。貴重な体験でしたが、撮影の大変さも改めてよくわかりました。今後はTwitterなどでもよろしくお願い致します。
追記:今回、唯一心残りなのは、撮影協力に夢中のあまり、自分の携帯カメラでも撮影することを、全く忘れていた点です。一生の不覚でした(笑)。
もう2日過ぎてしまったが、少しだけ日付を戻すことにする。先週末の土曜日は3週間ぶりに「光が丘公園」まで車を出すことにした。おそらく晴天も日曜日までは続かないと見越しての予定変更だった。事実その判断も正しかった(笑)。
晴天の光が丘公園は、早朝にもかかわらず大勢の散歩者であふれており、小雪丸もいつもどおり慣れない臭いに興奮気味。。。城北公園よりも必ずテンションが高くなるのが、この光が丘公園なのである。往来する犬が多いこともあるかもしれないが、根本的なところは不明のままだ。この違いは何なのだろう。いずれにしても、あちこちに、それぞれが勝手に迷走を試みるので、コントロールには非常に疲れる(笑)。
(公園メインストリートの長いすに揃って休憩中)
そして今回も、中央の大きな広場と周回コースを、ひととおり周った。時間にして約90分弱、駐車料金は400円と少々お高くなる。。。
さて、ここ光が丘公園中央の広場は非常に広いので、その点では、ノーリードが多数いても直接関わらずに広場を突っ切ることは可能だ。しかし前回も同じことを感じたのだが、ここの広場では、城北公園以上に「ノーリードがあたりまえの既成事実」として蔓延している。それゆえに殆ど「表立って注意する者」がいないのだろう。この朝も広場は、まさにノーリード天国だった。
(広場中ほどの花壇で。ノーリードは草木に隠れて見えない)
私もこの広さゆえ、直接、小雪丸が挑発されぬ限り、わざわざ遠路を近づいてまで、叱責する気にもならない。しかしそうした環境が、ますます彼らを増長させていることも事実だ。そしてさらに、その「悪い例」をまねて便乗するグループが出て来る。。。
少なくとも、私たちが歩いてきた時間帯には、大広場には3つほどのグループがいた。グレイハウンドやラブを中心とする大型犬のグループ、シェルティやボーダーの集まった中型犬のグループ、トイプーやコーギーたちの小型犬グループである。むろんそれ以外にも単独のノーリード散歩者もいる。
(周回コースの水飲み場。リードを引っ掛け撮影がし易い)
そして広場を突っ切るには、これらいずれのグループとも接近遭遇せずに歩くことも不可能ではない。しかし、いきおいコース設定は、ある種の制約を受ける結果となる。むろん私としても、わざわざ自ら近づくことでトラブルを招き、不愉快な朝にはしたくないから無難なコースを選んで歩く。。。
目下のところ、ここでは少なくとも、小雪丸が挑発されるような事態とならない限り、馬鹿者連中は無視するものと決めて歩く。幸いいまのところ、許容限度以内の接近遭遇は稀と言ってもよい。
(今朝はスポーツ施設側、野球場に沿っても歩いてみる)
そして、彼らにしてみれば、自分達の犬はおとなしく言うこともきくから、他者に迷惑はかけていないとの思いがあるに違いないが、これは自己過信もいいところだ。むろんルールを守っていないことも、真っ先に責められるべきことであるが、それ以外ににも彼らは、他者の中に、その存在を迷惑に感じている利用者が多数いることを自覚すべきだろう。
たまたま我が家は紀州を連れているので、中型でも大型でも、その接近を怖いと感ずることはない。唯一、うるさく、うっとおしく感ずるのみで、迷惑となるのは(一定の距離を超えると)小ユキが挑発される結果を招き、相手に反応してしまうときぐらいだ。しかし、それがマイペースを乱され最も腹立たしいときでもある。。。
(この右側は陸上競技場で、人の往来が多いところ)
(上の写真と同じ場所を、反対方向からも撮影しただけ)
しかし、もし犬の扱いに慣れない飼い主で、小型犬などを散歩させている者に至っては、大型犬の接近を果たしてどう感ずるだろうか?怖がっても何ら不思議ではない。そして一度でもそうした恐怖体験をすると、それ以降は大広場には向かわず、ひたすら周回コースを歩くようになるのではないか?と思った。
そうした目で、周回コースを歩いてみれば、結構小型犬の散歩者は多い。。。それだけ行き交うわりには、大広場で単独の小型犬を連れた散歩者は少ないように思う。私の推測もまんざら的外れではないと思う根拠なのだ。
(メイン駐車場脇の石畳。小ユキは休みたい、ユキ丸は歩きたい)
大広場がノーリードの無法地帯と化している限り、こうした「遠慮組の存在」は間違いのないところだ。ノーリード連中は自分達の犬を自由に放し、いっぱしの愛犬家きどりで、井戸端会議を日々開催し、そこそこに人犬一体化した自己満足を謳歌しているのかもしれない。そして最も困ったことは、大半の連中が「誰にも迷惑をかけていない」と思い込んでいることだ。そして必ずその光景を見て「自分も」と思う、主体性のない輩が、そのあとに続く。文字通り、それは負の連鎖だ。
こうした悪影響は、たとえ参加者の誰かが交代しようとも、エンドレスで続けられることだろう。新人は後から後から湧いて来るものだ。この連鎖を断ち切るためには、どこかで、管理事務局の抜本的な集中取締りが必要なことは言うまでももない。いまのままでは個人的な注意など、焼け石に水であることは一見してわかるし、数の原理からも、連中は群れていることを背景に、耳をかそうとしないことも目に見えている。しかしそれでは、都条例や公園の管理規約というものは、果たして何のためにあるのか?
(体育館前でも、ちょっと休憩したいと小ユキはすぐに寝転ぶ)
(体育館側面はミラー仕様の壁。そこですかさず3ショット)
と、まあ。。。この公園を歩くと、城北公園以上に、このルール無視の連中のことを書き残したくなってしまうわけだが、その都度「たまに来るだけだから」と、自らを抑する結果となる。身勝手な輩には、どうしても不快感を隠せない私であるから、何か機会あらば面罵してやろうと思いつつ、これでは「因縁をつけるのを待っているのと同じだ」と思う自分がいて、失笑を禁じえない。しかしあの輩、いちど何処かで痛い目を見ておいたほうが、世の中のためになるのは間違いのないことだ。穏やかならぬ意見かもしれないが、ここの広場を見るにつけ、毎回私はそう思う(笑)。。。
(朝日もだいぶ高く昇り、影を入れての3ショット。さて帰るかな)
さて今回も、ついつい愚痴ブログとなってしまったが、いま秋の光が丘公園自体は、とても清清しい。小雪丸もそこそこに、いつもとは違う環境を堪能したことだろう。小ユキが暗黙の「帰りたい」サインを出さなければ、ユキ丸はきっと、もっともっと歩き周りたいのだろうと思う。。。それで両者の中庸をとって、この日の散策も80分ほどで切上げることとなった。ともかく寒くなる前に、また来ような小雪丸(笑)。
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今を遡ること30年ほど昔の話になるが、1980年頃放映された連続TVドラマに「黄金の犬」、「炎の犬」(後に「太陽の犬」も)という紀州犬を主人公とした物語があった。ただし私はいずれのオンエアについても、当時は理由あってTVとは殆ど無縁の生活を送っていたものだから、その存在すら知らなかった。
だからそうした紀州犬ドラマの映像が、YouTubeで再現できることにも、最近やっと気付いたところだ。。。というような話を、昨夜のTwitterで流したばかりだったが、このところブログの更新がないことをふと思い出し、この際であるから、これら古典的な紀州犬ドラマの確認を兼ねて、YouTubeデータのご紹介をしてみようと思うに至った。したがって今回は久々に小雪丸とは直接関係のない話題である。
さて、YouTubeでこれらのシリーズ名を入れて検索すると、多数の登録データがあるが、いま入口と思しきデータは以下のURLだろう。。。
黄金の犬:
http://www.youtube.com/watch?v=5YtYI5McMM0
炎の犬:
http://www.youtube.com/watch?v=gaMcikk1OPs&feature=related
説明はこの後に続けるが、ともかく「秋の夜長」に、紀州の疾走する姿を充分に堪能できるドラマだ。筋書きの一部には若干の不自然さを禁じえないけれども、たまには、こうした映像に静かに見入るのも良い。以下の講釈は、いわば付け足しのようなものだ。それでは秋の夜長にYouTobeを!!
◆黄金の犬◆
「黄金の犬」には、西村寿行の小説(1977年-1978年発表)を原作として、鶴田浩二主演の映画(1979年)や、長谷川真砂美主演のTVドラマ(1980年)がある。いずれも、飼い主とはぐれた紀州犬が故郷を目指して旅をする同じ物語。そして広く知られているのは、このTVドラマのようだ。
1980年5月30日から7月25日まで日本テレビで放送(全9話)
製作:日本テレビ、オープニング曲「この夢の果てまで」
この1980年の作品が現在YouTubeで一番多く参照されているものだと思う。そして、この1980年のドラマをリメイクする形で「黄金の犬」は、その後も監督・俳優を代えてTVドラマ化され続けた。
1991年4月9日、テレビ朝日の火曜ミステリー劇場の枠で放送
2001年10月17日、テレビ東京の女と愛とミステリーの枠で放送
ちなみに、私はこの作品の映画版(鶴田浩二1979)のDVDを数年前に購入している。TVドラマ版については、まだ全てを視聴しておらず感想を述べる立場にないが、途中までは以下のYouTubeで視聴している(後半で紀州の疾走する雄姿が見られる)。
http://www.youtube.com/watch?v=5YtYI5McMM0
この物語の冒頭では、汚職事件の秘密を知った男が、その秘密を収めたマイクロ・フィルムを、紀州犬ゴロの首輪に隠したまま、北海道の山中で殺されてしまう。ゴロは帰巣本能だけを頼りに(男の妻が待つ)東京へと向かうのだったが。。。その道中で起こる様々な出来事を綴った物語だ。そして初代ゴロ役の紀州は、なかなか精悍でしぶい風格がある(笑)。
しかし、悪人が放った20数頭ものシェパード集団を、たった1頭で迎え打ち、全てを倒してしまうといった筋書きだけは、いくら紀州の猛者であっても「出来すぎ」だろう。せめて2〜3頭ぐらいとの闘いにしておけばよかった。。。
このように冷静に見ると、どうかと思う場面も多いのだが、細かいことさえ気にしなければ、紀州の疾走する姿は理屈抜きに美しく、溜飲の下がる思いがする場面も多い。
◆炎の犬◆
さて一方の「炎の犬」は、1980年にTVドラマ化された「黄金の犬」の続編として放映されたようだ。そして、翌1981年の番組データを参照すると以下のように書かれている。
1981年1月6日から同年3月31日の間、毎週火曜日に日本テレビ系で放送(全13話)
製作:日本テレビ、オープニング曲「サンセットメモリー」
この物語については、母犬ラン、息子のリュウ、2頭の紀州犬を主人公に、飼い主夫婦の悲劇と、その子供たちの活躍、犬と人間の厳しくも温かい愛情を描く。。。と紹介されている。
これが、現在、YouTubeで視聴できる動画として定着しているようだ。以下のURLから入ると、こちらは、いきなりオープニングから、素敵な親子紀州の疾走風景が見られる。
http://www.youtube.com/watch?v=gaMcikk1OPs&feature=related
オープニング曲、サンセットメモリー(杉村尚美)の歌声を背景に、ゆるやかなスローモーションで疾走する親子紀州。その併走する2頭の姿が美しい。ドラマの内容はともかく、もしこの動画の存在を知らない紀州好きの方がいたなら、是非一度、視聴していただきたい内容だ。画像が荒いのは残念だが、それでも一見の価値はあるものと思う。ちなみに、主人公のリュウ(成犬役)を演じたのは、あおい輝彦氏の飼い犬であったという。
ところで今、この原稿を書きながら調べてみたところ、このTVドラマ2作品は、年内にも新しいDVD商品として発売が予定されているらしい。ブログに取り上げようとして、初めて知ったことだが、偶然とは言えタイムリーな話だ。
▼黄金の犬 DVD-BOX(4枚組)発売予定日:2010年11月26日
▼炎の犬 DVD-BOX(5枚組)発売予定日:2010年12月24日
詳しくはamazonなどで検索してもらえば、版元や価格もわかるだろう。私もまだ充分に収集データを咀嚼していないので、手抜き情報のまま失礼させてもらう(笑)
◆太陽の犬(参考)◆
上記2件の紀州TVドラマから遅れること8年、1988年には秋田犬を主人公とした続々編「太陽の犬」もオンエアされていたことがわかる。以下がそのデータ。
1988年2月3日から3月23日の間、毎週水曜日に日本テレビ系で放送(全8話)
製作:日本テレビ、オープニング曲「眠れぬ夜を過ぎて」(野崎沙穂)?
ある刑事が麻薬密輸組織と内通した疑いをかけられたまま殺害されるが、その父の無実を信ずる中学生の娘クミは父の冤罪を晴らすために、秋田犬の愛犬ナナと共に、父の死の謎を追う旅に出る。そして大山、岐阜、飛騨、富士山麓へと、果てしない苦難の旅が続く。。。
調べた限りでは現時点で、まだDVD商品とはなっていないようだ。けれども「黄金の犬」「炎の犬」が相次いでDVD化されることから、順番で言えば次のDVDは「太陽の犬」かもしれない。是非DVD化してもらいたいものだ。何故なら、喜んで購入しそうな方がすでに何名か待機している(笑)。
それまではYouTubeで、その物語と秋田の雄姿をご覧頂きたい。
http://www.youtube.com/watch?v=7B2_ec8FEDM&feature=related
さて、こうして駆け足で3本のTVドラマをご紹介してきたわけだが、暑かった夏もようやく本格的な秋のシーズンを迎えようとしている。東京都内でも、今朝の外気はこれまでで一番涼しく、肌寒くさえ感じた。散歩コースの道も次第に落ち葉で覆われ始めている。つるべ落としのように日没も早くなって、これからの夜は長い。。。秋の夜長にYouTubeで、古典的な紀州犬ドラマを視聴してみるには、今がちょうど良い季節なのかもしれない。
(公園の雑木林も、すっかり枯葉落ち葉で秋の装いとなった)
きっとこのドラマを見終わった後には、わが愛犬たちのことが、それまで以上に愛おしく見えるはずだ。まして、あなたが紀州犬の飼い主であれば、ことのほか、そうした思いも強まるに違いない。むろん紀州犬以外の飼い主さんたちも是非に!(笑)
今朝は始動が遅かったこともあって、城北公園につくと一番ポピュラーな1時間コースを歩くこととした。それでも往復の時間と休憩を入れれば全行程で2時間のコースだ。
(板橋体育館裏手のレンガ畳みでは、いつも休憩したがる小雪丸)
このコースはこれまでに何度も書いたもので、自称「Cコース」と呼んでいる最短コースになる。公園につくと中央を直進し、やがて石神井川を渡ると左折して、これも「ノーリード広場」と命名した板橋自動車教習所跡地を経て、再び石神井川を渡って公園本体に戻る。さらに少年野球場付近を通過して、折り返し、そのままドッグラン脇を通って、さらに板橋体育館周回に沿って歩き、最後は広い雑木林を抜けて、出発点となる広場へと戻る。。。
と、まあ細かく書いたところで、所詮ローカルネタであるから、このコースのイメージは、ご近所さんを除いては、単なる言葉の羅列に過ぎないだろう。読み飛ばしてください(笑)。
(公園の雑木林の中も少しずつ、枯葉舞う季節になりつつある)
晴天で休日ともなれば、この朝もさぞノーリード族が多かろうと予測してはいたものの、不思議と今回は遭遇する機会なく、遠方にその姿を2〜3目撃した程度だった。幸先の良い出だしである。その後も公園内をトラブルもなく周って、久々に穏やかな休日を過ごした。小雪丸の排便も順調で、特に言うべきこともない。
本来ならば、これでブログにするには、あまりにも平凡な一日だと思いつつ、出発点である「置き石広場」まで戻った。この命名も独自のものであるから、他人様には通じない。4個の大きな置き石が点在するために、我が家では勝手にそう呼んでいるのである。
さて、小雪丸は通常、公園を後にする前には、必ずこの「置き石」の上で休憩をとる。私が決めたことではなくて、この習慣は小雪丸自身が決めたことだ。仔犬のときからの習慣なのである。
(さくらセンパイと飼い主さん。でも逆光でうまく撮れずにスミマセン)
ということで、今朝も置き石の一つに寝そべり休憩をしていたところ、広場の入り口から見慣れたスリムな紀州と飼い主さんが近づいてくる。ご近所さんの「さくらセンパイ」だった。ちょうど小雪丸を撮影しようと携帯を出していたところだったので、その遠景を1枚だけカメラに収める。
けれども今朝のさくらセンパイは、近づいた当初、珍しくテンションが高くリードをつけたまま、周囲を飛び跳ねる動作をなさった(笑)。それを見た小ユキがまた唸り声を上げる。なかなか慣れてくれない小ユキにも困ったものだ。話をしている間はそれでも静かにしているのだが、どうしても動き回る姿には黙っていられないらしい。一方のユキ丸は終始おとなしくしている。今回も仲良くできずにゴメンね>さくらセンパイ。。。
(さくらセンパイのブログから拝借してきた1枚。事後承諾ゴメンナサイ)
先ほど、さくらセンパイのブログを拝見したところ、すでに今朝の記事がアップ。その中で小雪丸の写真も紹介いただいていた。わざわざスミマセン。。。ことのついでに1枚を拝借して、この記事にも使わせていただくことにしてしまいました。なかなか普段は3ショットが撮れないこともあって、便乗させていただきます。どうかご容赦のほどを。
「拝啓 さくらセンパイ」>http://ameblo.jp/haikei-sakura-senpai/
(公園を出て帰宅途中の小雪丸。人気のない歩道をのんびりと行く)
さくらセンパイは、その後ドッグランに向かうとのことで、その後は広場を東西に別れた。もちろん小雪丸は家路についたのであるが、最後に自宅脇の駐車場に立ち寄り、ミニマムドッグランで遊ばせることも忘れない。こうして久々の晴天散歩を満喫することとなった。今朝はすべて結果良しである。
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きっかけはそれまでの海外サーバ契約を、国内サーバに切替えたところから始まったもので、当初はいわば「おまけ開設のブログ」だった(笑)。しかし、ブログテーマを小雪丸という「日常」に選んだことから、ごく自然に一年が過ぎて今日までに至る。
いわゆる自己満足の親ばかブログ、見てくれる人がいてもいなくても、自分勝手な日記のようなものだから、これからも小雪丸(小ユキとユキ丸)の日々の出来事を記録していくことになるのだろう。少なくとも小雪丸が揃って健在な限り、今後も筆を折るつもりはない。
(2010/10/3 城北公園の朝、小雪丸の後方から朝日が昇る)
ただし時折考えるのだが、私にとって重要なことは、彼らが「揃って元気」なことだと改めて思う。小雪丸は「2頭でひとつの犬生」を形成しているようなものだ。少なくとも、ほぼ同時に我が家に連れてこられてからというもの、常に互いの存在を傍らに感じながらの8年半を過ごした。
旅行も病院も留守番も散歩も、そして発情期のときの散歩さえも、それこそ片時も離れたことのない2頭だ。ユキ丸だけが下痢をして30分ほど連れ出したことや、まだユキ丸がワクチンを完了していなかった短期間のみ、小ユキだけを散歩に連れ出したことがあったが、それら全てを合計しても10時間に満たない「別離」である。
世の中に、数ある2頭飼育の中でも、おそらくこれほど長く、いつも行動を共にしてきた犬同士も他にあるまい。互いを分かち、別々のサークルに隔離するヒート中でさえも、互いのサークル同士はスチールの柵1枚のみを境に接しているから、手を伸ばせば互いの身体に触れることもできた(笑)。
互いに影響しあって、後天的な気質を育み、それぞれの立場を理解し、おのずと役割をも演じ分けるようになった。おそらく1頭ずつ別々に育てられたときは、今とはまた別の気質を示していたことだろう。
やや神経質で決して媚びない小ユキと、陽気で明るく騒がしいユキ丸という特徴的な2頭のペアは、この8年半の共同生活が生み出した「必然の結果」でもある。それをして私は「2頭でひとつの犬生」と呼ぶのだ(笑)。
その日記をブログに落とした日から数えて、今日でちょうど1年が過ぎた。それは特別にめでたくもなく、さりとて無視もできない一日である。小雪丸、揃って健康で元気に。。。そのことだけが、今後もこのブログを続ていくエネルギーとなる。(いずれが欠けても)それ以外の条件ではだめだ。
(犬と猫と人間と--いのちをめぐる旅、飯田基晴著、太郎次郎社エディタス)
話は変わるが、映画「犬と猫と人間と」(いのちをめぐる旅)の書き下ろし本が出版され、10/4配本と聞き、本日の昼、書店で見つけ購入してきた。飯田基晴監督自身による書き下ろし。帰宅時の車中で1/3ほどに目を通したが、映画とはまた違った趣きがある。
思い起こせば、映画「犬と猫と人間と」の上映会に出掛けたのは、昨年11月末頃のこと。渋谷道玄坂付近だった。そのときの感想を、始めたばかりの小雪丸日記にも書いた記憶がまだ新しい。
http://dog.kishu.us/?eid=100
あの上映開始から、もう1年になるのかと思う。ここでも光陰矢のごとしだ。。。
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明日は天気も崩れそうな予報だったので、今朝の散歩は急遽予定を変更し、車で光が丘公園まで遠征してしまうことにした。晴天のうちに済ませておこうというわけである。夏場は一切行っていなかった光が丘であるから、たぶん3ヶ月ぶりほどになるのではないか。久しぶりの遠出である。
小雪丸には「くるまでさんぽ」が合言葉だ。屋外に出ると駐車場へと直行する。彼らもたぶんこれぐらいの会話は理解しているはずだ。光が丘公園と我が家は、車で走り出せば僅か15分ちょっとの距離しか離れてはいない。ところがこれを2頭引きでマーキングの所要時間も加味しながら歩くとなれば、往路に1時間、公園散歩を1時間、復路に1時間。最低でも3時間以上の散歩となる。
(周回コースから開けた丘を目指して登る、右が小ユキ)
ということで小雪丸にとっては、先日の検査通院(アニホス)以来の、車での移動となったが、今回もおとなしく乗車している。今度は騙して病院に行くわけでもないから、私自身も気楽だ。
光が丘公園の駐車場に車を止めると、小雪丸を外に連れ出す。毎回のことだが、この公園が小雪丸の散歩では一番、テンションが高いものとなる。なぜだかわからないが、何か興奮を誘うような未知の臭いに溢れているからだろうか。特にユキ丸は迷走の度合いが強い。
(これは冒頭の写真と同じ場所にて、遠景を撮影)
しばらく周回コースを歩いた後、今度は中央の広場を斜めに突っ切るようなコースで歩くことにする。しかしこの広場は例にもれず、ノーリード族が多すぎて、いちいち注意してたら歩けないほどの盛況を今朝も呈していた。ボール・フリスビー何でもありの無法地帯である。むろん接近して挑発するような犬がいれば一喝することも吝かではないが、幸い今朝は、そこまで際どい接近遭遇はなかった。
だがしかし、運が良かったのは我々の方ではない。ノーリード連中の方こそが幸運だったと思うべきだろう。それほどの無法ぶりを、今朝も苦々しく思いながら、ともかくわが道を行くのみと、中央広場を斜めに突っ切る(笑)。
その後、無難な周回コース主体に1時間ほど歩いて帰宅。小雪丸にとっては短時間ながら、小ユキが休憩ばかり要求するので、予定を早めに切り上げた結果だ。ユキ丸にとっては、まだまだ不本意な時間だったろう。
(中央広場を斜めに突っ切りながら、手ごろな係留木の横で休憩)
(公園のはずれ、競技施設などの集中している側で休憩中)
帰宅後は、そのまま続けて小雪丸のシャンプーを済ませてしまうことにした。前回のシャンプーは確か夏休みの旅行直前であったから、ほぼ2ヶ月ぶりということになる。最後に浴室の掃除を兼ねて私もシャワー(笑)。皆揃ってサッパリ。。。小雪丸も揃って真っ白な美貌を2ヶ月ぶりに取り戻した。
シャンプーとくれば、その直後には小雪丸の体重測定も済ませた。我が家ではいつもこれを、必ずセットで記録している。そして今回も体重は最大乾燥重量で測った(笑)。つまり散歩直後の全排泄済み、かつ食餌摂取直前で、最も「体内に何もない」状態で測る。結果、小ユキは21.5kgで前回とほぼ同じ、ユキ丸は19.5kgで前回より1kg減とわかった。予想どおりユキ丸は「ヒート後遺症」の影響もあって、まだ本来の体重よりも1kgほど軽い。小ユキとの体重差は2kgである。まだ回復にあとひと月ぐらいはかかりそうだ。
ユキ丸の食欲はまだ完全に元通りではなく、日によってムラがあるが、一方の小ユキの食欲は旺盛だ。ユキ丸が残して離れると必ず、その後をチェックしに行く。あまり残量が多いときは、いったん制して「間引くように」注意しているが、僅かなときはそのまま放任している。その過剰分を見越して、実は「予め(小ユキ分を)減量しておく」ような微妙な調整も実はしている。カロリー過多にならぬよう配慮だけはしているつもりだ。
(選定に迷ったので全部載せた。1枚目、小ユキの目付きが面白い)
ただし残すとアテこんだユキ丸が、予想外に完食してしまうこともあるから難しい(笑)。現在、日によってムラのあるユキ丸の食欲がなかなか予測しきれない悩みがある。小ユキの食欲は冒頭にも書いたとおり、終始一貫して旺盛なまま続いているから、あとはユキ丸の食欲が安定してくれれば申し分ない。
今回のヒートでユキ丸の体重は最大時で2キロほど減ったはずであるから、復旧には1ヶ月程度は必要だ。そしておそらく、その間に小ユキの体重は1キロ程度(油断をしていると)増加するだろう。なぜなら、2ヵ月後の偽妊娠(偽出産)に向けた栄養補給の時期に向かっているからだと思う。この傾向も理屈はつくのである。やがて庭に出せば、小ユキは普段はしない「穴掘り」も執拗にしたがるようになるに違いない。これはたぶん「産床の確保」と無縁の行動ではないと思う。
雌雄それぞれの行動は、理詰めで考え、観察を続けていると、素人ながらにも、そこそこの説明がつく場合が多い。それが最も顕著に思えるのが、やはり「繁殖」に関する部分だ。健康な個体から仔犬をとれずに今日まで来ているのは、現実を最優先した結果であって、決して私自身の本意ではない。けれども、そのことが私に教えてくれたことは多い。だからいつも小雪丸には、申し訳なさと感謝の念をいだいている。それが今の正直な気持ちだ。
(木漏れ日と思ったが、所詮携帯カメラでは上手く撮れない(笑))
さて、ようやく東京も、ここ3日ほどは涼しい日が続いている。「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉どおりだ。先人の知恵にあらためて敬意を表する。そして何より散歩中の小雪丸から、荒い息遣いが消えたのが嬉しい。おそらく彼らもホッとしていることだろう。特にユキ丸の引きは、従来にも増して、また強くなった。ヒートとはまた別の意味での体力消耗がある。
今朝の散歩では、久々に小ユキがユキ丸を「遊びに誘うサイン」も見られた。ご存知のように、前足を前方に揃えて伸ばし、低い姿勢をとりながら、尻だけを高く突き出す動作である。酷暑の期間はもとより、ヒート中も見られなかった動作だから、本当に久しぶりの気がする。これでようやく普段の小雪丸に戻ったと言えそうで嬉しい。
(小ユキの下からアップ。最近ちょっとこれでも肥満ぎみ)
今朝は涼しくなった城北公園を、これも久しぶりにゆっくりと歩いた。(早朝は)快晴の青空である。毎度のことながら「ノーリード広場」も通過し、相変わらずノーリードの大型犬が闊歩する場面も遠目に睨みながら、いっこうに減らない「青芝症候群」(広い芝生を見ると愛犬を放したくなる病気)の連中を、また謗りたくなる気持ちをグッと堪えて、今朝だけは極力、平常心を保ちながらの散歩を続けたものだ。イライラしていると健康にも悪いと(笑)。
ただし今朝は、ひとつだけ気にかかることがあった。それはユキ丸の排便が下痢ぎみであったこと。2時間の散歩で7回の排便はノーマルとは言えない。初回こそ形があるものの、2回目以降はゆるくなり続け、最後の7回目に至っては水同然となる。小ユキは正常だから食餌が原因ではあるまい。ただし細菌性の下痢は普通もっと激しい。結局、原因は今回も不明である。
(ユキ丸の下からアップ。ヒート明けの体重減で少しスリムに)
そこで、帰宅後のドッグフードは熱湯でふやかしたものを与えて様子を見ることにした。結果は、夕方の散歩で「排便ゼロ」だったことから、ほぼ回復したものと思われる。下痢の直後にゼロということは、結構多いのである。いったん出し切った後に、少量入れた材料はまだ下りてこないようだ(笑)。たぶん大丈夫だろう。このまま治れば幸いだ。
さて今夕降り出した雨は、いまも続き、明日(正確には今日)の午前中まで続くとの予報も出ている(関東地方)。したがって明朝の散歩も雨天決行となりそうな気配だ。涼しさが寒さに変わらぬとよいが。。。ともあれ早く、秋晴れの散歩を、またゆっくりと楽しみたいものだ。
●2010/9/20(月)小雪丸・野良猫を狩る
連休二日目までは城北公園方面を歩いたので、三日目は気分を変えて、田柄川緑道を歩くことにした。7月中旬に行って以来である。この緑道は静かではあるが、野良猫が多く気の抜けない散歩道でもある。
餌やり人も常時徘徊し、野良猫だか飼い猫だか、区別のつかない猫も多いのである。見えるところにいる猫はまだよいが、植込みや低木の茂みに潜んでいる猫が、一番危険かつ迷惑な猫だ。
この日も緑道の半分ほどを歩き、一番猫の多い地域も通過したところで、多少ホッとした頃のこと、後続の犬を連れた夫婦が、10メートルほどの至近距離まで追従していたこともあって、後方注意に気をとられ、つい前方注意が疎かになった、そんな一瞬だった。
路肩の植込みに小ユキが突進し、次の瞬間には、グレーの猫をくわえ上げていた。猫は小ユキの顔面に張り付くような格好でフギャフギャと暴れており、小ユキは唸りながら、それを振り回そうとする。
私もとっさに手を挟んで引き離そうとするが、リードを絡めた両手が自由に使えるわけではないから、なかなか上手くいかない。それでも時間にしてわずか数秒程度か。一瞬小ユキの口が緩んだものか、猫が地上に落下した。正直なところ今回はさすがにダメかと思った。
今回はという意味は、これが2回目の捕獲であること。さすがにダメかという意味は、前回は事なきを得て猫を逃がすことができたが、今回は致命傷を与えてしまったかもしれないという意味において、そう思ったわけである。
ところが猫という生き物は「しぶとく」出来ているものだと感心することになったが、地面に落ちたその猫は、一瞬で素早く身を立て直し、脱兎のごとく私たちの間をすり抜けて、横手の路地に消えていった。あの素早さから見れば致命傷は負っていないものと信じたい。
小ユキは興奮状態覚めやらずで、口から泡のようなものを吐いている。急いでティッシュを出して口の周りと口内を拭いながら、まとめて抜けた猫の毛を取ってやろうとするが、一瞬の遅れで飲み込んでしまった。
少し落ち着いてからは、水道のある場所まで移動して、水で濡らしたティシュで顔を点検しながら、もう一度拭く。消毒は自宅に戻ってからでもしておかなくてはなるまい。
事件の直後は気がつかなかったが、しばらく立つと、小ユキの顔にも、猫の爪跡が残されており、僅かながらも血が滲んでいることがわかった。
(小ユキの左目の周囲にはノラ猫の爪あとが残った)
左目の周囲に数箇所の爪跡がある。一番近いものは左目の目頭付近にも認められ、もう少し内側だったなら、危険な位置であったと思った。大事に至らず幸いである。
今回のような事件、茂みの中に隠れた猫を捕獲するという出来事は、これで2回目となる。前回はまだ2歳頃の出来事であり、それ以来、私も、こうした茂みや低木の下については、常にしゃがむなどして安全確認を怠らないようにしてきたつもりである。
それが幸いしてか、数年来こうしたトラブルもなかったのであるが、今回はまさに久々の捕獲。そして、いったん捕獲された猫を逃がしてやることの出来た点でも同じ結果である。
思うに犬に咥え上げられた猫の命運は、咥えられた時点ではまだ決して尽きてはいないのだと思った。飼い主が止めなければ、たぶん次の動作で地面に叩きつけ、押さえ込んでとどめをさすのだろう。それが空中に咥えたままでは、出来ないことになる。
だから、その時点で逃がせば、猫は首筋に多少の傷は追っても致命傷には至らずということも多いのだと、今回の出来事で改めて確信を得る思いがしたものだ。ご存知のように猫の首の皮は伸びる。それが功を奏するのだろう。
今回もそうだが、いずれも脱兎のごとく逃走していることから、致命傷は負っていないとみて間違いなかろう。いずれにせよ。猫にとっては休息中を襲われ、迷惑なことだ。しかし私にとっても、そこら中が猫の巣窟となっているこの環境は何とかしてもらいたいものだと思う。
昼間だからまだ注意を怠らず、散歩もできるが、これが夜間ともなれば見通しもきかず、とても散歩などできる道ではない。こうした路地は結構ほかにもあるのである。静かな良い小道だと思っても、そこいら中の茂みに潜む猫がいては、犬の散歩も落ち着いては出来ぬ。何とかならぬものか。。。
行き場のない猫のこともわかるが、これを放置しスラム化させる愛情も、どこか間違っている。猫が居つきやすい場所は普通、散歩道としても最適。この棲み分けをうまくできない限り、また同様な捕獲劇が起こりそうだ。そしてもし殺傷沙汰となってしまったときは、どう責任をとればよいのだ。
(緑道もあと少しで出口となる所で再び休憩をしたがる小ユキ)
●2010/9/19(日)石神井川を遡る
日曜朝の散歩は、城北公園を通って石神井川に出ると、そのまま川を遡る散歩コース。このコースも猛暑になってからは、久しくご無沙汰していたコースだ。川沿いの道は静かなのだが、如何せん全てアスファルトの道だ。暑い最中には歩きたくなかった。それならばまだ公園で土の上を歩いているほうが良い。ということで、ようやく涼しくなったので久々の復活を果たした。
2時間ほどの行程である。特に目立った事件もなく、静かに散歩を終えることができた。小雪丸の様子も、ここ3日ほどは安定している。小ユキの執拗なマウントも陰をひそめ、ほぼいつもどおりの散歩ができるようになった。ユキ丸の元気も回復してきたようだ。全て良しの連休中日。ここでは写真の掲載のみに留める。
(位置について、ヨーイドン!スタートラインのユキ丸)
(ちゃんと「止まれ」の上で止まって休んでいる小ユキ)
(アスファルトの上はすでに暑い。氷川台駅付近にて路上休憩)
(石神井川沿いの公園で再び休憩をする。砂地の方が気持ちが良い)
●2010/9/18(土)フィラリア予防薬を飲ませる
土曜朝の散歩は、城北公園のCコースを周った。俗に言う「ノーリード広場」を含む周回コースだ。ヒート中ということもあって、しばらくご無沙汰していたコースだったが、相変わらず放し犬は多い。毎度のことで、もう記事にするのも面倒だ。ということで今朝は省略して、これも写真のみの掲載に留める。
(いずれも城北公園の中。ようやくまともな散歩ができるようになった)
土曜日の夜は、ヒート状況の都合もあり、一週間遅れとなったフィラリア予防薬を、ようやく飲ませた。若干の遅れは錠剤のサイズが安全側にシフトしているはずだから、問題はなかろう。一説には病院で推奨される量は、やや過剰との見方もあり、私個人としての考えも、ほぼそれに近い。
ともかく飲ませた直後に、吐かせないことだけは重要なので、夕食後の落ち着いた頃を狙い目としている。そして我が家の投薬は、いつも簡単である。何か好きな食材で包み、あるいは砕いて混ぜるなど、苦労して飲ませる様子が、時折ブログなどで紹介されているのだが、我が家の投薬は(錠剤の場合)とてもシンプルだ(笑)
方法は、親指の腹に錠剤を乗せ(あるいは人差し指と親指で錠剤をつまんで)左右いずれかの舌の付け根に、軽く押し込んでやるだけでよい。たいがいの場合は、これだけで上手く飲み込んでくれるものだ。むろん直後にまだ口内に残っていないかの確認だけはしておく。顆粒状の薬はオブラートに小さく包めば、同じ要領で飲ませることができる。
いつの頃からか慣れて、小雪丸は共にこの方法で錠剤を容易に飲む。口内に指を突っ込むところだけが、やや気の毒に思うが、それも一瞬のことなので遺恨は残すまい。中型犬の口の大きさと、私の指のサイズがうまく合うからかもしれないのだが、小型犬などになると少し難しいだろうか?薬を飲ませるのに苦労されている向きには、一度試してみると良い。あんがい簡単に飲ませられることに気づくのではないだろうか。
(室内で暴れている様子。携帯カメラではピンボケしか撮れない)
以上、やや不整理のまま、三連休の出来事を書き残してみた。飼い主は実のところこの休日はやや神経痛のような症状に悩まされ続けて体調不良。休み明けの体調も思わしくなく、ついブログの記事も、どことなく手抜きとなった。不本意な結果である(笑)